ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

そんなに、見つめていないで!

2008-09-28 13:09:34 | 海外
終戦直後の上野駅(見たことありませんが)のようなオールドデリー駅。
ネズミが線路をうろちょろ餌探し、ひとも線路でうろちょろ立ち小便、ホームは座り込んだ人でウジャウジャです。
目の前を、やせた盗人が追っかけられて逃げて行きます。空腹なのかスピードがなく、頭ぶん殴られてとっ捕まってしまいました。

盗人の子供は、盗人になるしかないというカースト制度。捕まってもまた盗みをやるしか生きる道がないとは、、、


そんな混沌とした都会から、夜行寝台で一晩かけてジャイサルメールへ到着。
7~9月は雨季のため、比較的涼しく過ごしやすいと言われている砂漠地帯ラジャスターンですが、ホテルのピックアップの運ちゃん「昨日は、45度だったよ!」って。

日中はたんまりお昼寝し、夕方お出かけです。
黄金の城塞の街の夕焼けを見に、町はずれの村を抜けたサンセットポイントへ。

急坂をヒイヒイいいながら登っただけあって、丘の上は360度眺望抜群です。そこには子供数名と、楽器を弾いている若者が一人。
その若者が音楽欲しいかと言って来るんで、やってくれと頼むと、見事に美しい音を奏で始めました。

彼は、私の目の前に立ちはだかって離れません。鋭い眼差しも、一直線です。
チップをやると、さらに演奏に力は入り、もうこちらは微動だにしないで体育座りするしかない状況。

いつも間にか、夕日は沈み、黄金に輝く城も一日の終わりを遂げようとしていたのでした。

荻窪Cafe難民

2008-09-27 17:25:21 | 散歩
ひなぎくが閉店してからは、荻窪では自分の休息の場所を見つけに彷徨うことになりました。

有名な名曲喫茶のミニオンもいいんですが、ちょいと照明が明るすぎだったような気がして、新規開拓へとフラフラ。

南口ですが、意外に早くもよさげなオールド喫茶店を発見。駅が眺められるガラス張り、店主は蝶ネクタイしてそうな雰囲気。

入店してみると、「煙草が煙ってない、Beerがある」というマイカフェの条件をClearしてます。
BGMも昔ながらのデパートのような有線放送。飯もあるし、ケーキもあるし、そこそこ広くて「うんうん、いいんじゃな~い」と文庫本をペラペラしていると、

ネクタイの脂ぎったオッサン集団が入って来た。
おー!ここなら気がねなく吸えるねぇー

アウトでした。

行ってよかった。ラジャスターン最高!

2008-09-25 11:20:30 | 海外
日本滞在中のショッタノンド・ダス(風の吟遊詩人・バウルの歌人)へ、無事土産の葉巻「ビディー」を渡すことができました。

インド最終日、アウトのデリーでゆっくりしている状況でなかったんで、ジョドプールの宿を出て近くのジイサンさんの屋台で購入しました。

1箱確か7ルピー、20円位。
20箱位買おうと思ってましたが、スロウモーションなジイサン、1箱しか出てきません。なんとかジェスチャーで沢山くれと言うと、のそのそ出してくれました。が、小さな屋台なんで18箱で売り切れ。
全部買い切ってしまい、庶民の均衡を乱すようで気が引けましたが、他で買う時間もなく、

「ハウマッチ?」 

「、、、、、」

私以上に、英語も掛け算も苦手なじジイサンだったので、紙に「7×18=Rs126」と書いて見せましたが、どうも納得してないご様子で、首を横に振る。こりゃ、困った、どうしましょ。
しかし、いつの間にか現地の人が、何か買うのか暇なのか集まって来ていました。そして「ノープログラム」と言ってくれたので、問題なく買うことが出来ました。

インド人のゼスチャーには、なかなか慣れませんでした。
私は、日本人が身に沁みているんで、首を縦に振ってくれないと、どうも納得してもらってない気がしてしますが、後で考えると、あのジイサンの首の振り方は、OKの仕草だったようです。


ビディーは州によって包装が違うようで、これはラジャスターン式デザイン。店頭で、巻いているのを買うのが一番新鮮でいいとか、、、

歌って踊れる、ジル大臣

2008-09-12 11:15:16 | 音楽
やはり、ブラジルの人は凄いです!
体力もあるうえ繊細でもあるし、とにかく年齢関係なしの活力が凄い!!

