ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

ビリー・アイリッシュの時代

2020-02-16 19:10:00 | 音楽
青い瞳に青や緑に染めた髪、そしてダブダブファッション。ティーンエイジャーに絶大な人気の次世代アーティスト、ビリーアイリッシュ。
これが、ウチのチャイルド達(5&9歳)にも絶大な支持を受けているのだ。





まず、始まりはこれから

Billie Eilish - when the party's over


とにかく、黒い涙が流れる不思議さ、気味悪さに、お子様たちは興味津々。
映像は数回見ただけだけど、車でかけると大喜び。黒い涙が流れる絵を思い出しながら喜ぶのだ。
そうしてるうちに、英語もわからないくせに、歌も曲に合わせて「ラキライゼー、ラキライゼー」と歌うまでになった。
J-popとは遥かに違うし、かといってアメリカンな歌い上げもしない、静謐であっさりした名曲。



絵本「あくたれラルフ」がフェイバリットのNちゃん(下の娘)が大好きなのが、コレ
Billie Eilish - bad guy


ブレイクになるたびに「ダァー」ばかり言って楽しんでいるよ。

歯の去勢器具を外す音と笑い声から始まるこの曲は、アルバム「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」のトップに入っている。 チャイルディッシュ・ガンビーノのアルバムに触発されてトータルに作られたという。



13歳で「ocean eyes」ヒットさせ、まだ10代のビーリーアイリッシュ。そのファン層もほとんどがティーン。
映像を見るとライブ会場は、スクールカーストで最下位の女の子たちが大集結したかのようでもある。もはや明るい能天気なチアリーダーの時代ではない、映画「ジョーカー」や「パラサイト」がアカデミー賞で話題になる閉塞した時代が本当に来てしまっているのだ。
歌う本人よりも、観客の熱狂が凄まじい。最後まで一緒に跳ねながら、大声で合唱している。なんとも暗い曲までも、、、
しかも、ずっと片手上げながら、、、
動画撮ってるのかね~

Billie Eilish live at Music Midtown 2019 (FULL SHOW)

どうも、子供達が家でピョンピョンやたらするのは、コレの影響らしい。



顔面けいれんを引き起こすトゥレット障害、夜驚症や抑うつ・共感覚・聴覚情報処理障害など(本当か)メンヘラでビーガンの女のコがお兄ちゃんと自宅のベッドルームでレコーディング。兄妹二人だけのDIYなプロダクション。

「自分が興味のあることを追求してほしい」という両親の教育方針の下、ビリーと兄は学校には行かず、ホームスクールで育てられたそう。乗馬からダンスやピアノまで、ビリーは自分が興味を示したクリエイティヴな習い事はすべてやらせてもらったという。
「ずっと人の言うままに生きてきたせいで、自分を見失ってる人たちを見てきた。でも私は小さい頃から、誰かにやれって言われたことをやるんじゃなくて、自分がやりたいことを見つけなきゃいけなかった」

悲惨な最期を迎えたカーペンターズのカレンのようにはならないように。ならないねよね。そんな時代じゃないから。








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海外で活躍するなでしこたちの元祖 『草間彌生∞INFINITY』

2020-02-05 17:12:37 | 映画・読書
最近、娘Nちゃん(5歳)のお気に入りは、カネコアヤノやゾンビーチャングから、ビリーアイリッシュやこの超ヤバい「CHAI」へと変化している、、、



古くは少年ナイフから、昨年のフジロックて知ったMitskiまで、海外で活躍して日本に逆輸入されるのは、ほとんど女子だ。
この双子ツインVocalの強烈な個性を有したバンド「chai」も、デビュー前から海外で活躍していたらしい。
ワタシと同世代の輩(主に男)は、みなアウトと言うが、しかし、これが画像を消して音だけ聞くと実に良いのだ!いや、映像も面白いが、演奏力が抜群に良いと言いたいのだよ(汗)。そして、彼らは、日本が世界に発信してしまった「カワイイ」の定義を変えようってんだから、もう頼もしい限り。


最近、稲垣吾朗司会がナイスな司会役だった「100分de名著」のスペシャル版「100分deナショナリズム」https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/2020special/index.html
で知った漫画家ヤマザキマリも、若い頃から海外へ渡って相当苦労して、帰国してから売れっ子になった経歴の持ち主だった。番組の話方が素敵でね、オリンピア・キュクロスを即メルカリで購入。息子にも読ませちゃったりして。



そして、このヒト、、、
海外で活躍するなでしこのパイオニア

草間弥生

の、映画を観てきたんだけど、なかなかに苦労してきてるんだね。世界で一番人気のアーティストとなるまでには、長い長い道のりがあった。
日本で名前を聞くようになったのは、90年代になってからか。岡本太郎みたく日本のテレビにも出るようになり、インスタ等のS.N.S.で一気に有名になったらしく、今や海外の個展は長蛇の列だ。


1957年に単身渡米、
「ニューヨークに着き、初めてエンパイアステートビルに登った時、私の山のような芸術的な蓄えられた力でニューヨークをいつか制覇して、世界へ飛び出していく」
と深く誓ってから、苦悩と困難の連続。
女性で日本人というだけで誰も相手にしてくれない。それでもなんとかパトロンを見つけ個展開催にこぎつけるが、アンディーウォーホールなどに革新的なアイデアを次々にパクられ先を越されてしまう。
それでも死に物狂いで絵を描き、不公平な社会と戦い、自分で自分を売り込むパフォーマンスを仕掛けていく。

1950年代から70年代初頭にニューヨークで創作活動をしていた草間のアート界に及ぼした影響が見落とされているというところから、この映画は作られたそうである。



子供の頃、テレビで一番衝撃的だったのが、ドリフでも、ユリゲラーでも、UFOの写真でもなく、ましてや浅間山荘事件でもなく、、、「ストリーキング」が、どこどこで発生したと言うニュースだったなぁ、、、



















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