ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

大なまず、釣れたらどうしよう~?

2008-12-25 20:37:02 | 
憧れの、ラオスはシーパンドンへ行く前に、旅行準備です。

電気のないバンガローでは、まず懐中電灯は必需品。そして、ハンモックに揺られながらに、目の前の広大なメコン河へ釣り竿を垂らすために。釣り道具一式。
どうやら、メコン河といえば大なまずのようですね。
荻窪へ行ったついでにオッちゃんがやってる小さな釣具店で、仕掛けを買うことにしました。

「なまず釣ってみたいんですが?」
「んーーー、ナマズ、ナマズ、ナマズね~」
と、うなってから、あれかな?これかな?ぶつぶつ言ってから、つり方ブックをパラパラさせて持って来たのがこれ

吸い込み針

螺旋の針金の所に練り餌を丸く練りこんで、針をくっ付けるのだそうです。大きいの釣れちゃったら、どうしよう、気持ち悪~。



さあ、もうすぐ。サンダルに靴下履いて、薄着で成田空港へダッシュ!!

高円寺に深海の地を発見!大和町中央通り商店街。

2008-12-21 10:18:02 | 
ア・デイトリッパーな長い一でありました。


それは、リハーサルに、ドラマーS山氏(本職は編集者)が水死体のような面持で時間に遅れてリハ会場にやって来た所から始まりました。

16:45 なんとかドラムセットに座っているものの、もうろう状態で目つきが完全にイッってました。普段落ち着いてるPAの人も、ドラマーの何かやらかしそうな雰囲気にシンバルをセットし忘れ、灰野敬二ばりの爆音の対バンの方々も場内でシーンと黙ってしまいました。
リハをやってもまともな演奏にならず、まるで無駄だったので、早々に切り上げると、S氏は片付けもせず客席で仰向けになって片足をテーブルに放り出したまま寝てしまいました。

因みにその日の他の出演者は、●ふくろ ●鳥を見た(なかおちさと+山崎怠雅+東郷生志)●ハリネコ+うんこ(舞踏)と、真面目に音楽を追求している方々ばかりです。

急にむっくり起き出したs氏、
「本番まで長ーいから、どっかへ行こう」「西荻の飲み屋行きた~い」
と言うが、
「そりゃ遠いぜ」と阻止すると、

「じゃあ、俺がおごるからスタジオに入ろう」
と、何故か前向きな意見を言うので、楽器を抱えて3人でスタジオを探し高円寺を彷徨う羽目に。予約なしでスタジオへ行くなんて初めてです。

1件目、満室。
2件目場所分からず。
3件目鋲のいっぱい付いた皮ジャンを着てる人たちがたむろするスタジオ。こりゃ一杯でしょうよ。
しかし!満室ではあったが、店の兄ちゃんが他のスタジオの電話番号をあれこれ親切に教えてくれました。

17:50 3件ほどTELして、やっと早稲田通りにあるスタジオに空きがあり、18時入りで予約、大急ぎでタクシーで行くことに。
が、環7に入って車はのろのろ渋滞、信号で全然動かない状態に。昔の女人のくだらない話に花が開く間に時間はどんどん過ぎていきます。さすがに、まったく動かない車に乗ってるのは無駄だと下車すると、その先なんと歩いて20メートルで早稲田通りでした。ありゃりゃ。しかも、降りたとたんに次々と車は流れだしました。

18:20 早稲田通りをスタジオ探してうろうろ、S氏がtelで場所を聞くと小僧寿しの近く、洋服の病院の地下だと。しかしその建物はどう見ても、木造2階建ての古アパート。何の看板もなく真っ暗。お化けスタジオか??
しかし、良くまわりを見渡すと、普通に鉄筋のビルにちゃんとスタジオの看板があるじゃないですか。

この頃には、S氏も意識がこの世に戻って来ていて、いざリハーサル。ズドントコ、ズドントコ♪なかなかやるぜぃ~。こんなに旨いドラムが叩けるとは皆知らないでしょう。
しかし数曲やるうち、どうも乗りが悪くなっていく。だんだん動かなくなりました。

