おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

百間堤

2015-05-15 23:19:04 | 湖国日記
資料だけで、湖西にあると知って出かけたのに、
一昨日は、探すことができませんでした~

案内表示があったので、その道を入ったんやけど、
山の中に入っていく道が細すぎて、寂しすぎて、
大型ゴミは捨てられてるし、舗装道路やなくなるし・・・
石垣らしきものもあったけど・・・

帰宅してから、別の資料を読んでたら、
道を一つ間違えてることに気づきました。
というか、もう一つ先の道を入った方が行きやすそうなんです。

ひょっとしたら、道が先でつながってるのかもわからへんので、
案内表示版も、間違ってないのかもわからへんけどね。

目指した先は、「百間堤」。
南比良の交差点から山を目指し、湖西道路をくぐって、
林道をしばらく行くと、左手に石垣が見えて来ました。



これかな、と思って、低いところから、石垣の上に上がってみました。



あぁ、これや~!
約200mほど、巨石が積まれています。
最大幅は15m、高さは、5,5m~9mもあるそうです。



上に立つと、ちょっとコワイかも・・・



左が四ツ子川。この辺りで、川が曲がってるらしくて、
ここから、何度も洪水したようです。



地元の人が立てた案内板、ちょっと朽ちて、ナニが書かれてたのやら・・(汗)

旧志賀町の町史によれば、現在の堤は、江戸末期1852年のもの。
山間を流れる四ツ子川が、大雨や暴風雨でたびたび氾濫し、
下流の集落や田畑に大きな被害を与えていたらしいんです。

四ツ子川だけでなく、比良山系を流れる川は、
どこもこういう洪水被害が多くて、それぞれ堤が築かれたようです。
でも、ここだけハンパなく大きいんですね。



下流方面。



大雨の時に、この川が氾濫するんやから、
どんだけの水が流れるか、想像つきませんね。



プールのような、水だまりがありました。
ここから、下流に水路が続きます。
洪水がなければ、キレイな水は大切な水源ですね。



勢いよく、水が流れていきます。



脇の道から見た石垣。
大きな石です~

水の豊かな滋賀県ですが、琵琶湖をはじめとして、
豊かな水は、時として、大洪水を起こし、住民を苦しめたのですね。


写真では、なかなか広大な風景を伝えられへんのが残念。

お時間のある方・・・ぜひ、見に行ってみてください。

ちなみに、明日(16日)明後日(17日)は、
「かんじる比良」というイベントが行われるとか → こちら

自然、歴史、文化、アート、食、をテーマに、
周辺の作家さんの作品展や、体験教室とか、
おいしいものとか、あるらしいです~



お手間いり

2015-05-13 23:44:28 | いやしん坊バンザイ!
仕事がたて込んできました~(汗)
ま、いつものことですが、この4月から仕事がちょっと増えて、
文章量的には、さほどでもないのですが、取材件数が多いんですね。

このトシになって、仕事があることがありがたいので、
ギャラがどうであれ? 断ることはできませんよ、やっぱり。
明日も、取材があります・・・

それと、演劇鑑賞会の、次回作品の紹介記事も書きました!
書くために、初演のDVDを借りて見て、劇評もチェックして、
何度も推敲を重ねて・・・楽しいけど、ちょっとたいへん~(苦笑)
仕事ではないにしろ、手は抜けませんよ。

そんなこんなの日々ですが、その合間に、
主婦的なこともやっておりました~



いつもの、サバ寿司!
今年は、祭りが終わってから、6日に作りました。
連休明けの7日に、某事務所に持っていって。
家族は、そんなにうれしくもないような・・・

そして・・・



牛乳パックで作れる、水無月。
連休前に作って、姉とか、仕事場とかに持っていったら、
けっこう好評やったので、材料があるうちに、何度も作りました。
伯母にも持っていったら、めっちゃ喜ばれまして~

