おかんのネタ帳

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百間堤

2015-05-15 23:19:04 | 湖国日記
資料だけで、湖西にあると知って出かけたのに、
一昨日は、探すことができませんでした~

案内表示があったので、その道を入ったんやけど、
山の中に入っていく道が細すぎて、寂しすぎて、
大型ゴミは捨てられてるし、舗装道路やなくなるし・・・
石垣らしきものもあったけど・・・

帰宅してから、別の資料を読んでたら、
道を一つ間違えてることに気づきました。
というか、もう一つ先の道を入った方が行きやすそうなんです。

ひょっとしたら、道が先でつながってるのかもわからへんので、
案内表示版も、間違ってないのかもわからへんけどね。

目指した先は、「百間堤」。
南比良の交差点から山を目指し、湖西道路をくぐって、
林道をしばらく行くと、左手に石垣が見えて来ました。



これかな、と思って、低いところから、石垣の上に上がってみました。



あぁ、これや~!
約200mほど、巨石が積まれています。
最大幅は15m、高さは、5,5m~9mもあるそうです。



上に立つと、ちょっとコワイかも・・・



左が四ツ子川。この辺りで、川が曲がってるらしくて、
ここから、何度も洪水したようです。



地元の人が立てた案内板、ちょっと朽ちて、ナニが書かれてたのやら・・(汗)

旧志賀町の町史によれば、現在の堤は、江戸末期1852年のもの。
山間を流れる四ツ子川が、大雨や暴風雨でたびたび氾濫し、
下流の集落や田畑に大きな被害を与えていたらしいんです。

四ツ子川だけでなく、比良山系を流れる川は、
どこもこういう洪水被害が多くて、それぞれ堤が築かれたようです。
でも、ここだけハンパなく大きいんですね。



下流方面。



大雨の時に、この川が氾濫するんやから、
どんだけの水が流れるか、想像つきませんね。



プールのような、水だまりがありました。
ここから、下流に水路が続きます。
洪水がなければ、キレイな水は大切な水源ですね。



勢いよく、水が流れていきます。



脇の道から見た石垣。
大きな石です~

水の豊かな滋賀県ですが、琵琶湖をはじめとして、
豊かな水は、時として、大洪水を起こし、住民を苦しめたのですね。


写真では、なかなか広大な風景を伝えられへんのが残念。

お時間のある方・・・ぜひ、見に行ってみてください。

ちなみに、明日(16日)明後日(17日)は、
「かんじる比良」というイベントが行われるとか → こちら

自然、歴史、文化、アート、食、をテーマに、
周辺の作家さんの作品展や、体験教室とか、
おいしいものとか、あるらしいです~