渇水期に入って、泥水地の絞り水に頼っている部分が干上がってしまった。
ここにも越冬を控えた水生生物がいるから乾燥させる訳にもいかず、当初、一段高かった水位の部分だったが、二段目の水の潤沢な泥水地と水位面を合わせる事にした。
棚田跡の緩い傾斜地で土掘り作業を減らすために段差をつけたのだけれど、今になって修整するとは思わなかった。まあ、この水泥地を構築して最初の冬だから、年間を通しての水加減は知るわけは無い。
そう考えて掘り進んだが、これが結構きつい。休息がてら泥の上を眺めているとヤゴや豆カニがけっこう生息している。動かないと全く判らないけれど、時折前進するので、泥が動いて判明するのだ。しゃがんで飽かずに見る小父さんもどうかと思われるが、ようやくしゃがむのも短時間なら出来る脚になった事を喜ぼう。