ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

サンゴでサンゴを埋め立てる辺野古

2020-12-27 18:47:03 | やんばる
この2年で、本部半島の山が急速になくなっている。
本部町から名護方面へ出掛けるときに通る道沿いに採掘現場があるので、デカイ山が削られて低くなっていくのや、辺野古基地移設反対派の抗議や土砂を運ぶトラックを見ることになる。
来年9月までに予定面積の4分の1の埋め立てを終える計画だけど、投入された土砂の量は、11月末時点で4%に満たない。
2年で4%って、全部埋め立てるのに50年掛かるのか??

ここらの山は琉球石灰岩と言って、元々は珊瑚や貝殻が堆積して出来たもの。セメントの材料になるんだけど、その余りの土砂を埋め立てに使っている。

生きた珊瑚を珊瑚の亡骸で生き埋めにしているわけだ。
こんな愚かな人間の行為から触発されたある芸術系の映画の手伝いをすることになった。主なロケ地は名護市安和の部間。




権現様の周りだけ、緑が残る。
この西海岸辺りでは珍しく、埋め立てでなく道路に橋がかかっている為に海と集落と森とがつながっている。自然生物が行き来できるはずが、その周りは砂ぼこりの丸ハゲな土地。


撮影は、およそ3週間で全部取り終えるタイトなスケジュール。東京から撮影部隊やダンス指導兼出演者などが来沖。

主に私の役目は「エアーダンサー」
通行人をやる位に思ってたけど、数名の同志と共に身体の節々が痛くなるほどの大ハッスルをすることになりました。
どんな内容かは、来年の夏に、東京の美術館で発表されるので、それを見てみないと何とも分かりかねますが、きっと素晴らしいものであることは間違いないです。





セメント工場はなかなか巨大で、稼働していても廃墟感がある。



今は1集落数軒しかないけど、昔は5集落で96軒あった。山の方にあった3集落は、跡形も無い。