おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

門前アート市

2010-03-18 23:00:54 | 地域密着


ピンボケですが・・・門前アート市です。

今回は、キャラメル王国さんのプリンを買ってみました。
アート市というからには、手作りの作品が多いんやけど、
手作りの食べ物も多いですね~



キャラメル王国 さんも、毎回、出店されてます。
テレビ等の媒体にも紹介されてるくらい、ちょっと有名なプリンやさんですね。



大人の味、エスプレッソとキャラメル味をいただき~
あ、一度に2個食べたのではないですからね!
手作りの味!って感じで、おいしいです。
そんなに甘くないし。

動物プリンは、いちおう、ネコとイヌの顔が描いてあるのにしました。
他にも、いろいろありましたけどね~。

しかし、こういうとこにいると、ついつい買ってしまいたくなるなぁ。
帰り際、門の近くで湖魚の佃煮やさんが、なぜかお漬け物を売ってはって、
色が鮮やかなんで、思わず、買っちゃった! 



珍しい、干し大根と、万木(ゆるぎ)菜甘酢漬け。
干し大根は、つるしカブラのように、煮物や味噌汁に入れて食べるらしい。
切り干し大根は時々炊くけど、干し大根、てね・・
珍しいでしょ?

万木(ゆるぎ)菜、って・・これは赤カブではないのかな?
万木(ゆるぎ)というくらいやから、湖西でとれる野菜なんやろね。

さて、門前アート市の翌日は、「まほろば茶論」。

今回も、イケメンさんにお会いしました!

どんなイケメンさんか・・・また、明日にでも (笑)


音楽堂

2010-03-16 23:52:34 | 音楽はともだち


大津市の外畑まで行ってきました。
瀬田川の南郷洗堰から宇治に向かっていくと、立木観音があります。

その立木観音から、まだ少し宇治に向かったところに、
キャパ50人ほどの、小さな音楽ホールがあります。
その名も、コンサートホール 立木音楽堂 。

クラシックコンサートがおこなわれているほか、
音大の学生さんたちの練習場として使われているそうです。



瀬田川に向かって建てられたホールは、大開口の窓から川が一望でき、
さながら、川の流れに乗っかっている船のような雰囲気で、
大自然を見ながら、音楽を楽しむという、ステキなホールです。



大開口の窓を背にステージがあり、そこがいちばん低くて、
そこから階段状に客席があります。
客席の後ろにドアがあるので、入った瞬間に瀬田川が目に入るんですよ。

今日は、まだ春浅い瀬田川やけど、3週間ほどすれば、山さくらが咲き、
新緑が芽吹き始めて、もっとステキな景色が広がるそうです~

今日は、地元大津の複数の笛吹仲間たちが集まって、
師匠のミニミニコンサート&プレ演奏会、練習&交流会・・・というような、
和気藹々とした、楽しい集まりになりました。



なかなか、思うように上手くならない笛吹修行やけど、
音楽って、音を楽しむって書くんやから、やっぱり楽しくなくっちゃね!

と、言いながら、明日もまた、ホール練習がありますよ。

明日は、安土・・・

4月4日の本番に向かって、仲間たちの修行は続きます・・・



女装、変装・・?

2010-03-15 23:20:33 | 湖国日記
昨日は、結局、近江八幡に行けず。
ちょっと残念~

やっぱり、二日ともに見学というのはできないですね~
だいたい、私にとって土日って基本的に、お仕事する日やしね(苦笑)

昼間の山車同志の「ケンカ」も、夜の「奉火」も、見られなくて残年やけど、
お天気も良くて、たくさんの人出やったそうです・・・また、来年!



相撲のまわしをかたどった山車。
バランスを取るのが難しそうですよ~

左義長で面白いのは、山車だけではないです。
山車を担ぐ人たち(踊り子っていうらしいです)の風貌です。
そら、キレイですよ~ 男も女も、子どもたちも。

最近では珍しくもなんともない女装やけど、化粧が基本ですよね? このお祭りは。
みんな、キレイに化粧して、そろいの踊り襦袢を着て、女ものの下駄を履いて、
昔は男ばかりやったらしいけど、今は男女関係なく担げるようです。



ピンクの衣装を着て女ものの下駄、これも男の人でした!

