ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

アルモドバルの女性賛歌最高傑作 「ボルベール〈帰郷〉」

2007-08-31 04:24:37 | 映画・読書
吉祥寺バウスシアターで、ギリギリ終わる前に見てきました。

『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』と、とにかく話の展開が面白すぎるんですよね、この監督。
原色が目に強いあの熱い熱いスペインというところなら、こんな話もありえるのかしら??ってのばかりです。

確か[アタメ」か「神経衰弱ぎりぎりの女たち」で名前を知ったような気がします。
当時映画館で、特集が組まれて「セクシリア」「バチ当たり修道院の最期」[欲望の法則」とタイトルを聞くだけで、私の中では変態監督としてのイメージが強く定着していました。
ところが映画祭の賞をあれこれ取って、すっかり巨匠と呼ばれるようになりましたね~。

もう、どうしようもないボロボロの状況でも、希望を見つけてなんとしてでも生きていく強さが心地いいです。
一番の見せ所の歌のシーン、どうやら声が違うので口パクのようでしたが、そこだけ見てると、本当に熱唱してるような見事な口パクでした。



ゆるくても、南国は危険がいっぱいでしっぱい、、、

2007-08-29 22:18:50 | 
ちょっとケッチって、エアーチャイナで行きました、マレーシア&シンガポールWOMAD。
で、予定立てるのは好きなのですが、旅はそのままにはいかないもの。
初日から予定変更で、乗り換えの北京で、街に繰り出すことにしました。

何の資料も知識もなかったので、とりあえず名前をよく聞く「天安門」へ。
オリンピックを前に、愛想笑いも整列乗車もできない中国は、街並みクリーンアップ作戦中。
ダンボール入り食品(んなモノより、ヒトデやサソリの串焼き、やたら売られてて、ムシャムシャ食ってる人いたよ。オエー!)を売りそうな屋台や食堂を全部抹消するつもりのようです。

天安門の周りは、戦後の廃墟のような状態で、写真を撮ろうとしたら激しく関係者に怒られました。やっぱ、怖い所です、これから発展しようと無理ばかりしそうな大国中国。

マレーは食いモンがうまくってよかったです、しかしビールが高い!

シンガポールは狭い中に多人種が共存し、街をつっくてるんで面白いんですが、コントロールされすぎ、危ない魅力には欠けます。もち、ビールが高い!!

が!しかし!!安心しすぎた、甘かった、、、
二泊したシンガポールのおしゃれなホテルでやられました。
しかも、帰国するまで気づきませんでした。
一ヶ月はこの苦しみが続くようです。

“南京虫”

身体のあちこちから、ぶつぶつが出てきて、痒くてかゆくてたまりません。
最後の晩に刺されていたようです。鏡で自分の全身をみると、もう悲しくなるような腫れ痕が、、、

あのやろーーーー!!!






マレーシア・ジャングルトレイン~シンガポールWOMAD

2007-08-15 22:36:45 | 
いよいよ、夏休み。間もなく暑い時に、暑い所へお出かけします。

中華航空で、北京に寄って、ダンボール食べて、クアラルンプールへ。
大都会はつまんなそうなので、すぐ奥地のグアムーサンへ行き、地元民しか乗らないだろう1日3本の鈍行列車(ジャングル列車だ!)で、東のイスラムの田舎町コタバルへ。
格安エアーアジアで、いったんK.L.に戻って、バスを乗り継ぎ古都マラッカへ。
果たして、予定通りいくかは分かりませんが、最後にシンガポールへは確実にいくつもりです。


さて、そのシンガポールWOMADですが、誰が出るかも分からずに行くことを決めていたこともあって、
「芝生に寝転んでのんびりライブ見りゃいいや」と思っていたら、
ありゃ、ありゃ、

“タジマハール”
“ティナリウエン”
“キャレキシコ”

と、見たいのがてんこ盛りじゃありませんか~! どうしよう??

おお、ピーターガブリエルもやるのか~。ええ~?
やっとこのへんで「おかしいなぁ?」と思い、

よくPCの画面を確かめて見ると、場所がCharlton Parkとなってました。
イギリスのWOMADのページを見てました。どうりで豪華なラインアップなわけです。



さてさて、正しい、シンガポールのWOMADの出演者は、

Asian Dub Foundation ( United Kingdom )

Bobby Friction and Nihal ( United Kingdom )

Clube Do Balanço ( Brazil ) サンバでロックだ!踊っちゃえ。

Daara J ( Senegal ) ヒップホップ?

David D'Or ( Israel )イケメン歌手

Ensemble Shanbehzadeh ( Iran )演奏聞き応えありそう~

Etran Finatawa ( Niger Republic ) ティナリウエンの代わりと言ったらなんですが、、、砂漠のブルースだね~

Johnny Kalsi ( United Kingdom )ラストで出演者全員集合セッションをやるみたいで、楽しみ!

