腰痛も湿布薬が必要でも無くなって「2月からフイールドへ」と思っていたものの台車が新車に近い3ナンバーでは大変恐れ多くて買い物にも出かける気にもならず運転しなれた自車が来るまでと初旬はお休み。そうこうしている間に雨模様になったりして滑るフイールドでの行動は腰痛病みあがりでは踏ん張りが悪い。てなことで瞬く間に一週間が経過してしまったのだが今朝からは「出かける!」決意だったにもかかわらず曇天だったので躊躇してしまった。それでも日差しの戻った10時前になって「産卵数の確認」に出かけた。
今回は記録も兼ねてメモを取る。前日までの降雨で水域全体が濁っていたけれど卵塊は浅瀬にあり水面に上部が見えているので数える事が出来た。集計結果は124卵塊だったので4日の卵数より10卵増加している。これは見込み通りだったのだが水域の濁りで数えきれなかった卵塊もある可能性もあり、更にはもう数個が遅れて産卵される事も無い訳でも無いけれど一応の処、今期の総産卵数とする。昨季の産卵数は105卵だったから食物連鎖系の中軸は安泰だ。
最初の産卵から既に2週間目、卵塊の中の胚も大きくなって黒味が良くわかるようになった卵塊も出て来た。二月後半になればシュレーゲルアオガエルの鳴き声も聴かれるようになるはずで、「春」を実感する。我が少年期での春を実感する頃は雪っ原の「凍み渡り」が出来るようになるころでそれは3月の中旬以降だった。水田部に小川や田んぼの水面が覗かれる頃になるとネコヤナギヤアカガエルの卵塊を見に雪っ原を歩いて行ったのだが、この頃の日中に役場のサイレンが鳴るのは「川流れ」が多く、この時期の川流れはまず助けようがなかった。ネコヤナギやフキノトウなど採りに寄って雪庇が崩れての落下事故がほとんどだったし雪解け増水中なので泳げても這い上がる手段も無かったのである。
トンボ池1:16 トンボ池2:31 泥水池:33 分水池:3 棚田部:4 温水田:16 二つ池:13 合計124 上の池と林接池には産卵無し