日牟禮神社には、「踊子は老若男女を問わず、変装・女装も自由」ってあるんやけど、
女装はともかく、「変装」って!(笑)
以前、私らぐらいのおっちゃんが、メイド服着てるのを見たことあるけど、
なんでも有り!なんですよね~



旧の街中は、ただでも狭い道やのに、しかも坂があるというこの角。
重い山車はなかなか、上がってきません。しかも、ここで右に曲がらなあかんので、
かなり大回りしないと曲がれないらしいです~
たいへんやねぇ。飲んでるし~
ところどころ、道ばたでダウンしてる踊り子さんたちも見ましたよ(苦笑)

日牟禮神社の角にあるポストには、こんな張り紙が・・・



酔っぱらったりして、お手紙以外のモノが入れられたりするんかしら・・?

というか、こんなポストがあるのもビックリ。
こんなポスト、けっこう八幡の街中にはあるんですよ。

やっぱり、派手好み、赤が好き!やからですかね・・?



で、この日の収穫?
お昼ご飯を食べて行ったのに、また食べちゃった!
あんこ嫌いの友だちが「ベーコンエッグ鯛焼き」を探し求めてた横で、
「ハシマキ」なる食べ物・・・



つまりは、お好み焼きみたいなもんですわ~

ビ、ビールが、飲みたいよぉ~(汗)

と、心の中で叫びつつ、車では飲めへんから、
帰りに、「わた与」さんの「ういろもち」を買って帰宅。

やっぱり、誘惑には弱い・・・

ちなみに、山車のコンクール、優勝は、一昨日アップした「虎ぬ他抜き・・」
やったそうです。お友だちの町内やねんけど、優勝の常連? ですよ~
強いなぁ~。また飲みまくってたらしい・・・(笑)

おめでとう~

山車(だし)

2010-03-13 23:28:52 | 湖国日記


向こうに見えるのは、八幡山です。
そして赤く見えるのは、山車(だし)に付けられた赤紙。

そう、近江八幡の左義長祭りですね~
各町内の左義長が宮入りして、山車が審査があり、
これから町内を渡御、というところへ行ってきました。

この祭りの面白いところは、左義長の中心に据え付けられた山車(だし)。
その年の干支にちなんだものを、黒豆、小豆、胡麻、昆布、するめ、鰹節等
食材を素材にして、各町内で作られるんやけど、これがみんな秀逸なんです。



面白いでしょ。
これ、みんな食材ですよ~



虎は、友白髪(麻)。
そろばんは、大アサリ。松の木はクコ、松葉はかぼちゃのタネ。
赤いところは、干しエビ、白い鶴はかんぴょう。
お米、黒豆、緑豆、小豆、干しブドウ・・・など。
そうそう、この虎には、「虎ぬ他抜きの皮算用」
などというタイトルがついてましたね。



相変わらず、たくさんの人出。
アマチュアカメラマンも、「たねや日牟禮舎」の前の石垣にずらり~
明日は、もっとたくさんになるんちゃうかな~

いつも、友だちのウチに車を停めさせてもらうんやけど、
そこから日牟禮神社まで、八幡堀に沿って歩いていきます。
その道中でも祭りを味わえますよ。



この日は、各町内の家の前に赤紙がつるされてるんですよ。

元々は安土城下で行われてた祭りで、信長の派手好みから、
山車に赤い紙が使われるようになったとか言われています。

八幡山にお城ができて、安土の城下町も八幡に移されたらしいです。
日牟禮神社では、すでに「八幡まつり」が古くからあったので、
新住民も加わろうとしたけど、寄せてもらえなかったとか。
だから、自分たちの祭りを近江八幡でもしようということになったと言われてます。

それでも、400年から歴史があるんやし~



八幡堀も、このへんまで来ると静かです。
もうすぐ、この掘りに沿って植えてある桜が咲きますね~

8年くらい前から、何度もお邪魔してるお祭りやけど、
今年になって初めて知ったことがありました!

「仲屋町」って書いて、「すわいちょう」なんやて~
ついいでに、「魚屋町」って書いて、「うわいちょう」 って!!

知らなんだわ~

それともうひとつ。
彦根とその周辺でしかされてない、って思ってた「カロム」。
近江八幡でもやってるらしいよ。
こちらでは、「カルム」って呼んでるらしい~

へぇ~、知らんかったわ~

さて、明日は昼間に、それぞれの山車同志が戦う、ケンカがあって、
夜は、奉火されます~ 左義長やし。

けど、燃やすってねぇ。

昨年は、この奉火のところを仕事終わりに、見に行きました。
今年は、どやろ。
行けるかな・・・


ジャングルジム?

