ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

沖縄は宝の島じゃんね

2020-03-29 15:15:45 | やんばる
沖縄は宝の島。

違う!
いや、そう!
 
リサイクルショップやオッチャンが車で集まる各地のローカルフリマ(これは沖縄独自のノスタルジックな風情がある)へ行っても、まず良いモノや掘出し物はない。
やはり、内地と比べてカツカツで暮らしてるオキナワは圧倒的にモノが少ない。

コザの基地のフェンスに並ぶローカルフリマ(どろぼう市)なんかでは
「こんなモノまで売るんですか??」
って、燃えないゴミで出していそうなものまでもが並んでいる。しかも、基地のフェンスを無断で利用してディスプレイしてたりして。



ところで、コロナ騒ぎでは学校の休校以外は特に何も変化のない我が家。細く長く生き延びる田舎の自然の遊びに行く気もしないので、日の落ちるのが遅くなった最近は学校帰りにチビ二人連れて、毎日ビーチへ行っている。
ワタシは庭の水はけを良くするためのサンゴをせっせとバケツに入れる作業。
子供たちは岩に登ったり、石拾ったり、シーグラス(漂流して角が取れたガラスの破片)拾ったり。毎日行っても全然飽きないらしい。彼らにとってビーチは宝の山。
こちらでは「くんじだー」と呼ばれる
(ちなみに、ワタシは流木でも、板状のものを専門に収集してます)




宝の島と言えば、「沖縄宝島」という地元限定の売ります買いますのサイトがある。
不便な田舎住まい者なんで、amazonにAli Express、メルカリにヤフオクは必須で、宅配便や郵便の方々には本当に感謝している。
以前は買うだけだったが、売ることも始めた。ネットで聞けないようなCDをPCに取り込んで処分するためだ。
ついでに、コンテナ倉庫に眠っている不用品も少しずつ処分し始めた。
しかし、大きなものは沖縄からだと送料が高くついて売るに売れない。

そんな時、役にたったのが「沖縄宝島
これがなかなか良いのだ。
建築資材関連の大物で、もう使いそうにないものはここで処分することにした。

本島内なので、基本直接引き取り。顔を合せての売買が、こんなに良いものとは思わなかった。
メルカリなんかだと、転売屋みたいのが無礼で一方的なコメントを寄越してきたりして、気分悪かったりするが、このローカルサイトで買ってくれる人は何故か皆んなたのしげ。ウチに尋ねて来るのが結構な楽しみとなっている。
 
ある角材用の金物は、中部在住の左官業を営むオジサンが、北部の大宜味で養鶏の小屋を建てるのに買ってくれた。自然に近い環境で育てたニワトリの卵を作って学校等へ卸す予定だそう。ウチのコテージを見て、こんな所で鳥の声を聞きながら暮らしたいね〜などど言って帰っていった。

工業用の扇風機を取りに来たのは、中部の基地で働く仲良しおじさん二人組。夜勤明けでドライブがてら来て、ウチの敷地を見たいというので、ひと通り案内した。中部あたりの中高年には、ヤンバルの田舎は憧れというか、彼らにとっての原風景なのかもしれない。
カブト虫はいないか?高く売れるはず〜とか、カルストの尖った岩は、大石林山がオープンした頃は、高く売れたさあ〜とか楽しい話が続く。三線の爪のキーホルダーを何故かプレゼントしてくれた。

余った角材を取りに来たのは南部に住む男性。元々韓国人だそう。子供と遊ぶために、ゴルフの練習場を自宅の屋上に作るつもりらしい。
東北の公立の大学を出たが、歳がいってたため就職出来ず、17年前に思い切って沖縄へ移住。基地の仕事なら国籍や年齢も関係ないと聞いて就職して、もう長いそうだ。美ら海で遊んで、花人逢(近所の眺めの良いピザ屋)でランチしてから来た。基地の職場に製材機があるから色々使えると言って喜んでバンに積んで持っていった。










.








小さく生き延びる

2020-03-24 06:58:18 | やんばる
思い起こせば「あの時」もそうだった。
世間が不安になると、自分は不安が解消されると言うか、これでいいんだという安らかな気持ちになる。


あの時というのは、東日本の震災の年に長年暮らした東京をおさらばした時だ。
比較的恵まれた東京ローカルな暮らしをしていたが、仕事も趣味もパッとせず楽しい事よりも腹立たしい事の方が段々と増えていった頃、
「そろそろ、こんな都会の生活ともお別れしなくてはいけないんじゃないか?」
と思うようになっていた。
そんな時、あの社会を見つめ直す機会は訪れた。


そして、世界的に社会が不穏な方向へ行こうとしている今、新型コロナウイルスの騒動。
何が何でも東京オリンピック開催で、コロナの対策を今までおろそかにしてきて、いきなり首都封鎖もありえるとか、
事をオバサンが言ってる。
 
沖縄の北部のド田舎の山の中に住んでいると、コロナの蔓延よりも、雑草の勢いを防ぐ事のほうが重要。
下の娘(5歳)が、数ヶ月前から
「ノマちゃんオクラ好き」
「オクラっていつなるの?」
「ノマちゃんオクラ食べたい」
などと、ワタシに催眠術をかけるので、絶対やりたくなかった(蚊に刺されるから)畑をやる事になった。子供たちは、種植えて、気の向いた時に水をやるだけだ。
2011年には、各地の有機農業の住み込みのお手伝いから、自然農法の大御所のいる奈良へまで見学に行ったワタシですが、、、


失敗するとメゲルので、暮らしも小さいが畑も小さい。

どうせなら、オクラだけじゃなくトマトにゴーヤー、うん夏にはやはり枝豆だな。
はたして、雑草や虫の勢いが凄まじいこの条件の悪い山の中でうまく育つか?
過去に、物好きな友人がウチの敷地に畑を、作って何種類か野菜を植えたが全滅したことがある。

バナナも今まで植えた10本中3本しか生き残ってない。2500円の大きな苗を植えて、一房しか収穫出来なかったこともある、、、


ところで、春休みの家族四人での内地行きのキャンセル、他にあと2回の内地行きも怪しくなってきた。
格安航空はこういう時、お金が戻らないので厳しい。もうPeachなんか、累積でANAやJALのファーストクラス並の金額を支払ってるよ!
あと、2台分の車検料が同時期に。なるべく小さく暮らすにしても、こういった経済の打撃は厳しい。沖縄は決して物価はやすくないのだ。

牛乳、300円近くするさぁ〜ね。