クックパッドのレシピを参考にアレンジ。

レンジで作る水無月

【材料】
小麦粉 100g 上新粉(だんご粉、白玉粉でもOK)60g
黒砂糖(粉になったもの、白砂糖でもOK) 100g 水 420cc 
トッピング用に甘納豆を適宜

【作り方】
① 牛乳パックの1面を切り取り、流し箱をつくる。
② 小麦粉、上新粉、黒砂糖は通して混ぜ合わせる。
③ ②に水を入れ、こし器でこしながら型に流し入れます。
  この時、50ccだけ残しておきます。
④ ③にラップをして、電子レンジで10分間チンする。
⑤ ④を取り出し甘納豆を並べ、とっておいた50ccを上に流し入れ、
  また、ラップをして、3分間チンする。
⑧ あら熱をとり冷蔵庫で冷やして完成。(冷やし過ぎると堅くなる)

※ 白砂糖なら、白い水無月、
  抹茶(大さじ2)を入れると抹茶水無月に。



牛乳パックで作れるからお手軽です。
これは、黒豆甘納豆をのせました~
ふつうに、ゆで小豆でもいいけどね。

6月30日は水無月を食べる日なんで、お試しください~


長刀祭り

2015-05-11 21:33:06 | 湖国日記
5日のこどもの日、「鮓切り祭り」の帰りに、
赤野井町に寄ったら、ちょうど、「長刀祭り」の一行に間に合いました。

小津神社の祭礼で、小津神社から赤野井まで、
御輿、長刀練り、ささら踊りの一行が練り歩きます。

赤野井の桟敷席が続く街道沿いで、最初に御輿が来ます。



子どもの御輿。小津学区の子どもたちです。



大人の御輿も二基? 三基? 出ています。



御輿を担ぐのも各町が輪番になっているようです。

御輿の後にやってくるのが長刀。
今年は、杉江町がお当番だそうです。
8年に一回、お当番が回ってきますが、衣装や長刀は、
毎回、新調されるんやそうですよ。
8年前のは古くなっているし、何より、子どもは成長するし、
衣装も、長刀もサイズが異なるからだそうです。

小さな子どもさんから、上は70代まで、出てはります~
一家に1人が出ないといけない決まりがあるそうなんですが、
これが、少子高齢化で、だんだん難しくなってるらしいです。

どこも悩みは同じですね・・・



いろんな所作を披露してくれます。
この長刀も、子どもの大きさによって長さが異なります。



熟年の方も、がんばってはりました~~

その後に続くのが、ささらの踊り。
太鼓や鉦、音頭はテープ?のようですね。



太鼓打ちは、花形らしいです。
踊りは、去年の山賀町のときと、多少違っているような・・



笛を吹く女の子は、紫の袴。



踊り子さんたちがかぶる笠には、アヤメの花が!
かわいいですね~



踊りの奉納が終わると、一行はまた、
小津神社へと向かいます。



昨年は雨模様やったけど、今年は良い天気。
気持ちの良い、五月晴れでした~




母の日ですが

2015-05-10 23:31:37 | My Family
今日は母の日、らしい。
気まぐれな次女から、プレゼントをもらいました。



父親にも私にも、たいていお酒を買ってくる娘なので
(一昨年の母の日は、一升びんの日本酒やった!)
てっきり、またお酒かと思ってたら、なにやらピンクの箱。

「めずらしい、お酒やないねんな」

なんて、いうてたら、ビーニール袋を出して、

「これも、オマケで~」

ビニール袋を開けて見るまでもなく・・・・



ビールやん~! やっぱりアルコールやん~

「ふだん飲まへん種類やし、飲んだらどんな味か言うてや」

いくら、最近は発泡酒とはいえ、ビールの味は知ってるよ~
キリンラガーに、サントリープレミアム・・・
あ、アサヒのドライプレミアムは、最近のやから知らんな。
似たようなもんちゃうか~ 

ちなみに、ピンクの箱の中は、私が着たこともない、
ピンクの、「高島ちぢみ」のパジャマが入ってました~~



ほう~~ シブイ!
ジャージっぽいパジャマしか着たことないねんけど、私。

こういうのんを着るお母さんがええんやろか~

・・・ちゃんと入りますように~~(汗)

