3ヵ月に一度、大津市の旧公会堂へ行きます。
と言っても、10月は忙しくて行けなかったんやった。
久しぶりの、男前の落語です。
「おおなまず寄席」。
噺家さん3人でそれぞれ1題、1800円(当日2000円)
前座は、桂小鯛くん。
塩鯛さんの3番目のお弟子さんで、6年目らしい。
前は、「都まと」くんやったんよね。
師匠の「塩鯛」襲名で、「小鯛」にならはって。
ハキハキしてるし、なかなか面白い若手です。
前座のわりには?羽織着て登場。
また、脱ぐタイミングがイマイチで・・・噺をしながら羽織の紐をほどいて、
脱ぐんかと思ったら、手が止まり、噺が続くんやけど、
その中途半端になってる羽織が気になって・・(苦笑)
ネタは、「ちりとてちん」。熱演でした!
このネタは、本当によくかかるネタですよね~
食べる所作がいっぱい出てくるねんけど、それが想像できるから楽しい。
どことなく、南光さんの雰囲気が漂ってました~(笑)
2番目は、しん吉くん。
言わずと知れた、鉄っちゃん噺家。
多分、この場所は好きなんちゃうか~って、一緒に行った友だちと話してたわ。
だって、旧公会堂のすぐ隣を、京阪電車が走ってるねんもん。
「ここは初めて来ましたけど、ええ場所ですね~。駅からも近いし」
多分、電車で来はったんでしょね~
マクラにも、懐かしい特急白雪のことを言うてはったけど、
それまでの、マクラが長かったわ~
内弟子時代の話から食事の時のお箸の使い方、
師匠の話、大師匠の話・・などなど。
ネタは、この時期らしい「初天神」。
この噺も、食べ物が出てくるねんな。
アメと、みたらしダンゴ。みたらしダンゴのタレをすするのが、
なんとも面白いんよね~ でも、オチまではなかったけど~
最近、この噺のオチまで聞いたことないわ。
トリは、この落語会の主である、南天さん。
始まる前に、受付でチケット代を払ってたら、
主催の方がいつも来てる人やと、知っててくださって、
(予約はメールでしてるんやけど)
前に行ったときも、差し入れを南天さんに、って言うたら、
わざわざ、控え室の南天さんを呼んでくださって。
今回も、「差し入れを」って言うたら、控え室へ案内してくださって、
「南天さん、いつも来てくださる人らですよ」って。
南天さん、まだ着替えてはらへんかったんやけど、
すっっごく愛想良く、ハナしてくださいました。
友だちが、別のところで買った南天さんのCDを出して、
サインをしてもらってました~
じゃ~ん!
南天シールも貼ってもらって。
私も、シールいただきましたよ。
ちなみに、今回の差し入れは、いつもの?「ふなずしパイ」!
「ふなずしのエキスの入った、ふなずしパイです」って、渡したら、
「え~っ、そんなんありますのん~」
「お酒にも合います」
「へぇ~!」
そういや、南天さんが弟弟子のようにかわいがってる紅雀さんに、
滋賀県出身やし、これを前に差し上げたことがあるねんけど、
繁昌亭でお会いした時に、「お味どうでした?」って聞いたら、
「ちょっと・・・」
って、言うてはってんよ。県民やったハズやのに!
さて、南天さんの口に合うたかしらね~
そうそう、今回のネタは、「不動坊」。
元旦に、吉弥さんでも聞いたお話やけど、この寒い時期合わせたネタですね。
南天さんは、力みがなくて、でもメリハリがあって、面白い。
吉弥さんは手慣れたかんじで小ネタが入るけど、南天さんは、
小ネタを挟む時に、フッと素の南天さんが出て来るから、また笑えるねんな。
こごろう時代は、よう噛んだよね~ って、友だちと話してたんやけど、
やっぱり、襲名は人を成長させるんやね。
ちなみに、オチは、吉弥さんとも違うオチ。
「オマエ、ようこんな仕事引き受けたな」
「幽霊だけに、迷いました」
わかりやすいです。
さてさて、今月はもう一回、落語会に行きます。
来週、20日、守山市民ホールで今年度最後の「ほたる寄席」。
笑福亭銀瓶さんが出はります。
仕事もいっぱいあるんやけどね・・・