2010-03-12 23:52:41 | 日々のつれづれ


やんちゃな、「あなんさん」です。

室内物干しを出すと、めっちゃ喜んで、
まるでジャングルジムのように登って、遊ぶんですよ~

一番高いとこに登って、ご満悦です。
先の洗濯ばさみに、靴下なんぞを掛けようもんなら、
手を出す、口を出す (あ、噛むってことですよ! しゃべりませんから~)
もう、キズだらけになります。

ちなみに、壁に掛けてある馬のパネルは、勝負服でおわかりのように?
名馬オグリキャップ、ではなく (苦笑) ライバルの、タマモクロスです~
ご存じの方は、かなり競馬ツウです。

ついでに、チラッと映ってる左のパネルは、タマモクロスと競い合う、
オグリキャップが写ってますけどね~ 

馬と言えば、この前、HDDに競馬中継が録画されてたことがあったけど、
あれは、やっぱりダンナでしたね。
一攫千金を狙うために番組を録画して、馬の研究をしようともくろんでたらしいです。

でも、何回か録画したけど、もう、やめてはります。
昔みたいに燃えてくるモンがないんやて~
っていうか、資金がないねんけどね。

昔、子どもらが小さい頃、熱心に研究してましたわ。
壁のパネルは、昔、毎年買ってた競馬ブックカレンダーにある写真。
それをパネルにしてるんですよ~。
カレンダーは写真があるだけやなく、レース予定も書いてあるしね。

カレンダーを買い、週間競馬ブックを買い、競馬四季報を買い、
そういや、長く購読してたサンスポも、
もとは、競馬のタメに購読し始めてたんやったわ。
・・・先月からやめたけど~

おかげで、スポーツニュースにうとくなったかも。

あ、今日は矢野さんがHR打ったらしいです~
アラフォー、頑張ってな!


お金のなる葉っぱ?

2010-03-11 23:55:21 | 日々のつれづれ


昨年の12月、長女が屋久島に行った時に、
タクシーの運転手さんからもらったという、あの葉っぱです。

「水に浮かべてたら芽がでるよ~」 って言われたとか。

キッチンの出窓に、お皿に水を張って浮かべておいたんやけど、
2月に入ってから、じわじわと芽を出し始め、
ほら、こんな風に芽が伸びて、根も出てきました~

さて、ほんで、どうしたらええんでしょ?

うちの園芸部長?に聞いたら、

「もうちょっと暖かくなったら、赤玉土の細かいのと草花の土を混ぜて、
 その上に置いたらええと思うで」

あ、園芸部長って、ダンナです。
植木やら庭いじりが好きな人なんでね、最近、サボりがちやけど(苦笑)

・・・で、私は、演芸部長・・・・って、なんでやねん!

と、ひとりボケつっこみ!を入れつつ・・

「これって、なんの葉っぱなん?」

「金のなる木、みたいなんちゃうか?」

ちょっとちゃうけど、多肉植物ではあるよね。
多肉植物は葉っぱを土の上に置いとくだけで根や芽を出すし、
葉ざしで増やすことができるから、ダンナが言う育て方が正しいかも。

なので、勝手に「お金のなる葉っぱ」とでも思っとこか~(笑)

ちなみに、持って帰ってきた長女に聞いたら、

「なんや言わはったけど、忘れたわ~」

あ、そう~

さっぶい春の嵐も、今日でおしまいらしいよ。

明日からは、気温も上がるって~

花粉、飛びそう・・・


これも、ご縁

2010-03-09 22:59:15 | お仕事メモ
今日は寒かったですね~
大津で、最高温度が5度って言うてましたよ。
5度って!!さぶ~



さて、大津の中央、ナカマチ商店街にある「まちづくり大津百町館」の庭です。
平成13年にオープンした「町家」の資料館&交流館みたいなところ、ですね。

運営する「大津の町家を考える会」は、大津の町に残る町家を保存活用して、
地域の活性化、まちづくりにつなげようとしている市民活動団体。
この家の所有者が建物を売却するという話が出て、一時は閉鎖の危機があったけど、
昨年、(財)大津歴史的建造物保存会が買い受けて、無事、存続できるようになりました。

