ウリパパの日記

自由気ままに・・・

晩秋の奥久慈(2) 大子町の永源寺 2020.11.12

2020-11-13 21:39:05 | 茨城県

八溝山で東北の山々を遠望してから再び林道を下り大子町へ向かい、永源寺で燃えるような紅葉を見てきました。

 

八溝山山頂の木々はすっかり落葉して初冬の佇まいでしたが、山麓は今が黄葉の盛りです。

8時を過ぎて山麓にも日が当たり始めました。

 

大子町の永源寺は通称もみじ寺と呼ばれる紅葉の名所です。七福神の一つである弁財天がまつられています。大子町駅近くの駐車場から久慈川沿いに歩いて10分程度の高台にあります。

 

真っ赤に色づくモミジ。早朝八溝山へ向かうときに朝日を浴びて輝く姿はもっと美しかったです。

 

このお寺には沢山の石像がまつられています。

 

 

参道を埋め尽くす赤や黄色のモミジ。

 

参道の紅葉は終盤を迎えていましたが、本堂近くの紅葉は今がピーク。

 

本堂にお参りします。永源寺は文安3年(1446)に創建された曹洞宗の寺。御本尊は釈迦如来、「臥雲山」と号します。1864年に天狗党の乱で寺の大半を焼失し、現本堂は1953年に再建されたものです。

 

本堂の周囲は鮮やかな紅葉に彩られています。

 

高台から大子町を一望します。その先には奥久慈男体山。

 

お地蔵様の前には菊の鉢が飾られていました。

 

真っ赤に燃えるモミジ。

続いて、先週に続き袋田の滝を見に行くことにします。

 

駐車場に戻る途中、大子町の脇を通ります。大子駅には転車台が残っていました。6年前に水郡線開通80周年イベントでC61が運行されたときにも、メンテナンス上の問題があり、この転車台を復活させて使うことは無かったそうです(鉄ネタでした)

 

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晩秋の奥久慈(1) 八溝山から蔵王遠望 2020.11.12

2020-11-13 19:34:47 | 茨城県

今週は水曜日で仕事がひと段落ついたため、昨日は午前中に休暇を取得して奥久慈まで出かけてきました。昨日は上空の寒気が抜けつつあり穏やかに晴れたため、川沿いに霧が出て雲海が見られるのではないかと予想しました。最低気温は水戸1.8℃、笠間0℃、常陸大宮-0.9℃、大子-2℃と冷え込みましたが、霧は発生しませんでした。最近雨が少なく空気が乾いていた影響でしょう。まずは八溝山に登ることにしました。

アパートから車で約2時間。7時10分過ぎに標高1022mの山頂の展望台に到着しました。

 

山頂から奥久慈を見下ろします。左奥は奥久慈男体山。その西側の久慈川添いには少し霞がかかっています。

 

南には加波山と筑波山。逆光の影響もあるかもしれませんが、この時期にしては若干霞んでいます。加波山の手前に白く光るのは那珂川でしょう。

 

栃木県の平野部です。

関東地方南部は南海上から北上した厚い雲に覆われてしまい、富士山はじめ関東南部や奥秩父方面は雲の中でした。

 

日光連山はくっきりと姿を見せています。左から男体山、大真子山、女峰山、太郎山です。

 

日光連山の北には高原山。左が釈迦が岳と鶏頂山、右が前黒山です。

 

前黒山から南会津、那須にかけて、栃木・福島県境の山並みが連なります。

 

台蔵高山から会津駒ケ岳、三岩山方面の山々は既に冠雪しています。

 

台倉高山、燧ケ岳、帝釈山、田代山をズーム。こちらはうっすらと雪化粧。

 

台蔵高山をズーム。右奥にちょこっと見えている冠雪のピークが燧ケ岳です。

 

会津駒ケ岳、大戸沢山、三岩岳にかけては既に冬の装い。

 

会津駒ケ岳の北には、日留賀岳、黒滝山、大佐飛山、男鹿岳と連なる男鹿山塊。

 

男鹿山塊の北には那須連山。

 

左から茶臼岳、剣ヶ峰、朝日岳、三本槍岳。1か月前の紅葉の時期に歩いた山々です。

 

那須の北側には珍しく東北の山々が姿を見せていました。

 

まずは飯豊連峰。大日岳と飯豊山の山頂が見えています。

 

