夏の陽も射さぬ暗かり竹の森追っ駆け藪蚊竹伐る我に
伐る竹も倒れずそこに立ちおればロープ掛けては引きずり倒す
竹の幹浸食溝に投げ込めば静かな山に気配は渡る
鋸の刃の切れ味軽く爽やかな竹伐りなれば昼を知らざり