トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「クリーミーな糀発酵ミルク」

2022-09-03 | 何よりの楽しみ
 台風の影響で雨降りお憑きさんでは雪隠詰めも同じこと。日長一日と言いたいのだが「日長」は春に使う語句で晩夏には使えない。そこで溜息一日にしてみる。そこからの脱出は手慰みがあれば重畳なのだけれど木工工作など締め切った室内では粉塵まみれで健康に悪い。健康に良い暇つぶしは何かと思案して「糀」を使った物で遊ぶ事にした。

 夏バテには「甘酒」と言われ「飲む点滴」とも例えられるが通常の甘酒では面白くも何ともない。そこで牛乳と混ぜ合わせて発酵させてみる事にしたのだ。イメージは「ミルクの甘酒」なのだが作った事もないので結果は分からない。まず牛乳は一旦沸騰させて鍋とボールを使い水で50℃まで冷やしてから糀と混合してヨーグルトメーカーに仕込んだ。50℃10時間なので翌朝仕上がりなのだが就寝直前と深夜に用足しに起きた時点でも撹拌し空気を混ぜておく。

 起床時、タイマーで通電は終わっているが生暖かい。早速、ひと匙口に入れてみた。「濃厚でクリーミー」が第一印象だ。少々、チーズ風味もするように感じたけれど「甘酒」風にも思えない別物になっている。糀を使ってどちらかと言うと洋風に近いエッ!品となってくれた。糀の粒感が残っているからミキサーにかければ美味しく変わったドリンクになるだろう。洋風だけれど田舎育ちのお爺でも「旨い」仕上がりだった。

 材料が異なるから風味も異なるのは当然なのだが普通の甘酒では特有の風味があり好き嫌いが分かれる。同じ糀製品なのにあの甘酒特有の風味が無いのだった。これだとあれが苦手でも容易に糀の成分を摂りやすい。不安定で荒れ模様の日では庭の草取りも途中のままである。
 糀発酵乳を「舐める疲労回復剤」として口に運んでいる時に「ビビビッ!」と店存降臨。小雨の中、スーパーに行ってグラノーラを購入してきた。普段は食べないし興味もわかない食品だけれど合わせるに丁度良いと感じたからで、思った通り自画自賛の台風余話・・・でした。

 自分で雨の中、購入に走り食べていて何だけれど、フレークとかこういう物を主食にする感性が小生には理解できない。こんなのを食べるくらいなら饐えたご飯を湯で洗って食べる「湯洗飯」に梅干しの方が良い。さすがにこれは小生の実体験には無いのだが江戸時代の小説の中に丁稚や小僧の賄いとして出ていた。
 生まれも育ちも雅な魚沼の水飲み百姓の小生は「湯掛け飯」の記憶はある。冷や飯に熱湯をかけてから食べるのだが塩辛を乗せてアフアフと掻き込むのは美味しかった。まあ、他に食べるものがない時代で生活だったから美味しくなくても「食べられる」ことはてっぺんなので何物にも代えがたい。
 現代日本では食べれない人が溢れているのに食品の3割は廃棄なのだとか。食料自給も出来なくなった国民は辛酸をなめるしかないのだろう。水の惑星なのに飲料水にだって事欠いているとは、偉い人たちは本当に「偉い」ので政には小人ばかり集まる。
 いーや、「君子は政に携わらず」だった。

      ➡  ➡  グラノーラに掛けてみた。結構いけた!

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