トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

幾何回転体玩具作り 4(ヘキサスフェリコンの改良)

2016-02-08 | 今日は真面目に
 ヘキサスフェリコンを制作するにあたり最初に作った正六角形の基盤に固定するタイプから、今回は中子を用いて多少は洗練させたデザインにしたつもりなのだが仕上げに要する手数が減らない。
 理由を考えてみたら転がり面を側板板厚の中心線に設定した事によるR加工が発生したためだった。そこで転がり面と板外側面を一致させてみたらうまくいくのではないかと考えて再製図をする。当然、中子は小さくなるが、それが丸のこ盤で切り出す時の危険を増す。禿げ頭を掻き掻きフケを落としつつ出した結論は中子を廃止する事だった。これで小さい中子を切り出す危険は減ったが転がり面の板の固定に弱点が出る。
 最初は竹ひごのダボで位置決めをし接着したのだが強度が出ない。接着面が少なく木工ボンドの力だけでは形が歪むのだ。強度を保つにも竹ひごは非力だった。
 結局、加工の基本通り5φのダボを入れ位置決めと強度を保った固着を得る。試作品を転がしてみたところ仕上げもしていないのに従前のタイプより良く転がる。ヤレヤレである。
 とはいうものの再度、正六角形の基盤に固定する方法で再製図した寸法を用いて作ってみた。従前の基盤は薄い木製だったが、今回は薄い透明アクリル板を使う。取り付け位置を罫書きしておけば両側から位置を確認でき組み付け精度も向上した。小ビス8本で取り付けただけで軽快に転がった。最終タイプは「これだ!」。
  ダボ接合にした  組み付け    接地線切り替え部が要 

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