おかんのネタ帳

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小劇場

2019-11-05 23:12:47 | 演劇・舞台
すっかり11月です。
朝夕、めっちゃ冷え込んでます。
なので・・・今夜は、敷毛布出しました。
ダンナの方が先に「出して~」って言いまして。
・・・夏、ハダカで寝るほどの暑がりのくせに、寒がりですわ~

書くことがたくさんたまってしましました。
書きかけたら、長くなるんですけど・・・

とりあえず、先週末、急に思い立って?
舞台を観に、上京してきました。
・・・まさか、こんなに何度も行くとは~(汗)

だいぶん、迷ったんですけどね。
取材も入ってたし、けしてヒマではないし。
何より、年金族になろうとしてるのに、ええんか?私?って感じで。
でも、思い切りました~
いろいろ段取りして(夕飯の準備とか)
取材終わってから、午後から新幹線です。



雨上がりの富士山、見えましたね。



実は前日、娘が、急に休みが取れたから東京へ行くって言いまして。
仕事関係で多少のご縁がある美術館めぐりをするからと。
上野の西洋美術館と六本木の森美術館へ。
大雨の日に上京、翌日帰るからと・・・おかんは翌日行くねんけどな~
結局、翌日、新横浜ですれ違いまして~(苦笑)
・・・出不精の娘、いつからこんなにアクティブになったんかしらね。

さて、目的は、こちらです。
ちょっと、上が切れてる~~



演劇集団Jr.5の「明けない夜明け」



中野のウエストエンドです。
・・・何度も通ってますね。
Jr.5は、劇団Studio lifeのジュニア5と呼ばれる
5期生のメンバー5人が立ち上げた演劇ユニット。
そうです・・・私が応援する俳優さんは、このJr.5のメンバーです。
とはいえ、4年前からは脱退というか、出てないんですけどね。

彼と同期ということもあって、2010年の立ち上げから、
ず~っと応援してるし、観に行ってるんですよ。
・・・昨年だけが行けなかったけどね~(汗)

今回も、行けないとあきらめてたんやけど、
友だちが制作でお手伝いすることになって、
・・・それも、けっこう大活躍で!
裏方の仕事、いっぱいあるしね~
だから、行こうと思ったのもあります!

作演は今回もJr.5の小野健太郎さんがやってます。
やはり、今回も、家族のお話しです。でも、暗い(汗)

お金は入れない、女はつくるというどうしようもない父を
母が殺してしまった・・・残された3姉妹の話です。
母は収監されて、娘たちは世間から隠れるように3人で暮らしています。
(事件後は施設とかに別々に入ってたような?そんなくだりがあったような・・)

姉は責任感から妹たちと一緒に暮らすようになったのに、
世間の目が怖くて、結局、ニートになってしまっているようです。

次女は花屋に勤めだしたのですが、どうもしっくりしてません。
家では、ニートの姉に遠慮気味で、姉に強く言われると、
言いたいこともはっきり言いません。
それがかえって、姉のいら立ちを引き起こしてる感じです。

三女は、事件当時幼かったのか、
両親の事件のことを割り切ってるような感じかな。
夜の仕事をしてるようで、3人の生活の稼ぎ頭です。

次女は、勤めて間もない花屋さんで、
事件を調べている人が来たこともあり、
犯罪者の娘だということがバレて、辞めることに。

三女は、姉たちが自立しきれないことに嫌気がさし、
出ていくと、宣言。

やがて、姉妹を調べているルポライターが、
「自分も犯罪者の家族」だと言い、彼女たちに理解を示す。
それが救いとなって、次女は初めて姉に自分の気持ちを言うんですね。

ラストは、3人が光の差す方へ向かっていく。

ざっくりと書くとこういうストーリーかな。
花屋の店長とスタッフの会話がおかしかったり(笑)
三女のマネージャーという人がおかしかったり(笑)
回想シーンのように登場する父と母が、
シリアスなのに、なんかおかしかったり?(苦笑)
笑いどころもちりばめられてます。

脚本がなかなか書きあがらなかったようやけど、
ようこんなお話を書くねんな、とも思いますね。
次女が気持ちを叫ぶところは、ほんと、涙がこぼれました。

「ちゃんと向き合わなあかんと思う」

食べ物がキーポイントになったり、
場面転換に、照明が使われたり、
(今回は蛍光灯がポイントでした!)
時系列が交錯したり・・・小野くんらしいというか。

先月、上京して観た作品「さなぎの教室」を
彷彿させるようなところがいくつかありましたね。
カレー、ウイスキー、母を入れて4人の女、
そして、ダメな男たち・・・

応援する俳優さんが出てる、豪華でエンターテイメントな商業演劇とか、
鑑賞会で、上質で重厚な新劇をたくさん観ているせいか、やはり、
物足りなさはあるんやけど、想像力は喚起させられるから、
こういうのが小劇場なんやなとも思いますね。

役者さんたちも一生懸命なのが伝わってくるので、
そういう意味では、感情をゆすぶられます。
でも、もうちょっと、台詞とかは練れるんやないかな。
若い人には伝わっても、我々には分かりづらいかも。
(私だけかな??)

ラストの流れも、イマイチようわからんかって、
3人の娘たちの気持ちを、丁寧に描いてるねんけど、
描き足りてないような気もします。
もっと時間をかければ、より良い作品になると思います。

食べ物とか飲み物がいつも出てくるのですが、
場面変わって、人も変わってるのに、そこにある同じものを食べる、飲む、
回し飲み、回し食べ的につかうのはどうなんやろ。
気になってしゃあないんですけどね~~(汗)

シンプルなセットに赤いロープの象徴的なオブジェは、
インパクトありました~ 



新宿の町は、やはり都会。

来年3月に、今度は大好きな俳優さんが出るらしい。
どんな物語を書いてくれるんかしら~

とうことで、3月も上京することに・・・






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