飯豊連峰の北側には磐梯山、吾妻山、安達太良山、そして蔵王連峰と日本100名山が連なります。雲が無ければ素晴らしい眺望だったのですが。。。

 

まずは、飯森山、猫魔ヶ岳から磐梯山をズーム。手前には雲海が広がっているようです。

 

 

磐梯山をズーム。薄い雲が山頂にかかっています。

 

中吾妻山、東吾妻山、一切経山、安達太良山が見えています。雲が邪魔・・・

 

安達太良山をズーム。左奥は一切経山方面です。空気が澄んで雲が無ければ、吾妻小富士も認識できるかもしれません。

 

 

そして、安達太良山の右奥には白く輝く蔵王連山がはっきり見えていました。左奥は熊野岳です。八溝山から蔵王まで距離は130km。

 

最後にもう一度、磐梯山から蔵王までのパノラマ。

雲海や富士山を見ることができませんでしたが、なかなかお目にかかることがない飯豊山や蔵王を茨城県から遠望できて大満足でした。

氷点下の気温の中、20分ほど遠望を楽しんでから山を下り、大子町の永源寺へ向かいます。

 

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甲州街道のイチョウ並木が見頃です 2020.11.8

2020-11-08 22:21:41 | 自然

この土日は天気が今一つですが、気温は高めで過ごしやすい週末でした。昨日は一日庭仕事です。今年最後のピーマン(地植えとプランター)を収穫してから、大きく太く成長したピーマンの苗を抜き、土や鉢底の石のリサイクルなどお片付け。実家からもらってきた新しいプランターには新しい鉢土を使って球根の植え付けを行いました。そして今日はマンションのお仕事。午前中の理事会終了後に、裏山の木々の選定を行いました。

昨日、今日といろいろ用事が入っていたため纏まった時間を確保できず、自宅近くの買い物ついでの散策のみで目標の10000歩をクリア。そして今日の夕方は、甲州街道の町田街道入口の歩道橋までイチョウ並木の様子を見てきました。

 

歩道橋の上から見た高尾方面のいちょう並木は見頃と言ってよいでしょう。今年は10月末に霜が降り、その後も朝晩の冷え込みが続いたため、早くも黄金色に染まってきました。

 

高尾山金毘羅台の大イチョウも先週に比べて黄色が深まってきました。自宅の庭からも色づきの様子を確認できます。

 

西八王子方面の眺めです。甲州街道北側のいちょうはまだ緑色が目立ちます。

 

帰りに狭間駅に入線してきた準特急新宿行はグリーン車でした。以前紹介した日本遺産認定のヘッドマークを掲出しています。

 

こちらは、昨日撮影した狭間公園の紅葉。午前中は一時的に青空が広がり赤く色づいた木々が輝いていました。

 

こちらは、昨日収穫した今年最後のピーマン。全て夕食の青椒肉絲の具材となりました。種類の異なる3本の苗から育ったものです。ピーマンは収穫期間が長く、6月から11月まで約半年にわたり多くの実を付けてくれました。今年はピーマン、トマト、ミニトマト共に大収穫で、毎年種がこぼれて勝手に育つシソも元気が良すぎて間引きに苦労しました。この夏は7月に雨が多かったものの、台風の襲来や暴風(南風)の影響をうけなかったのも幸いしました。

 

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那珂湊でサビキ釣り 2020.11.6

2020-11-08 22:09:59 | 釣り

袋田の滝の紅葉と里美かかし祭りを見学してから、国道349号を南下します。常陸大宮から東海村を経由し、1時間20分で那珂湊に到着しました。昼食のおにぎりを食べながら11時から14時頃まで漁港でサビキ釣りを楽しみました。平日の昼間にもかかわらず、結構な釣り客が来ていました。

期待したサバやイワシの魚影は無く、ポツポツ釣れるのはサッパのみ。一度小さなイワシの群れが回遊してきました。釣果は10cm程度のサッパ7匹と小イワシ2匹でした。

途中からやってきた常連さんと思われる方は、餌台にコマセを置き、サビキ仕掛けのハリスにコマセをからませ、そのまま海中に投入。浮きは使わず竿を竿台に固定して竿先がぴくぴく動く様子を見て巻き上げると、面白いように釣れていました。でも釣れるのはサッパばかりでした。