ドラマー・S氏、「腹が減った、朝から何も食ってない、なんか食わせてくれ!」「豚カツ!」
意識モウロウ状態が終わった後は、腹が減って動けない、と。

プリンや油を気にしていても、本当はがっつり揚げ物や丼ぶりめし大盛りが食いたい願望があるんですね。まぁ、まともな演奏をさせるには、空腹の中にいけないモノを入れる前に、御飯を入れさせよう。

19:00 ではでは、前から私が入ってみたい食堂が近くにあるようだから、そこへ行ってみましょ。
テクテク早稲田通りを歩き、駅と逆の道へ右折。商店の明かりはほぼなし、はずしたか?とっくに潰れてる?
しかしながら自分を信じて直進しました。私の後を歩く2人は、暗い道で「いい加減にしてよ」という顔。

「あの先の明かりのとこまで行って、何もなかったらあきらめるから~」
を、2回ほど繰り返し、急に商店街のボンボリ電燈が見えてきたと思ったら、陸の孤島のような商店街があらわれた!深度800M.

おー、あったー!!



>゜))))彡
民生食堂「天平」

戦時中に外食券がないとご飯が食べられない外食券食堂という時代がしばらく続いた後、昭和26(1951)年に東京都指定民生食堂という制度ができて、外食券食堂から民生食堂へという流れができてきたのだそうです。これが今の大衆食堂へとつながっていくんだそうです。

店の前のディスプレーの焼き飯は、真黒に日焼けしております。
入店すると、んまぁ一気にディープトリップ。深度1000M.
4人掛けのテーブルが4つと、カウンターのように長いテーブルがどーんと一つ。ビールに定食の正統派の独り者と、持ち込み?の蟹をつまみに酒を飲んでる常連客数名。

ビール大瓶500円、お通しのアラレ、味がしみた生揚げの煮付け、あんまーいドロドロのカレーライス、愛情で包まれたオムライス、食べ応えのあるポークソテー、、、
いつか我々の誰かが刑務所に入った時には、きっとここで食べた物をつばを飲み込みながら思い出すことでしょう。

だだっ広い厨房を抜けて入るお便所、王監督のサインの色紙、常連客に呼び止められても言うこと聞かずに一人出っていく酔っ払ったおばあさん!

ここは、彼の世か深海か、はたまた南千住か出屋敷か、、、
素晴らしすぎます。
世界遺産に認定であります!



20:30 21時が出番なのでそろそろお勘定。S氏も飯を腹に入れ、焼酎お湯割りで絶好調。
まぁ、だいたい進行はオスものだからと余裕で会場へ行くと、あわわ、もう出番。
あせって、セッティング。その日のメニューをこなしました。
新曲は10分以上にわたる大作「深海ロック」。

あとは、会場にて深夜まで語らいの時間。

27:00 タクシーにて帰還。こんな日があってもいいのさ。




西荻秘密の隠れ家で一休み

2008-12-18 20:56:20 | 教えるけど、ひとに教えたくない店
今日は、スタジオ入り前にひとりで軽くお食事。

ビールとシチューとフランスパン。
世間なみに忙しい年末の中で、 一時の贅沢Timeです。
バックでは、質の良いスピーカーからニックドレイクが流れています。
心地よい音楽と、心地よい空間。これが意外と何処にもないんです。西荻には、ここを含め2~3件だけかな。

明日は、南青山マンダラの遠藤堅司クリスマスディナーショウ(定食付)へ行くか、吉田達也・灰野敬二・河端一のDVD発売記念ギグに行くかを、ゆっくり迷いました。

答えはでましぇん。

リハは、何故か、白水社ナミフジ氏のエセ指揮者と筑摩書房編集課長のボンゴの飛び入り参加で、絶好調。て、こんな練習で良いのか?

