ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

タダほど安いものはない

2013-03-20 14:26:00 | ワールドミュージック
所得の低い沖縄では、何かと入場無料というのが定番です。そして、有料のものはよく考えてチケットを購入するべし。
思えば、失敗ばかりの人生。

週末は毎度イべントへ出かけてます。

今月は、

「航空自衛隊 南西航空音楽隊 定期演奏会」 コンベンションセンター
マンボNo.5、テキーラ、Sunny、Let's Groove、などのラテンもの。ゲストにカルロス菅野(熱帯JAZZ楽団)。こんな陽気で楽しい娯楽が、無料!

「カディ展と民族楽団ディンカドゥンクライブ」 パン屋水円
根元きこさんセレクトのインド布展、そしてギター、ムビラやカリンバ、バンブーフルートの3人の心地よい演奏。とにかく水円という、沖縄らしい風景に囲まれた場所が音楽聞くにも最高。

「楽しみながらこの地にあるものをつなげていく」 読谷村商工会館
岩手県葛巻町の「森と風のがっこう」吉成信夫氏の講演会。自然エネルギーの利用、地域の食や文化など、環境、教育、地域活性化を融合した活動の話しが聞けました。


そして!
音楽の町コザ(沖縄市)での「沖縄国際アジア音楽祭 musix 2013」
街のあちこちで、無料のライブが見られるんですが、私のメイン狙いは
「鼓drum 声voice 舞dance 情熱-アジアと世界の鼓動」という、今一イメージがつかないけれど、音楽際のなかで唯一ワールドミュージックなイベント、2,000円也。ストリートで演奏してるのは、パーシャクラブや紫、ほとんどすべて沖縄のバンドや民謡ばかりで、唯一「アジア国際」の名前にふさわしいイベントはこれひとつ。

出演は、
ウンジャミ(沖縄の民俗音楽 Show Choir group)
壱太郎(和太鼓)
北インド舞踊楽団「Tarana」
韓国打楽器チャンゴユニット・ファム
PUAHINANO(タヒチアンダンスチーム)

『太鼓と打楽器を「キーフレーズ」に日本、韓国、インドなどアジア全域と黒潮文化地域、さらに世界へつながる壮大な民俗コラボ』というキャッチフレーズでしたが、実際には、順番にステージへ登場してそれぞれ少しずつ演奏をお披露目するカタチでした。ま、最後にカチャーシーをそろってやってましたが、無理やりな感じでお粗末さまでした。
ウンジャミは男女16人の大所帯で沖縄民謡から、ブルーグラス、ケチャ、そしてヒップホップのダンスまでやってしまう集団。その雑食ぶりは過剰で、他とコラボする余地なし。が、個々の演奏能力は高く、ミュージカルのよう。
壱太郎はひたすら迫力のドラムソロ。
一番の注目が、北インド舞踊楽団「Tarana」なぜかフロム台湾。古典的な演奏から、曲に合わせた現代風でこっけいなダンスがかなり受けました。娯楽性も高く、これだけワンステージ見たいくらいでした。チャンゴは上品な太鼓でした。以前、富山のワールドミュージックフェスで見たチャンゴはやたら迫力があったけどなあ。韓国はやっぱ熱血な方がいいね。
タヒチアンダンスは、演奏がちゃんとバンドでやっていて良い感じでした。
これで、セッションが面白かったら文句なしですが。個々の演奏も良かったが、別枠でテーマごとに行われたセッションが最高だった、マレーシアボルネオ島のレインフォレストが恋しくなりました。



ストリートで、翁長巳酉さん率いる台湾原住民のチームが、とっても楽しい踊りと音楽をやってたけど、こちらは関連イベント。

ロックの日がお誕生日

2010-06-09 23:24:56 | ワールドミュージック
覚えやすいので、お祝いのメールが思いがけなく来たりして嬉しかったりするんですが、なんだかやっぱり恥ずかしい。

今日は、もっともオヤジロックな気分になる日であります。

映画『ソウル・パワー』×『ベンダ・ビリリ!』上映記念合同トーク・イベントを見に渋谷アップリンクへ。話し手はピーターバラカンさん他。
コンゴという最悪に治安が悪く混沌としたところに、最高にパワーみなぎる音楽があるということ。

音楽って凄いな~~~

代々木上原UFOクラブ

2009-10-17 00:44:02 | ワールドミュージック
あ!あれは何だ?

