大光寺の枝垂れ桜開花 2019.3.16

天気が崩れる予報でしたが朝のうちは快晴。その後も薄日がさして天気の崩れは小さく経過しそうです。上空に寒気が入っている影響でところどころで雷雲が発達。15時過ぎにから時折にわか雨がパラついています。

今日は朝寝坊。午後から息子の卒業式です。午前中に時間が空いたので、高尾の大光寺まで枝垂れ桜の様子を見に行ってきました。


蕾の先端がようやくピンク色に染まってきた段階で、パッとみた感じでは開花まであと一息。


南西側の日当たりのよい枝は例年開花が早く、今年もすでに咲き始めていました。


高尾の枝垂れ桜シーズン幕開け。例年通り、樹齢400年の枝垂れ桜が先陣をきりました。


樹齢200年の江戸彼岸桜も開花秒読みです。


境内にこのような立て看板がありました。境内の木々、特に老木の維持管理には相当なお金がかかる話を八王子の別なお寺で聞いたことがあります。大光寺の枝垂れ桜、江戸彼岸桜、あるいはサルスベリの老木は高尾の宝。いつまでも今の姿を楽しみたいものです。早速、基金箱に寄付してきました。



近年、桜の開花時期が極端に早くなっている印象です。昭和の時代は４月に入ってから開花し、入学式や始業式の頃に見頃を迎えていた記憶がありました。ところが平成では彼岸の時期に開花、４月早々に満開を迎える年が多い印象です。2009年と古くなりますが、八王子のソメイヨシノの開花日の推移についてまとめた記事を掲載しました。

2009年3月23日の投稿記事「八王子でソメイヨシノ開花」

今年あたり平成を振り返って整理してみようかと考えていたところ、昨日のウエザーマップ社のHPに面白い記事が掲載されていたので以下に引用します。


片山由紀子さんの投稿記事　東京の桜　最も開花しやすい日は？です。

東京の桜開花日は平年で3月26日。でも、本当は3月31日が一番多い。なぜ、26日なのか？答えは開花日のグループにあった。
で始まります。

1953年から2018年の平均をとると3月26日。でも分布が二極化しているため3月26日に開花のケースは少ないことが分かります。 ①のグループは2000年以降が中心。②のグループは1980年以前が大半。21世紀に入り急速に温暖化と都市化？が進んだためこのような傾向となっているようです。今年の東京のソメイヨシノ開花予想日は3月21日前後。①のグループのみを考慮すれば、ほぼ平年並みとうことになります。平均値との比較するときは、平均値の母数を意識する必要があります。