ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

パン好きにはたまらんわい

2009-05-31 14:14:35 | 西荻
フランスパンの中身をほじって、後でそとみをむしゃむしゃ、一人で丸々1本なんてよくやりました。

以前トルコへ行った時、どこの食堂へ入ってもパン食べ放題で、もう食いまくりでした。肉は飽きるが、パンはいくら食べても飽きません。
おかげで、パン好きな私は一日中腹いっぱい。

プリン体や糖質を気にしていても、男子たるもの、たまには豪快にやっちゃいたいのです。
かつ丼大盛!とか、丼ぶりからはみ出る天丼とか、カツカレーとか。いつか悪さして、監獄に入っちまった時、臭い飯を食いながらシャバの食を思い出すためにも。

そんなわけでもないのですが、パン食べ放題の西荻駅近くの「シュールムジュール」のテラス席でランチしました。
今時、こんなこじゃれた店でランチ780円!

このパン屋、ちょうどムッシュソレイユが荻窪に移転した頃、入れ違いに荻窪からやって来たのでした。親元・荻窪の「ル クール ピュー 」の感じのよさにやられてた私は大喜び、開店当初はオマケももらっていい気分。

気前のよさって大事ですよ、ご近所で商売始める方々お聞きなさい~。
西荻辺りの住人は、一度は新規開店した店を試しますが、けち臭っかったり、美味くてもチョイ高過ぎたり、居心地今一だったりすると次はありませーん。意外と近所の店にはシビアです。


ところで、この店、パン食べ放題ですが、キャロット好きな大食漢には向いてませんよ。念のため。

移民の歌を見に、無国籍タウンへ

2009-05-31 11:31:42 | 映画・読書
「サルサとチャンプルー」を見に、その昔はマフィア街だった・黄金町まで行ってきました。

新宿からあっという間の30分、横浜で乗り換えて桜木町で下車、出だしが遅かったので時間がなく、ジャズ喫茶ダウンビートを横目に早足で黄金町を目指します。
と、その前に右折、何年も野毛あたりには通いましたが、初めてコテイベーカリーhttp://www.geocities.jp/coty_bakery/
の「シベリア」を購入することが出来ました!うれひ~。
シベリアは高円寺辺りのおじさんパン屋にもありますが、ここのはもうデカイ。両脇のカステラより、真ん中の水羊羹のような餡のほうが主役であります。

ずっしりしたシベリアをもって野毛の飲食街を通過。
しかし!週末夕刻時のここらは、みんな楽しそうにビールをグビグビやっており、「もう映画はいいから一杯やってしまいたい」気持ちになっちゃいます。
木製のジューックボックスが現役の「山荘」とピンクとモーホー80年代映画のかっかていた「光音座」の健在ぶりを確認(ぐるぐる回り道しすぎ!)後、大岡川を渡って伊勢崎モールへ。
モールも関内から離れて黄金町近くになると昭和の香りがぷんぷん。残念ながら、川沿いの掘っ立て小屋の青線地区はもぬけのカラになってしまっていて、冷やかしがいがありませんでした。横浜の面白いところは、徒歩でデインジャラス地区からおしゃれ地区へ簡単に移動できる、雑多で懐のおおきな街であるはずですが、、、こういうの、バンコクやインドへ行かないともう味わえないのかな~






三鷹の絶景ポイント

2009-05-28 07:37:01 | 散歩
禅林寺で行われる太宰治の桜桃忌も間もなく。
その太宰が足しげく通ったという陸橋は、当時とほぼ同じ状態で残っています。このレトロな橋は、線路の鉄などが柱に使われていて非常に趣きのあるものです。
車庫近くなので車輛労や線路もいっぱい見られ、旅心をくすぐられます。
ここは近所の子供の散歩道にもってこいの場所。子供が一生懸命電車を見ている姿を見ると、自分の心が遠い記憶の扉の奥へと運ばれていきます。

その昔は線路脇で遊んでると、国鉄の職員のおじさんが、いろんな電車や設備の見学をさせてくれたようです。


今日のBGMは、ネオンボーイズの「That's all I know right now」
今どきは、このPUNKの源流がマイスペースで簡単に聞けちゃうんですね。「High Heeled Wheels」って曲は聴いたことがなかったやつだ!

類まれな芸術的天才が一つのバンドにいることの奇跡。長続きしないに決まってる、その時代のその時だけの特別なもの。


帰り道、本屋のチラシに、村上春樹の新作タイトル
「IQ84」
ずい分頭いいんじゃないの。私にゃ読めないかしら~
と、思ってたら1Q84でした。

ミーのカーは、根がついて動きまへん

2009-05-26 23:32:38 | 散歩
このまま朽ちて、土となるもよし。
“今、大人が迷う時代。でもこの男がいる!”の「グラントリノ」の主人公のごとく愛車を発車させて、真の男のケジメをつけるもよし。

私の一番好きな極楽散歩道、荻窪~高円寺間北側は、発見だらけ。紫陽花も枇杷もそろそろ。


ずいぶん久々に、高円寺は地下二階の怖いライブハウス“20000ボルト”へ。
ナイスガイ・浅野ヒロノブ(身内の名を出すのも久々)は、どっこい生きていた!!!

