中禅寺湖畔でのアカヤシオ巡りを終えた後、いろは坂を下り、霧降高原へ向かいます。標高1000m以上は雲の中ですが、最初に立ち寄った霧降の滝の観爆台は標高700m前後。曇り空ながらも眩しい新緑に包まれています。
観爆台への入口。新緑の中、ヤマツツジが咲き始めています。
霧降の滝を見渡す観爆台にやってきました。新緑が鮮やか。滝より標高が上がるとパステルカラー状態で、春が山を駆け上がる様子を一望できます。そして、これから訪れるキスゲ平園地は雲の中です。
新緑に包まれる下側の滝をズーム
上側の滝の周囲ではシロヤシオが咲き始めています
観爆台の周囲では鮮やかなヤマツツジが咲いています。昨年訪れた時に見られたシロヤシオはまだのようです
展望台近くの秘密の場所を訪れます(昨年見つけました)。シロヤシオはまだ咲き始め。昨年はすでに満開でした。
GW中に満開を迎えるでしょう。この地域は立ち入り禁止となっている急斜面。足を滑らせたら終わりです・・・
足元の岩場に咲く白い花はフモトスミレでしょう
ちょうど満開で、この一帯にたくさん咲いていました
霧降の滝を見学後、霧降高原へ向けて標高を上げていきます。標高1000mを超えると霧の中。標高1350mのキスゲ平園地は冬の装いです。気温も5℃前後と中禅寺湖畔とほぼ同じですが、上空はやや明るくなってきました。
昼食休憩をとってから階段を上り小丸山の展望台を目指します
草原にはカタクリが群生しています。霧の中、どの花も下を向き、ところどころ控えめに咲いている花があります。
日当たりの良い遊歩道沿いで揃って咲いている花を見つけました
ヒメイチゲは蕾を閉じています
花びらを開きかけたヒメイチゲ。青空のもとで全開の花を見てみたいですね。
ショウジョウバカマが開花していました
こちらは濃青紫色のタチツボスミレ
木道脇に咲くカタクリ
どの花も咲きかけています。日が差せば一気に花開きそうです
標高が1500mを超えると霧の上にぼんやりと太陽が姿を現しました。天空回廊を目指します。
1445段の階段の最上部から見下ろします
園地山頂の先にある回転扉から外に出ると、標高1610mの小丸山です。うっすらと青空も見えています。
正面の赤薙山方面は霧も晴れて青空が広がっていることでしょう。気象衛星の画像を見ると、昼過ぎには上空の雲が抜けた模様。しかし関東北部の山々にはしつこく低い雲がかかったままで、霧の出方を見ると、雲の高さは標高1800m程度のようです。
霧が晴れてこないか暫く待ってみました。しかし好転する兆しは見えないため、再び1445段の階段を下って駐車場へ戻ることにしました。標高1500m以下では再び深い霧に包まれ、むしろ霧は濃くなってきました。
昨年同日に、きすげ平園と霧降の滝を訪れています。同じ曇りでも天気は今日よりも格段に良く、周囲の山々を見渡すことができました。
(参考)昨年4月28日の 霧降高原きすげ平園地、霧降の滝観瀑台