国際フォーラムという、ノリの悪い客層相手に大臣は、迫真のパフォーマンス。
着席していた観客も最後には皆総立ち、完全にジルに魅了されました。

しかし、途中で出できた宮沢何とかという人とのセッションはいただけなかった。三線でJポップ調の曲を、ジル様に歌わせるなんてけしからん!日本人として、Jポップが日本を代表する音楽だと思われたとしたら恥ではないか。

ブラジルのサンバのように、全国民が胸を張って歌えるものがあればいいんですが。
私は、日本国民の代表歌を、沖縄民謡でも、演歌でもなく、河内音頭に決定したいと思います!!
何かよくありません?景気もいいし、スポーツを応援するにもうってつけかと。


さてさて、土曜からインド・ラジャスターンの旅。どんな音楽師と出会えるか、楽しみです。
日本に滞在しているバウルの音楽師のための土産に、ビディ(葉巻タバコを)頼まれたんで、忘れないようにしなきゃ~

無料で南米体験、そしてびしょ濡れ

2008-09-07 18:23:01 | 音楽
あれは中2の時でした。私は、ある一枚の写真に衝撃を受けたのでした。

それは、音楽雑誌に載ってるローリングストーンズの野外コンサートの写真でした。
白人の女の人が、たわわな胸を丸出しでブラを振ってるという写真でした。

大人になったら外国(=アメリカ)へ絶対に行ってやる!!

と、ずーっと思い憧れていたティーンはとっくに過ぎ去りましたが。


最近では日本でも解放感と言うか、露出満点のオーディエンスに囲まれて音楽を楽しむことが出来ます。
代々木公園のブラジルフェスティバルへ行ってきました。

二日目のメインアクトは、なんと『マシュ・ケ・ナダ』の作者として知られる「ジョルジュ・ベンジョール」!
周りは、もちろんポルトガル語が飛び交っていて、肉食人種の熱気ムンムン。日本に居ながら海外コンサート気分です。有名な曲では、大きく手をふりふり大合唱です。

多種多様な人種のいる海外へ旅に出て東京へ帰ってくると、電車の中は同じ顔つきの日本人ばかりで
「ああ、またつまらないとこに戻って来ちゃった」
なんて、いつも思うんですが、いるんですね。そう、世の中いろんな人がいるから面白いんです。

しかし、急に雲がモクモク、冷たい強風が吹いたかと思ったら、雨がポツポツ。急いで木蔭に逃げるも、大粒の雨がバケツをひっくり返したように降り出して来ました。

お気に入りの白パンが泥だらけ、、、
大雨の中、観客もベンジョールもよりいっそう熱くなってるのは雰囲気でよく分かったんですが、泣きべそかきながら、電車に乗って退散しました。

インド行く前に「タジマハール」(ロッドスチュワートのアイムセクシーとそっくりな曲)聞きたかったなーーー。



東京一のカレータウン

2008-09-05 11:24:48 | 
中央線の中で、西荻はカレー屋さん不毛の地と言われていました。香辛料の匂いを嗅いでみたいと思ったら、お隣の吉祥寺か荻窪へ行かなくてはなりませんでした。

しかし、有名店ガネーシャ・ガルが出来た頃からでしょうか、知らぬ間にカレー屋さんだらけになりました。
ナンが食べられるインド・ネパール・パキスタン系の店だけでも約10件。どの店も個性あるナンを出します。そして、タイやマレーシアのカレーが食べられる店も入れたら、もう数え切れません。

その中でも、最近のお気に入りNO.1が、このお店「シタル」。
ぼんじゅくが撤退した店舗に入ったお店です。

何がいいかというと、店の女の子がメチャクチャ可愛らしい。

これは今まで気づかなかったことですが、日本のインドカレーのお店は濃ゆーいインド人男性が大勢で働いている所がほとんどです。それが、現代的なインド美人の女の子がいるとなると、すごく入りやすいというか、また行きたくなると言うか、不思議です(あたりまえか?)。
もちろん、味も都会的で洗練されたすばらしいものでした。

デリーに行ったら、よほどの高級店にでも入らないと、こんなカレーにはありつけないでしょう。