おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

最後の王妃の最期

2013-12-16 23:02:57 | 日々のつれづれ
昨日は大阪行きで、帰りは9時過ぎ。長女と一緒やったので、
駅前の天一で、ひさしぶりに、こってりラーメンをいただきました!



天一って、天下一品ね! 690円。
お留守番のダンナのためにお持ち帰り用1人前を買って帰ったら、
お弁当を買って食べたらしく (お魚の煮物とかは用意しといてんけど)
ネコと一緒に、ホットカーペットの上でうたた寝してた~

お疲れさま!

さて、新聞を読んでたら、滋賀県は図書館蔵書数が全国1位、
図書館利用者数は2位、図書館貸出冊数は1位で、1人あたり9.00冊。
滋賀県は図書館が最も充実した県だということが書かれてました。→こちら
確かに、各市町に図書館はあるし、県立図書館もあります。

仕事で、草津市図書館を取材したことがあるけど、
学生数も多いし、10万人以上の人口もあって利用者が多い図書館でした。
CDやDVD、紙芝居などを含め一人で15点、3週間借りれるらしいよ。
そらぁ、貸出冊数も多いやろうね。

『ヘンリー八世の六人の妃』は定価4200円。
とても自分では買えへんよね。図書館で借りれて良かった~

翻訳本やから高いのかな。
でも、それゆえに、読んでてもちょっとわかりづらいんですよ。
それでなくても、同じような名前が何度も出てくるし・・・。
行きつ戻りつ読むことになり、時間がかかりますわ。

その点、『怖くて読めない英国王室残酷物語』は、さくっと読みやすい。
ただ、「週刊誌的な書き方」という書評もあるように、軽すぎて?
信憑性がどうなのかな、という不安はありますね。

なので真実は、史実として残された記録はともかく、
残った人の証言は・・・正しいかどうか? 
真実は小説より奇なり、とは言うけどもね。


ヘンリー8世の6番目の妃、キャサリン・パーは、
王が亡くなって未亡人となりますが、かつての恋人トーマス・シーモアと、
再び恋に落ち、喪が明けきれないうちに結婚をすることになります。

キャサリン・パーは、王との間に子どもを産まなかったので、
皇太后とはいえ、微妙な立場だったみたい。
英知に富んでいても、政治に関われるわけでもないし、
かつて愛した人の腕に走っても無理はなかったかも。

また、野心家のトーマスにしても、かつての恋人は、
遺産をたくさん相続し、甥である新国王が敬愛する継母、
魅力的な存在なんですね。

二人の結婚への流れは、『ヘンリー八世と・・』の本に細かく書かれてるけど、
周囲のいろいろな思いが交錯し、いろいろな問題を含んでいたようですね。

結婚後、キャサリン・パーは、王妃エリザベスと、
レディ・ジェーンを屋敷に住まわせて面倒をみますが、
意外なことに、キャサリン・パーは35歳で身ごもったんですね。
3度の結婚では一度も妊娠しなかったのに。

しかし、彼女の妊娠中に、トーマス・シーモアは同居する
15歳で利発で上品で、大人びた少女に成長していたエリザベスと、
じゃれあう姿が目撃されるようになるんですね。
結局、キャサリン・パーは、エリザベスを家から出して、
他のところに預かってもらうことにします。

実際に、二人の間になにかがあったかどうかはわからないけど、
夫がというより、キャサリン・パーは預かりモノの王女を、
大切にしようと思っていたようです。

やがて、キャサリン・パーは女の子を産むんやけど、
高齢の初産でもあり、産褥熱で亡くなってしまうんですね。
本当に、あっけない死です。

この間、彼女のそばにいたのがレディ・ジェーンでした。
エリザベスがいなくなってから、ずっとそばにいて、
出産も、葬儀も、立ち会っていたようです。

キャサリン・パーの、愛する人との結婚生活は15ヶ月。
命をかけて子どもを産んだのに・・・


その後、トーマス・シーモアも、ロンドン塔に送られます。
兄によって裁かれるんやけど、これも悲しい。

そしてその兄も、権力抗争に負けてまた処刑され・・・

ほんま、ややこしい時代です。