ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

保育園の先生、一日体験

2014-01-22 08:13:24 | 沖縄
「石川岳で父娘遭難 ドングリ拾いに」
『7日午後5時30分ごろ、うるま市石川の石川岳から「石川岳に入った夫と娘が戻ってこない」と、妻(43)から石川署に通報があった。同署によると、遭難したのは沖縄市の会社員男性(43)と、小学1年の娘(6)。同署や消防が捜索に当たっているが、8日午前零時現在、見つかっていない。』      2009年11月8日「琉球新報」

「石川岳登山」
Hクンの保育園では、昨年末の最大のイベントがその遠足でした。
その登山に向かってみんなで訓練などしていたようですが、ウチは内地へ行くために残念ながら欠席で、そのまま長い冬休み入りでした。

が、悪天候のため年を越して延期になってました!
それを今年になって聞いたHくん3歳、かなりブルー。

そして登山の前日、付き添いの若い男性が急遽行けなくなり、その代役としてワタシ(やっぱ暇そうに見えたか)に白羽の矢が立ってしまいました!
お断りも、まことにしづらく、ハイと言ったはいいが、かなりブルー。

前からロープでよじ登る箇所もある難所と聞いてたし、先月から続く大気汚染による気管支の不調もある上運動不足で腰も痛い、そして体力に自信もまるでなし。年少の子を背負いながら、さらに重い荷物を持たされたんじゃ脱落、遭難、凍死、間違いなし、、、

ちなみに遭難事件、
『消防や警察は同日午前7時20分ごろから、約100人態勢で捜索を再開。石川岳の頂上から直線距離で約3キロ離れた恩納村側で、歩いていた親子を捜索隊が発見した。
親子は夜が明けるのを待って、川沿いに下山してきたという』
怪我はなかったそうですが、ハブや魔物の住む山で、一昼夜過ごすのはさぞかし恐かったろうに、、、


ま、しかし、今更「やっぱ、ごめん、行きたくな~い」なんて言えないし、美味しいお弁当の支給があると言うので、意を決して行ってきました石川岳。

先ずは、バス停から沖縄県石川青少年の家まで、およそ1キロ歩きます。
登山コースは、往復1~1.5時間のAコース、2~3時間のBコース、3~5時間の3コースがあり、我々はAコース。
車であれば、うるま市民の森公園のお城の展望台から入る、もっとも楽ちんなコースもあります。

トトロの道と聞いただけで大喜びの子供達。どうやらトトロを見つけてよじ登ってるよう、、、


青年の家にいるおじさんの所で、登山者名簿に記入していざ出陣。桜の咲く木の所から、いきなりロープの急勾配で山道へ。さて、どうなることやら、、、


標高はたいしたことないけど勾配が急なので、青年の家からのコースはロープをつかんでよじ登るワイルドな箇所の連続!
引率はワタシ含め3名。3歳児以上は、もう各自で登るしかありません。
さすがに一箇所だけ、1歳児の女の子(軽くて良かった)をおんぶ紐で運びましたが、後は手をつなぐだけで登りました。頂上付近の緩やかなところまで来ると、ワタシの手を振りほどいて先に行ってしまいました。つれないな~


およそ1時間、脱落者もなく無事全員登頂に成功!!


山はそんなに高くないけど、眺めも良いし道中に普段見られない植物や虫(ヒルとか)もいて楽しめます。沖縄の冬場は、海より山がいいですね。

Hクンも、バス停から青年の家への道で早くも脱落しかけましたが、途中で配られた飴の効果もあり何とか登りました。
後日、「また、山登り行きた~い」と言うほど気に入っていた様子でしたが、単に飴がなめられるという理由だと発覚。

ワタシの分の飴まで心配してくれたり、バスやお弁当の時のワタシの隣の席を密かに取り合う年長組みの女子たちよ、フォーエバーヤング!!