それと、小さな袋には、日焼けよけのロング手袋が入ってました。

それにしても、去年はな~んもなかったし、
ほんまに、気まぐれな次女です。

でも、ありがとう~


ちなみに、長女からはなんもありません。
いつものことです~

でも、長女は、先月の夫婦円満温泉の旅の時に、

「お父さんも還暦やし、旅行の足しにして」って、

○万円もくれたんです・・・雨降るはずや~

けど、ごめんよ、娘~ 

そのお金は、先日の電気温水器の修理代で消えてしまったよ・・・





鮓切り祭り かんこの舞

2015-05-09 23:44:47 | 日々のつれづれ


野洲川です。
中洲公民館から、堤防をあがって中洲大橋から見た景色。
近江富士とよばれる三上山が小さく見えますね!

さて、鮓切りまつり。
「包丁式」のあとは、「かんこの舞」です。

拝殿の前に敷いてあったコモが片付けられ、馬が引かれ、
衣装を身につけた子どもや大人がおもむろに、拝殿の前にやってきます。





ほんまに、おもむろにやってくるんです。



子どもの長刀、警護の人たちが見守ります。





ささらの女の子が二人。
小さな太鼓をたたく男の子が二人。



守山史誌によれば、シャグマ(赤い毛髪)を付けた、
雄、雌の翁頭(しっころ)の舞で、太鼓のバチを持った雄が、
太鼓を持つ雌に求愛し、はじめは嫌っていた雌が、
最後には折れる、という恋愛が成就する無言の踊りなんですって。





祭り全体を紹介する人がいてるのですが、
五穀豊穣と子孫繁栄を祈る踊り、とか説明されてました。



ささらの女の子。かわいい~

太鼓や鉦、摺り鉦など囃子方がいて、その横で、
音頭を取りながら、田植えをするような踊りをしてましたね。



一通り終わったあと、御輿番の人たちが、
同じようにかんこの舞をやり出しました。





白いはっぴに、柄物のおこしのような衣装。
囃子方も、交代して、踊り出します。

長刀を持った子どもたちも演技をします。



かわいい~



終わると、もう一度、衣装を着けた人たちが、
再度、かんこの舞を披露します。

すべてが終わると、また、おもむろに、全員が帰っていきます。

拝殿に置いてあった御輿も、御輿番の人たちが担いで行きます。



このあと、御旅所でも奉納されるようです。



下新川神社の本殿。

400年も続く、「鮓切り祭り」。
幸津川は、約200軒。少子高齢化と人口減少で、
歴史ある祭りを継続していく不安はあるようです。

自治会長さんは、宣伝してください、みたいにおっしゃってました。
歴史ある祭りを、多くの人に知ってもらいたいと思ってはるんですね。
私たちが、口コミで広めることで、地元の人も我が町の良さを、
再認識することになると、そう思っておられるようです。

観客はさほど多くはなかったけど、
来ていた人は、みんな楽しんでいましたよ。

また、行こうと思います~



鮓切り祭り 本祭

2015-05-08 23:01:42 | 湖国日記
守山市幸津川町の下新川神社。
国の無形民俗文化財に選択されている「鮓(すし)切り祭り」、
「包丁式」は、5月5日の午後から行われます。

御輿の渡御が行われ、拝殿に御輿が置かれたあと、
担いで来た人たち(御輿番)が拝殿前に座ります。

その前には、拝殿に向かって左手に衣冠装束の宮司さん、
右手には、紋付き羽織袴の自治会長さんが座ります。
拝殿に向かって左手は来賓席・・市長、知事、議員さんも・・

拝殿の前にコモが敷かれ、境内の端から拝殿の前まで、
2列に、別のコモが長く敷かれています。

そこを、裃姿の板直し役が二人、フナズシと、
半紙にくるまれた長いハシと包丁をのせたまな板を掲げて、
宮司と自治会長の前に持って来ます。



この時、というか、このときから、
拝殿にいる御輿番のオジサンたちから、いろんな声がかかるんですね。

「早い早い」「そろえて、そろえて」

板直し役の二人の動作が揃わないとあかんようです~

この時点で、なんか、イメージしてたのと違う感じが~(笑)