14時過ぎに釣りを切り上げ、岩間の愛樹のマロンに行ってお土産の焼き栗を購入。日本一の栗の産地である笠間産の大きな栗を使っています。岩間からアパートに寄らず、そのまま高尾の自宅に戻ってきました。

 

サッパは頭を切り落とし、内蔵を出して唐揚げとします。たんぱくで美味しいお魚です。小さな魚は丸ごと揚げた小イワシです。

 

最後は圏央道から見た夕焼けを紹介します。湿度が高いため雲が赤く焼けました。当日は朝焼けも綺麗でした。

 

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常陸太田市の里見かかし祭り 2020.11.6

2020-11-07 18:14:38 | 茨城県

昨日朝、袋田の滝の紅葉を見て駐車場に戻ったのは9時過ぎ。まだ時間が早いので、もう1箇所どこかに寄ってから那珂湊へ向かうことにしました。竜神大吊橋は紅葉に少し早そう、八溝山は遠すぎ。。。その時、ふと思い出したのは、かかし祭りのイベントです。前日茨城県のローカルニュース(NHK)で何度も放送された話題であり、何となく記憶に残っていました。常陸太田市はちょっと遠いかなと思いながら、スマホの地図で 覚えていた " 里美ふれあい館" と検索したところ、袋田の滝から距離は20km弱、30分足らずで到着と表示されました。予想外に近い。しかも国道349号沿いなので、那珂湊へ向かうルートの途中です。迷わず、かかし祭りを見に行くことにしました。

新月居トンネルを越えて国道461号を東へ向かい、小生瀬十字路を直進、猪の鼻峠を越えて国道349号を右折して3kmほど南下した国道沿いに、かかし祭りの会場があります。

 

常陸大宮市のかかし祭りは今年で33回目。コロナ渦の影響でイベントは中止になりましたが、かかしの展示は例年通りのようです。10時の開場まで30分以上あるため、外から会場を眺めることにします。

 

開場の様子です。目を凝らして眺めていたところ、地元の方が次々と車でやってきて、開場前にもかかわらず遠慮なく会場に入り見学して、さっさと帰っていきます。せっかくなので、つられてちょっと中に入ってみました。

 

コロナ退治、里美のドラゴンは準グランプリの作品。稲わらを使った力作です。

 

隣には、おなじみのキョエちゃん。

 

優秀賞の作品

 

志村けんのバカ殿様

 

コロナ渦を反映して、アマビエの作品が多かったです。

 

個性豊かな作品ばかりです。

 

こちらは牛ビエちゃん

 

保育園の作品です。

 

医療従事者をねぎらう作品も。

 

かさじぞう

 

里美のチーズを食べてわらう牛。表情が素敵です。

 

そして、かかしグランプリは「なおみかかし」

 

躍動感ある作品です。

開場前にざっと全体を眺めてきたので、全ての作品を見きれていません。帰ってからネットで記事を探したところ、一般の部グランプリは「なおみかかし」、学生の部グランプリは、「~感せん予ぼうしよう~里美小アマビエ」と決まりました。今年を象徴する作品がグランプリを獲得と記載されていました。学生の部グランプリは見逃してしまったようです。

 

偶然、写真に写っていたのでトリミングして「里美小アマビエ」を紹介しておきます。マスクを付けたアマビエです。

10時の開場まで15分となりました。ここから那珂湊まで1時間以上かかり、釣りの時間もそれなりの確保したいので先を急ぐことにしました。

 

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袋田の滝の紅葉 2020.11.6

2020-11-06 23:21:26 | 茨城県

今日は会社の休日です。コロナ渦のため、12月までは週休3日が続きます。天気が下り坂のため、久しぶりに那珂湊あたりで糸を垂れる予定でしたが、今朝の天気予報で茨城県北部は予想外に天気が良さそうなので、奥久慈の袋田の滝に紅葉の様子を見に行くことにしました。朝6時過ぎにアパートを出発。県道52号、ビーフライン、国道118号で大子町へ向かいます。福島県や栃木県の山々の紅葉はピークを迎えていましたが、118号沿いの奥久慈の山々の色付きはまだら模様。来週末あたりから見頃になりそうです。

 

まずは袋田ロードパークに車を停めて久慈川の流れを見下ろします。正面は奥久慈男体山です。

 