上の口は餅を食べる口、下の口は、、、

2014-01-09 08:15:26 | 沖縄
昨日は、ムーチー(鬼餅)


このサンニン(月桃)の葉で巻かれた、うすら甘いべたべたなモチを食べる旧暦12月8日は、沖縄で一番寒い時期とされてます。
予想通り、本日からおお寒、北風ぴゅーぴゅーの天気。こりゃまさに、沖縄方言で言うところのムーチービーサー(鬼餅寒)

鬼餅の由来には諸説ありますが、昔、首里から大里に移り住んだ男が夜な夜な鬼になって人畜を襲うことから、その男の妹(姉?)が憂いて、鉄釘入りのムーチー(鉄の塊、瓦入り、モーアーサー《イシクラゲ》入り等諸説あり)を兄に食べさせ、弱ったところを海に蹴り落として殺したというもの。
このように、鬼退治にムーチーが使われたことから「鬼餅」と呼ばれることとなったんだとさ。

ムーチーを炊いた煮汁は、「ウネーフカ フコーウチ(鬼は外、福は内)」といって屋敷の回りにまき、ムーチーを包んだカーサ(サンニンの葉)は十字に結んで、人の出入りする入口や軒先に吊るし、鬼が家の中に入ってくるのを防ぐようになったそうです。


御近所から3つ頂き、Hクンがいろ園でも作って持って帰ったんで、今日の朝食はムーチー。
ベタベタで、サンニンの葉っぱからモチがうまくはがれず、大人でも食べるのに苦労するところ、もちろん甘いもん好きのHクンも必死に喰らいついておりました。
もう、お口の周りや手のひらベタベタ。テーブルもベタベタ。
その後、Hくんの触ったところ、すべてベタベタ。

餅粉のモチ(内地で言うところのダンゴ)なんで、乾くの待って爪で剥がすしかないかいねぇ~


下の口に興味のあるコワい物好きな方へ↓

〈玉城村(たまぐすく)のオバァ伝承の話〉

途中までは同じですが、鬼になったのは弟で、姉が退治します。

姉さんが餅を食べようと言って、崖っ渕の岩場に弟を誘う。
彼女は、「※ホーハイ、ホーハイ」とかけ声を掛けながら、     〈※ホー=陰部〉
着物の裾をめくり、
「姉さんには、口がもう一つあるさ」という。

いぶかしげに弟が覗き込んだ途端、
姉は「ホーハイ、ホーハイ」と叫んで、
力いっぱい、弟を海に突き落とす。

「姉さ~ん、ね~さ~ん、どうしてこんなことをするの?」
と、弟の哀切な声がこだまして、その身体は海に消えた。


「上の口は、餅を食べる口。下の口は、、、お前を(鬼)かみ殺す口!!」
こんなお話、80歳を超しても元気いっぱいのおばぁから実際に聞いたら、本当にこわいね~

沖縄県民は年越しそばも『沖縄そば』

2014-01-02 02:07:44 | 沖縄
でもね、やっぱ日本蕎麦がどうしても食べたくてね、大型スーパーで購入してきました。サクサクの海老天も、こちらでは無いので生えびを自宅で揚げてね。

年越しは、近所の座喜味城址の公園で「今、ここ、日本一 カウントダウンコンサート」があったので行って来ました。沖縄といえども夜の屋外は寒いんで、ズボンの下にタイツ穿いてね。
もちろん入場無料で、出演は、ナオキ屋 / 古謝美佐子 / そべポーポー / きいやま商店、他に長淵剛とディアマンテスの(物真似?)カバーバンド。あまりにゆるい進行で早い時間からおしていて、中盤ミラーボールみたいな服を着て大登場した「ナオキ屋」は、曲を1曲だけに減らされて可愛そうでした。
読谷村は今年、日本一人口の多い村が「市」になっちゃたんで、繰り上げで「日本一人口の多い村」になりましたよ。


元旦の初仕事は、愛車サンバークンのプラグ取替え。
    
午前中、村内放送で沖縄民謡が流れる中の作業は、「沖縄の正月」の気分が盛り上がります。近所のガキンチョに邪魔されながら、嘉手納の部品屋で買ったプラグをオートバックスで買った専用レンチではずしていきます。さび付いた4本のプラグはあまりに硬くて、時間と力が掛かり、一汗かいてしまいました。

この放送は、「公民館で演奏してるんだ」と言うガキンチョ達と見に行ったけど、誰もいませんでした。初ダマサレ。

半袖日和ポカポカのお昼は、弁当持って渡具知 ビーチ。

「お正月は貝殻でシーサーを作ろう」ワークショップを開催すべく、グルーガンと目玉を買い揃えたはいいが、ビーチでゴミみたいなものばかり収集するお2人。