昨日は朝方冷えこんだものの日中は気温が急上昇。春のような暖かさでした。上空の寒気も抜けて南下する寒冷前線の影響も小さいため、関東平野の南部は雲一つない快晴。このような気圧配置の時は茨城県からのダイヤモンド富士が見える確率が高くなります。茨城県での在宅勤務の昨日は仕事を15時に一時中断して、霞ヶ浦へ向かいます。昨年の正月明け(1月10日)の牛渡地区では、あいにく打ち合わせが入ってしまい、現地でノートパソコンを抱えながらの観察となったために、観察ポイントまでたとり着くことができず、太陽半個分ずれたダイヤモンド富士となってしまいました。昨日はもう少し東側の有河地区となります。
昨日の観察ポイントとなった有河地区は上の図で赤丸を付けた場所です。昨年12月に観察した北限に近い子生地区(橙色の〇印)に比べると30kmほど富士山に近づき、しかも対岸まで距離のある霞ヶ浦越しの観察となるので、富士山は裾野まで見ることができます。
昨年の失敗を繰り返したくないので少し早めに現地に到着。この周辺は車を置く場所が少ないのですが、昨日の観察地点は一の瀬川の河口付近の駐車スペースからそれほど離れていないはずです。しかし富士山の姿は全く見えず若干不安・・・
200mほど先にカメラマンが一人。三脚をセットして日没を待っているようなので、ひとまずその周辺まで歩きます。
牛久大仏をズーム。今の時期は大仏のかなり北側に夕日が沈みます。ダイヤモンド大仏が見られるのはあと1週間後です。
太陽高度が下がり、霞ヶ浦の湖面がオレンジ色に染まります
まだ富士山が姿を見せません。写真にはうっすらシルエットが写っていました。
富士山の左肩が見えました、昨年の牛渡地区のようなことはなく、太陽の真ん中に富士山が現れそうです。
鳥が飛んでいたので思わずシャッターを切ります。トリミングしました。
昨日のダイヤモンド富士は全く眩しくなく、肉眼でも直視できて鮮明に見えました。
山頂が完全に太陽に包まれた瞬間、再び鳥の姿。シャッターを切ります。
富士山を包み込む太陽
霞ヶ浦もオレンジ色に染まります
綺麗なダイヤモンド富士となりました
ゆっくりと富士山の向こうに沈んでいきます
山頂に雪煙が見え、2重富士が現れました
富士山の影が伸びていきます。その左側に飛行機が見えました。撮影時にはっきり分かりました。
ちょっと気になるので、飛行機がダイヤモンド富士の上を通過する様子をトリミングしてみました。
成田空港へ向かう飛行機が太陽の右上に見えています
少しわかりにくいですが、富士山の左肩の上、雪煙と影の境界を通過中です
富士山の左側へ飛び去っていきました
再びダイヤモンド富士の様子。富士山の北斜面に沈んでいきます
日没後、影が大きく伸びます
富士山のシルエットを見ながら駐車場に戻ります
駐車場の近くに小さな鳥居がありました。鳥居の先から振り返り富士山を撮影。実は、この近くで脚立+机?を持参して撮影していた方が複数名いました。この周辺からだと富士山の南斜面に沈むダイヤモンド富士が見られたことでしょう。鳥居の中のダイヤモンド富士、機会があったらここで狙ってみたいですね。
駐車場に到着、結構な車が停まっていました。皆さん鳥居越しのダイヤモンド富士を狙っていたのでしょうか。
最後にコンデジで1枚
来週末は午後休暇を1回取得して、再び霞ヶ浦の東岸からダイヤモンド富士かダイヤモンド大仏を狙ってみる予定です。予想天気図とにらめっこしながら仕事の調整を行う予定ですが、天気のほうがちょっと厳しい状況です。
ありがとうごさいます。
京王片倉駅からのダイヤモンド富士、拝見しました。
同じ太陽を私は100km以上離れた茨城県から眺めていましたのですね。
茨城県からでは太陽が地平線に沈む直前まで富士山が姿を見せないことが多く、
他にカメラマンがいないと、果たして太陽の中に富士山のシルエットが姿を見せるだろうかと
いつも不安になるのです。
このドキドキ感が、茨城県からの大きなダイヤの魅力なのです。
是非、一度お越しください。
一度は行きたい霞ヶ浦!!
憧れの地でのダイヤ、お見事です!!
素晴らしい!