おかんのネタ帳

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まんだら寄席

2014-11-03 23:47:07 | マイブーム・落語
忘れんうちに、書いておきます~
風邪ひきから、行くのをどうしようかと思っていたけど、
行って良かった~と思っているのが、「まんだら寄席」。

志賀町出身の噺家、桂紅雀さんの落語会。
今回で15回目やそうです。

紅雀さんの同級生のお母さんが主催する落語会で、
地元の応援する人々を誘い合って開いてる会なので、
一般には告知されてないないんですね。

でも、口コミで年々増え続けて
・・・大津市以外の私までも行かせてもらってるくらいやし
最初は小さなところから始まって、今では100人ほど入る会場に。
・・木戸銭も、1700円まで上がったとか~(笑)

いつもこの時期に開催しはるけど、忙しい時は行けず・・・
昨年はなかったらしいけど、前に行ったのは2010年。4年前やわ~



会場の前に、手作りのあんどん。
毎回飾られてます~

誘ってくれた友人を待ってたら、会場から紅雀さんが出てきました!
声をかけたら、覚えていてくださって!
ありがたいことです・・あ、どっちが~?(笑)

「楽しみにしてます。今日は南天さんがご一緒で~」

「二人で、ふたつづつします~」

友人が来て、主催されてる方と、紅雀さんと、少しお話をしましたね。

「今日は8時半で終わって~って言わはるし、短い噺しますわ」

「なんでやのん~」 (主催者さん)

笑ってはりましたけど、この意味、始まってからわかりましたよ~(笑)

毎回、主催者さん(つまり同級生のお母様ね)が最初に挨拶しはるんやけど、
これがけっこう長い・・・(笑)南天さんの紹介もずらっとしてはって。

紅雀さんが登場してきて、「長いことしゃべって」 って言わはるねん(笑)
前の時も同じこと言うてはったし、「短い噺をするわ」というのは牽制やね!

そんな和気藹々の、「まんだら寄席」。

紅雀さんは、「いらち車」から。
マクラで人力車の話をしてたから、そうかな・・・と。
京都やら観光地にある人力車、乗ってるのはカップルばっかりか、
女性ばっかり。男同士で乗ってるのは見たことない。
ほんで、車夫は、みんなイケメンぞろい・・・

そうそう、マクラで、びわ湖放送の番組の出てるっていう話をしてましたね。
見たことある人・・・って言うたら拍手いっぱい、みなさん、よう見てはります。

「見てくれてはるんですね~ びわ湖放送なんて、見てる人ないかと思てたのに。
 真面目な番組やから、あんまり、面白くないんですけどね~」

確かに、「老人介護・・」とかの話ですもんね~

2番目に、南天さん登場。
いつもの軽快な話ぶりで、テンポ良く、

「私も、いろいろだせてもうてますねん。1008KhzのABCラジオ、
 三代澤さんの番組に出させてもうてますねん。
 聞いたことある言う人~」

会場が、シーン・・・ほんまに(笑)

「え、みなさん、ラジオおまへんの?」

電波状況もあるしね。パソコンとかスマホならよう聞こえるけど、
比良山のふもと、ABCラジオは入りにくいんちゃうかな・・・

「テレビもね、やってますよ。ちちんぷいぷい木曜日、
 『昔の人は偉かった』のコーナーで、ナレーションしてまんねん・・」

会場がみんな、「あぁ~知ってる」とばかりうなずいて。
南天さん、ちょっと、ホッとしはってんけどね。

「・・・テレビがないおたくも、あるようで・・・」

で、ネタは「宿替え」。
濃いわ~ おやっさん。ヨメにモノを持ってこさせては、

「けつまづくなよ~ オマエひとりのカラダやないぞ~」

何度も繰り返して言うからウケてました~

中入りがあって、最初が、南天さんの「遊山船」。
相変わらず、面白い話ですよね。鳴り物もはいるし。
喜六と清八コンビの会話やけど、彼らがはなす船に乗ってる人物が、
ほんまに生き生きしてて、その風景が見えてくるから不思議。
面白い話です。オチも、わかりやすいし。

最後は、紅雀さんで、酒飲みの話。「親子酒」。
「替わり目」もそうやけど、酒飲みの噺はうまいね。
紅雀さんを初めて聞いたのが「禁酒関所」やったからか、
なんか、いっつも酒飲みを聞いてるような・・(苦笑)
実は、全く飲めない下戸らしいけど。

「あなた、酔ってますねー」

「いいえ、私、酔ってませんよ」

こういうくだり、師匠の枝雀さんそっくり。
時々、師匠が降りてくるよね~

だんだん、上手くなって人気も出て、だから口コミで人が増えて。
でも、会場はあれくらいが一番ええね。木戸銭も(笑)

久しぶりの落語、4席ぐらいが一番ええな。