 

上空には青空が見えていましたが、この後急速に高積雲が南西から広がってきました。

 

7時40分に第1駐車場に到着。袋田の滝まで1kmほど歩きます。

 

正面には生瀬富士の紅葉。

 

滝の入口へ向かう滝川沿い遊歩道の紅葉。ピークまであともう少しです。

滝の入口に7時50分過ぎに到着。8時までに入場すれば無料なので急ぎます。

第1観瀑台に到着。水量が少ないですね。10月はそこそこの雨量だったと記憶していますが。。。

 

紅葉は予想以上に色づいています。8時になったのでエレベータで第2観瀑台へ上ります。

 

第2観瀑台から見下ろす袋田の滝。日本三名瀑の一つであり、高さ120m、幅73m。4段に落下することから別名4度の滝と呼ばれています。

 

上段の滝をズーム。なかなか見事な紅葉です。

 

吊り橋を渡る手前で滝を見上げます。ここから長い階段を上り、生瀬滝へ向かいます。

 

階段から袋田の滝を見下ろします。

 

周囲の木々の紅葉は終盤を迎えています。

 

生瀬滝を見下ろす展望台に到着。

 

標高が高いため色づきが進み、今がピークでした。

 

生瀬滝を見てから月居山ハイキングコースを登ります。滝川の先に紅葉の生瀬富士。

今週の冷え込みで袋田の滝周辺の木々は一気に色づいたようです。来週には鮮やかさが増してくるでしょう。また訪れてみたいです。

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富谷山ふれあい公園からの夕焼け 2020.11.5

2020-11-05 20:54:37 | 茨城県

今日は在宅勤務。朝のうち雲が日差しを遮りましたが、10時頃から雲は南へ下がり小春日和の一日となりました。仕事の合間にアパートの掃除、布団干し、衣替え、買い出しなど慌ただしい一日でした。15時頃には仕事も家事も一息ついたため、長い休憩時間を頂き、桜川市の富谷山ふれあい公園まで夕陽を見に行ってきました。

アパートから約40分で公園の駐車場に到着。展望台へ向かいます。夕方になって湿度が上がってきたためか関東平野は霞んでいます。

 

展望台へ向かう途中、北西に日光連山を見渡します。錫ヶ岳、日光白根山、男体山、大真名子山と小真名子山、帝釈山と女峰山と連なっています。

 

展望台に到着。正面に関東平野と筑波山。関東平野の先の東京スカイツリーや富士山、関東山地は霞んで全く見えません。日没後のシルエットに期待しましょう。

 

筑波山をズーム。右が男体山、左が女体山。手前は真壁の街並み。

 

16時30分過ぎに日没を迎えました。奥秩父方面に太陽が沈みます。

 

太陽が沈んだ両神山の北側にシルエットが浮かびます。160km先の八ヶ岳の峰々です。左から権現岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳と連なります。

 

八ヶ岳の南には奥秩父の主峰。北から小川山、ひときわ高く三宝山、甲武信ケ岳、木賊山の3つのピーク。さらに国師が岳(北奥千丈岳)、雁坂嶺と続きます。

 

和名倉山、唐松尾岳、少し下って再び白岩山、芋木ノドッケ、飛龍山と3つのピーク、そして雲取山と続きます。

 

さらに奥多摩三山と高度を下げ、富士山が姿を現しました。

 

富士山のシルエット。雲が多めです。

 

展望台から駐車場へ戻る途中、正面に赤城山のシルエット。最高峰は黒檜山。

 

最初にも紹介した日光連山。左から日光白根山、男体山、大真名子山と小真名子山、帝釈山と女峰山。

あと1時間ほど待てば、東京スカイツリーや都心ビル群の夜景がきれいに見えたことでしょう。17時30分からアパートで仕事(会社)が待っているため、急いで戻ってきました。

 

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ビオトープ天神の里でセンブリが開花 2020.11.5

2020-11-05 19:55:00 | 自然

今朝は冷え込みが強まり、茨城県内の最低気温は大子0.1℃、笠間2.6℃、水戸4.7℃まで下がりました。甲府で初氷、宇都宮で初霜を観測しています。友部近郊でもうっすらと霜が降りていました。今日は週1回の在宅勤務。日の出が遅くなりましたが相変わらず朝早く目覚めてしまい、朝食後に勤務開始まで1時間ほど友部近辺をウオーキングしてきました。