地元民に愛される昭和な中華屋IN立川

2009-05-24 08:28:07 | 教えるけど、ひとに教えたくない店
毎月5の付く日の5.15.25日は餃子半額デー。
なんと一皿150円!
ここ「四つ角飯店」は、どこでもおんなじの田舎タウン立川にして、もはやエキゾチックジャパーンの聖域。
店の外観(特に側面)を見るだけでも、行く価値ありです。無駄にピカピカのビルディングが乱立する中で、逆に輝きを増して見えるのかもしれません。
改築を重ねて来たような油の効いた店内は、なんとも落ち着きます。紹興酒を囲んで飲んでるテーブルもあり、定食を食べてるとこもあり、
「お!あれオムライス?」
「え、天津丼じゃないの?」

「いえいえオムライスよ、昔は中華だけじゃなくいろんな洋食メニューがあったんです。それで今はオムライスだけが残ったの」

奥の女主人席には、創業当時の白黒写真(チョコンと立てかけてあるだけですが)も見ることができます。
因みに彼女は、お魚たべてました。

ここは、融通の利かないロボット店員のシネマシチィと大違い。
演劇役者やトッドラングレン(顔の長いおばさん)がいた頃の吉祥寺「いせや」並みにいい店員が働いています。

ニラレバ定食、美味でありました。

オレンヂ色中央線の顔を発見

2009-05-22 17:50:17 | 散歩
おおー、これは写真に撮っておかなきゃ。
武蔵境駅構内、もう既にフルカラーはこのように展示されるブツなんですね。
(でも、西荻に住んでるとオレンジじゃなく、黄色電車や東西線に乗る率が高いのだ。)

境の駅も大々的に改装中のよう。
陸の孤島の駅の一つ、ここ周辺も立川や三鷹のように「どこでも同じ」のつまらないところになるんでしょうかね。日本の地方都市やアジアの都市も嫌な感じのビルだらけで、旅行にわざわざ行ってもガっくりなことがあります。

イーストウッドの「グラントリノ」を見に行く途中の車中はマスクだらけ。
咳払いでさえ我慢しないと、冷たい目で見られそう。
映画は最高、星5つでしたが、この接客の悪さで有名な立川の“死ねコン”は、がらがら。
インフルエンザのせい?
エントランスやホールやカフェが無駄に広々してます。
もちろんワタクシ、指定席もまるで気にせず座りたいところへ座り、飲食禁止も気にせず音の出ないツマミとビールをグビグビ。おい、椅子の肘にドリンクホルダーがないのは不便だぞ!

帰りの電車を待ってると、フルカラーのオレンジ中央線が、、、
ああ、まだ現役じゃないか、おまえさんは!

今、西荻が危ない

2009-05-16 02:26:43 | 散歩
ずいぶん久方ぶり(UAを見かけた時以来か?)に、西荻世界音楽的ライブハウスの「音や金時」へふらりと入店。
本日は、MASARA (高木潤一 ギター/太田惠資 ヴァイオリン/吉見征樹 タブラ) のライブです。
もちろん初めて。
辺境の地のそこにしかない出汁のきいた音もいいんですが、洗練された技術と芸術センスをもった都会的な音楽はやっぱいいです。

オリンピックやスポーツ番組を見てるような気分。

ジャンゴやボッサやフラメンコ調の曲を、3人それぞれ個性と超絶テクでこなしていきます。その即興的掛け合いの絶妙さは、難しいものではなく、巧すぎて楽しくって笑えてしまうのでした。

このメンツ、一見楽器をやってなければ近づきがたいような意味不明に怖い感じの田舎ヤンキールックス。が、べシャリの掛け合いも妙に面白く、なんとも親しみを覚えました。
メンバーそれぞれ多くのバンドに参加してるようですが、MASARAは8月12日に高円寺のキャパの大きい座高円寺というところでやるらしいです。また絶対見に行きたいぞと思わせる魅力が、この一回のステージで十分ありました。

客は、身内や常連がほとんどだったので、終了後そそくさと店を出るともう12時近く。
なんも食ってないので、もうお腹ぺこぺこ。

しかし!!今日は、週に1度の休肝日!
なので、飲み屋へは入らず、西友まで行ってノンアルコールビール(そこまでして飲みたいか?)を購入。
ビール1本にして、この時間のレジは何故かすごい列。
あとは、モスバーガーを購入(ここも出来るまで結構待つのね~)して帰路へ。

途中、あの立派な唐破風の銭湯・玉の湯の前に張り紙が。なんと!長期休業とのこと。
今時珍しく頑固な湯の熱さで近寄りがったかった銭湯ですが、もしこのまま廃業となったら悲しい限りです。

その玉の湯を見下ろせる位置にある「美華」(ラーメン屋なのにラーメンがなく、ゆんたくテーブルがあることで有名だった)が知らぬ間になくなってしまっていたし。駅近くも、すっかり高層のマンションが占領してるし、このままではこの街も危ないかも~

