ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

まだまだ、世界は素晴らしい

2010-10-25 20:28:26 | 映画・読書
吉祥寺バウスでの上映を待っていたので、順番が逆になってしまいましたが、映画のほうのコンゴの車椅子ミュージシャンのドキュメンタリー「ベンダビリリ」を見ました。

先日の野音ワールドビートでは、家に戻ってから9時のNHKのニュースを見て、自分の踊ってる姿を見つけて喜んでおりましたが、今回は映画館の椅子に座りながらも足は動かず腕だけで踊りたくなりました。

しかしこれ、5年も掛けて撮った映画。
追加メンバーの、1弦ギターの若いロジェ君なんかは、野音で見たときはセウジョルジュ並の悪っぽさを感じましたが、この映画で新メンバーに受け入れられる時なんか、まだまだあどけない子供でした。

もし、このバンドが売れなかったら映画もなかったのでしょうか。

世の中に出ている多くのものは、成功した物語。
それは、いろんな方面でも言えます。

成功しなかった物語は、最近の音楽映画で言うと「ニューヨークドールズ」(傑作)や「アンビル」(佳作)くらいかな。そっちのほうが実は好きなんですがね。
「リトルミスサンシャイン」って大傑作もあったなぁ~。


次はバウスさん、ストーンズの72年の幻のライブ「レディース&ジェントルメン」爆音上映で会いましょう。

こりゃ見忘れないようにメモしときましょ

2010-10-23 20:12:04 | ロック
11/17、初台ドアーズで外道と頭脳警察ツーマンライブか、
久々にそういうの見たいなぁ、、、

って、思っていたところ、NHKのBS2でニッポンロックの番組があるようです。


ロック誕生~ニッポンROCK40年~
第1話
11月1日(月)午後10:30~11:00
「ニッポンROCKの夜明け 今、70年代が・・・」
フラワー・トラベリン・バンド73年京都でのサイケなステージ。75年ハワイ米軍基地のフェスに登場した外道。日本プログレッシブロックの先駆者、四人囃子等が登場。

第2話
11月2日(火)午後10:30~11:00
「ROCKの社会化現象。それは何を発したのか」
日本語ロック、はっぴいえんどの貴重映像の他、遠藤賢司、クリエイション、チャー、ゴダイゴ等の名ライブを紹介。

第3話
11月3日(水)午後10:30~11:00
「ロックはイケル! ROCK のメジャー化、そして多様化」
存在感で圧倒したハルヲフォン、個性派イエロー、女性ロッカーの草分けカルメン・マキ、シンセを駆使したニューウェイブのファーイーストファミリーバンド等の貴重映像が登場。

第4話
11月8日(月)午後10:30~11:00
「ロック誕生!目撃者はどう捉えたか・・・」
RCサクセション、ジョニー・ルイス&チャーの秘蔵ライブ映像。スタイリッシュなサディスティックミカバンド。反骨に徹した頭脳警察は71年三里塚幻野祭の模様を紹介。

第5話
11月9日(火)午後10:30~11:00
「うねりを上げたローカル・ロックウェイブ」
沖縄ロックの貴重映像から福岡のサンハウス。めんたんぴん等が主催した石川夕焼け祭りのライブ映像で構成。

第6話
11月10日(水)午後10:30~11:00
「70年代ロックの金字塔!ワンステップフェステバル」
74年の記録フィルムを中心に、外道、イエロー、上田正樹、つのだひろ、沢田研二、クリエイション等の興奮のライブ映像の数々。



ジミヘンの良さを本当に知ってるかい?

2010-10-20 11:34:27 | ロック
近頃何故か、ジミヘンです。
最近ちょっと話題の「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」ではないのです。

そ・れ・は・「クライ・オブ・ラブ」
死ぬ間際に製作していたアルバムです。


個人的に、ジミ・ヘンドリックスっていうと、まず思い起こされるのが、エレクトリックレディランドのLPのハーレムジャケ。
19人のヌード女性が、思い思いのポーズをとっているやつです。このジャケをジミご本人は嫌っていたようで、最近のCDはアメリカ盤の顔写真のジャケが使われているようですが。

レコード屋さんで買う時はなんともなかったけど、当時ビートルズやストーンズのレコードばかり買っていた中坊の私には、幅広の帯をはずしてジャケをひろげてパノラマで見るジャケは衝撃的でした。


そして、ロック=高尚な芸術、ヌード写真=下品なもの、と馬鹿優等生的に考えていたばかりに
「音楽と女の人の裸って関係ないじゃん」
と、ジャケットを親に見つからないようにしながら、この二枚組みの不滅の名作を聞いたのでありました。

「愛の神々」から二曲目の「エレクトリックレディランド」の始まる瞬間が大好きで何度もそこだけ聞きました。そして3曲目、ご機嫌なロックンロール「クロスタウン・トラフィック」にのって、このまま女性島へ到着するのかと思いきや、
4曲目の長尺曲「ヴードゥーチャイル」
ここに来ると、どうしても渋すぎて飽きてしまって先へ進めません。スタジオ版なのにライブ演奏みたいだし、お歌がおもちろくないし。
しかし、音楽の良し悪しをまだ判断できない中坊は、世界一巧いロックギタリストの最高傑作アルバムというので(2枚組みで高かったし)頑張って聞きこむのでした。
そうこうしてるうちに、ロックミュージック=エロスという式が知らぬ間にすり込まれていきました。それに気づくのはずいぶん後になってからでしたが。



