ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

カフェ宿「森のおうち」のちまちま

2017-01-29 13:43:41 | 877プロジェクト
以前は読谷から片道1時間半通ってたけど、
今は宿物件に家族で住み込んでいるので、
1日無言で過ごすということはないんだけど、、、

相方は、二歳と六歳の二人のお子さんのお話相手で精一杯。
一日の終わりに呑み屋へ行くこともなく、
送迎してる保育園の先生に、子供の事ならばまだしも、自分のことを話すわけにもいかず、、、

相談役は、もっぱら、Hくん(6才の方)


長らく試行錯誤しながら作成していた「飾り窓」
さすがの出来栄えに自ら感動~




「見て、見て!やっとこさ完成したよ❗」

無表情な垂れ目で、チラッと見て、







「無かった方が良かった」








ふざけんな!

このバカ!!

あっち行け!!!





長らく、ダンボールに養生テープ(ガムテープでないので何度も貼り直してる)の取っ手でしたが、、、


真鍮は経年劣化が楽しめるし、軽く磨けばまた美しい色にもなる。
プレートは新品の真鍮製。


でんきのスイッチは、ベークライト。プラスチックが出てくる前の素材。


絶妙なクリーム色のバターミルクペイントで二度塗りしたクロゼット。
やっと取っ手がついた。


手作りの建具は、とにかく愛着が湧きます。




今の気分で20冊

2017-01-09 10:46:50 | 映画・読書
今の気分で20冊、あげてみました(順不同)

1.神去なあなあ日常 三浦 しをん
2.中島敦全集2(ちくま文庫)
3.海辺の生と死 島尾 ミホ  
4.アポロンの島  小川 国夫

5.この世界の片隅に こうの 史代
6.砂の剣 比嘉 慂

7.ことばと国家 田中 克彦
8.忘れられた日本人 宮本 常一

9.新しい広場を作る 平田 オリザ
10.ひとの居場所をつくる 西村 佳哲
11.人が集まる「つなぎ場」のつくり方 ナカムラ クニオ

12.川は生きている 富山 和子
13.この国はどこで間違えたのか 沖縄と福島から見えた日本
14.沖縄島嶼の架橋化と社会変容 : 島嶼コミュニティの現代的変質 前畑 明美

15.はっぴぃさん 荒井 良二
16.ちいさいおうち バージニア・リー・バートン
17.ちびくろ・さんぼ ヘレン・バンナーマン

18.小屋から家へ 中村 好文
19.我輩は施主である 赤瀬川 原平

20.音楽を迎えにゆく湯浅 学


めっきり小説、を読まなくなった
2011年、までは物語しか読まなかったのに
夢、ばっか見ていた人間が急に現実に目が覚めたからか?
新作を押さえてるのは村上春樹と西村賢太くらいだ

本部の森のおうち、に引っ越してから特に本を読めなくなった
森に、囲まれ現実の生活が再び幻想のようにしか感じられなくなったせいか

読谷、に住んでる時は、嘉手納、恩納とそれぞれ特色のある3つの図書館で借りられたから良かった
特に読谷はリクエストが良く通りワタシに、とっては「時間のかかる無料Amazon」だったが
沖縄へ来てからは物を持たなくなった
買っても、すぐ売ってしまうか誰かにあげてしまうか

今の気分と言っても、この数年はほとんど似たような気分なので、ちょいと前に読んだものも入ってる


1.森のおうちの開墾作業で、キコリになりたい(ほとんどなってる?)と思った。森は得体の知れない素晴しいものがいっぱい。

2.「南洋」という言葉のあの時代にちょいと興味をひかれたのは、シンガソングライターの寺尾紗穂さんよりも前のことでした。

3.南洋の前に、ヤポネシア。特攻で死ぬことが出来なかった「死の棘」の作者・島尾敏夫が幻惑された奥様の美しい詩。

4.文学界のジムジャームッシュ。島尾敏夫に発見されたデビュー作。「ハシッシ・ギャング」なんていう買わずにはいられないタイトルの傑作もあるよ。

5.映画で感激して、原作を読み返したくて仕方ないが、大阪の倉庫にあり読めないでいる。ダブってでも買うしかないか、、、

6.まず、沖縄の基本として知らない人に薦めたい本。5もそうだが、事実をドキュメンタリーとしてでなくて質の良い「ものがたり」として伝えること。この辺り、自分にとって重要な感覚となってきた。

7.N.H.K.あまちゃん以前から、尊敬するミュージシャン大友良英さんのお薦めにより。

8.民俗学というと、柳田でもなく
「夜這いの民俗学 」の赤松啓介がすぐ思い浮かんでしまい、果てには赤線、ストリッブ、日本女地図とかにそれるとまずいので。

9.子供の教育のことを考えるに、答えのある人工の遊具などで遊ばせるより、自然の中という不規則で先が読めない環境で遊ばせ育てていくのは、さまざまな能力が研ぎ澄まされ良い気もするが、
田舎はすべてが車移動で、近所や他のコミュニティーとの係わりが希薄。
よっぽど頑張んないと家に隠った生活になってしまうのは、自分も同じ。大丈夫か、本部町暮し?

