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一昨日の水曜日、午後休暇を取得して千葉県の銚子まで出かけてきました。目的は最東端からのダイヤモンド富士です。10年以上続けている茨城県の単身赴任生活は早めれば今年で終了します。その間に一度は眺めてみたかった犬吠埼からのダイヤモンド富士。その機会がついにやってきました。今まで、
をゲットしました。残る最東端の銚子付近からのダイヤモンド富士は、一日あたりの日没位置の移動が大きくピンポイントでしか狙えない、2月と10月は天気が不安定なことが多いなどの理由から、なかなかチャンスに恵まれませんでした。一昨日の水曜日は気圧の谷が抜けて弱い冬型の気圧配置に移行するタイミングなので、天候は問題ありません。本当の最東端は富士山から198km離れた銚子ポートタワーです。ここからのダイヤモンド富士は24日に終わってしまい、しかも陸地と風車の先に富士山が見えるアングルなので今ひとつ。銚子市のHP(銚子の富士見スポット)の情報によると、愛宕山山頂(73.6m)に建つ、高さ16mの地球の丸く見える丘展望館の展望台は360度の絶景。そこから196km先の富士山はとっても魅力的です。25日から26日にかけてばダイヤモンド富士のタイミングなのでドンピシャ、これは行くしかない。急遽午後休暇を取得して、この冬最後のダイヤモンド富士を見に出かけることにしました。
友部のアパートから銚子まではちょうど100km。高速道路を使わずに2時間20分の距離です。銚子には以前にも一度訪れたことがあります。
日没1時間以上前に到着したので、銚子電鉄の外川駅に寄り道
河津桜が咲き始めていました
続いて太平洋を見渡す犬岩を訪れます。実は、ここからの海に浮かぶダイヤモンド富士は絶景らしく、既に5名近いカメラマンがスタンバイしていました。当日のダイヤモンド富士は山頂の左肩に沈むため、富士山に大きく覆いかぶさる感じになってしまいます。右肩に沈み、長い間太陽の動きを楽しめる愛宕山の方が好みなので、そちらを目指します。
16時40分過ぎに目的地の愛宕山に到着。山頂に建つ球の丸く見える丘展望館の展望台からの見晴らしは絶景です。展望館に入場せず庭先からも富士山を眺めることができ、既に2名のカメラマンが待機していました。でも、せっかくここまで来たので入場料420円を払い入館。日没時刻は17時29分、閉館時間は通常の17時30分から15分遅らせるという説明があったので、安心して屋上に登ります。東側には犬吠埼を見下ろします。
北東方面の銚子方面。銚子ポートタワーが目立ちます。
西側には屏風ケ浦の断崖絶壁と風車が並びます
北西には利根川の先に筑波山を遠望
いよいよ日没が迫ってきました。屏風ケ浦と夕日。太平洋上にはオレンジロードが現れました。
太陽の手前を飛行機が横ぎります。コントラスト付けると何となくそれらしき姿。
成田空港へ向かう飛行機でしょうか
まだ富士山の姿は見えません。太陽の上を飛行機が通過。
ようやく富士山の姿が見え、左肩に着地
195km先の富士山の山頂が現れました
海の上に浮かぶダイヤモンド富士
真ん中に沈んだ瞬間をトリミング
山頂の上をゆっくりと沈んでいきます。その様子は肉眼でもはっきり見えます。
上空を飛行機が通過します
太陽に照らされた富士山の稜線はくっきり見えますが、影の部分は不鮮明
長い時間をかけて北側稜線を沈んでいきます。少し富士山の影が現れ始めます。再び上空を飛行機が北へ向かいます。
富士山上空を通過
屏風ヶ浦と富士山のシルエット
日没後、富士山の影がぼんやりと伸びてきました。富士山北側に続く丹沢連山(丹沢山から蛭ヶ岳)のシルエットもくっきり。
一昨年、鉾田市子生から見た190km先のダイヤモンド富士を見た時は三重の影がの空高く伸びました。その時ほど鮮明ではありませんが、200km近く離れた場所から見る富士山の影は迫力があります。
やや空が霞み、真冬のような鮮明さはありませんが、ほぼ最東端からのダイヤモンド富士を見ることができて大満足です。いつの間にかカメラマンが10名ほどに増えていました。
帰りは一般道をひたすら北上。鹿嶋から北浦に沿って県道を北上し、時間節約のため鉾田からは東関東自動車道を利用して1時間50分で友部のアパートに戻りました。
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