そして今、お気に入りのナンバーがあります。
それは「フリーダム」

これが妙に心をくすぐるのです。
ギターが弾きたくてたまらなくなります。
散歩しながら聞いてる時は、もうエアーギターです。

2枚組みの『ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン』を『クライ・オブ・ラブ』のアルバムの曲順にわざわざ編集して聞いています。
それは、白水社の奈落亭凡百の「部屋の肖像」を読んでからです。その空気には、なんとも体温を感じさせないものがあります。
この時、すでに天国から物を見ているような筆者は、5月に本当に天国へ行ってしまいました。

エロスからタナトスへ、そしてまたエロスへ、今日はヴードゥーチャイルを聞いてみようか。

屈強のコンゴ魂、車椅子のストリート・ロッカーズにノックダウン

2010-10-11 20:47:48 | 音楽
今日の西荻、快晴。まだ雪がかぶっていない富士山がよく見えます。こんな日は両手を合わせて拝みます。

いいことありますように~
手と手のシワを合わせて、しわあせ、、、?

果たして、神頼みなんてしてていいのか?
運は現実を見つめれば見つめるほど付いてくる?

いやいや、なんでもやれることはやるんです。



本日は、待ちに待った日比谷公園野外大音楽堂での「World Beat 2010」です。
去年は、マレーシアや新潟や韓国まで行ってワールドミュージック系の音楽を追っかけたけど、今年は、最初で最後の(花冷えでほとんど見なかった「ウォッチング・ザ・スカイ」は除いて)野外フェス観戦です。


いつもながらの遅刻。

もう、始まってました。

本当は、最初の始まる前の期待に満ちた会場の雰囲気を味わいたかったんですがね。

トップは、ティナリウェン等の砂漠のブルースの仕掛人で、ロバート・プラント・バンドで活躍する“ジャスティン・アダムズ”と、ガンビアのグリオ(伝統伝達者)のリッティ奏者“ジュルデー・カマラ”
ギターリストの私としては、ジャスティンのバンドを仕切るギタープレイぶりに、ついつい目が行ってしまいます。モリッシーのようなおでこも気になります。
最小の3人演奏で、ロックとワールドミュージックの融合+ダイナミックな躍動感を十二分に表現しています。
グレイト!!



二番手は、哀愁のアフロソウル&フォーク、“ヴィクター・デメ”
なんか、とっても可愛いおじさんです。
白い衣装で全身で歌い上げる姿は、クイックシルバーメッセンジャーサービスのディノバレンテのよう。でも、監獄へ入った経験はなさそうです。



おおとり
「外見を剥ぎとれ=ベンダ・ビリリ」つまりは「外見を超えて内面(の精神)を見よ」の
コンゴの“スタッフ・ベンダ・ビリリ”
ピーターバラカンのM.C.では、このコンサートは今夜の9時からのNHKで放映があるというので、何故か緊張感アップ。

いよいよ登場!

暴走族さながらの改造車椅子に乗って、小児麻痺の路上生活者が情熱を歌に託す姿が見られるかと思いきや、普通の車椅子でした。
しかし!演奏が始まって、メンバーの姿が見えた途端に、何故か涙が出てきてしまいました。
そして勇気が湧き、
希望が満ちてきました。

「やるしかない、やるしかない、やるしかない」

やりたい事をやるためには何でもやんなきゃね。
昔、身体障害者プロレスってのがありました。
そのドキュメント映画があって、「偽善」を全面に出した作品で、やたら面白くも妙な感じでした。



注目すべきは、後で加入した17歳のメンバーの「空き缶一弦ギター」
なんというか、あの60年代テキサスのサイケバンド「13th Floor Elevators」の壺(エレクトリックジャグ)担当に匹敵するいかれたパートであり、ちゃんと音楽しているのでありました。
彼の世代的な格差が、グループを活性化させていくんじゃないかととも思われます。




音楽の神様を、最近ちょっと忘れていました。

「君は今、何をやっているかい?」

東京観光といえば?

2010-10-06 16:41:34 | 散歩
中学の時の修学旅行は東京と日光でした。

東京は皇居へ行って本郷辺りの旅館に泊まり、浅草の六区でおねぇさん達のラインダンスを見たのが愛知県の田舎の中坊には衝撃でありました。

もし今、東京以外の所に住んでいたなら、高円寺辺りの安宿(ゲストハウスはないけどね)に泊まり、中央線の街を散策したいのですが、やはり外国から来たのであれば浅草辺りですかね。
両国、秋葉原、六本木も行けるしね。
ところで、スカイツリーってどうなんでしょう?全然気にした事なかったけど、観光というところでは人の流れが代わるほど話題なんでしょうか?
東京の世界的イメージが、あの金色のウンコとツリーの景色になるんでしょうかね??

本日は入谷散策。新たな観光スポット・スカイツリーもばっちり見えます。
休憩のため古民家カフェへ。
入り口も広く奥行きもあって風通しも良い。元々あったものが巧く残されている感じです。
近所にあったらちょくちょく行きたい空間でした。