よく行くサイケデリックの東高円寺じゃありません、代々木上原です。
ごく普通の住宅街に、未確認物体と光り輝くロケット?を発見!

なんだなんだと近づいてみると、なんと、イスラムのモスク。東京にこんな立派なイスラム寺院があったなんてビックり!


文化の十字路・バルカン半島を旅してきました。といってもヤドランカさん出演のジャスラック講座の無料Eventイン代々木上原。古賀政男音楽博物館の中の立派なホールでの音楽レクチャーとコンサートです。

音楽的になかなかいい知識を得ました。
楽器の伝播は、ペルシャとバビロン(イラク)で使われていたものが、世界各地に広がっていった。
ジャズの「テイクファイブ」のルーツはマケドニアにあって、その変拍子の起源は踊りにある。
北アフリカ、ギリシャ、トルコに多い変拍子はアラブが起源である。等々。


薩摩琵琶と箏の日本人女性二人を引き連れたヤドランカさんのライブがえらくよかった。あ、でも楽器はサズーなど使ってるけどバルカン音楽じゃないな~。でも演奏がいいからいいや。

キャンセル料くれよ~と嘆いてみる

2009-10-07 23:24:16 | ワールドミュージック
パキスタンから来る「Faiz Ali Faiz 」を楽しみにしていたのに。

知らないアーチストも音源集めて、予習バッチしだったのに。

好かん音も、ワールドミュージックフェス楽しむために一生懸命聞き込んでいたのに。

おばハンやミーハーな人が行くイメージが強く行きたいと思わなかった韓国。
久々に、今週末行く予定のウルサンワールドミュージックフェスのホームページを開こうとしてみたが、重くて開かない。あきらめて翌週開いて見ると、「H1N1」の文字が、、、
そして、「キャンセレーション」の文字も!

ああ、なんとインフルエンザの影響で、フェスは中止のもよう。
中止のアナウンスの日付けを見ると開催日の1ヶ月前、しかしワタシが気がついたのは1週間前。
どっちにしても1ヶ月前じゃ飛行機キャンセルできなかったが、さて韓国行ってどうしよう?
ソウルだったら、そこに住み着いてる昔のバンドメンバーにずうずうしく観光案内させるって手もあったが、釜山じゃ市場観光するしかないな~
観光サイトを覗くと、なんとこの週末、釜山で有名な国際映画祭真っ只中ではないか。日本からキムタクも来ると、、、会いたくないよ~
こりゃ、釜山は日本のおばハンでいっぱいなんだろうな。

初日1泊だけ予約した釜山の三原荘に延泊をお願いするが、映画祭のせいか満室。韓国で温泉街やビーチに泊まってもしょうもないので、やはり旧市街の南浦洞近辺で探し、1泊2300円の太陽荘(地下に銭湯があるのだ)を予約。
が、不親切なウルサンフェスのホームページを良く見てみると、

「ウルサンジャズフェス」の文字が!?

そこをつつくと何故か中止になったラインアップが。ガセネタかと疑いながらも、Ulsan Jazz Festivalを一から検索、するとラインアップの中の2組(どうしても韓国に来たかったのかね~?)+韓国のアーティストでこじんまりとフェスをやる模様。
なにがジャズなのか不明ですが、やはりウルサンへ行く事にしま~す。

アフリカ系実力派アイドルを発見

2009-09-06 10:31:03 | ワールドミュージック
大城美佐子さんを見に行った時、偶然手にしたチラシ
「巨匠ファムドゥ・コナテの子供たちとギニア・マリ・セネガル・ケニアからのおくりもの」
どうやらアフリカ音楽のイベントのようだけど、、、

出演者の名前も内容も良く分からないまま、再び青山スパイラルまで出かけました。
なんってったって、千駄ヶ谷から表参道へ向かう通りが好きなんです。オープンエアーの店が多いのは白金や麻布十番同様。並木通りに居心地の良いカフェってのは西荻などの中央線にはないので憧れちゃいまして。

そのイベントで、ファンになってしまいました。
「アニャンゴwithニャティティ・ワレンボ」
アニャンゴこと向山恵理子さんは、本来は男性しか弾くことができない楽器ニャティティ(8弦のケニア・ルオー族の伝統弦楽器)の習得・演奏を許された世界初の女性だそうです。
大師匠に弟子入りを依頼するものの「女性にニャティティは教えられない」と、断られ、それでもあきらめずに頼み込み、大師匠の家に住み込み最後には免許皆伝。
とにかく爽やか、アニャンゴの歌声にしみったれた気分が吹っ飛びました!
パフューム聞いてる場合じゃないよ、おじさん!

