おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

繁昌亭 その2

2015-05-05 21:48:40 | マイブーム・落語
GWも、あと1日ですね~
私は、いつものように、休みのような休みでないような日々。

小雨の昨日は、電気温水器が壊れてサービスに来てもらいました。
お湯漏れらしい・・ちゃんと治るのは連休明けになるとか。
・・・また、お金いり・・・(涙)
文化的生活をするには高く付く、というか、
修理しないわけにもいかへんからね・・ふぅ。

そんな中、夕べは、地元の祭りの宵宮を見に行き、
今日は、本宮を見てきました~~ 
明日の新聞、滋賀版に大きく載ると思いますが、
私のレポは、また今度~

その前に、繁昌亭の落語会の続きですね~

JR天満駅から、日本一長い商店街、天神橋筋商店街を歩いて、
繁昌亭まで行ってきました~

駅をおりてすぐに、目を引いたのが、スーパー玉出。



相変わらず、パチンコやさんみたいです。
その写メを撮ってる私って~(笑)



3丁目あたりにくると、鳥居がかかってます~
大阪らしいですよね~

さて、昨日の続きは・・・

中入り後の、吉弥さんからですね。

一緒に行った人生の後輩(30代♀)は、
たまたま、ドラマ「ちりとてちん」の話をしてて、
私のお蔵にあるDVDを見たい、というので貸してあげたところ、
めっちゃ、ハマってしまった人なんですね。
・・・そういう人を、何人もこさえた私ですが~(笑)

前から、落語会に行きたいといってたので、
今回、聖地である繁昌亭に誘ったワケです。
なので、吉弥さんが出るこの日の夜席になったんです。

「吉弥さんの出囃子は”真室川音頭”やで」

「えっ、出囃子って・・・みんな違うんですか~ 
 気ぃつきませんでした~~」

ま、ビギナーはそんなもんです。
”真室川音頭”も、聴いたことがあるようなないような・・
という感じでしたけど、さすがに、トリの仁智さんの出囃子は、
他と違うというのが、ようわかったようです!(笑)
・・・・オクラホマミキサーですもんね!

さて、吉弥さんのマクラですが・・・
前にも聴いたことがあるかも、
新幹線の駅で海老蔵さんに間違えられたという話。
マスクをしてて、目だけで間違えられたとか。
そして、歌舞伎が好きという話に・・・

「チケットが高いんですよね。だいぶん前に、
 勘三郎さんが好きで行ったんですけど、21000円ですよ~
 二人やったら、42000円、3人やったら、63000円・・・
 そう思たら、今日はお安いですね~」

いつもの話ですわね。なので、芝居モノ、です。
「七段目」! 芝居噺では好きな噺です~
吉弥さんのは、何回聴いてもおもしろいです。
だんさんが、落ち着いてて、芝居に興じる若だんなと、
煙草を吸いながら、二階を見上げだんさんとのメリハリ、
めっちゃ、ようわかりますよ~
会場も、隣の席の後輩も、大喜びでした~ さっすがです。

そして、トリの仁智さん。
さらに、会場が喜びましたね~~

「ありがたいもんで、噺家というのは気楽な商売でして、
 座らしてもろて仕事ができるという・・・只今、仕事中でございます~」

「この前に、一つ仕事をしてたんですけど、間にあわへんかったらあかんと、
 走って走って・・・今、ほっと座って休んでる状態です~」

休んでる状態って、会場が大爆笑です!

「今日、なんかすごボクシングの試合してましたでしょ。
 興味ある人いてないかもやけど・・・
 あの試合ね、ファイトマネーもすごいけど、一番前の席、
 プレミアがついて、4000万円ですよ~」

会場が、へ~ というてたら、

「ここなんぼ~!?」

間がね、ええんですよね~ 爆笑です!

そこから、野球の話が始まりまして、ごひいきの球団は、
もうないそうなんですけど・・・近鉄ですね!
野球解説者の話になりました。

「キライなんは、掛布さんですわ。
 わりとね、理屈っぽいんですね~ 
『掛布さん、○○選手のバッティングはどうですか?』
『彼の手首の返しが気になりますね~』 って、
 オレは、あんたの髪の毛が気になるっちゅうねん~」

似たような頭ですからね~

「好きな解説者は3人いて、まず川藤さん・・・」

川藤さんがどういう選手やったかから話が進み、
川藤さん語録をいろいろ紹介してはりました。
解説の仕方がシロウトっぽいところがええんですって。

そして、いちばん笑ったのが、福本さんの話。
盗塁王になってその記録もすごいという世界の福本。
なのに、解説は河内のオッサン丸出しやと言うんです。
全国ネットの放送にもかかわらず、

『福本さん、だいぶん暖かくなりましたね~』

『ぬくいね~』

ぬくい、なんて、関西しかわからんやろし~

0対0で決着が着かない試合で

『福本さん、0が並びましたね~』

『たこやきみたいやな~』

そんな福本さん語録をいろいろ、
おもしろく紹介してくれました~
会場も、大盛り上がりです。

ちょっと、へんな笑い方をする人がいたんやけど、

「大丈夫でっか? ちゃんと息を吸うてくださいよ」

そういや、好きな解説者は3人ていうてはったけど、
あと1人はだれやったんかしら・・・

ネタの方は、新作です。
タイトルがわからへんねんけど、
ヤクザのアニキと舎弟ゲンタの話・・・

もう、ね。
ギャグというかなんというか、爆笑に次ぐ爆笑です。
最初はトイレで、アニキが「ちりし」って言うたら、
ゲンタが出したのが「チェルシー」・・って、キャンディやん。
「しゃあないからセロハンで拭いたわ~」

ヤクザは斜陽産業。
不景気で高利貸しでは儲からなくなったので、しのぎを考えやなあかん。
ゲンタがあれこれプレゼンするんでやってみるねんけど、
どれもこれも、うまいこといかない。

カツアゲでもしましょか。
金を持ってる年寄り夫婦を知ってまっせ、というゲンタ。
出てきたおじいさんに「金出せ!」で、
奥から出てきたのはおばあさんのカネさん。
お金やのうて、カネさん・・・このパターンが続きます。

いちばん笑ろたのは、「豊臣の埋蔵金」
サラ金で10万円借りて、地図を手に入れたというゲンタ。
その地図を頼りに、掘りに行くアニキ・・・

「おっ、壺が出て来た・・中になんかはいったある。
 ボロボロのぞうきんなんか書いたあるわ・・
 豊臣のマイ雑巾・・・

会場の笑いが起こるのを見ながら、

「お客さん反応を見ながら言わなあかんやないかい~」

結局、額に汗して働かなしゃあないということになり、
「甲子園球場での売り子」でもしようか・・ということに。

「氷菓子(高利貸し)はもうからん」
というオチでおしまい。

仁智さんは古典もしはるけど、創作落語も熱心な噺家さん。
昔、寄席によくいった学生の頃、オトコマエでやし、
背も高いし、モテモテの噺家さんでした~

頭髪は寂しくなったけど、今でもオトコマエですよね~ 



終演後の繁昌亭。
噺家さんたちに見送ってもらいました。

相変わらず、吉弥さんはファンに囲まれてましたね~

楽しい落語会でした~