トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

大桑の萌芽更新

2020-07-24 | 今日は真面目に
 トンボ池脇の草地に一本の桑の樹がある。活動を始めた当初は手ごろな大きさでクワの実を摘まむのに最適だったし、木の実でジャムを作ったりもしたのだが今では大きくなりすぎてつまみ食いする所でも無くなってしまった。
 樹上に高圧送電線がある関係で保線作業のための枝詰めで作業員が入った折りに「萌芽更新したい樹なので伐採してもらえないか」と頼んだのだけれど「契約とは異なり出来ない」とそっけない返事だった。
 根元から切断すれば保線作業する年月が大幅に延びるし小生らも萌芽更新で低い位置で実を摘まめる。悪い事は何も無いようにおもったものの契約とか役所関係とかの作業は現場の役には立たない硬直したものだと感じたものだ。それは Go To キャンペーンの前倒し実施でもわかるように現実とはかけ離れた阿呆な選択そのものでもある。モリやカケ、まで遡らずとも裏で何らかの取引や利益誘導を伺わせるに十分な顛末のようにも思える。

 それはともかく伐採されなかったから梅雨の晴れ間を利用して伐採した。伐採するより刻んで集積する方にダントツ手間がかかるのだが、今回もYさんが手伝ってくれたから枝葉の手間暇部分はせずに済んだのだった。Yさんの処理は丁寧で骨惜しみしない。小生ならバッサバッサと重ねるところを裁断し集積するので嵩高は減るのだった。小生には「分かっちゃいるけど行えない」処理である。
 てな事で蒸し暑い日ではあったけれど午前で処理終了し草原がすっきりした。萌芽更新させる伐採時期としては一カ月以上も遅いけれど、お蚕様に与えるのでも無いし、このまま枯れたとしても構わないので遅れてしまったのだ。今から萌芽したとしても来季に結実はしないだろうが、それはそれで構わない一本である。

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