昔で言う元服の儀式なので、もっと厳粛とした感じかなと・・・


そしていよいよ、「包丁式」にのぞむ、
裃姿の若者二人が登場します。

まず、端に立ち、大きく反り返ってから、
まるで花道をいくように、そこを歩くのですが、
拝殿に座っている御輿を担いでたオジサンたちが、手拍子と、

「おいちに、おいちに・・・」

なんて、かわいい?かけ声をかけるんですね。
そこかけ声に合わせて、二人が歩きます。

まな板が2枚、置かれた前で、また大きく反り返って、
左膝から袴を持って座ります。

そして、左手にハシを持ち、半紙を押さえて、
右手に包丁を持って、半紙を試し切りします。
(守山市誌を見て、試し切りだと知ったんですけどね)



また、ここでも、声がかかります~
すべて、二人が動作を合わせて行うことが大切なんですね。

ここから、フナズシをハシで押さえて切り分ける作業が始まります。

大きく反ったり、振りかぶったり、大きな動作をしながら、
二人が揃って、同じようにして、切り分けるんです。
少しでもずれると、御輿番のオジサンから茶化されるんですね。



切り方、並べ方、いろいろ作法があるようです。



板直し役が、介添えに来て、御輿番の注文に応えて、
鮓切り役の二人の衣装を整えたり、かいがいしく汗を拭いたりします。


ここは無言で、いろいろと介添えするようですが、
御輿番のオジサンたちは、けっこう好きなことを言うてるみたいな・・・

「ケンちゃん、メガネもふいたりや~」

板直し役は、ケンちゃんなんでしょうか~?


思わず、笑顔になって御輿番の方を見てます。
板直し役は、鮓切り役をしたことがある先輩らしいです。



来賓の方々も、笑って見守ります。

私の隣にいた年配のオジサン、大きなカメラを抱えながら、

「おもしろい祭りやねぇ。初めて来たけど、こんな楽しいって知らんかったわ」

なんて、私に話しかけて来ました。ほんまにね!



切られたフナズシは、折ぎに取って神前に供えられるようです。
このオジサンたちは、なんという役なんかしら。



2匹目が切り分けられると、宮司さん、自治会長さんに
大きな腕になみなみとお酒が注がれ、来賓にも、
腕を持って、お酒が振る舞われます・・・杯やなくて、
大きなお椀です・・すごい。



3匹を切り分けたあと、残りのフナズシを積み上げて、
鮓切り役の二人は退席します。



またまた、手拍子と「おいちに、おいちに・・」のかけ声が~
観客から拍手も起こります。

来賓の席の下座に、礼服を着たおじいさんみたいな人が並んでるなと思ってたら、
「鮓切り」が終わった頃に、それぞれ赤ちゃんを抱いてるんです。



どうやら、昨年の祭り以降に生まれた赤ちゃんみたいで、
それぞれの前に、5色の御幣が立てられ、
お酒が注がれた椀をもらって、飲んではりました。



守山市誌によれば、「長男とその親が一緒に座し」、
というふうに書かれてますね。
なんとなく、女の子もいるような・・・

下新川神社の祭神は、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)が、
湖賊の平定に向かう際、この地で休憩したおり、
ふなの塩漬けを焼いて献上したところ大層喜ばれたという故事が起源とか。

さて、コモが片付けられて、いよいよ、「かんこの舞」が、
奉納されます~~

長くなったので、とりあえず、続きは明日・・・



鮓切り祭 宵宮

2015-05-07 23:26:50 | 湖国日記
連休明けの今日は、めっちゃ忙しかった~
やらなあかん仕事もあれやらこれやら・・・それに加えて、
GW中に壊れた電気温水器の修理に来てくれはったんやけど、
あっと、驚くくらい修理代が高額・・・(泣)

新品を買えばもっと高いんやけど・・・なので修理するしかなく(涙)
もう・・・ほんまに・・次はナニが壊れるねん!