食堂の、ばあさんにシャベリ倒されて富山

2009-08-23 22:22:11 | ワールドミュージック
ちょいと入ったスーパーのおばちゃん
「えー!東京からきたの?」 『お、おばちゃん、つり、、、』
「富山のスキヤキ、そんなに有名なの?!」  『いや~、、、』
「おばちゃんも何年か前に見に行ったわ、でもスタンディングでね~、疲れるんよ、何がいいんだか分からないけど、若い人にはいいんでしょう?楽しんできてね!」
富山は、女の人が元気いいです(どこでもそうか~?)

富山空港からバスで小1時間の南砺市 福野、タイムスリップしたような街並みもすばらしい文化的町。何処を歩いていても、心地よい水の流れの音が聞こえます。
田舎町にぽつんとありがちなコンビ二などはどこにも見当たりません。商店街は多くが閉まってますが、建物は保存されているようで(町から補助金がでるのかな)虫食い状態ではなく、いつか再生するんじゃないかという気配があるのです。


富山のワールド・ミュージック・フェスティバル
「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2009」
へ行って来ました。

そりゃ、有名でないですが、この文化の低落した日本の、ある田舎町にこんな素敵なイベントが行われているなんて、嬉しい限り。
これから政治や庶民の意識が変われば、地方も復興するかも、、、

到着初日は、雨

バスを降りてさ迷っているとこんな所発見、何かいいことありそう。



狭いけれど設備がそろった今時なビジネスホテルもあったけど、地元旅館ぽい名前のとこをあえて予約。
散歩中、雨に降られ軒下で雨宿り。そのすぐそば、寂れた商店街の真ん中に、外見はつげ義春が好きそうな商人宿風の旅館を発見。
ありゃりゃやたら狭そうだぞ。大丈夫か?



しかし!間口は狭いがマレーシアのマラッカの建物並みの奥行きの長さ。入ってみると、部屋は何部屋もあり、小さいがいい感じの中庭が眺められる落ち着いた和室にチェックイン。
股引姿で出てきたご主人に「鶴の間ね」と言われ部屋へ入ると、あら立派。
この宿、外見は古いながら、トイレはウォシュレットだし、入るだけで明かりは点くし、風呂は一定温度で常に入浴可、部屋には空気清浄機まで。完璧なるアメニティー。
毎日昼近くまで、畳の上で読書&お昼寝。2階なんで、目の前でミンミン蝉が泣きまくり。
客は他に、東京から同じ便で着たらしいバックパックに雨よけカバーを付けてた旅行装備完璧な若者1人だけ。静かなもんです。

初日の屋外のライブは、各ミュージシャンのワークショップに参加した地元民の発表の場。入場無料。テント席でテーブルにビールとつまみを広げてゆるりと鑑賞。
フジロックだけ出演するために来日する外タレのように、ただ田舎町でライブをやって金と飯食ってとんぼ返りするのでなく、このフェスはミュージシャンが福野に滞在して音楽を伝えていくのです。自分の子供や孫の晴れ姿を見に来る客多し。
昼間羽田の屋上でビール飲んで、ここでも飲み食いしすぎのせいか、お眠になり途中退席。ヘリオスのほうのカフェでさらに寝酒の地ビールをひっかける。




2日目の屋外ライブの前、みんなが駅前からパレード。
スーパーで買い込んだ地元つまみをテーブルに並べます。さす(クロカワカジキ)
昆布じめ、べっこう(溶いた卵の入ったゼリー?)、こずくらという魚の焼いた物(味噌がのっかってました)、まだまだ日本にも聞いたことの無い食べ物があるのだよ。
フローラルステージ1発目は、韓国伝統打楽器チャンゴを使った「ソナギプロジェクト」
レインフォレストで見た韓国の「NOREUMMACHI」も強烈でしたが、これも凄かった~。韓国のこの手の音楽シーンは盛り上がってるのかしら。10月の蔚山行きが楽しみ。
2つ目、サカキマンゴー&~は、興味がないのでちょいと外出。田んぼの真ん中から夜空の星を眺めます。
トリは、トーゴのピーター・ソロ。砂漠のブルースからラテンのりまで、世界一周リズムの旅。何でも出来て、人をエンジョイさせるハコバン的なノリは嫌いじゃないです。




2、3日目ともに高校生以下は無料。シルバーも無料にしてもいいんじゃない?