ジョナサンが、私を呼んでいる~

2009-05-11 20:55:29 | 映画・読書
たいして安くはないけど、買おうと思ってた最新巻が古本屋にあると非常に嬉しいのです。
荻窪青梅街道沿いを歩いていたら、聞き覚えのある音楽が古本屋から♪
わーい、ジョナサンリッチマンの「Those Conga Drums 」だ。店内で踊り出しそうになる身体を抑えつつプラプラしていたら、見つけました!宇仁田ゆみの「うさぎドロップ」5巻。ジョナサンありがとう。


最近の読書は、もっぱら、経済~労働問題について。

いかに今の日本が生きにくいかということ、そしてそれは新自由主義経済(市場原理主義)が跋扈しているせいだとう雨宮処凛の本(ルックスが嫌いで避けてましたが)
内橋克人の「悪夢のサイクル」(バブルから今に至る日本経済と社会が、すべて腑に落ちました!それは、ただの景気循環ではない。国土と人心の破壊にいたる恐るべき循環なのです)
浅羽通明の「昭和30年代主義―もう成長しない日本」(「成長」が魅力を失ったいま、日本人が希求すべき生き方、それが昭和三十年代主義。これ読むとやたらと見たい映画が増えちゃって困ります)


それらと、宇仁田ゆみと赤塚不二夫の漫画なゃのだ~。

「美代子阿佐ヶ谷気分」に対抗して

2009-05-05 14:44:34 | 
「ホワイト沖縄気分」

まあ、ずいぶん違う気分だこと。が、しかしどこか共通したものがあるのです。懐古主義はわからんでもないですが、この時代に四畳半の同棲生活と言われてもねぇ。

名古屋から名鉄で知多半島のある港街へ。ここは伊良湖や小さな島への高速船が出ているところ。
駅からちょっとはなれたところにポツンと建つ年季の入ったうどん屋へ入店。
店内はダシのきいたオバァが三人。どうやらカウンターにいるおばちゃん以外は、単なる客とうより、店を手伝いながらも自分も昼飯を取ってる常連というか店の一部のような存在です。

カウンターでおばちゃんが食べてる焼きそばも、も~う色が濃くってホント旨そう。
「今日のはちょっとしょっぱいね~」
「そういえば、ちょっと入れ過ぎちゃったのよ、ぎゃ、は、は、は、は~」
実際、かなり、しょっぱそうでした。

時が止まってしまったような幸福な場所・人が人として生きてる所は確実にあるのです。

名古屋サイケデリックアンダーグラウンド聖地へ、ロ~ングトリップ

2009-05-03 12:49:32 | 
世間を知らないのって恐ろしい。
連休初日に高速バスに乗ってしまい(2回目じゃ~)、当然の如くひどい渋滞に巻き込まれました~
17時過ぎには到着し、味噌カツでもたらふく食ってからと思っていましたが、名古屋に着いたのが21時過ぎ。わかっちゃいたけどヘトヘトです。


数年ぶりにロックバー「テラゾ」へ巡礼に行ってきました。
http://www14.ocn.ne.jp/~terrazzo/index.html

今は寂れてしまってますが、名古屋で一番古い商店街で、大須と同様に円頓寺の門前町として庶民に親しまれた街である“円頓寺商店街”
その路地裏に20年以上前からテラゾはあるのです。
ここは、割礼やアシッドマザー等の名古屋のバンドに関連の深い聖地であります。そして店のマスターは、1998年結成にして既に伝説のバンドと崇められる「自由次元」をやっています。

名駅から10分も歩けば到着するこの辺りのことは、地元の人もあまり知らない人が多いようです。古い神社や、土蔵が並ぶ町並みはそのままにしておくにはもったいないくらいイイ感じです。最近やっとこじゃれたレストランとアンティークショップが出来たようですが、倉敷のようにはなかなかなりそうにありません。まあ、観光地化され下手に綺麗に整備されない方がいいんですが。
なかなか詳しいのが↓
http://toppy.net/nagoya/nishi1.html

久々でちょいと緊張して店の扉をあけると、CANが流れてました。さすがサイケアングラの聖地。薄暗い店内、頭がクラクラしそうです。
しかし、知らぬ間にバナナメイツが流されてしまいました!!あへ~。
(円盤でも先日出たばかりのセコハン娘のDVDが上映されていて、あへ~でした)
大音量で自分の声を改めて聴くのはこっ恥ずかしいが、ついつい聴きこんでしまうのでした。

ハポンで対バンした時の、自由次元の音源がCDになっているというのを聞きました。これは絶対に入手しなくては、、、あの日(初見でしたが)のライブのそれは凄かったこと。
私の中では、あふりらんぽと自由次元はライブを月に何度もやったら死んでしまうくらいの危険なバンドじゃないかという思いがあります。
JUNさん参加の[山本精一&アシッドマザーズテンプル/大サイケ]同様の名ライブ盤であること間違いなしです。