今日は、今年何度目かの琵琶湖船上でした。
いつものように笛吹ですね。
今回は、滋賀県生協大会。浜大津から竹生島までの往復です。竹生島にトイレ休憩で立ち寄る以外は、どこにも寄港せずに、6時間、ず~と琵琶湖でした~。
船上では様々な催しがおこなわれました。
「琵琶湖を語る」というテーマで、滋賀県の漁業組合の方や、湖東の森林ボランティアの方などのお話があったのですが、パネラーのお一人が琵琶湖の漁師、戸田直弘さんでした。
この方は、6年前に「私、琵琶湖の漁師です」という本を出されてた人で、漁師の視点から見た琵琶湖の現状をひょうひょうとした筆致で語り、現在も漁をしながら各地で講演活動をされています。
実は、戸田さんは私の中学の後輩なんですよ!
私より若いけど、なかなかの男前です。
今日はデッキで少しお話することができました。
「琵琶湖のアユって、大きくならないんですよね」
「そうです。アユは川を遡上して卵を産んで死ぬという1年魚ですけど、琵琶湖のアユは湖というゆったりとした環境にいて、しかも肉食のプランクトンを食べてるんで大きくならへんのですよ。川にいるアユは同じように1年魚ですけど、流れのある川の中にいて、しかも植物性のプランクトンを食べてるので大きくなるんです。養殖もそうです。わざと流れを作った生け簀で餌を与えて大きくするんですね」
・・・そうなんですよね~ スーパー等で見るアユは大きいです。
植物性の餌を食べてるから、アユは水コケの香りがする、とか言いますもんね。
それに比べて琵琶湖のアユは、ホンマに大きくならずに一生を終えるんですわ。
そんな話の中で、琵琶湖大橋東詰の話が出ました。
戸田さんの地元です。先日、大きなショッピングモール「ピエリ」ができてにぎわってるようですが、周辺の田舎の景色が大きく変わりましたよ。
琵琶湖の船上から見ても景色は大きく変わりました。
滋賀県のランドマーク、シンボルの近江富士、三上山もピエリの上にチラッと見えるぐらいで、半分は隠れるんですわ。
橋の南側には、条例のスキマをかいくぐるように?カラフルなファッションホテルが数軒建ってるんやけど、これも景観を変えてしまったと酷評されてますしね。
対岸にある大観覧車イーゴスも、「夢のあと」のごとくほられたまんまやけど・・・
時代の流れは仕方ないことなんやけど、一度なくなってしまったものをもう一度再生しようと思うと、大変なエネルギーが必要らしいです。いったん壊れた環境を元に戻すのは、なかなかできないことなんですよね。
そんなお話をしていました。
古き良き時代をちらっと知ってる世代ゆえに、変わっていく故郷を憂いてしまうんですわ・・・
画像は、大津に帰ってきた船上で。
大津プリンスホテルのそばに、バス釣りと思われる小舟が数隻。西陽の中に映ってました・・・ブラックバスはリリースしないでね!!
いつものように笛吹ですね。
今回は、滋賀県生協大会。浜大津から竹生島までの往復です。竹生島にトイレ休憩で立ち寄る以外は、どこにも寄港せずに、6時間、ず~と琵琶湖でした~。
船上では様々な催しがおこなわれました。
「琵琶湖を語る」というテーマで、滋賀県の漁業組合の方や、湖東の森林ボランティアの方などのお話があったのですが、パネラーのお一人が琵琶湖の漁師、戸田直弘さんでした。
この方は、6年前に「私、琵琶湖の漁師です」という本を出されてた人で、漁師の視点から見た琵琶湖の現状をひょうひょうとした筆致で語り、現在も漁をしながら各地で講演活動をされています。
実は、戸田さんは私の中学の後輩なんですよ!
私より若いけど、なかなかの男前です。
今日はデッキで少しお話することができました。
「琵琶湖のアユって、大きくならないんですよね」
「そうです。アユは川を遡上して卵を産んで死ぬという1年魚ですけど、琵琶湖のアユは湖というゆったりとした環境にいて、しかも肉食のプランクトンを食べてるんで大きくならへんのですよ。川にいるアユは同じように1年魚ですけど、流れのある川の中にいて、しかも植物性のプランクトンを食べてるので大きくなるんです。養殖もそうです。わざと流れを作った生け簀で餌を与えて大きくするんですね」
・・・そうなんですよね~ スーパー等で見るアユは大きいです。
植物性の餌を食べてるから、アユは水コケの香りがする、とか言いますもんね。
それに比べて琵琶湖のアユは、ホンマに大きくならずに一生を終えるんですわ。
そんな話の中で、琵琶湖大橋東詰の話が出ました。
戸田さんの地元です。先日、大きなショッピングモール「ピエリ」ができてにぎわってるようですが、周辺の田舎の景色が大きく変わりましたよ。
琵琶湖の船上から見ても景色は大きく変わりました。
滋賀県のランドマーク、シンボルの近江富士、三上山もピエリの上にチラッと見えるぐらいで、半分は隠れるんですわ。
橋の南側には、条例のスキマをかいくぐるように?カラフルなファッションホテルが数軒建ってるんやけど、これも景観を変えてしまったと酷評されてますしね。
対岸にある大観覧車イーゴスも、「夢のあと」のごとくほられたまんまやけど・・・
時代の流れは仕方ないことなんやけど、一度なくなってしまったものをもう一度再生しようと思うと、大変なエネルギーが必要らしいです。いったん壊れた環境を元に戻すのは、なかなかできないことなんですよね。
そんなお話をしていました。
古き良き時代をちらっと知ってる世代ゆえに、変わっていく故郷を憂いてしまうんですわ・・・
画像は、大津に帰ってきた船上で。
大津プリンスホテルのそばに、バス釣りと思われる小舟が数隻。西陽の中に映ってました・・・ブラックバスはリリースしないでね!!