ふぅ・・

さて、この連休中にあった国の無形民俗文化財に選択されている、
幸津川(さづがわ)、下新川神社の大祭に行ってきました。

宵宮に、太鼓練りがあるというのを聞き、
4日の夜、9時半に、下新川神社まで行ってみました。

子どもたちもはっぴ姿で来ています。
守山史誌によれば、青年団の一行が、町内の自治会長の家や、
昨年の祭り以降に結婚した家をたずね、そこで太鼓をたたき、
氏子入りを祝うんやそうです。

集会所の黒板に、太鼓練りの道順が書かれてました。
どこの家に寄るかが書かれてるけど、9時半から、
朝の4時まで、4周、町内を練り歩くようです。



お祝いに来られる家では、三種(大豆の塩ゆで、湯がいたエビ、大根の漬け物)の、
酒の肴を出してもてなすんやそうです~
4周やから、4回もてなすんですね・・・朝まで!

子どもたちは、さすがに朝まで、ということはないやろうけど、
9時半の練り歩きには一緒に回って、各家でお菓子とかをもらうらしい。

さぁ、出発・・・



提灯をもった子どもたちが先に行き、
太鼓を担いだ青年団の若い衆ががあとに続きます。
太鼓をたたきながら、かけ声をかけています。

「よこせぃ~ よこせぃ~」

ってきこえるねんけど、なんて言うてるんかな。



最初に行ったのは、お寺。
太鼓を置くと、そこでたたきながら、お酒、肴をいただきます。
周りの人にも、お酒がふるまわれてましたね~
家の人も、みんなスーツ着てますね~

もう一軒、太鼓を持って押しかけます。



子どもたちもジュースとかをもらってましたね!

朝方、町内を回る頃には、みんな酔っぱらってたいへんみたい。
たいへんて、太鼓を家まで運ぶのがね。
酔っぱらって、ふらふらになりながら行くみたいです。

翌日は、お昼から、いよいよ「鮓切り」が行われます!

つづきは、明日!







繁昌亭 その2

2015-05-05 21:48:40 | マイブーム・落語
GWも、あと1日ですね~
私は、いつものように、休みのような休みでないような日々。

小雨の昨日は、電気温水器が壊れてサービスに来てもらいました。
お湯漏れらしい・・ちゃんと治るのは連休明けになるとか。
・・・また、お金いり・・・(涙)
文化的生活をするには高く付く、というか、
修理しないわけにもいかへんからね・・ふぅ。

そんな中、夕べは、地元の祭りの宵宮を見に行き、
今日は、本宮を見てきました~~ 
明日の新聞、滋賀版に大きく載ると思いますが、
私のレポは、また今度~

その前に、繁昌亭の落語会の続きですね~

JR天満駅から、日本一長い商店街、天神橋筋商店街を歩いて、
繁昌亭まで行ってきました~

駅をおりてすぐに、目を引いたのが、スーパー玉出。



相変わらず、パチンコやさんみたいです。
その写メを撮ってる私って~(笑)



3丁目あたりにくると、鳥居がかかってます~
大阪らしいですよね~

さて、昨日の続きは・・・

中入り後の、吉弥さんからですね。

一緒に行った人生の後輩(30代♀)は、
たまたま、ドラマ「ちりとてちん」の話をしてて、
私のお蔵にあるDVDを見たい、というので貸してあげたところ、
めっちゃ、ハマってしまった人なんですね。
・・・そういう人を、何人もこさえた私ですが~(笑)

前から、落語会に行きたいといってたので、
今回、聖地である繁昌亭に誘ったワケです。
なので、吉弥さんが出るこの日の夜席になったんです。

「吉弥さんの出囃子は”真室川音頭”やで」

「えっ、出囃子って・・・みんな違うんですか~ 
 気ぃつきませんでした~~」

ま、ビギナーはそんなもんです。
”真室川音頭”も、聴いたことがあるようなないような・・
という感じでしたけど、さすがに、トリの仁智さんの出囃子は、
他と違うというのが、ようわかったようです!(笑)
・・・・オクラホマミキサーですもんね!