10.いい仕事をする!どんな仕事でも。
道路工事の交通整理のおじさんで、壊れたロボットじゃなく、たまにキチンとやってる人を見ると本当に気分が良い。

11.この辺りは、宿をやっていくうえで自分にどんなことが出来るかを探求するために読んでる。が、大したことができるとは思ってません。

12.森も生きてるし、道も生きてるし、お米も生きている❗

13.震災直後に福島原発から一番遠い日本に移住して来たわけでなく、一年後に迷いに迷って、わざわざ問題の山積みな沖縄本島に来たのであった。いや、来ちゃったのだ。

14.卒論のようなものだったけど、沖縄の多くの橋のかかった島の変容がわかった。

15.インスパイアーされたと言えば、カッコいいが


16.シンプルなタイトルと表紙だけでも魅力的。

17.谷川俊太郎の傑作「もこもこもこ」並みに意味がない作品。両者とも、心の汚れた大人には面白く感じられない。

18.家というか住まいのあり方について考えさせられた。昨今の小屋ブームの先駆け?

19.この人にしては、案外普通な書き方な気もするが、実際自分の住む箱となるとトマソンだらけじゃ困るわけで、、、

20.音楽ライターで、美しい文章を書けるのはこの人だけ。

カフェ風宿「森のおうち」の古材の建具

2017-01-07 10:40:00 | 877プロジェクト
ドアって、いったいドゥアって作るんだ?

(6才の息子との言葉遊びが多くて、レベルが低すぎ、、、)

まあ、仕切りが出来ればどんなんでもいいわけだけど、
箱形のものや、骨組みを中心に作るものやら、何種類かあるよう。

「日」の字形の枠を元に作るのが簡単そうに思えたので、
おおよそのサイズを頭に入れて、材木屋で材料探し開始。

古材だけをあつかう店は全国でもそう多くないが、オキナワでも唯一のおっちゃんのお店。
古材ブームで内地から買い付けに来る業者もあってか、値段はそれなり。
だが、都会のショップと比べたらまだまだ安い。



材木屋といっても、ほとんど廃品回収の集積場の材木置き場のよう。
増築に増築を重ねたような迷路のような建物のなかに、材木がいっぱい!
こちらの意図しない古くて汚い木はいくらでもあるんで、その膨大な数の中から、使えそうな材を選び出すのはかなりの苦労。
積み重なった木材を一枚一枚どかして、良さげなのをどんどん出していく。
最終的に板の歪みなどを含めて、もう一度良くチェック。

(どうしても気になるガムテ帽子、、、)




そして、ゲットしたのがこいい具合に日に焼けたこのパイン材。
裏側には、ペンキで文字やら数字やらが塗られてた。どこかのD.I.Y.ショップで高く売られたものかも。

一応、洗剤とたわしでゴシゴシ洗って汚れを落とす。




扉用に、取り合えず家に転がっている板と組み合わせて並べてみる。
真ん中の仕切りは、パイン材が足りなかったので別の古材をあてがってみる。薄い板は、母屋の個室の天井や腰壁に使ったものの余りの米松板。

こりゃ、いいんでないかい?

内鍵はヤフオクで安く入手した物にアイアンペイント、真鍮のノブは鍵が無いからとアンティーク屋さんから破格で頂いたもの。

さてしかし!
骨組みに、どうやって米松をくっ付けてよいか分からない。
建具は、寸法とか金具の位置とか正確に作らないと不便そうだし。

と、言うわけで、
地元のk工務店に組んでもらうよう、お願いしたのが8月だったろうか、、、




年末ギリギリ、忘れた頃にやって来ました古材の扉!

漆喰の壁にものすごくお似合いで、、、

とても、はばかり(トイレ)とは思えません!



裏側は、かっちょいい感じ









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「森のおうち」の屈折するもの

2017-01-05 14:19:00 | 877プロジェクト
本館個室のドアは、昭和のアパート風にしたいと考え、ラワン板に除き穴の鍵のドアノブをチョイス。
上部には、ちょいと遊廓の雰囲気を取り入れて、、、

今まで風通しが良かったけど、遂にカラーガラス入れたのだ。


なんとなく、中の気配が分かるくらいにしてみたかったのだ。


これは、キッチンの仕切りの上に付ける飾り窓。
同じものを4つ作って、真鍮の蝶番とアームでつける予定。







ネットオークションで手に入れた年季の入った真鍮のドアノブ&除き穴の鍵。
この鍵が二つ揃ってるのが中々なかった!
今時この棒鍵のスペアーは作れるところが少なく、出来たとしても1本1万円はするんだな。

進学で田舎から上京して、初めて住んだ下北(本当は池ノ上)のアパートも真鍮製だったなぁ。
バブル期にこんな棒鍵持ってるのは、どうにも恥ずかしかったが、今では味気無いアルミのドアノブなんぞより素敵に思える。


もうひとつは更に希少な磁器製の白いドアノブ。


をつける予定。

が、
ね、
綺麗にワトコオイルを塗ったドアにドリルで真っ直ぐ穴を開ける自信がなく、
いまだ、ガムテ&段ボールの切れ端のままなのだ。




謹賀新年2017

2017-01-02 19:18:00 | やんばる
森のおうちの裏山から、
日の出



今年もよろしくお願いいたします




震災後、愛すべき文化の多く残る東京を脱出
家族三人で農家や酪農家の手伝いや宿のヘルパーを住み込みでやること約一年
そんな国内放浪後、沖縄読谷に漂着
いつのまにか四人家族になり、
昨年9月には、更に北部やんばるとよばれる田舎の本部山里にやって来た。



うちなんちゅう(沖縄人)として育っていきます❗


ところで、
実は、
この山すごいんです。

ほとんど知られてないけど、
12月にライトアップされるのよ。
毎年電球の数が増えていき、かなりはでになってきた。



頂上には、あれま星マーク!