3日目は2時半から屋内劇場にてのフィナーレ。

スキヤキ・スティール・オーケストラのスティールドラムですっかり気持ちよくなりウトウト。

2番目は、カメルーンの歌姫カレース・モチオ・フォツォ。
親指ピアノやアコギを叩きながらのパフォーマンスは、ある意味ガサツな感じ。それが逆に私には楽しめました。
7月のボルネオのレインフォレストの時も感じましたが、洗練されたフージョンサウンドより、田舎丸出しというか辺境の地丸出しの強靭なサウンド、器用じゃなくともその人にしか出来ないモノ、それしかできねえんだって音にどうしても魅せられます。

大トリは、ジンバブエ「表現の自由」「人権」「社会平等」のために歌い続けているチウォニーソ。「ムビラ」(親指ピアノ)を使った洗練されたバンドサウンド。
ANAの最終に乗るため、4曲目で会場を後にし、大慌てでバス乗り場へ。
ああ、残念だが田んぼの中を空港へ。



おまけ。
昼飯をいただくために入った寂れた街の最後の寂れた食堂。中川食堂。
戸が開いているんで(私エアコン嫌い)、旨いビールがゆっくり飲めそう~と、意を決して入店したんですが。
高校野球を無言で見ているジイサンと、待ってましたの元気百倍のばあさん。
こちとら、飛んで火に入る夏の虫。
ビールを頼むも、戸を閉められエアコンをバチコンと点火?!
ばあさんが、こちらの注文する間もなくしゃべり始めました。止まりません!!

ばあさんに、めっぽう弱い私は言いなりで、、、
選挙に行かなきゃ行けないことから、ノリノりで楽しんできなさいということまで。

なんとか、親子丼を頼んだら、殆んど子しか入ってなかったし。
ビールと勝手に出てきたつまみ込みのお会計もちょいとお高いのはなんとも、、、

このあたり、スナックなど繁華街の跡地広がっていてその昔はさぞかし栄えていたようですが、何の産業があったのかな~?

ダンスは観るものではない、自分も参加し楽しむもの、、、

2006-10-05 12:07:17 | ワールドミュージック
トルコでは、ベリーダンスのべの字も見ませんでしたが、
渋谷はぶんかむらラマダンの夜3日目・メルシャンデデでは、いかにもそれを習ってるような女人ばかりが、クネクネ踊っていました。
みんな服やお食事にお金をかけてそうで、キレイな人たち。

まぁ、これじゃ他のヒトはちょっと参加しずらいです。


クラウスノミ似?のメルシャンおじさんは、会場の人々のおとなしいのを幻想的と思ったみたいです。日本びいきのジョアンジルベルトも、同じ勘違いをしてるけれど、

“日本のオーディエンスの静けさに神秘的なものを感じる” 

という勘違いは、是非そのままにしておきたいですね。
(単に日本人はノリが悪いのや、人目のないところでは行儀が悪ってのがバレませんように!)

帰りには、道玄坂にあるトルコ料理屋へ寄りました。コンビニで売ってるようなヨーグルトが皿にのっていてガッカリ、、、

コンピューターはオッちゃんにはジャマダンの夜。

2006-10-04 14:28:09 | ワールドミュージック
イスタンブールでは民謡酒場を巡りましたが、店内はオヤジばかりかと思ったら、どこも若者が多く、次々とリクエストを書いては愉しげに過ごしていました。
伝統回帰という流れではなく、みんな民謡が好きな模様です。反発する者はいないのかと不思議でした。

他に、ロック系ライブハウスに入ったら、パティスミスやキュアーのカバーをやってました。
80Sブームなんでしょか。それとも、ニューウェーブが、ずーっと続いてるの??


ラマダンの夜、2日目は2組出演。
最初、ウード二人組のギターバトルが続き、あわやこのまま入眠かと思いきや、イエメンの可愛いオッチャンが登場!ローカル度というか見慣れなさ度が高まり、一気に愉しい気分に。
打ち込みなんかすっ飛ばして歌って欲しかったですね。
後半はグワナのバンド。
それぞれのメンツが、みかけ通りのことをやらかしてくれて、とっても満足しました。