Mahotella Queens ( South Africa )年季の入ったコーラスのオバちゃん達、自分の中ではメインアクトです。

M untu Valdo ( Cameroon )ちょいと日本でも話題になりそうなギター弾き語りシンガー。

OKI Dub Ainu Band ( Japan ) 日本を代表できるのは、やはり沖縄かアイヌしかないのかな~

r-H ( Singapore ) きっと、大都会の音楽なんだろな~。

Sheila Chandra ( United Kingdom ) キレイな歌の印度歌手。

Shooglenifty ( United Kingdom ) トラッドフォークだね。踊ろうね。

Youssou N'Dour et le Super Etoile de Dakar ( Senegal ) 今回のメインっぽいけど、80年代フュージョンワールドミュージックのイメージがあって、、、どうなんでしょう?たぶん見るけど。



3日間の中で、各アーチストが何度か演奏するので 2日間参加でも、だいたいのものが見ることが出来ます。
しかも、じきじきのワークショップやら、TASTE the WORLDという(出演者の国の料理を一緒に食べるのか、屋台の前で歌うのか、出演者が調理するのか、良く分かりませんが)コーナーもあり、なんとも楽しそうです。

もう面白過ぎ、真夏の夜の夢、人形浄瑠璃の奉納公演。

2007-08-15 08:13:59 | 芸能
「藤野町に住む人気シンガーのUA(ウーア)さんが三味線だけの伴奏で歌い、大阪文楽座の吉田勘緑さんが人形芝居を演じる国内初のコラボレーションがある。」

って言うんで、先週末、行ってきました。
ご祝儀袋と、UAと話が出来るんじゃないかという下心と共に、、、


西荻から意外と近い、JR高尾の2つ先、藤野。
地味な駅前の、直販店で野菜を意味なく買って、そこからはお願いしていた車で15分。

会場の大石神社は、奈良時代の創建と伝えられる古社。
さすが、写真よりもさらにいい雰囲気です。

農村歌舞伎の舞台として、江戸時代後期に拝殿に円形の床が人力で回転する回り舞台の装置が作られたという。
藤野町在住の勘緑さんが国内でも珍しい回り舞台の拝殿を気に入り、浄瑠璃の公演が毎年開かれるようになったそうです。

観客は、4割がたは地元の人々で、座布団に座ってビールやおにぎりでわき合い合いです。
さてさて、意外と隙間のある前列へ、入り込んで初人形浄瑠璃鑑賞です。
古典芸能というと、何やら難しいことを知っていなくちゃダメかと思ったら、話もノリもかなり大衆的でみんなゲラゲラ笑って見てました。

おバーちゃん好きの私は、浄瑠璃(人形に合わせて語る人)の竹本駒之助(人間国宝)にまいっちんぐでした。
とにかく、いい顔、いい表情、そして魂が飛び出そうな迫力!
本人だけ見ているだけでも面白過ぎ。

もし、自分が子供だったら、うっそうとした山中の神社での夏の夜の出来事の記憶が、一生ついて回るのだろうな~。とにかく、永遠に続いていって欲しい会でした。藤野町へ移住したくなりました!!

前半、1000人近い観客の中の一人になってたUAも、後半舞台に上がって歌を歌うと、星降る森の中で実に光り輝いていました。(当然話しかける隙もありませんでしたが)




















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































バナニュース

2007-08-08 18:50:28 | ザ・バナナメイツ
今週末、水族館でライブがあるのです。

もちろん、品川でも、ちゅら海でもなく、あの多国籍タウン大久保のすしバー“水族館”です!!
バナメは暑さを吹き飛ばす、ハードなロック編。ビッグマフ全開であなたの頭蓋骨を溶かします!

対バンは、怖いもの知らず・キャわいいガールズ5人組 「生死ズ」 他です。全員、あえて各パート初めての楽器を選んで挑戦だそうで、、、





日  時     8月10日(金)

         7:30スタート予定

         (バナメの出番は2番目で8時30分頃から、

          生死ズはラストで9時半からです)



場  所     大久保水族館 

         http://naks.biz/suizokukan/

          
 
         寿司一人前 梅 1000     刺身盛り合わせ(一人前) 1000

         寿司一人前 松 1500     海鮮サラダ     1000    

         寿司一人前 竹 2000     マグロサイコロステーキ 800

         スーパー太巻き 1200     マグロのカマ焼き(煮物) 1000

         海鮮丼       1000     白身魚のカルパッチョ 800

         マグロユッケ丼 1000      イカグラタン     800

         バクダン丼    1000      バクダン      800

         ゼイタクないくら丼 1200    旬の魚の焼き物(煮物) 800



代  金     800円(1DRINK付き)

      「いや~、安くって、申し訳ないっす!!」

寝苦しい夜は、やっぱこれ

2007-08-08 18:03:08 | 映画・読書
読書で、寝付くってのは健康的ですね。
子供の頃は、「クラッシックのレコードを半面聞きながら本を読んでるといつの間にか夢の中」というのが習慣でした。

それにしても、読書の場というのは、時間に追われている現代人には貴重です。

電車の中
起床後のひと時
トイレに座って
お風呂で
公園で
旅行中
飯食いながら



マレーシアの田舎の幼少時の暮らしを描いた絵本、

「カンポンのガキ大将」。

ラットという彼の地では有名な漫画家の作品です。
とっても懐かしく、サマーフィーリングな気持ちになれました。


そして、いまメイン(いつも並行して7~8冊は読んでるんで)で読んでるのが山崎朋子の

「サンダカン八番娼館」

貧しい時代、底辺に生きた海外売春婦「からゆきさん」、その胸奥深く刻まれた異国の体験を体当たりで取材し、取り組んだ書物です。おサキさんの行き先は、マレーシアのボルネオ島でした。
いわゆる潜入ルポで、その手法は今時のえげつないTVっぽく賛否両論ですが、これが最後には本当の心の交流となって、泣けるんです!!