向かった先はビオトープ天神の里です。在宅勤務が始まってから訪れることが多くなりました。アパートから往復8000歩で手ごろな散策コースとなっています。

木々は少しづつ色づき始めました。見頃まであと2週間くらいでしょうか。

 

偶然センブリの花を見かけました。

 

朝は蕾が閉じていますが、日が当たれば開花することでしょう。

 

近くにはリンドウの蕾もありました。

 

帰りに見かけたケヤキの大木。秋の深まりを感じる朝の散策でした。

紅葉が盛りになったら、北山公園まで足を延ばしてみることにします。

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塩原から五十里湖へ 2020.11.3 

2020-11-04 21:37:08 | 栃木県

高原山周辺では昼前から雲が多くなってきました。雨を降らせるような雲ではありません。天気は午後ももちそうなので、ハンターマウンテン塩原から西に5kmほどのところに位置する五十里湖へ向かいまいます。距離は近くても標高1200m前後の山に遮られるため大きく北側へ迂回します。日塩もみじラインを北上して中塩原へ降りてから国道400号で尾頭トンネルを抜けて上三依塩原温泉口へ向かい、そこから会津鬼怒川線沿いに会津西街道(国道121号)を南下。20kmを超えるルートとなります。

 

ハンターマウンテン塩原のゴンドラ乗り場の標高は1100m前後です。カラマツの黄葉がまだ残っています。

 

スキー場から日塩もみじラインへの出口付近は、もみじのトンネル。

中塩原にかけて標高が下がるにつれ紅葉が鮮やかさを増します。そして国道400号沿いの周囲の山々は黄金色に染まっていました。

 

会津鬼怒川線(野岩鉄道)の上三依塩原温泉口駅前の駐車場に立寄りました。標高は約700m。曇り空の中でもイチョウやもみじの紅葉が鮮やかです。

 

駅舎をズーム。ここから五十里湖まで鉄道沿いに10kmほど南下します。

 

五十里湖にかかる橋を渡った先に道の駅(湯西川温泉)があります。ここでトイレ休憩としました。正面は五十里湖。湖面の標高は586mです。五十里湖は鬼怒川支流の男鹿川をせき止めて造られたダム湖です。

 

北西には五十里湖北岸の高瀬山(1277m)。五十里湖の上流に目指す湯西川ダムがあります。ここから3kmほど先となります。

 

湯西川ダムに到着しました。鬼怒川水系の4ダム(五十里ダム、川俣ダム、川治ダム、湯西川ダム)の1つで、その中で最も新しくできたダムです。1982年に着工し2012年に完成。

 

先週末に訪れた川俣ダムや川治ダムのアーチ式コンクリートダムと異なり、重厚な重力式コンクリートダムです。堤高119m、堤頂長は320mあります。

 

堤頂から見る湯西川湖と周囲の山並み。栃木県の最北部となります。

 

 

下流の五十里湖方面を見下ろします。

 

ダムの下から見上げるとこのように見えるようです(左側)。右側は川治ダム。

続いて鬼怒川4ダムの最後に残った五十里ダムへ向かうため、国道121号へ戻り3kmほど南下します。

 

五十里ダムに到着しました。4ダムの中で最も古く、1941年(昭和16年) に着工、1956年(昭和31年)に完成。大規模ダムの草分けで完成当時は日本一の高さを誇ったそうです。この五十里ダムが完成した翌年に、鬼怒川支流の川俣ダムの工事が始まりました。

 

資料館に鬼怒川水系ダムの位置関係を説明するパネルがありました。鬼怒川を堰き止めた川治ダムの上流に川俣ダム、男鹿川を堰き止めた五十里ダムの上流に湯西川ダムが位置します。先週金曜日と昨日で4つ全てまわったことになります(川治ダムは以前訪れているので、ちらっと見ただけです)。

 

この五十里ダムと川治ダムは山一つ隔てて隣接していて、両ダム間は導水路トンネルで結ばれ、効率的な水運用が行われているそうです。

 

堤頂からダムの下流を見下ろします。数km先は川治温泉街になります。五十里ダム本体は堤高は112m、堤頂長は267mと湯西川ダムよりも若干コンパクト。ダム湖も規模は、流域面積271.2km2、有効貯水容量4600万m3と湯西川ダム(102km2, 3000万m3) よりも大きめです。