さて、吉弥さんのマクラですが・・・
前にも聴いたことがあるかも、
新幹線の駅で海老蔵さんに間違えられたという話。
マスクをしてて、目だけで間違えられたとか。
そして、歌舞伎が好きという話に・・・

「チケットが高いんですよね。だいぶん前に、
 勘三郎さんが好きで行ったんですけど、21000円ですよ~
 二人やったら、42000円、3人やったら、63000円・・・
 そう思たら、今日はお安いですね~」

いつもの話ですわね。なので、芝居モノ、です。
「七段目」! 芝居噺では好きな噺です~
吉弥さんのは、何回聴いてもおもしろいです。
だんさんが、落ち着いてて、芝居に興じる若だんなと、
煙草を吸いながら、二階を見上げだんさんとのメリハリ、
めっちゃ、ようわかりますよ~
会場も、隣の席の後輩も、大喜びでした~ さっすがです。

そして、トリの仁智さん。
さらに、会場が喜びましたね~~

「ありがたいもんで、噺家というのは気楽な商売でして、
 座らしてもろて仕事ができるという・・・只今、仕事中でございます~」

「この前に、一つ仕事をしてたんですけど、間にあわへんかったらあかんと、
 走って走って・・・今、ほっと座って休んでる状態です~」

休んでる状態って、会場が大爆笑です!

「今日、なんかすごボクシングの試合してましたでしょ。
 興味ある人いてないかもやけど・・・
 あの試合ね、ファイトマネーもすごいけど、一番前の席、
 プレミアがついて、4000万円ですよ~」

会場が、へ~ というてたら、

「ここなんぼ~!?」

間がね、ええんですよね~ 爆笑です!

そこから、野球の話が始まりまして、ごひいきの球団は、
もうないそうなんですけど・・・近鉄ですね!
野球解説者の話になりました。

「キライなんは、掛布さんですわ。
 わりとね、理屈っぽいんですね~ 
『掛布さん、○○選手のバッティングはどうですか?』
『彼の手首の返しが気になりますね~』 って、
 オレは、あんたの髪の毛が気になるっちゅうねん~」

似たような頭ですからね~

「好きな解説者は3人いて、まず川藤さん・・・」

川藤さんがどういう選手やったかから話が進み、
川藤さん語録をいろいろ紹介してはりました。
解説の仕方がシロウトっぽいところがええんですって。

そして、いちばん笑ったのが、福本さんの話。
盗塁王になってその記録もすごいという世界の福本。
なのに、解説は河内のオッサン丸出しやと言うんです。
全国ネットの放送にもかかわらず、

『福本さん、だいぶん暖かくなりましたね~』

『ぬくいね~』

ぬくい、なんて、関西しかわからんやろし~

0対0で決着が着かない試合で

『福本さん、0が並びましたね~』

『たこやきみたいやな~』

そんな福本さん語録をいろいろ、
おもしろく紹介してくれました~
会場も、大盛り上がりです。

ちょっと、へんな笑い方をする人がいたんやけど、

「大丈夫でっか? ちゃんと息を吸うてくださいよ」

そういや、好きな解説者は3人ていうてはったけど、
あと1人はだれやったんかしら・・・

ネタの方は、新作です。
タイトルがわからへんねんけど、
ヤクザのアニキと舎弟ゲンタの話・・・

もう、ね。
ギャグというかなんというか、爆笑に次ぐ爆笑です。
最初はトイレで、アニキが「ちりし」って言うたら、
ゲンタが出したのが「チェルシー」・・って、キャンディやん。
「しゃあないからセロハンで拭いたわ~」

