ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

隠れに隠れた名作

2009-04-29 23:03:59 | 映画・読書
阿佐ヶ谷へ吉之淳之介原作、中平康監督の映画・「砂の上の植物群」を見に行きました。

面倒なのであらすじを拝借
あらすじ
化粧品セールスマン伊木一郎は、ある夜マリンタワーの展望台で見知らぬ少女に声をかけられた。真赤な口紅が印象的だった。少女は自ら伊木を旅館にさそった。裸身の少女は想像以上に熟れていたが、いざとなると拒み続けるのだった。二人は名も知らずに別れた。一週間後二人は再び展望台で出逢った。今度は伊木が少女を誘った。少女は苦痛をうったえながらも、伊木の身体をうけ入れた。少女はその夜はじめて名を名乗った。津上明子、高校三年生だった。明子の姉京子は、バー「鉄の槌」のホステスをしていた。親代りの姉は、明子に女の純潔についてやかましかった。が、自らは昼日中から男とホテルにいりびたっていた。明子はそんな京子を激しく憎み、伊木に姉をひどい目にあわせてくれとたのんだ。伊木はそんな京子に興味を感じ、バー「鉄の槌」を訪ねた。その夜、伊木は京子を抱いた。京子は、マゾヒスティックな媚態で伊木にこたえた。伊木と京子のゆがんた密会は続けられ京子のマゾヒスティックな欲望はつのる一方だった。伊木も京子との異常な情事におし流されていった。が、そんな一方、伊木は父と懇意な床屋から、妻の秘密をさぐっていった。床屋は父と妻との関係は否定したが、父と芸者との間に生まれた腹違いの妹がいることを告白した。その名は京子といった。しかも明子の話では、姉妹は父違いだというのだ。伊木は重苦しい疑惑にさいなまされた。そんなとき、明子から姉のことを知りたいと電話があった。伊木は京子を旅館の一室に、あられもない姿のままとじこめ、明子の前にさらした。床屋がいう京子は別人であった。全てが終ったと思った。が、数日後再び会った伊木と京子の脳裏に「いこう」という言葉が同時にひびいた。夕日に染まる海岸通りに二人のシルエットがすいこまれていった。

倒錯的な性世界はこの時代の映画となると、どうも鼻で笑っちゃうとこですが、フォトジェニックな映像だけを眺めているだけでうっとりできました。

帰りは、よるのひるねには寄らず、よるの散策。
三日月に向かって歩けば西荻。
なにやら4月末の夜の杉並は、怪しい花の匂いで充満しております。むせそうなほど。

BGMは、女でもアルゼンチンのバンド「ARCO IRIS」(虹)

騒がしい今日この頃、人ごみから遠い世界へ

2009-04-29 00:42:27 | 散歩
ここから一番遠い世界へ行くのに、高価なチケットはいりませ~ん。
そう、あっちへ行くにはスマップの誰かのように(自分に心当たりある人は注意)ならずに、はたまた井の頭公園で青春を謳歌したタレ目のおっちゃんの息子のようにならずに行けるのです。
集中して、自我を現実から剥がし、自分をちょっと上の方から客観視する状態にし、あとは一定の心拍数を保って単純繰り返し運動。

はい、ナチュラルハーイになるのは「散歩」が一番!ジムのエアロバイクやランニングマシンじゃ駄目です。移動や景色が変わることが大事、散歩は脳に素晴らしい刺激を与えるのです。

 今日のBGMは、Arthur Russell「Love is Overtaking Me」

 チェロとエコーと歌で都会的なミニマル音楽をやったり、晩年(といっても早  死)はいきなりディスコやハウスをやっちゃってるんですが、このアルバムは初 期のレイドバックしたフォークギター弾き語りや、アレックスチルトンやジョナ サンリッチマン(バックにはJerry HarrisonやErnie Brooksも参加)を彷彿する ゆるくてチープなバンド演奏もあり、最高。


とくに、この新緑の時期はいいです。いろんな化け物が街に潜んでいて楽しくて仕方がありません。
今日は、荻窪から高円寺の早稲田通りのさびれた商店街まで至福の移動をいたしました。沖縄のフクギ並木かと間違えるような公園や、つつじの花に囲まれた見事な池を有するお寺など驚くべき発見の連続。

到着地は、今回2回目訪問の高円寺ディープスポット「民生食堂・天平」

まずは、Beer大瓶にお通しの柿の種。
店の中心は、テレビで巨人戦。しばし店のおばちゃんと一緒に観戦。
ここは豚インフルエンザ騒ぎなんかから遠く離れてます。

と、思いきや、
おいおい、厨房のおっちゃんよ、立体形マスクはめてるじゃん。

荻窪と阿佐ヶ谷の間には、魔界の迷路がいっぱい

2009-04-20 21:02:06 | 散歩
あっという間に藤の花、近頃散歩しかしていない私です。
今日は、夜の散歩。

BGMは、友人から借りた、ピーターアイバースの未発表音源集。

ここら(特に北口方面)は、車が侵入出来ないような細い路地が一杯。さぞかし、お引っ越しなぞは苦労するんでしょう。
トラックは進入まるでだめお。
そして道が東西南北でなく、ぐちゃぐちゃな方向に走ってるんで知らぬ間に方向感覚が失われてしまいます。
木材で沸かす銭湯、廃虚アパート、鋭角な三叉路、曲りくねった道。もう一瞬にして幻覚トリップ体現。

しかし!
玄関先通っただけで、いきなり「ピカッ」って光るあのライト、止めてくんない!?