 

利水放流設備から勢いよく放水されていました。

 

雲が途切れて五十里ダム周囲に日があたり、紅葉の木々が映えていました。

 

紅葉に包まれる五十里湖。

10月の那須岳に始まり、先週から2回に分けて栃木県北部の紅葉を巡ってきました。魅力度ランキングで最下位に転落してしまった栃木県。自然豊かで紅葉が続く山々を見ていると何故?という疑問を抱かずにはいられません。しかも、これからは日光市街地も紅葉に包まれ大勢の観光客でにぎわうでしょう。

栃木県の応援は早春の花やシロヤシオの季節まで中断します。これからはアパートから比較的近い茨城県北部を中心に巡っていくことにします。11月は紅葉シーズン、そして12月~1月は霞ヶ浦のダイヤモンド富士や大洗磯前神社のダルマ朝日、筑波山からの眺望、今冬は寒くなりそうなので袋田の滝の全面氷結や久慈川のシガ出現に期待したいですね(おしまい)。

 

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龍王峡から紅葉の日塩もみじラインへ 2020.11.3

2020-11-03 20:57:58 | 栃木県

今日は祭日のため会社はお休み。茨城県では早朝まで雨が残り、終日曇り空となりそうです。久しぶりに大洗港か那珂湊へ釣りへ行こうと考えていたのですが、休日は親子連れでとても混み合うそうです。そこで、急遽予定を変更して、先週金曜日に続いて栃木県へ紅葉を見に行くことにしました。栃木県の北部まで足を延ばせば、低気圧通過後の下降気流により雲が切れ、寒気が入り始める昼頃までは青空も期待できるのではないかと予想。行き先は紅葉が見頃を迎えた日塩もみじラインとしました。

7時過ぎに友部のアパートを出発。笠間、益子から国道121号、国道4号、国道119号を経由し、鬼怒川の龍王峡へ向かいました。天気は宇都宮まで曇り空。鬼怒川温泉から北側には青空が広がり、高原山の姿も見ることができました。予想通りです。

 

日塩もみじラインには毎年訪れています。しかし、いつもは塩原から南下するため、龍王峡は素通りしていました。今日は逆コースです。時間はたっぷりあるので龍王峡に立ち寄ってみました。

 

鳥居をくぐり、渓谷へ向けて下ります。

 

最初に見えてきたのは虹見の滝。落差は20m程度でしょうか。虹の姿は見られませんでした。先にちらっと見えるのが虹見橋です。

 

虹見橋に到着。渓谷の周囲の紅葉が見頃を迎えています。

 

橋の上から下流を眺めます。龍王峡は川治温泉と鬼怒川温泉の間に約3キロ続く景勝地です。龍がのたうつような迫力ある景観は2200万年もの昔、海底火山の活動によって噴出した火山岩が鬼怒川の流れに侵食されてできたと言われています。

 

上流側の眺望。700mほど上流のむささび橋までの巡回コースがあるようですが、今日はここで折り返すことにしました。

 

龍王峡から日塩もみじラインを登ります。紅葉の中のドライブが続きます。

 

真っ赤に色づいたモミジ。

 

今が紅葉のピークです。正面の山は高原山南部の西平岳か中岳あたりでしょうか。

 

 

富士見台展望台までもみじのトンネルが続きます。

 

富士見台の展望台です。日光連山は雲の中。栃木県と群馬県の県境の山々が見えています。天気が良いと、ここから富士山を遠望することができます。

 

峠の茶屋のモミジが真っ赤に色づいています。午前中は山の影に入るため、午後にならないと日が当たりません。

 

大きいもみじを「思いもみじ」、小さいもみじを「思われもみじ」、大小合わせて「寄り添いもみじ」と呼ばれているそうです。

 

近くの橋の先には、真っ赤に色づいたももじの大木がありました。

 

せっかく訪れたので、ハンターマウンテン塩原でゴンドラに乗り、明神岳へ登ってみました。カラマツの黄葉を見下ろしながらの空中散歩。

 

山頂駅からの絶景。

 

日光連山展望台から見る釈迦ヶ岳(左)と鶏頂山(右)。今年の5月末に釈迦ヶ岳に登ったことを思い出しました。

 