昨年末、この百町館のHPを見に行ってビックリ・・・。
「大津の町家を考える会」の代表として精力的に活動されてた青山菖子さんの訃報です。
一昨年の秋、突然のことやったそうです。
ご無沙汰し過ぎて、まったく知らなかったことを悔やみました。

12年ほど前に、青山さんの紹介記事を書かせてもらったんですね。
他県から嫁いで来て、子育てが一段落した時に、住んでる坂本を調べ始めたそうです。
大津の町は、坂本からお城と一緒に城下町も丸ごと移転されたんですって。
そこから、大津に百の町名があることを知って、
「大津の町家を考える会」に出会ったそうです。

ここ数年は、年に1,2回のメールのやりとりぐらいで、ホントにご無沙汰でした・・・
そんな思いを抱きながら、百町館をまた訪ねたんですね。
・・・一応、お仕事なんやけど。



訪ねて、ホントに良かったです。
初対面ではあったけど、百町館を管理するこの日のお当番の方と、
たっぷり、いろんなお話をさせていただきました。
途中で、岐阜から来られたお客様も交えて、
100年を越えるこの古民家を案内しながら、大津の街の紹介やら、
滋賀の祭りの話やら、懐かしい時代の話やらに花が咲いて・・・

しゃべりすぎ? 
仕事に来てるんやら、油うってるんやら・・(汗)

でも、新しい出会いに、感謝です~



百町館では、毎年6月に落語会があります。
ここ数年は、桂こごろうさんが来てはったんやとか。
うかつにも、それすらチェックしそびれてました~
今年は、忘れんように行こう。



ツシも、ちゃんと残ってます。

かつて本屋さんをされてた古民家で、跡を継ぐ子どもさんがいなかったとか。
玄関から土間を通って奥へ続く、町家らしい建物ですね。
店の間から奥に座敷があり、中庭があって、洋館建ての離れがあります。
離れの横には蔵もあって、けっこう荷物も残されてました。

水まわりは、井戸のある土間の台所「ハシリ」はそのままに、
かつての「おくどさん」も、一つだけ残してあとは壊され、
そこに小さな台所が設けてありました。
町家のこういうリフォームは、
昭和30年から40年代によく行われていたようです。



その台所の後ろにある「布袋さん」。たくさん並んでますね~。

先日行った、多賀の一圓屋敷を思い出します。

・・と言うわけで? この冬は、古民家ばかりを訪れてますが・・・

さて、どんな記事になったんやら。



蚊(か)どころ?

2010-03-08 11:33:35 | 舞台・映画・ドラマ


一昨日の、市民ホールです。
この間、当たったペアチケットの公演です。
姉と一緒に行ってきました~

金剛流 能 「田村」
大蔵流 狂言 「蚊相撲」

演目は、それぞれ当地にゆかりのあるものばかり。
上演前に、金剛流のシテ方さんより内容の解説がありました。

最初に、狂言です。

「蚊相撲」 と言うタイトルも面白いねんけど、
お大名が相撲取りをお抱えしようと太郎冠者に連れてこいって言うんですね。
で、太郎冠者が連れてきたのが、相撲が得意という妙な顔をした男。
で、お大名が自ら相撲をを取って確かめようとするんやけど、
取り組むやいなや、長いクチバシ?に刺されてしまうんです。

「そやつの出はどこや?」
「江州(ごうしゅう)の守山でござります」
「守山と言えば『蚊どころ』、ならばやつは蚊の精に相違ない」・・・ってことに。

『蚊どころ」って! (笑)

で、再度取り組むことになるんやけど、お大名は太郎冠者に扇であおぐように指示。
あおがれて、蚊の精はふらふらになって、逃げていく・・・というお話。

お大名は、パパの茂山七五三(しめ)さん。
太郎冠者は、お兄ちゃんのもっぴーこと、茂山宗彦くん。
蚊の精は、弟の茂山逸平くん。

それにしても、守山は「蚊どころ」やったんや~ (笑)

休憩のあと、能の「田村」。
お話に前半後半があったけど、長かったですね~

「田村」というのは、坂上田村麻呂のお話。
歴史で習った、日本で最初の征夷大将軍になった人やけど、
守山の東門院にゆかりのある人なんですって。

それもあってか、ホールのロビーで、蛍だんごなど、
東門院の門前にある和菓子やさん「鶴屋吉正」さんが出店してました。
開演前にひとだかり。
お姉ちゃんは、早速いちご大福(1個200)を買ってました!
なので、いきおい?私も、お団子セット(600)を買っちゃった! (笑)



