この朝の静けさ、、、
こんな心が透き通るような感覚、何年ぶりであろうか?
鳥のさえずりと共に太陽の光が窓から入ってきて、ワタシをやさしく目覚めさせてくれる朝。これこそ自然の目覚め。
ここは沖縄ヨミタンソン、約70年前アメリカ軍が本島で最初に上陸した所。海岸のリーフが戦艦で埋め尽くされた風景が未だに忘れられないという老人の話を聞ける所。日本軍は海岸の守備を解いて首里や住民が隠れるガマ(洞穴)に逃げ込んだ。島民全人口の4分の1は無残にも亡くなった。この辺りでは集団自決も少なくないはず。
それにしても
「世界はこんなにも美しく、静寂に包まれていた。んだっけ?」
ん
そういえば、奴等がいない。
コソ泥のように夜明け前の暗闇で冷蔵庫のドアをあけたり、
キッチンに置いてある食料品の袋をがさがさと探るアイツ
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や、一日中泣くか怒るかしないあいつ等が、、、
そう、26日まで仕事があるワタシを置いて、母子三人は一足先に帰郷していたのでした。
さて、今年は映画何観たっけかな。
「マダムインニューヨーク」などのインド映画や音楽ものまで、結構がんばって隙をぬっては車飛ばして観にいったけどね、テレビで低視聴率と噂の宮藤官九郎「ごめんね青春」に勝るモノがないと思っておりました。この番組、1話あたり3回は号泣した傑作でしたよ。
しかし!25日クリスマス。大逆転劇がおきました。
北谷は、ギンギンギラギラのアメリカンヴィレッジのシネコン。サービスデイの木曜レイトショー。観客はおよそ10人という大贅沢な空間で観た
クリストファーノーランのSF大作「インターステラー」
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これは十数年後に、ぜひとも娘と一緒に鑑賞したい一品。とがっていた頃のアメリカンニューシネマのような家族愛に、「2001年宇宙の旅」「ブレードランナー」「エイリアン」などのSFもののをかけて、さらにアンドレイタルコフスキーの水や風をぶっ掛けたような大傑作!上映時間169分が、15分にしか感じられない、、、
2014父親の映画大賞はこれに決まり。(次点は「グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈り物」、孤高のシンガー・ティムバックレーの歌が聞けるというだけで凄い。でも劇中の俳優の歌にはがっかり)
「必ず帰ってくる。宇宙を越えた父娘の約束ー。」
うーん、帰って来るからには父さんは旅立たないとね~