関東平野展望台にやってきました。釈迦ヶ岳から剣が峰へ続く稜線。

 

北東には前黒山。

 

那須の茶臼岳は雲の中です。

 

山頂の遊歩道を一周してきました。

 

正面に日光連山。男体山から女峰山、帝釈山までは雲の中。太郎山と日光白根山が姿を現しています。

 

日光白根山をズーム。10月中旬に冠雪が確認されていますが、昨夜の暖気と雨で溶けてしかったのかもしれません。

 

山頂駅からカラマツの黄葉を見下ろします。

 

再びゴンドラに乗り、カラマツ林を下ります。

 

センターハウスに戻ってきました。

昼前から雲が広がり日差しが遮られるようになってきました。天気の良い午前中に今日の目的を達成できたので、午後は会津西街道を南下して、湯西川ダムと五十里ダムを見学することにしました(続く)

 

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紅葉の日光へ(3) 川俣ダムを訪れる 2020.10.30

2020-11-02 20:52:11 | 栃木県

霧降高原のきすげ平から大笹牧場を経由して県道23号線へ下り、鬼怒川沿いに上流へ向かいます。標高1000m前後の紅葉は今が盛り。周囲の山々の色づきは見事でした。パーキングエリアが無いことや先を急いでいたため、休憩無しで川俣ダムへ向かいます。

 

瀬戸合トンネルを抜けて川俣ダム方面へ右折、まずは瀬戸合見晴休憩舎「見晴茶屋」に向かいます。周囲の山々の標高は1200m前後ですが、既に紅葉は終わっています。冷たい風が吹き、時々にわか雨がぱらついてきました。見晴茶屋はお休みで、ここからダムに下りることができないため、ダムの駐車場に移動します。

 

駐車場から5分ほど下ると川俣ダムに到着。川俣ダムは、鬼怒川改修工事の一環として計画され、昭和41年に完成した鬼怒川の最も上流に位置します。洪水による下流河川のはんらんを防ぐための洪水調節、農業用水の供給、発電のためにつくられた、アーチ式コンクリートダムです。現在補強工事が行われている様子です。

 

補強工事の説明がありました。アーチ式ダムでは、ダム湖の水圧を受ける岩盤をアンカーで補強して安全性を確保している。川俣ダムでは完成から半世紀以上が経過したため、予防保全の観点から既存アンカーの間に更新アンカーを打ち込み、岩盤を補強する工事(岩盤PS工法)が行われています。岩盤を所定の深さまで削孔し、PC鋼より線などを挿入して、プレストレスを導入し、岩盤を緊結一体化する補強工法です。 

川俣ダム正面の岸壁に架けられた吊橋「渡らっしゃい吊橋」を渡ることができるようなので、瀬戸合峡遊歩道を10分ほど歩きます。100段以上の階段の上り下りが続きます。

 

最後の下りでダムと吊橋が見えてきました。ダムの補強工事部分に作業員が見えています。

 

吊橋に到着。瀬戸合峡の紅葉がきれいです。

 

アーチ式ダムを正面から見ることができます。型式はアーチ式コンクリートダム 、地質は石英粗面岩質熔結凝灰岩 、堤高117.0m、堤長131m(天端部)、厚さは上部3m、下部12m、総貯水容量は8760万m3あります。ダムの上にはロープウエイが掛けられ、補強工事用の資材が対岸へ運搬されていました。

 

ちょうど工事用の資材が先ほど見えた対岸へ向けて運搬されていくところです。

 

吊橋の先は行き止まりです。対岸から振り返ると目の前に日光の山々がそびえています。左のピークが女峰山、右のピークは帝釈山です。この2つのピークは1kmも離れていないため、遠くから見ると山頂を識別するのが難しい山なのです。

川俣ダムの先には、川俣大橋、川俣温泉などの観光地がありますが、紅葉は既に終わっていそうなので、ここで引き返すことにします。

 

標高800mまで下ると鬼怒川(瀬戸合峡)沿いの紅葉が鮮やかさを増します。

 

日向地区(野尻公園)で正面の青空の中に虹が出現しました。偶然駐車エリアがあったので車を停めてパチリ。上空は青空ですが風上には積雲があり、雨粒が強風に運ばれてきたのでしょう。珍しい現象です。

 