待ちきれない夏

2009-04-15 13:47:51 | 散歩
今日の昼の散歩は、新緑が眩しい玉川上水沿い。

BGMは、ジョナサンリッチマンのサマーフィーリングから始まる名盤
「JONATHAN SINGS」
このアルバム、リリースはなんと微妙な83年。奇跡的なのか天才的なのか、ニューウェーブな音質が全盛の時代、そんな流行の音でもなく、かといってオールドロッキンなものでもない。音質、アレンジ、ノリ、他にない音であります。
時代を代表する名盤はあっても、このように時代を超越する名盤ってなかなかないです。

まあ、ジョナサンのアルバムってどれも、何年作かが分らないんですけど。


公園のべンチに腰掛て、対訳を読みながら聞くと涙がホロリ。
子供の時の、ある夏の何でもないある時間が甦ります。

何でそんなこと思い出せるか不思議~、音楽って凄いわ。

西荻の桜は散っても

2009-04-12 18:09:25 | 散歩
今年も、青梅まで行けばまだまだ咲いてるだろうと行ってきました。
中央線桜前線追っかけ。立川から先は駅間も長く、電車内も居眠りしてる人ばかり。青梅の街は、細長いマンションも増えましたが、まだまだ庭に色とりどり花が咲く古民家も多いです。

マークリボー「Muy Divertido!」を聞きながら、夏先取り気分。

そして例年通り、風通し最高なCafe「夏の扉」へ。
そこにはいつもスローライフな空間が待っていてくれます(久し振り行っても、毎度同じのがそこにあるってのはありがたい)

そして、ゆっくり読書(置いてあった漫画)。店にあれこれ置いてあると、手持ちの本を読む気になんないんですね。



帰り、ソフトバンクへ寄ってIフォンをチェック。
あらまあ、タッチで広がる、世界が見えてくる?!ユーチューブ見れたり、街で流れてる曲の名前がわかっちゃったりするけど、
マルチエフェクターを使えない私にはどうかしら、、、

帰宅後、アマゾンの最深部で1万年以上、独自の文化・風習を守り続けるヤノマミ族の番組を見ました。
総てが共有で、好きな時に眠り、腹が減ったら皆で狩りに行く。うんうん、そりゃいいや。
そして皆裸!それもいいね~。カットなしで実像を放映するNHKも良心的。

女子は、平均14歳で妊娠・森の中で出産。
そしてなんと、ヘソの緒がついたままの状態で人間の子供として育てるか、精霊にするかの選択を迫られる(半々だそうで)。
精霊にすると決めた場合、へその緒がついた状態でバナナの皮にくるみ、白アリのアリ塚に放り込む。その後、白アリが食べつくすのを見計らい、そのアリ塚を焼いて精霊になったことを神に報告する。

ヒトが亡くなった場合も精霊に戻すため、同じことが行われるのです。火葬するより、なんかいいか~。でも、虫より鳥のほうがいいかな、、、




チンドン本選&大パレード

2009-04-05 20:34:07 | 
またも、早めに会場へ到着。
昨日の、酒取り輪投げの屈辱戦を再び、、、
「チリンチリン♪」おばちゃんたちが、300円で酒瓶の首に輪を引っ掛け、次から次へと高価な酒をゲットしていきます。
そして再びワタシ、、、
ああこれ以上またもや書けません。悔しくって。


快晴の空の下、Best8ともなるとさすが演奏も口上も清々しい。
昨日後半の素人大会も、愛嬌があって面白かったが、さすがにプロのやることは違う。みんなスマートでかっこいいです。

勝負はそれぞれ、決まったテーマや企業の宣伝を決まった時間内でやるという予選と同じ方式。
大衆演劇風から小道具を使ったアクション風まで様々です。
決勝のテーマは「富山のくすり」

昨年に引続き、古典的なチンドン・大阪の「噺子座」が優勝しました。


午後のパレード前まで時間があったので、地域に密着した安全・安心・快適で環境にやさしいライトレール「ポートラム」で東岩瀬へ。江戸時代から北前船の拠点として栄えた商港。昔ながらのたたずまいが残ってましたが、観光用にキレイにされていて興ざめ、ちょいと残念でした。

ファイナルのパレードを見て、富山最後は全国電車オタクも驚きの「喫茶ブルートレイン」へ。http://r.tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16000855/dtlrvwlst/703212/
店内のあちこちを模型の列車がグルグル走り回ります。山あり、陸橋ありでずっと列車を追っていると、こちらの眼も回りそう。
ちんどんの宣伝にのせられポートラムに乗ってる場合じゃなかった。鉄道やジオラマに興味なくても、素晴らしくアンティークな喫茶店です。コーヒーも手作りケーキもメチャ旨。
富山に再び来ることがあれば、「大喜」とココはまた寄ることでしょう。