ヤクザは斜陽産業。
不景気で高利貸しでは儲からなくなったので、しのぎを考えやなあかん。
ゲンタがあれこれプレゼンするんでやってみるねんけど、
どれもこれも、うまいこといかない。

カツアゲでもしましょか。
金を持ってる年寄り夫婦を知ってまっせ、というゲンタ。
出てきたおじいさんに「金出せ!」で、
奥から出てきたのはおばあさんのカネさん。
お金やのうて、カネさん・・・このパターンが続きます。

いちばん笑ろたのは、「豊臣の埋蔵金」
サラ金で10万円借りて、地図を手に入れたというゲンタ。
その地図を頼りに、掘りに行くアニキ・・・

「おっ、壺が出て来た・・中になんかはいったある。
 ボロボロのぞうきんなんか書いたあるわ・・
 豊臣のマイ雑巾・・・

会場の笑いが起こるのを見ながら、

「お客さん反応を見ながら言わなあかんやないかい~」

結局、額に汗して働かなしゃあないということになり、
「甲子園球場での売り子」でもしようか・・ということに。

「氷菓子(高利貸し)はもうからん」
というオチでおしまい。

仁智さんは古典もしはるけど、創作落語も熱心な噺家さん。
昔、寄席によくいった学生の頃、オトコマエでやし、
背も高いし、モテモテの噺家さんでした~

頭髪は寂しくなったけど、今でもオトコマエですよね~ 



終演後の繁昌亭。
噺家さんたちに見送ってもらいました。

相変わらず、吉弥さんはファンに囲まれてましたね~

楽しい落語会でした~




繁昌亭 GW特別落語会

2015-05-04 19:10:30 | マイブーム・落語
夕べは、帰宅が遅くなって、アップできず~
というのも、昨日は、ナマで落語を聴いたことがない、
厳密に言うと、高校の時に学校で誰かのを聴いて以来らしいけど、
そういう人生の後輩を、あの、上方落語の聖地「繁昌亭」へ
連れて行ってきました~~~

おりしも、GWのスペシャルディー
特別落語会、初日の夜席。



昼間は良い天気ながら、チラッと小雨が降りかけてたけど、
繁昌亭は満杯のお客様で、にぎわっておりました~

入り口で迎えてくれた噺家さんは、きん枝さんと坊枝さん。
連れの後輩に教えてあげたけど、知ってたかどうか(苦笑)

客席は老若男女、子どもさんもいてにぎやかでした。
相変わらず、笑い方が個性的な方?もいて、ちょっと・・・
でも、ハシのこけたのまで可笑しいという雰囲気で、
噺家さんもやりやすかったんちゃうかな。

トップバッターは、44歳という笑福亭由瓶さん。
マクラは、トシとともに「口が変わる」という話。
子どもの頃好きやったものが、大人になってキライになり、
あるいは、キライやったのが好きになったという話。

昔はうどんが好きで、そばはそれほど美味しいと思わなんだ、
けど、今は、そばの方がおいしくなった。

うなぎも、昔は、タレのかかった下のご飯が好きやったけど、
今は、上のうなぎがすきですねん。大人になって。
というところで、「うなぎ屋」。

うなぎ屋のおやっさんがうなぎを捕まえるのに、
由瓶さんが動き回るんですね。
ざぶとんからはみ出て、しまいに横向いて、
あげくに、立ち上がって! 
うなぎを料理しようとしてました~
熱演ですよ~~ お客さんも大喜び!