で、能の「田村」のお話やけど・・・・長くなるので割愛・・・(苦笑)
というか、パンフもあるし、前もって解説を聞いてたので、
だいたいのストーリーはわかったけど・・・
知らずに見ると、なかなか難しいです。

そういや前後半の間に、茂山逸平くんが語るところがあるんやけど、
狂言師も、こういう能にも出はるんやねぇ。
「間(あい)」って言うらしいけど、シテの方が後半のために衣装替えする間に、
物語の来歴なんかを語る役らしいです。
これが、けっこう長い語りでしたよ~。

いろいろ発見がありますなぁ~

そういや、ずっと前に、湖北の取材をしてて、
浅井町(現長浜市)の能楽資料館へ行ったことがあります。
静かなところで、豪華な装束や能面、織機などを展示してありました。
昔は、あのあたりで絹の生産が盛んやったこともあり、
糸取りから織りを含めて、能装束のできるまでを紹介してくれる資料館でしたね。
訪れる人が少なかったからか、

「遠くから来ていただいて・・」

と恐縮されたのを記憶してます。
今でも、訪れる人は少ないのかなぁ~

終演後は、広いホールなんでお見送りはなかったけど、
伝統芸能、たっぷり、1人3800円分を、タダで味わえました~(笑)

噺の話

2010-03-06 19:25:05 | マイブーム・落語


昨夜の河原町です~ 9時過ぎ。
心なしか静かな気が・・・・ハナ金やのに~?
パトカーが駐禁の取り締まりをしてたから?
いや、人通りも少ないような・・・
阪急も閉めるって話やしね。そういう話題は淋しいな。
昔、よく遊んだ?街やから (苦笑)

さて、昨日の一門会。
繁昌亭の笑いとはまた違った雰囲気でしたね。
どの方もしっかり噺をしはるんで、まさに上方落語を堪能しました。
前座の吉の丞くんは、ウチの娘らと同じくらいの年齢で一門の末弟ですが、
みなさんに愛されてるのか、かならず、だれかが話題にしはります。

「ウチの一門は、いちばん下がいちばん態度がデカイ」

吉坊くんが言うてましたね。
よね吉さんも、元トビ職の吉の丞くんを、

「酔うたら、言いますねん。京滋バイパスはオレが造った~、って」

仲良しな一門ですね。
吉坊くんもウチの娘と同年齢で、ボンのような風貌とかわいい声ながら貫禄あるんですよ。
若い時から伝統芸能に造詣が深いし、鳴り物もたけてるし、
他の一門のところにもよく出向いて、勉強してはるみたいです。

登場したら、会場から野太い声がかかってましたね!
18才ぐらいにしか見えへんボンけど、意外に男性ファンも多いらしいって・・?

吉坊くんの「小倉船」というネタは、鳴り物がふんだんに入ります。
踊ったりする仕草も多いし、吉弥さんの話では、ギリギリまで鳴り物担当の、
しん吉さん、左ん吉さんと合わせる練習をしてはったらしい。
こういうネタも、吉朝さんの一門らしいなぁと思います。

あさ吉兄さんは英語落語をされてるんで、マクラはその話題でした。
世界各地・・・いろんなところへ行ってやってるらしいけど、

「結論としましては、いちばんやりやすいのは日本でございます~」

そらそうでしょうね~(笑)
上方落語協会会長の三枝さんとアメリカで興行したとき、
三枝さんは日本語で新作をされたらしいけど、いちいち字幕が出るらしいです。
芸で笑わしてるのか文字で笑わしてるのかわからへんからギャグ入れるわって、
「いらっしゃ~い!」
あのギャグの翻訳が、「ウェルカム~」
・・・・ってフツウやん~! 

