昨秋に定植したキジョランの様子を見に行ったのだが幾つかの食痕が見られるではないかい。実際の処、昨秋にはアサギマダラは一頭たりとも影すらも観る事が出来なかったシーズンなのだった。だから産卵しているとは露ほども思わずに過ぎたのであるが今日の発見はいささか驚きでもありがっかりでもある。と言うのも定植したばかりの株では蛹化に至るまでの食料には不足だ。観察を続け食料枯渇に至る前に引っ越しさせる手法もあるけれど、近隣の蔓は高くて手が届かなくなった。蔓に取り付かせれば葉の部分まで移動はするだろうけれど、まだ小さすぎて移動には耐えられまい。
二株定植して地上30cmほど、葉の数も5枚前後なので食料としては絶対量が無い。現在、思案投げ首したところでどうにかなる訳も無し。生まれた幼虫が全て蛹になれる訳も無い自然界の日常だからまあ、ケセラセラなるようになる・・・で行こう。