二席目は、桂文福さんのお弟子の文鹿(ぶんろく)さん。
たぶん、初めて聴く噺家さんなんやけど、
ちょっとニヒルな感じ? ふふんて、自分で笑うとこが、
なんか、面白い~

「私は、そばよりうどんです」

なんて、由瓶さんのマクラにつっこみ。

「まだ、28なんで」

それはウソですね(笑)

「銀行強盗、いうのをやろう思てるんですけど、ふふん」

なんか可笑しい。
新作やけど、ようわらわしてもらいました。
人質をとって立てこもる銀行強盗に呼びかける、
刑事の上司と部下のやりとり、強盗とのやりとり、
人質と強盗のやりとり・・・ばかばかしいけどおもしろい。
最後のオチは、たぶんこういうことやな・・と想像どうりのオチでした。

3番目は、坊枝さん。
よう笑う仲良し奥さまと、夫婦でテレビに出たりしはります。

マクラは、静かに話をしてはりました。
由瓶さんの動きをモニターで見てて、ナニやってんのやと、
動きすぎやろ~と、思ってたとか。
・・・それが伏線?と思えるくらい、後半の坊枝さん、
動いてはりましたよ~ いやぁ、熱演でした。

マクラでは、商売の仕方、みたいな話をしてましたね。
いかに、人を引きつけてモノを売るか、みたいな。
そして、ガマの油売りの噺につながるんですけど~

隣の、ナマ落語ビギナーの後輩が、笑ろてましたね!
序盤はちょっと眠たいぐらい静かな感じで入ったのに、
後半は、どないなってるんていうくらい高揚してました。
刀で切って、血が出て、それ見て泣きながらガマの油を塗る、
汗まみれになっての熱演でした~ おもしろかった!

ここで、色もん。
千田やすしさんの腹話術。
色もんは、持ち時間10分なんですって。
茨木から50分かけてきて、10分やって・・・
川上のぼるさんのお弟子さんらしい。

中トリは、桂きん枝さん。
声がね。ちょっとかすれた感じで聞き取りにくく・・・
ネタが、なんと一文笛、ちょっとビックリ、かな。
そういうイメージをしてなかったので。
というか、そんなにきん枝さんの落語を聴いてないねんけどね。

中入り後は、華やかに、色もん女道楽の内海英華さん。
いっつも、キレイやね~~ 

女道楽というのは、三味線や太鼓をつかい、高座で、
歌や踊りを披露する演芸のことやそうです。
大正時代が全盛で、やがて漫才や漫談に吸収されたとか。

私のイメージでは、吾妻ひな子さんがそんな感じかな。
もう、お亡くなりになって久しいけど。

英華さんは、落語の囃子方から、女道楽を、
復活された方で、今は、英華さん1人だけなんですね。

「自分で言うのもなんですけど、日本一です。
 世界中にもいはらへんので、世界一です~」

トリイホールで仕事をしてから来られたらしく、

「ここへ来てホッとしましたわ。
 さっきまで、日本語と違うとこにいてましてん」

このGW、ミナミは外国人がいっぱいらしいから。

三味線は野崎で始まり、野崎詣りのくだりを一節。
お話を挟んで踊りも披露してくださいました~

そして、トリの前、モタレに吉弥さん登場・・・


めっちゃ、長くなったので、続きは明日・・・




鯉のぼり

2015-05-02 23:24:54 | 湖国日記
虎姫の、高時川まで行ったので、少し足を伸ばし、
高月町まで行ってきました。

なぜって、あまりにお天気が良いので、
新聞にものってますが、高時川沿いに泳ぐ、
たくさんの鯉のぼりを見に行ってきたんです。



右に高時川、左は田んぼ、ですね~
たくさんあります。



逆方向の、川のすぐそばから見たかんじ。
ちゃんと、横にたなびいてるのがすごい。



ちょっとアップに。

長浜市のHPによれば、約450匹。
道路脇に立てた高さ10メートルの竹ざおに、
地元の住民グループ「雨森まちづくり委員会」の方々が、
各家庭で使わなくなった鯉のぼりを譲り受けて、
子どもたちの健やかな成長を願い、河川敷に1つ1つ、
約600mにわたって、あげられたそうです。

明日の、3日には、近くの芳洲(ほうしゅう)広場で、
「こいのぼりまつり」があって、全長50mの巨大な鯉のぼりが、
クレーンでつり上げられるらしいです~

4日には、鯉のぼりのそばで「マラソン大会」があるらしい。

いろんなお祭りがあるんやねぇ。