トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日の薄幸食「黒はんぺんと小松菜のごどもどき小雪ペースト炒め」

2024-02-13 | 何よりの楽しみ

 毎日、満漢全席やフランス料理フルコースばかりでは飽きが来る。それと全く同じ機序で自分好みの食品・食材でも同じことだ。「あなた好みのあなた好みのおかずになりたい」と願い拝み奉られてもそれも同じことであろう。まあ、小生の恥を申せば奥村チヨの歌った歌詞のような事実は無かったが、それはそれで返す返すも侘しく寂しい。

 と妄想に耽っていては青春時代に同じで、既に今は老旬なので違いが判るお爺でなければいかん。だから股引の緩んだゴムを結びなおして台所に立った。男子キッチンに立つ、と言えど戦場である。今回はいささか作り過ぎて食べ過ぎて「もう少しなのになかなか減らない」「ごどもどき小雪ペースト」の新たな用途を開拓したのだった。青菜が食べたくて店頭に行って小松菜とホウレンソウの選択に迷う。仕方が無いので「指差し歌」を唱えて決めたのだが、スタートをどちらかにするかどうかで結論は正反対だ。それでもここは「神様の言う通り」にして小松菜、で決まり。

 小松菜に合わせたのは黒はんぺんの細切りだ。オリーブオイルと一味唐辛子で軽く炒めて置いて、微塵にした小松菜をレンジでしんなりさせてから合わせて炒める。火が通った頃を見計らってペーストを回し掛けして再度炒める。ペーストだけでは塩味が無いので麵つゆで調整する。食味はやはり納豆の味がする。加熱した事で香りも強く感じられるから納豆嫌いの人には機雷の一品に感じるだろう。でもしかし、爺己満足の爺我爺賛、爺業爺得の調理産出物であるからして何処からも文句も苦情も無い。結論から言えばこのペースト、当初はご飯のお供であったのだがソース代わりになり調味料代わりになってくれたのだ。しかし、このレシピ、足掛け半年は手を変え品を変えて食べ続けた結果、納豆はあまり食べたくなくなった。

     


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