ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

宿みたいなもの開業への道

2014-05-27 20:32:30 | 877プロジェクト
思えば遠くに来たもんだ。

震災の前の年、全国ゲストハウス巡りの旅に出て、2011年夏サイケなバンドと定収入安泰生活を捨て、長く暮らした東京をバイバイ。その後、親子三人で各地住み込みのWWOOFと宿ヘルパー暮らし。
2年前、沖縄へ引越し、ポリテク住宅リフォーム技術科で半年修行、小型移動式クレーン運転技能・玉掛け技能修了、古民家鑑定士取得。うるま市の観光サポーター養成講座や、起業の為の講座を多数受講。
しかし、取得した技能は使われること無く、しょぼい頭脳は塩害で錆びるばかり。

でもね、、、
そろそろ、やんなきゃならなくなってきました。お仕事。


那覇空港から車で2時間、美らうみ水族館のある本部町。有名な行列のできる古民家ピザ屋のすぐ近く。


素敵な緑のトンネルを抜け、ちょいと坂を登るとそこは「森のおうち」


通称「沖縄のビッグピンク」

「ビッグ・ピンク」は、ザ・バンドとボブ・ディランが一時借りていた住居の通称であります。
サイケデリックブーム真っ盛りの1968年にレコーディングされたザ・バンドの「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」は、その流れとは正反対に、従来のR&Bやゴスペルなどの黒人音楽と、カントリーやトラデイショナルソングなどの白人音楽とが融合したサウンド。
現実離れしたビジョンを追い求めたりせず、アーシーな方向性を選んだ所など、まるでワタクシの人生の流れと重なるようで目眩がします。

ここのボロ小屋大小三棟と、草木だらけの広い庭を、ヒトの手も借りながら1~2年かけて整備し、人の集まる場としたいのです。普通の経済活動上では出会うことのなかった人達の、出会いの広場みたいな。
そして、ネットによる点数評価やコストパフォーマンスなどを追求するファストな世界からは離れて、おもろい人達とスローに胸高まる物語を紡いでいけたらと思います。価値やサービスの数値化により忘れられたもの、美意識とかこだわりみたいなものを大切にしてね。
などと、
ビジョンをあれこれ練りつつも、週末現地へ行って腕中ダニに刺されかなりショゲてます。
アーシーな音楽は痒くないけど、土の香りのする所に虫あり。
もう、痒いの大嫌い!(蚊に刺されるのが嫌で畑へ行かなくなった前科あり)
見たことの無い虫との遭遇に、いちいち驚きの大声
「あぎゃっ!!」
をあげつつの作業。虫ウジャウジャの畳めくったり、頭ぶつけながら床下にもぐったり。
ちびりながらも汗だくの作業中、相方さんといえば、、、
小屋の中で、もっとも涼しく眺めのいい場所で、ヒビビを放置したまま始終お昼寝してました。

もしもし、保養に来てるんですか~

H.D.ソローに憧れる「森の生活」に、早くも暗雲立ち込める、沖縄のうっとおしい梅雨。

P.S.「寝てたら蚊に刺されたから、蚊取り線香買わなきゃ」って、、、

子連れ狼、女子的休日の過ごし方

2014-05-25 08:30:01 | カフェ
わけあって、再び港川外人住宅街ショップ巡り。今回はまだまだ赤ちゃんのヒビビ君3歳と2人ずれ。

まずは腹ごしらえで、メチャ美味いという噂の「PIZZERIA ONDA」へ。
ちょうど開店時間で、一等賞入場。カウンター席からガラス越しにイタリア製の薪釜で焼くのを見ながらランチを楽しめました。将来お弁当や開業予定のヒビビも、椅子の上に立ち上がって興味深そうに見てました。
ランチセットでマルゲリータ(サラダ飲み物付)1200円也。おいしかったけど、ひたすらピザだけ食べるのも物足りないね。本当はパリパリのピザが食べたかった。夜なら他のメニューもあるよう。
沖縄はちょっと良い食べ物屋は観光客や外人相手の料金なので、うちのようなうちなー平均的低収入家計では高すぎ。こちらで外食するたび、東京の飲食店のレベルの高さと値段の手ごろさが頭に浮かびます。

次に本日のミッションをかたずけに「藤井衣料店」へ。
ここは、沖縄の読谷辺りのやちむんやミツさんの手拭などもセレクトして置いてる良い感じのお店。インディゴ染めなどこだわりの生地を使った『TIGRE BROCANTE』など、長く使えるちょっと良い物があります。
ここでヒビビ、裸足になって服を試着したり姿見見惚れたりとやり放題。とても感じの良いお店のお姉さんとお話してたら、ヒビビが「ウンチ」と言い出したのでバスルーム借てもらいました。その上「双子堂」の箸置き、お土産に頂いちゃいました。ありがとう~

あとは、オーガニック食品他の雑貨を置くショップ「PORT RIVER MARKET」をながめ、タルトの有名店・オハコルテで絶品のヒラミーレモンケーキ購入。古着屋さんでヒビさん再び鏡の世界=自分スキスキ世界にしばし没頭して、本日のショップ巡りは終了。


カーちゃんに対抗して、想像妊娠真っ只中のヒビビです。
食べすぎの出っ腹を、毎日嬉しそうになでています。
彼の今のお気に入りソングは、柴田聡子のこれ
(女子にも色々あるけれど、こんな才能の女子が沖縄にもいないかね、、、)