飛行機の時間も迫り、グランドプラザで土産を買って空港へ。


羽田からは、鱒寿司とブリ寿司とホタルイカの酢漬けと酒を頂きながら、Busの最前席を陣取って吉祥寺までハイウェードライブ。
富山チンドン、Niceなコtripでした。


自宅にて、衝動買いしたあんドーナッツを食してみるとこれがまた絶品!!
グランドプラザにて、お惣菜を買うついでに並んでいた一品。

“羽馬製パン所の「あんドーナッ」”

何故、ローカルパン屋のパッケージ風のものが、市内一のお洒落デパートに並んでいたかが分かりました。
見た目と違いあっさり、そしてしっとりしてるが香ばしい、口では言えない美味さ。こんなの初めて!

製造場所を見ると、富山は南栃市。
そこは!ワールドミュージクの祭典「スキヤキミーツザワールド」をやる町ではないか。予想通り、今年の「東京の夏音楽祭」は、ガッカリ物足りない内容なので、こちらへまた来るしかないかしらん~。


チンドン予選大会→何故か映画鑑賞

2009-04-04 23:38:12 | 
わざわざチンドン見たさにここまで来たのだからと、気合いを入れて早く宿を出て会場へ。
前列の席取りしてから出店見学。鱒の寿し始め地元名産品が並びます。その片隅に、輪投げコーナーを発見、何故か子供じゃなく大人ばかりがやってます。良く見ると、酒造の店舗で、酒のビンに輪が掛かるとその酒がもらえるという心くすぐられるもの。当然一升瓶や、高級酒は遠くのほうに置かれてます。300円か~2000円近くまで。
3回勝負・300円。負けてもその店だけで使える200円券がもらえます。
やらないわけがない、、、先にやってるオバちゃんたちがボンボン景品を手にしていきます。やがてワタシの番が来て、、、ああーーー、悔しくて書けない。

司会の進行で、関係者の挨拶も終わりいよいよ本編。
しかし、中盤風が強くなり、寒くて我慢できず、さっさと退避。
明日の本選を見れば、まぁいいや~。

目を付けていたラーメン屋・「大喜」へ避難。

汁は真っ黒、胡椒とネギとチャーシューがいっぱい。
太堅麺のパンチの効いた富山ブラック。具も汁もとにかくしょっぱい。身体を暖めるのに、汁をがぶがぶ飲みたいが、しょっぱくて飲めませーん。
しかし、癖になる美味さなんですよ、これが。
昭和22年、ドカ弁やおにぎりを持った労働者のおかずとして発明されたラーメンだそうです。
そう、戦後の日本復興を支えてきた、しょっぱさなのですよ。

見逃していたインドドキュメント映画『未来を写した子どもたち』がちょうどいい時間にやっていたので鑑賞後、素人大会の室内会場へ。

これは、金ちゃんの仮装大会か??
爆笑、苦笑、身内の声援につつまれ進行。これはこれで面白い。チンドン太鼓メチャクチャのところや、奇人としか思えない「1人チンドン」のヒトもおりました。

第55回全日本チンドンコンクール

2009-04-03 23:37:39 | 
ようやくホッコリ暖かな日差し。
午後半休で玉川上水沿いを流し、人ゴミだらけの井の頭公園をチェック後羽田へ。
飛行時間約50分、雪山を眺めてる内にあっという間に富山です。

今日は前夜祭・幽玄ちんどん夜桜流し。
つい最近まで雪がちらついてたらしいが、こっちへ来て見ると意外や意外、ほぼ満開。
富山は、何もないからチンドンなのねと思ってましたが、白エビ・ホタルイカ・ゲンゲ・寒ブリ・鱒の寿し、いろいろ沢山名物があるじゃないですか~、食いもんばかりですが。
夕食はタベログでそこそこ人気の海鮮料理屋へ。味はまあま、量はこれだけですか?
店はにぎわってましたが、ゲンゲの天ぷらの揚げ方とコストパフォーマンスに難有、よくある今時のきれいなで駄目な店でした。
タベログの口コミにまた騙された、、、

明日は、自分の目と鼻と足で名店を探しだすのだ!!


青大豆ドーナッツって、どーなっつてんの?

2009-04-01 22:20:49 | 
国内産の青大豆を100%使用した、新鮮な豆乳と雪花菜の美味しさで作ったという「いっ久どーなつ」を初購入。

うんまーーーい。。。
ライトです。
サクサクで、中身はもちもち。5つ位平気でいけそう。

荻窪は、駅チカ(近い)。
種類は1っ種類のみ(微妙な味違いのある、はらドーナッツと差をつけてるんでしょうね、影響はモロ受けてますが、、、)


なんだか身体にいいんじゃないかしらんと、口に入れてしまうものがあれこれあるのです。
常備品の泡盛にしても、飲めば飲むほど長寿になるような気がして、ガブガブいっちゃてるんです。
このドーナッツも、そんな幻想に甘く夢見たくなる1品なのでした。