ウリパパの日記

自由気ままに・・・

雲海の那須岳登山(3) 三本槍岳から姥ヶ平へ 2020.9.29

2020-09-30 20:29:02 | 山登り

10時30分に三本槍岳を出発し、姥ヶ平を目指します。

 

三本槍岳からの下りでは、雲海の雲が時折風に巻き上げられ、稜線まで流されてきます。

清水平付近は標高が高く窪地になっているので霧の影響はうけません。

 

ふと上空を見上げると、綺麗なハロが出ていました。高尾山では何度か見たことがありますが、標高2000m近い高山で見るハロは初めてです。美しい気象現象です。あまりに綺麗なので、早速某気象会社のウエザーリポートに投稿したら、当日昼の情報番組に採用されたというメールが夕方に届いていました。毎日欠かさずリポータとして天気に関連する情報を投稿しているのですが、たまに(年に1回程度)採用されることがあり、その時はお役にたてて少し嬉しい気分になりますね。

ハロが見られるということは高気圧の後面に入り、天気はゆっくりと下り坂のようです。

 

紅葉の山を見ながら1900m嶺へ向けて登ります。

 

その後、峰の茶屋跡へ向かい下りが続きます。周囲の紅葉です。

 

日当たりの良い南斜面では陽を浴びてミヤマリンドウが咲いていました。

茶臼岳に近づくにつれて雲海が切れはじめ、茶臼岳の西側に姥ヶ平方面が姿を現しました。霧が深い場合、道に迷う可能性もあるので直接南月山へ向かうことを考えていましたが、計画通りに姥ヶ平へ寄り道します。牛ヶ首から見下ろすと、ほんのりと木々が色づき始めている様子です。

 

姥ヶ平の紅葉を見下ろします。ほんのりと色づき始めています。

 

牛ヶ首から10分ほどで姥ヶ平に到着。木々は色付き始め。雄大な茶臼岳を正面に望みます。

 

ひょうたん池まで木道を歩いてみました。紅葉が始まったばかりで訪れる人も少なく、木道のすれ違いを心配する必要もありません。ひょうたん池から見上げる茶臼岳。紅葉の木々と茶臼岳が水面に映ります。

 

荒々しい茶臼岳をズーム。

 

牛ヶ首までの登りは結構きついものがあります。夏の豪雨でかなり登山道が荒れてしまったようですが、修復された跡があり通行には支障を来しません。茶臼岳北側の登山道も同様です。

姥ヶ平の木々が鮮やかに染まるのは、冬型の気圧配置が緩む10月8~10日頃と予想しました。昨年10月10日に訪れた時は既に終盤でピークは2~3日前だったと聞きました。昨年よりは若干遅そうです。紅葉はピークの時期に訪れてみたいものですが、きっと人込みも半端ではなく、3密を意識しながらの紅葉狩りになってしまいそうです。

続いて、牛ヶ首から南下して南月山を目指します(続く)

 

【参考】2019年10月10日の姥ヶ平の紅葉

那須岳登山(3) 姥ヶ平の紅葉 2019.10.10 - ウリパパの日記

 

【参考】2018年10月3日の姥ヶ平の紅葉

姥ヶ平の紅葉 2018.10.3 - ウリパパの日記

 

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雲海の那須岳登山(2) 三本槍岳へ 2020.9.29

2020-09-30 19:54:14 | 山登り

朝日岳の次は最高峰の三本槍岳を目指します。

 

朝日岳のピークから岩場を下り、熊見曽根、1900m峰と雲海を見ながら、緩やかな稜線を登ります。

1900m峰を過ぎると、清水平の先に目指す三本槍岳が見えてきました。

 

清水平を見下ろします。期待した紅葉は何となく地味。くすんだ紅葉です。

 

真っ赤に色づいたダケカンバはごくわずか。ほどんどが茶色で鮮やかさに欠けます。今後、冷え込みが続くと赤くなるのでしょうか・・・

 

清水平から1900m峰を見上げます。青空に紅葉が映えます。

 

福島県方面の眺望です。こちらにも雲海が広がり、その先には朝日岳と飯豊山の山頂が見えています。

 

三本槍岳へ向け最後の登りとなります。くすんだ色の彩度の低い紅葉です。

 

山肌は黄色と茶色に染まります。2014年の9月23日に訪れた時には、もっと鮮やかでした。今年は7月と9月の長雨、特に9月は日照不足で朝晩の冷え込みが無かったことが影響して、葉の発色が進まず、控えめな紅葉になっているのでしょう。標高が高いこの周辺は、急激に氷点下の寒さがやってくると、色づかぬまま落葉ということになりそうです。冬型の気圧配置になる来週半ばまでが紅葉の見頃と予想します。

 

朝日岳から50分。9時30分に標高1917mの三本槍岳山頂に到着。山頂には10名ほどの登山客がいて周囲の展望を楽しんだり、朝食をとったりしていました。

 

正面の福島県方面の紅葉。こちらも色合いは控えめです。

 

南には雲海が広がります。

 

西側の三倉山方面に続く尾根も雲海に覆われています。雲海の状況から、雲の高さは1600~1700mと推定されます。

 

大倉山へ続く尾根の先には、朝日岳からも見えた越後の中ノ岳、荒沢岳、越後駒ケ岳を遠望。

 

そして三倉山の北には、浅草岳と守門岳。

 

北北西には飯豊連峰。左から大日岳、飯豊山となります。

 

北側正面の旭岳の先は一面の雲海。昨年の10月10日訪れた時は、この方面に大朝日岳や月山を遠望しましたが、今回はそこまで空気は澄んでいません。

 

雲海から頭を出す磐梯山、そして西吾妻山、中吾妻山、一切経山と高山。これは朝日岳から見た時と変わっていません。

 

 

再び磐梯山と西大嶺、西吾妻山をズーム。

 

南側を振り返ると、朝日岳と茶臼岳の山頂が雲海から頭を出しています。

紅葉は地味でしたが、雲海に浮かぶ周囲の山々の絶景に満足です。1時間ほど休憩した後、雲海の中と思われる姥ヶ平目指して戻ることにしました(続く)

 

【参考】2014年9月23日の三本槍岳の紅葉

紅葉が始まった那須岳登山(1) 三本槍岳  2014.9.23 - ウリパパの日記

 

【参考】2018年10月3日の三本槍岳の紅葉

三本槍岳の紅葉 2018.10.3 - ウリパパの日記

 

【参考】2019年10月10日の三本槍岳からの遠望

那須岳登山(2) 三本槍岳からの眺望 2019.10.10 - ウリパパの日記

 

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