ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

あああ、今、音楽に求めるものとは、

2009-01-29 00:13:47 | 音楽
本日の旅の目標は、高円寺抱瓶。
ワールドミューッジクに興味がある人には、引っかるちんどんお祭り系のシカラムータの総勢9名お座敷ライブです。
なんと、ドラムは吉田達也!!


まず、高円寺に着いてから抱瓶方面へ。
飲み屋を総チェック。水パイプのある安飲み屋なんてのも発見しました。高円寺はちょくちょく来てる割に、ここ最近の急激な街の変貌に気づかなかったりするんです。ついに、ここも再開発の波にのまれるのか、虫食い状態です。
頑張れ、高円寺商店街。三鷹や立川みたいになったらお終いですぞ。

開演まで時間があるが、手持ちの書物もないので、流行りのブックカフェへ。
路地裏の2階にあるその名は「アール座読書館」。
二人掛けの様々な椅子と机が皆前を向いているという昔の名曲喫茶風のレイアウト。店内は緑の植物、私の目の前には素敵な熱帯魚の水槽。
もう最高にリラックス気分。(写真は、カフェの3階の店の看板。謎です。)

あまりに居心地よく、開演ギリギリ、あわてて抱瓶へ。
店内は満員。店員の活気もあり、いい雰囲気です。
バンドは、どんな場所でもノープログレム、手慣れた感じで始まりました。
しかし、だんだん演奏が進行するうち、

???

なんか違う。
何が??

音楽に求めるもの、、、

「ワールドミュージックを今やってるのが洒落てる」というダサさ。それはダサいとしても、僻地のモノ本のジイサン達が醸し出すダシの効いたダサさがまない。あたりまえですが。
上品な音楽家が趣味のいいものを選んで演奏している。「私センスはいいんです」って言ってる感じ。日本人がこの手の音楽をやる場合、こうなっちゃうしかないのでしょうか。

やっぱ、音楽には危ういものがないと。ヤバいと思えないと詰らないんです。
そう、バンドが悪いのではなく、私にとってはこのバンドは「不合格」なのでした。

そう判ったので、こりゃ時間の無駄。で、途中退場。
なんせ、前日には貴重なイベントを見逃がすほど、自分のバンドの練習が忙しい今日この頃なんですから。毎日スタジオ入りの「甘蕉仲間」の今日は貴重な休甘日なのでした。



帰宅して、ポストに素晴らしい贈り物が入ってました。

「日本禁歌集 一 ぴん助風流江戸づくし 」
桜川ぴん助/美代鶴 / 他
昭和44年、竹中労の仕事です。
販売の仕方も当時と同じ、通販のみ。



[禁歌党宣言]    たけなか・ろう

もと、「うた」は道徳律の外にあった。
……人間は自由に、思念や感情をコトバにあらわし、リズムに乗せた。
うたってはいけない「うた」など、人間がほんとうに人間であった時代には、どこにもなかったのだ。
国家とか法律とはいう、愚かな制度が人間をしばるようになってから、「うた」もまた、制度の番人によって、管理され、禁じられることになった


こりゃこりゃ、今日のライブの100倍、凄かった!!!
あぶな~~いい。





夏が来る前に、、、

2009-01-25 19:59:57 | 音楽
昨年は、シンガポールのwomadが中止で落ち込み、フジロックは面白いのが出なかったんで行かなかったし、東京の夏音楽祭のキャンプは行き逃し大後悔。

今年は、もう夏の音楽イベント決めました。
7月10~12にマレーシアはボルネオのジャングルで行われる「Rainforest World Music Festival」へ行くですよー!!
まだ、誰が出るか全然決まってませんが。


そういえば、2年も履いていない、キーンのサンダルの鼻緒がラオスのコーン島で切れっちゃったのだ。さすがはキーン、切れても問題なく歩けたけどね。険しい山道や岩場はちょいと無理だにゃ。
まだ、真冬の東京の店にはサンダル出てないな~

最高のワールドミューシックのバンドを発見!