紅葉の山にかかる虹

 

さらにズーム

 

近くの公園の紅葉が鮮やか。手前は鬼怒川です。

 

先を急ぎます。トンネルの先は川治ダム。正面の山は標高1000mで紅葉が始まっています。

 

川治ダムにちょっと寄り道。川治ダムは、利根川総合開発の一環として鬼怒川に計画され、昭和45年に工事が始まり、昭和58年に完成したアーチ式コンクリートダムです。この型式では国内で第4位の高さ(堤高140m) を誇ります。日没が早くなり、日が陰ってきました。 川治ダムは一度見学したことがあるので、駐車場からちらっと眺めるだけにして、栃木県の紅葉巡りはここで終了としました。

先日発表された魅力度ランキングで、不動の茨城県に代わり栃木県が最下位の栄誉に輝いてしまいました。栃木県は海には面していませんが、世界遺産のある日光や、奥日光、塩原、那須といった豊かな自然に恵まれていて何故?という印象です。今後は、地元(単身赴任先です)茨城県と共に栃木県も応援していくことにします。(終わり)

 

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紅葉の日光へ(2) 霧降の滝から霧降高原へ 2020.10.30

2020-11-01 11:23:48 | 栃木県

奥日光から日光へ戻り、霧降高原へ向かいます。まず訪れたのは霧降の滝。駐車場の標高は764mで、周囲の紅葉は色付き始めです。駐車場から10分ほど歩くと正面に霧降の滝が姿を現します。霧降の滝は、華厳の滝、裏見の滝に並ぶ日光三名瀑の一つ。滝は上下二段になっていて、合わせると高さが75mになります。

 

終盤をむかえた奥日光の紅葉はくすんだ色合いでしたが、こちらは色付き始めで、黄緑、赤、黄のコントラストが鮮やかです。

 

下段の滝をズーム。

 

上段の滝です。

霧降の滝を見てから、さらに霧降高原道路を登り、標高1350mの、きすげ平園地に到着しました。今年の7月9日にニッコウキスゲを見に来て以来です。11時過ぎに到着したとき上空には鉛色の雲が広がっていました。しかも周囲の紅葉は既に終わっていましたが、1445段の階段を上り標高1582mの小丸山展望台まで往復してきました。下山してからレストハウスで昼食をとっていると、雲の湧き方が弱まり、風向きが変わった影響も重なり雲が切れて青空が見えてきました。せっかく来たので、もう一度1445段の階段を上ることにしました。

 

僅かに残った紅葉の中を登ります。青空に映えます。

 

階段の上から振り返ります。サクサク階段を上ります。

 

草原の中の階段をサクサク上ります。

 

この草原はスキー場として使われ、霧降高原スキー場と呼ばれていました。1965年にオープンして2003年まで38年営業されていました。

 

ひたすら階段を上り続けます。再び振り返ると正面には高原山。この周辺は、7月にはニッコウキスゲが咲き乱れていました。

 

上から見下ろすと、駐車場の周囲はカラマツの黄葉におおわれています。

 

出発地点をズーム。

 

20分ほどで標高1582mの小丸山展望台に到着。気温はわずか2℃。これは1回目に登った時の気温で、昼食後に登った時は5℃まで上昇していました。

 

眼下には栃木県から茨城県の平野部が広がります。

 

高原山をズーム。右側のピークは釈迦が岳。左側が鶏頂山。その奥には明神岳と前黒山。手前の月山の左には栗山ダムを見下ろします。

 

高原山の右奥には、八溝山と高笹山。

 

小丸山展望台から先には登山道が続いています。

 

きすげ園地の回転扉から外に出てしばらく歩くと標高1610mの小丸山に到着します。7月もここまで来ました。この先赤薙山にかけての稜線が続きます。

 

赤薙山南東斜面の黄葉を見下ろします。

 

 

疎らに残る紅葉です。

再び雲が広がってきたので、1445段の階段を下り、霧降高原道路を北へ向かいます。

 

標高1300m~1400mの快適なドライブが続きます。途中パーキングエリアで休憩。正面に高原山と栗山ダムを望みます。小丸山展望台からの眺望とほぼ同じアングルです。

北側の空は積雲におおわれていますが、天気の大きな崩れは無さそうなので、予定通り川俣湖目指して北上することにしました(続く)

 

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