なんていう話をされてましたね。
スリムなあさ吉兄さん。帯が上がってくるのか、噺の間、よく腰に手をやってましたね。
なんとなく落ち着きのないあたりが、あさ吉さんらしいような・・(笑)

よね吉さん。
地元京都ということで、ファンがかなり来てはったんちゃうかな。
登場と同時に声もかかってましたね。
一瞬、なんて言われたのかわからず、

「今、なんて言わはった?」って聞いてはりました。

どうやら、住んではる町名を言わはったらしいです。
東京の噺家さんは、そういうふうに声をかけるらしいですよ。
「いよっ、・・町!」って。
それが江戸落語のご贔屓さんのスタイルなんやろね。
前に吉弥さんもマクラで言うてはりましたやん。

「そやから言うて、『尼崎センタープール前』って、声かけられてもね・・」って。

よね吉さんの「天災」、前に聞いたときは力が入り過ぎて、
ネタが合わへんのとちゃうか~って思ったんやけど、
「ウチの一門ではあんまりせえへんネタですが」って前置きしながら、
昨日も果敢にやってくれてました。
前に聞いたのよりは、す~っと聞けましたわ(笑)
慣れた? お互いに? (笑)
心学の先生の力も適当に抜けてたしね~。

よね吉さんの印象は、「ちりとて」の頃より、ちょっと変わった気がします。
一番最初に聞いたのが、「芝居道楽」という芝居ネタやったんで、
若旦那系?の噺家さんかと勝手に思ってたけど、
意外にお茶目で、おっちょこちょいで、サービス精神旺盛な噺家さんですわ。
友だちの、今年いち押しの噺家さんなんで(笑)
来月、地元でお会いします~

トリの、吉弥さん。
貫禄ですよね~ なんか安心して聞けますわ。
お弟子さんもできて、ホンマに上手くならはったんやなぁ~って思います。
マクラで、出番のないしん吉さん、左ん吉さんの話をしながら、

「鳴り物で頑張ってます。しん吉の笛なんかすごいですよ~ 
 鳴り物は私もやってたんやけど、私を越えていきよりますねん。
 ほんで、私も、肥えていきますねん~」

小ネタで?笑いをとりながら、

「これから、こんなん入れていきますねん。昼やのにバンクーバー(笑)」

とか言うて、オリンピックの話もしてましたね~
もう、会場は大喜びです!

ネタの「愛宕山」は、「ちりとて」でもおなじみの噺。
あれ以来、吉弥さんは、草若師匠の「ひばりがピーチクパーチク・・」で
演じてくれはりますね。「ちりとて」ファンとしては、それもなんかうれしい。

私のお気に入りは、たいこもちの一八が
「♪愛宕山坂 えぇ~坂 二十五丁目の 茶屋のかか……」と、
息絶え絶えに登るとこと、絹モンを裂いて、縄なうとこね~ (笑)
もう、めっちゃかわいい~

そんなこんなで立ち見席も出た満員御礼の吉朝一門会。
師匠が亡くなっても、ちゃんと芸が引き継がれていってはります。
ていねいに、がっつりと、上方落語を聞かせてもらいました~

そうそう、会場にもっぴーと茂山七五三さん親子が来られてましたね。
さすが、仲良し! さすが、ご近所!って感じかな。

そして、その狂言師親子を、今日もしっかり拝見させてもらいましたよ。

この話は、また明日にでも・・・・

長々とおつきあい、ありがとうございました~


吉朝一門会

2010-03-05 23:23:53 | マイブーム・落語


久々の一門会。
久々の、京都。

明るい話題のない昨今。
いや~、久々に、楽しかったです。

京都では初の吉朝一門会やそうです。
前座の吉の丞くんが言うてましたね。

「師匠がいなくてもこんだけお集まりいただいて・・」

京都府立文芸会館、チケット完売で当日立ち見席を販売。
若い人からそれなりの方まで、ホントにいっぱいの人でした。
吉坊くんが言うてましたね。

「弟子7人に吉弥兄さんのお弟子さん二人で総勢9人。楽屋は『部室』になってます」

こういうホールの一門会には珍しく、かわいいお茶子さんがいてる、と思ったら、
彼女は吉弥さんのお弟子の弥生ちゃんなんですね~。
『部室』に鍛えられてるでしょうね。

京都文芸会館の落語会は、パンフレットに桂米二さんの解説があるから楽しいです。
それを読みながら、噺を楽しんで来ましたよ。

吉の丞 時うどん
吉坊  小倉船
あさ吉 鹿政談
中入り
よね吉 天災
吉弥  愛宕山

今日はダンナと一緒にいったんやけど、
早めに着いて、近くのおうどんやさん「天狗」で軽く夕飯。
ホールからうどん屋さんまで少しのところやけど、
吉の丞くんに会ったり、あさ吉さんとすれ違ったり。
素の噺家さんは、みんな学生みたいに若いです~

落語に関しては、また今度・・・