2009-01-20 21:42:17 | 映画・読書
あの、ヨタレ具合。
あの、垢抜けない歌声。
あの、ふてぶてしさ。
上手くなることなく、延々と同じことをやり続けるイカレ方。
もう、踊るっきゃないでしょう。

そう、それらは、私がワールドミュージックに求めているもの。
その最高のバンドを見つけたんです。
その名は、ローリング・ストーンズ

ローリング・ストーンズは最高のワールドミュージックです。



『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』
をバウスで見てきました。

もちろん爆音上映。
糖質ゼロのチューハイとつまみの大豆を、マスク(インフル流行ってるからね)の間から注入しながら観戦です。
コンサート会場の最前列で見てるような映像もいいけど、ギターの音が最高に気持よかったです。何のギターを持った、どっち(ロン・キース)の音かがまことに簡単に分るのです。
コーラスやホーン、ゲストを入れてこんなに大人数なのに、ギターの音色がまるまる分るスカスカさは、ストーンズならでわですね。


初めて買ったアルバムが、Big Hits: High Tide & Green Grass
下手な歌だと思ってました。

リアルタイムでは、Black And Blue
エッチな音だと思いました。

サムガールズ以降は、アルバムは買ってませんがたまに昔のを聞きなおしたりしてました。

今回初めて、大好きなバンドの一つとなりました。

気分は、暗殺~ホリデイ・イン・カンボジア

2009-01-07 04:25:29 | 
1980年、Dead Kennedysなんだよ。
鋲付きの皮ジャン、ハードコアパンク。
最後は喧嘩になる、新宿ツバキハウス。
モヒカン頭を揺らせて「ホリデイ・イン・カンボジア」で踊って唾を床に吐きつけていた、あの頃の記憶が、、、


年末年始にラオスへ行った帰りに、カンボジアのシェムリアップで時間があったので、アンコールワットとトレンサップ湖を日帰り観光して来ました。

旅行前、カンボジア大使館にビザの現地取得について問い合わせたら
「カンボジアでは、日帰りではビザはおりないことになってマスが、アナタが熱心にその必要性を説明されれば、きっとおりることでしょう」
と聞かされていたので、
おりたらラッキー、だめなら空港で昼寝でもすればいいかと思ってました。

しかし、ビザはシェムリアップ空港で簡単におりました。
ただ、入国審査のオバはんポリースに、入国カードに1ヶ所記入もれがあるのを理由にしつこくチップをねだられました。一番乗りで空いていたのが、たかられる原因の一つでもありました。混雑してたらそんな暇もなかろうに。
こっちの顔をのぞき込み、小声で「チップチップチップチップチップ~♪」と何度も、、、
5分くらいとぼけていたら、ポーンとパスポートを投げ返してきました。
なんとも嫌な感じでした。



で、問題は出国の時でした。

私は何の問題もなく搭乗口へ入れたのですが、私の相方がVISAのことでポリスに止められてしましました。そして、親方ポリスが来て、搭乗時間だと言うのに、私ともども空港のチェックインカウンターのところまで連れ戻されてしまいました。

「どうか帰国をお許しください~」
と親方ポリスを怒らせないように、はでな泣き芝居をしましたが、
断じて「NO!」でした。威張るのが大好きそうなオッちゃんポリース。
ただ、$札をちらりと見せたら顔色が変わりました。
でも、答えは「NO!」。

「イン・ラオス!日帰りで帰ることはできない!!」(英語)
の一点張りでした。

最後にはベトナム航空の社員が出てきて、ポリスの後ろから両手を合わせてお願いしなさいと合図をしてきたので、ひたすら拝みつずけ
「プリーズ、プリーズ」

そして、もう時間は飛行機出発寸前、なんと急に態度が変わりました。
「通してやる」と、、、

仲裁に入ったベトナム航空の人が言うには、航空券の封筒にいくらか入れてポリスに渡しなさいと。

出発寸前で、賄賂の額を交渉する間も無く、我々は、たまたま手持ちにあったドル札、カンボジア警官の1ヶ月分の給料(といっても$20)を払うハメに。
やっぱ、たかりか、、、



何ゆえ、日帰りがダメなのか分かりませんが、我々としては、アンコールワット入場料$20、トレンサップ湖クルーズ$30(ボられたか?)、水上学校船の子供たちへのプレゼント(鉛筆とノート代)$20、ビザ代、空港使用税と、短時間でお金カンボジアに落としたのだから、歓迎されたいくらいです。
ラオスで1週間過ごした金額の倍でしたよ。

まだまだ、一部の人々が搾取して、やさしい笑顔で真面目に働いている庶民は貧しい思いを強いられているんでしょう。
貧しい子供達に回されると言われた高価なクルーズ代も、きっと一部の腐った役人がぶん取っちゃうのかなぁ。