「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」
2013年、松田龍平主演で映画化された「舟を編む」
10年以上もかけて二十数万語が収録され
た新辞書作りに挑む編集者たちの話し。
まことにもって面白かったんだけど、
どうしても、バンド仲間でもあり、白水社でフランス語の辞書を編集していた故S山氏を思い出してしまった。
数ヵ国語を操り、幾つものバンドをドラマーとしてこなし、時にはゴージャスなメンツを揃えカラオケのようなボサノバを歌い、時には鳥肌実顔負けのパフォーマンスをこなす奇才の持ち主で、多くの人を楽しい気分にさせる色を豊富に持ちつつ、時には駄目な男子的な動向でヒトをガックしさせる、愛すべき性格の持ち主でもあった。
暗鬱な日々を過ごしていたワタシの近所、に、彼が引っ越して来てから狂乱の西荻ライフが始まった。
その風呂なしアパートを彼は「悲しみ荘」と呼んでいた。
そんな話は差し置き、
映画に「早雲荘」という木造のモダンな下宿が出てきた。
そこで見た小窓の付いた扉を、小屋のトイレにどうしても再現してみたくなった。

当時のものはおそらく普通のニスだろうけど、オイルフィニッシュ仕上げで艶やかに。取手は、珍しいアンティークの黒ガラスのものを取りつけた。
悲しみ荘は、もう取り壊されたが、映画に出てきたような共同玄関の木造のモダンなアパートは西荻のある路地裏に今だ健在している。
「いつか老後は、こんなアパートで皆で共同生活出来たら良いなぁ」などと、理想郷な話を良くしていたことを思い出した。
もう一枚は、県産イタジイを貼った小屋入り口の扉。
母屋の改装を手伝ってもらった大工さんがから頂いた壁板。やんばるの森の多くを占めるイタジイは、昔は建材によく使われていたそう。

これに、鉱物系?の塗料「ウッドロングエコ」を塗ってみる。

あら不思議、数日で清潔で古びた味わいの扉となりました。

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2013年、松田龍平主演で映画化された「舟を編む」
10年以上もかけて二十数万語が収録され
た新辞書作りに挑む編集者たちの話し。
まことにもって面白かったんだけど、
どうしても、バンド仲間でもあり、白水社でフランス語の辞書を編集していた故S山氏を思い出してしまった。
数ヵ国語を操り、幾つものバンドをドラマーとしてこなし、時にはゴージャスなメンツを揃えカラオケのようなボサノバを歌い、時には鳥肌実顔負けのパフォーマンスをこなす奇才の持ち主で、多くの人を楽しい気分にさせる色を豊富に持ちつつ、時には駄目な男子的な動向でヒトをガックしさせる、愛すべき性格の持ち主でもあった。
暗鬱な日々を過ごしていたワタシの近所、に、彼が引っ越して来てから狂乱の西荻ライフが始まった。
その風呂なしアパートを彼は「悲しみ荘」と呼んでいた。
そんな話は差し置き、
映画に「早雲荘」という木造のモダンな下宿が出てきた。
そこで見た小窓の付いた扉を、小屋のトイレにどうしても再現してみたくなった。

当時のものはおそらく普通のニスだろうけど、オイルフィニッシュ仕上げで艶やかに。取手は、珍しいアンティークの黒ガラスのものを取りつけた。
悲しみ荘は、もう取り壊されたが、映画に出てきたような共同玄関の木造のモダンなアパートは西荻のある路地裏に今だ健在している。
「いつか老後は、こんなアパートで皆で共同生活出来たら良いなぁ」などと、理想郷な話を良くしていたことを思い出した。
もう一枚は、県産イタジイを貼った小屋入り口の扉。
母屋の改装を手伝ってもらった大工さんがから頂いた壁板。やんばるの森の多くを占めるイタジイは、昔は建材によく使われていたそう。

これに、鉱物系?の塗料「ウッドロングエコ」を塗ってみる。

あら不思議、数日で清潔で古びた味わいの扉となりました。

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