ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

「森のおうち」ホテル小屋16ー渾身の扉2枚

2017-12-31 18:47:00 | 877プロジェクト
「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」

2013年、松田龍平主演で映画化された「舟を編む」

10年以上もかけて二十数万語が収録され
た新辞書作りに挑む編集者たちの話し。
まことにもって面白かったんだけど、
どうしても、バンド仲間でもあり、白水社でフランス語の辞書を編集していた故S山氏を思い出してしまった。


数ヵ国語を操り、幾つものバンドをドラマーとしてこなし、時にはゴージャスなメンツを揃えカラオケのようなボサノバを歌い、時には鳥肌実顔負けのパフォーマンスをこなす奇才の持ち主で、多くの人を楽しい気分にさせる色を豊富に持ちつつ、時には駄目な男子的な動向でヒトをガックしさせる、愛すべき性格の持ち主でもあった。

暗鬱な日々を過ごしていたワタシの近所、に、彼が引っ越して来てから狂乱の西荻ライフが始まった。
その風呂なしアパートを彼は「悲しみ荘」と呼んでいた。



そんな話は差し置き、
映画に「早雲荘」という木造のモダンな下宿が出てきた。
そこで見た小窓の付いた扉を、小屋のトイレにどうしても再現してみたくなった。


当時のものはおそらく普通のニスだろうけど、オイルフィニッシュ仕上げで艶やかに。取手は、珍しいアンティークの黒ガラスのものを取りつけた。




悲しみ荘は、もう取り壊されたが、映画に出てきたような共同玄関の木造のモダンなアパートは西荻のある路地裏に今だ健在している。

「いつか老後は、こんなアパートで皆で共同生活出来たら良いなぁ」などと、理想郷な話を良くしていたことを思い出した。






もう一枚は、県産イタジイを貼った小屋入り口の扉。
母屋の改装を手伝ってもらった大工さんがから頂いた壁板。やんばるの森の多くを占めるイタジイは、昔は建材によく使われていたそう。


これに、鉱物系?の塗料「ウッドロングエコ」を塗ってみる。


あら不思議、数日で清潔で古びた味わいの扉となりました。









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ひま号に乗って出掛けよう

2017-12-25 06:03:00 | 沖縄
まだ、真っ暗な朝5時

森の中の小動物は目覚める

外敵から身を守る必要も

この平和な山の中では無用だろうに



沖縄と言えど冬は寒い

最高気温が20度を切ると

ダウンを着たくなるのは

亜熱帯に身体が慣れてしまったから



昨日の気温は24度

久々のジャングル登山

ヨーロッパ出身の友人ノルさんは

半袖半ズボン



全然メリクリな気分じゃない

ジングルベルが聞こえる気がしない

まるで、トナカイさんが似合わないここオキナワへも

サンタクロースが来たらしい





生きた化石、ゴジラのルーツ「イボイモリ」


不思議の国への入り口


ジュラシックパーク



娘三歳をオブって、ラストスパートの崖をロープづたいに登る
寝てしまうまで、パパの背中で「ママが良い!」を延延と泣き叫び続ける
誘拐魔の気分のまま無言で登る登る
頂上では、もはや意識朦朧



名護岳制覇!







子供の一日は感覚的には大人の数倍は長いはず。

だが、学校行って、その後徒歩で近くの学童行って、週に二回は空手へ通ってるH君。

宿題が多くて、遊ぶ時間が無いんだとか。
先日は、小一初の登校拒否を決め込んだ。
理由は、朝宿題をやろうとして、学校の時間に間に合わなくなったから。
宿題を忘れると、放課時間にやらされて、遊べなくなるとか。


そんなH君が作った作品


この看板の付いた車で遊びに出掛けると、自分が
「ひま」
だと分かって、友達が遊んでくれるということらしい。






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「森のおうち」ホテル小屋15ーポリカのパーゴラ

2017-12-24 20:13:16 | 877プロジェクト
最終的によく考えると、必要になった入り口デッキの屋根と東側窓の庇。
どちらも、日除けでなく、このやんばるレインフォレスト特有の、不意な雨対策。

まず、迷うのはデッキの屋根の素材。

圧迫感と暗さを無くすには、透明。
ガラスは高いし、浪板は邪魔くさい。そこで、候補に残ったのが、安価な中空ポリカと平板ポリカ。
どちらも、施工がめんどくさそうであるが、段ボールみたいな中空ポリカは見た目が悪いのでやめて、一番ハードルの高そうな「平板ポリカ」に決定!

図を書いて慎重に作業するも、アルミ棒を短く切りすぎたり、EPDMゴム帯板を短く切りすぎたり、、、
ワタシばかり失敗の連続。







今日の教訓、
つるっとした金属は、ポンチで叩いてからでないと滑ってうまく穴が開かないよ~







美しさにこだわる大工作の、シンプルフラットに組まれた骨組みの上に、3畳分の板をのせて止めます。

ポイントは、板と板の間のクリアランスにビス穴のクリアランス。
ポリカは熱の伸縮が大きい上、端っこに穴あけると割れやすい。
サブロク板(910✖1820)を屋根にのらずに張っていくのは、やってみないとわからないけど、かなりアクロバッティックな作業となった。
この小さい丸窓から、手とインパクトだけ出して打ったり、、、






カバーのシールを剥がしてみると、
あっ!ガラスみたい。
いやいや!!何も張ってないパーゴラにしか見えない。
今のところ、、
耐候性のあるものを採用してるんで、是非長持ちして欲しい。







二人で屋根張りに1日かかったけど、やった甲斐があった。
こんな美しいウッドデッキの屋根を、産まれてこの方、見たことがなーーい。

YKKとかのメーカーのポリカパーゴラをチェックすると、中古車一台買えるほどのお価格。

鳥さん!フン落としたらただじゃ済まないからね🎵










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野外劇団,楽市楽座の暮らしかた

2017-12-06 10:12:08 | 芸能




約一年ぶりで、人前で歌った。

親子三人で演出から音楽、衣装、宣伝、すべてをこなす旅芸人
「楽市楽座」
のゲストとして。

彼らは年の半分を自前の水中回転舞台とともに、二台の車で北海道から沖縄まで投げ銭だけで巡業している。




ここは、オキナワ。

「パワースポットだ、スピリチュアルだ」
と、
言いつつ、他力本願をお気楽なお土産として持ち帰ろうという人たちもいれば、

「フェスだ、フェスだ」
と、
言いつつ、旅の恥はかき捨てみたいな暮らしをしていく人たちもいる



2011年の震災の翌年沖縄へ移住してきて、毎年見ているので、彼ら楽市楽座はもう6年以上は全国巡業をやっていることになる。


自分の、持ち場で、淡々と誠実に出来ることをやる。



これ以上、かっこいいことはない。




















加藤和彦の曲を二曲カバーしたが、
後日「悲しくてやりきれない」に涙が止まりませんでした、とメッセージを頂いた。

音楽で世の中は変えられないけど、「うた」の力って、何か確実にあるんだな。














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