「カープファンのあの娘は可愛いね。いつのまーにかバンド組んで。ギター弾けないからボーカルで相変わらず可愛いね。あの子に子供が生まれる前に、私に子供が出来る前に、もっともっと酷い事を考えておかなくちゃ」

1980という不幸な年

2014-05-20 18:36:49 | ロック
おそらく、田舎の普通のロック少年にとって不幸のはじまりのエイティーズ。

まず、ポールマッカートニー&ウイングスの来日中止。
しかも、空港でマリファナ不法所持という失態。日本をバカにしてたのか、単に間抜けなだけだったのか。


時代はパンク後ニューウェーブで、ヤンキー全盛の頃。
そんな中、自分はビートルズが本当に好きなんだ!とカミングアウト。
チケット取って、確か名古屋まで泊りがけで行くことをみんなに自慢していたところ、この逮捕ニュースのせいでクラスのみんなにバカにされてしまいました。
ポールやビートルズなどオールドロック云々というより、洋楽ロック全般がダサいことに思われてしまった。

「ラム」や「ヴィーナス&マース」などが好きなんだけど、「バック・トゥ・ジ・エッグ」でロック回帰した後のこの80年の公演は是非見ておきたかったなぁ。

そして、ジョンボーナムの死。
ゲロをのどに詰まらせるというこれまたありがちだけど、年寄りがのどにモチを詰まらせるに近い悲惨な死に方。ヤクでも交通事故でもなく、
「ゲロで死ぬ」
そんな情けない死に方が、世の中にはあるんだと生まれて初めて知りました。

そして最後は、ジョンレノンの死。
ジョンのソロといえば「ジョン(魂)たま」でしょうが、「マインドゲームス」や「心の壁、愛の橋」を良く聞いてました。鬱屈した思春期に、これらのアルバムの薄ら暗さがたまりませんでしたね。
そして、息子ショーン・レノンの育児に専念していたジョンが、5年間の主夫生活を終え、音楽業界に復帰する記念すべき作品となるはずであった「ダブルファンタジー」
これが出たばっかのときの訃報。ツェッペリンの解散も影に隠れてしまいました。
こうしてロック不毛の80年代、アングラ以外はダサいばかりの薄っぺらな洋楽ロック80年代が始まったのでありました。

Hクンがもうすぐ4歳。
ということはヨミタンのジョンことワタクシの復帰もあと1年後か。
復帰しても、撃たないでね、、、
有名人じゃないし。




ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 をしちゃいたい

2014-05-16 06:38:33 | 映画・読書
まあ、なんともさえないサブタイトル、、、
でもこのモノクロでユーモラスなロードムービーは、妙な懐かしさというかジムジャームッシュ全盛のワタシ世代にはストライクでした。
じんわりほんわかユーモラスな人生賛歌。当時はこういうの新鮮で似たような映画を結構観た気がします。
よっぽど気に入ったもの以外は見直さない主義でしたがそろそろ人生も終盤、昔見た映画や本を読み返すのもこれからは良いかもと思うようになっちゃいました。


これ見た桜坂劇場は高齢の方が結構来ていて受けもよく、雰囲気が何だか良かった。
正月に映画館で「寅さん映画」を観たことがありますか?場内全体が初笑いに来てるかのようにほんわかしてるのです。そんなムードに近かったかな。

確か、ジャームッシュ「ストレンジャーザンパラダイス」が84年で、吉祥寺のバウスシアター誕生と同じ年。パンクから派生した「D.I.Y.」精神をインディーズという名が引き継いで真っ盛りを迎えます。
そのバウスも、今頃は閉館セールじゃなく、『THE LAST BAUS/さよならバウスシアター、最後の宴』で盛り上がってそうですな。これは東京にもしいたなら絶対毎日通っていたイベント。

爆音映画だったら見逃していたモーターヘッドというより、サムゴパルのレミーの「極悪レミー」

そして、沖縄では絶対ありえない企画、マーク・リボー 無声映画ライヴ!!!

Cプログラムなんか全部行きたいところ。
細野春臣や久保田麻琴などの大御所のトーク、5日の石原洋、テニスコーツ(NHKEテレのシャキーンに出てたぞ)、柴田聡子は楽しく無さそで楽しそうだ。

吉祥寺と沖縄の心をつなぐ旅。気楽にできればすぐするさぁね~

沖縄、不・純喫茶巡り

2014-05-07 08:02:05 | 教えるけど、ひとに教えたくない店
相方のつわりで匂いに過敏な為、自炊をせずウチに食材がない。その結果外食が増えており、結構楽しい。

混雑でどこへも出かける気がしない黄金ウィーク。子供の日に父子2人きりもなんだかな~と思ってたところ、ママ友がHクンを預かってくれるというので、那覇の本屋巡りをしてランチしました。
最近は近所の水円や、港川外人住宅住宅のカフェのランチと贅沢が続いていたので、今回はB級グルメ。
喫茶ルイ。


平和通り辺りにはこの「B級グルメ」というより、この手の「ウチナーのディープスポット及び関連遺産群」が多数点在してます。


クラシックが流れる店内は、一瞬阿佐ヶ谷や渋谷道玄坂にあるようなクラシック喫茶を思い起こさせましたが、よく見ると予想以上にヘン。女性店員の皆様全員クラシックではありますが、豹の置物、本物らしいハープ、兜の置物と取りとめもなく,,,そして、何故か屋外にいるような雰囲気。


深い回転式の椅子は、昼寝に最高で、若い兄さんやお姉さんが気持ち良さそうに睡眠を取っておりました。
ランチは、コーヒーとセルフでよそう(お替り禁止)ぜんざい(ホット)付き650円。