リハ後は、近頃大好きなエロチック・サイケバー「ゼンプッシー」へ。お通しが美味かった、、、

真面目な話、私は感染委員なんですが。

2008-12-12 22:42:51 | 音楽
この地球は、人間だけが生きているわけではないのです。
文明がたまたま先に進化して、エネルギーを独り占めした人種だけが生きてるわけではないのです。
動物だって、
植物だって、
虫だって、おけらだって、あめんぼうだって、生きているんです。
キノコだって、
カビだって、
酵母だって生きているんです。
細菌だって、、、

ジョナサンリッチマンの『アイム・ネイチャー・モスキート』を聞きなさい、蚊にだって刺す理由があるんだって歌ってますよ。名曲ですね。


 「アイム・ネイチャー・モスキート」

 さてさて、ちっちゃなモスキート君、君にはきっと
 何か理由が有りそうだね。私にはわからないけど、
 そうです、あなたの言うとおり、僕にも存在する理由があるんです
 わかるでしょう、あなたと同じように、神様が僕を造ったのです
 僕は天然の蚊、
 だから僕は刺さなきゃいけないのです、チクチクチクと
 そうです、僕は天然の蚊、
 だから僕は刺さなきゃいけないのです、チクチクチクと
 神様がそういう使命を与えたのです
 神様は、僕をお造りになって愛してくれました、あなたを愛して下さるように
 僕は天然の小さな蚊、

 うん、しかしだね、モスキート君、
 私には君の美しさが解らないんだけど
 そう思われるのも御もっともですけど
 ご存知でしょう、神様は私をお造りになったのです、あなたを造ったと同じよう に
 僕は天然の蚊、
 だから僕は刺さなきゃいけないのです、チクチクチクと
 僕は天然の蚊、
 だから僕は刺さなきゃいけないのです、チクチクチクと
 神様がそう言う使命を与えたのです
 神様は、僕をお造りになって愛してくれました、あなたを愛して下さるように
 僕は天然の蚊、


 神様は、僕をお造りになって愛してくれました、あなたを愛して下さるように
 僕は天然の蚊、
 それなら、ちっちゃなモスキート君、私の手を刺してもいいよ
 そして、私が納得するようにその訳を話してくれないかい?
 はい、わかりました
 ご存知のように季節があるように、僕が刺す理由もあるのです
 僕は天然の蚊、
 だから僕は刺さなきゃいけないのです、チクチクチクと
 僕は天然の蚊、
 だから僕は刺さなきゃいけないのです、チクチクチクと
 僕は天然の、、、今や歌う・モスキート、、、ロックキンモスキート、、、
 僕は天然の蚊なんです。




 今、ひと昔前のスペイン風邪のような新型インフルエンザの世界的流行が騒がれています。予測不能ですが。
そして、使い方も知らない一般庶民が、テレビの影響で買ってしまっているんでしょうか、高価なN-95マスクが品薄状態です。
一番に、医療現場に供給されるべきモノなんですが、自分だけが助かりたいという愚かな考えで買ってしまってるヒトがいるようです。
厚労省では、家庭では普通に売ってる不織布製マスクを勧めています。いわゆる普通の使い捨てマスクです。N95なんてちゃんと装着したら息できないですからね。

蚊だって必死で生きてるように、インフルエンザウイルスだって必死に形を変え生きています。歴史上、時々現れ、ヒトに感染して急速に広がるってのにも理由があるんでしょうね。

自分だけが生き残っても寂しいだけじゃございませんか、、、



こんな凄いの見逃してたとは不覚なり

2008-12-09 14:05:18 | 映画・読書
ヴィゴ・モーテンセンの全裸の格闘シーンに生唾ごっくんの「イースタン・プロミス」
を早稲田松竹で見ました。
鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督、渾身の一作です。ゴットファーザーを遥かに凌ぐ、緊迫感、重圧感がありました。



あらすじ:

ロンドンの病院で産婦人科医をしているアンナ(ナオミ・ワッツ)
のもとに、ロシア人の少女が運び込まれる。
しかし、出産の直後に少女は命を落とし、日記と赤ん坊が残された。
そこに記された内容に危険を感じながらも、
赤ん坊の家族を見つけ出そうとするアンナ。
彼女はあるロシアン・レストランにたどり着き、
ロシアン・マフィアに雇われているミステリアスな
男ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)に出会う。


ダークな雰囲気も最高でしたが、とにかくサウナ風呂でのナイフで刺されながらの血みどろの戦いがすさまじかったです。鍛えられた肉体に、ロシアンマフィアの印の刺青。
イースタン・プロミスとは、東欧ロシアからやってくる貧しい女性に良い生活を約束する、という意味だそうです。
“売春” そして “人身売買”


話はそれますが、馬場からはいつも東中野まで歩きます。途中に沖縄ソバ屋があるんです。しかも、なんと八重山そば専門店。いつか入店せねば、、、

方向感覚の良さでは自信ある私は、ぐるっと遠回り。

2008-12-04 19:29:38 | 教えるけど、ひとに教えたくない店
以前、閉店してしまった荻窪の「ひなぎく」を覗いたら、玄関先にチラシがぶら下がってました。

ギャラリー&カフェ「6次元」近日オープン.

ほほーう、今回店を閉めてもまた別でやるのね、、、

地図を見ると荻窪のマックから環八方向へずい分歩いた所に位置してました。
名古屋に“自由次元”というアシッドマザーテンプルと並ぶ素晴らしいサイケデリックバンドがありますが、6次元ってどんな世界なんでしょう?興味ありあり。
まぁ、とにかく近々尋ねてみようと思ってました。

そしてつい先日、まだオープンしてなくても店の感じをチェックと、探してみましたが見つかりませんでした。
その日は諦めて、西荻までテクテク歩いて帰りました。

そして今回、荻窪へ来て時間があったので徹底的に探してみることにしました。
あちゃー、もしや、、、と、気がつきました。

そう、イントゥーザワイルドの世界。探しすぎて遠回り。

その場所は「ひなぎく」、その跡の場所だったんです~~~。
まだ、プレオープン中でメニューが揃ってませんでしたが、ツマミや食事がかなり期待できそう。
よかった、よかった。

あふりらんぽ・オニの横蹴りに、マイハートK.O.される

2008-12-03 00:55:33 | 音楽
初めて、代官山の老舗珈琲専門店「猿楽珈琲」へ入りました。

レアーチズケーキ(美味)をお供にいただくコーヒーは心が静まります。薄暗さ加減や年季の入った椅子や机、迷路っぽいレイアウト、禁煙なところも私にぴったし。ここへ来るために、代官山までき来てもいいなぁと思いました。
オシャレな見かけだけで、落ち着かず不味い素人料理を平気で出すカフェの多い昨今、貴重な存在です。客が静かに過ごせる工夫というものが、隅々まで考えられているのです。
しかし、残念ながら長い出来ず、開演直前のUNITへ。



今日のメニューは、キリヒト、あふりらんぽ、フリクション。
ぜーんぶ、2人バンド。

まぁー、とにかく、あふりらんぽのパフォーマンスには圧倒されました。

大阪の才能あるあほな女の子コンビかと思いきや全然間違い。とても20代には見えない、まるで大人の女優のような雰囲気を持ってました。大物なんですね~。
やることなすこと総てピカイチ、輝いていました!
テク、センス、ルックス、壊れ加減、いかれ加減、アシッド感、攻撃感、色気、総てがいいとこばかり選ばれたモノで出来たあふりらんぽでありました。
こんな他にない、誰も真似できないバンドがあったなんて、、、もっと早く見ておけばよかった、、、次はいつかしら、何度でも見たーーい!

最後のバンドは、もうどうしても時代遅れのオヤジロックに聞えてしまい、2曲だけ聞いて、帰っちゃいました。ははは。