1月が終わりました。久しぶりの寒冬となったので八王子の1月の気象をAMEDASデータで調べてみました。月平均気温と月降水量は下記の通りになっています(昨年までは八王子市役所の観測データを参照)。
最高気温 8.4℃ 5年ぶりの寒さ
最低気温 -3.5℃ 25年ぶりの寒さ
平均気温 2.3℃ 5年ぶりの寒さ
月降水量 0.5mm 1976年(0mm)以来の少雨
冬日日数は30日、最低気温は1月31日の-6.5℃、最高気温が10℃を超えた日数は4日となっています。極端に朝の気温が下がったり、雪が降って凍えるような日中の寒さに見舞われることもなく、関東地方に限れば寒暖の差が小さく寒い冬晴れが続いたという印象でしょうか。最低気温の月平均-3.5℃は、1986年の-3.9℃以来25年ぶりの寒さですが、都市化に伴うヒートアイランド現象が進む前の1970年代まではもっと寒い冬が普通だったようです。子供の頃、八王子の東部(長沼町)に住んでいましたが、長沼駅の寒暖計が-9℃~ー10℃を示していることがよくありました。学校でも冬の朝は寒さの話題で持ちきりだったように記憶しています。その頃に比べると-6℃程度の寒さは厳しいとは言えませんが、暖冬に慣れてしまった体には今年は少し厳しく感じました。
少雨もこの1月の大きな特徴です。東京の月平均湿度は36%。平年の50%に比べて格段に低く、観測史上の最低記録となったそうです。乾燥化の背景には都市化の影響もあるのでは?と昨日の朝日新聞にはコメントされていました。
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気象庁から一月の天候まとめが発表されています。それによると
・全国低温
冬型の気圧配置が続き日本付近に断続的に強い寒気が流れ込んだ影響で、1月としては1986年以来の全国低温となり、西日本と沖縄・奄美の気温はかなり低かった。
・日本海側で多雪、太平洋側は少雨・多照
日本海側では降雪量が多く、東北から北陸地方にかけて3メートルを超える積雪の所があったのをはじめ、北日本から西日本のアメダスを含む37地点で1月としての月最深積雪の最大値の記録を更新した。一方、太平洋側では少雨・多照で、北・西日本太平洋側では1月としては1946年以降で第1位の少雨、東日本太平洋側では第2位の少雨となった。また、東日本太平洋側では1月としては1946年以降で第1位の多照となった。
・沖縄・奄美は寡照
大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気の影響で、沖縄・奄美では日照時間がかなり少なく、1月としては1946年以降で第1位の寡照となった。
西日本の低温と日本海側の多雪が記録的だったようです。
2月に入り寒さが緩んでいますが、そうなると心配なのがスギ花粉です。来週あたりから飛散が始まり、飛散量は昨年の2~5倍とのこと。憂鬱な季節がやってきます。
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最高気温 8.4℃ 5年ぶりの寒さ
最低気温 -3.5℃ 25年ぶりの寒さ
平均気温 2.3℃ 5年ぶりの寒さ
月降水量 0.5mm 1976年(0mm)以来の少雨
冬日日数は30日、最低気温は1月31日の-6.5℃、最高気温が10℃を超えた日数は4日となっています。極端に朝の気温が下がったり、雪が降って凍えるような日中の寒さに見舞われることもなく、関東地方に限れば寒暖の差が小さく寒い冬晴れが続いたという印象でしょうか。最低気温の月平均-3.5℃は、1986年の-3.9℃以来25年ぶりの寒さですが、都市化に伴うヒートアイランド現象が進む前の1970年代まではもっと寒い冬が普通だったようです。子供の頃、八王子の東部(長沼町)に住んでいましたが、長沼駅の寒暖計が-9℃~ー10℃を示していることがよくありました。学校でも冬の朝は寒さの話題で持ちきりだったように記憶しています。その頃に比べると-6℃程度の寒さは厳しいとは言えませんが、暖冬に慣れてしまった体には今年は少し厳しく感じました。
少雨もこの1月の大きな特徴です。東京の月平均湿度は36%。平年の50%に比べて格段に低く、観測史上の最低記録となったそうです。乾燥化の背景には都市化の影響もあるのでは?と昨日の朝日新聞にはコメントされていました。
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気象庁から一月の天候まとめが発表されています。それによると
・全国低温
冬型の気圧配置が続き日本付近に断続的に強い寒気が流れ込んだ影響で、1月としては1986年以来の全国低温となり、西日本と沖縄・奄美の気温はかなり低かった。
・日本海側で多雪、太平洋側は少雨・多照
日本海側では降雪量が多く、東北から北陸地方にかけて3メートルを超える積雪の所があったのをはじめ、北日本から西日本のアメダスを含む37地点で1月としての月最深積雪の最大値の記録を更新した。一方、太平洋側では少雨・多照で、北・西日本太平洋側では1月としては1946年以降で第1位の少雨、東日本太平洋側では第2位の少雨となった。また、東日本太平洋側では1月としては1946年以降で第1位の多照となった。
・沖縄・奄美は寡照
大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気の影響で、沖縄・奄美では日照時間がかなり少なく、1月としては1946年以降で第1位の寡照となった。
西日本の低温と日本海側の多雪が記録的だったようです。
2月に入り寒さが緩んでいますが、そうなると心配なのがスギ花粉です。来週あたりから飛散が始まり、飛散量は昨年の2~5倍とのこと。憂鬱な季節がやってきます。
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