ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

島に潜伏中の親子連れ

2011-09-29 07:42:09 | 
ここはヒミツの女子旅のメッカ、小豆島であります。
不倫相手の男の妻の赤ちゃんを誘拐して平和な島に渡って育てるという角田光代のベストセラー小説「八日目の蝉」。その有り得ない設定がいいんでしょうか?女子はどう感情移入してるのでしょうか?

そんなことはさておき、それにしてもこの島は気候は良いし景色も良いし人も良い。オリーブ畑を歩いていると地中海の島にいるよう、白パン気分です。

今週は一週間ほど、物質文明を否定して30年のベテラン「コスモイン有機農園」にお世話になってます。
正式には初めてのウーハー生活。優しいお母さんと哲学者のようなおとうさん、考えたら実家に滞在してるようなもんでして、まぁ心癒されてます。
他にもここには、山羊のジュンコ、猫のウーニャン+のら二匹もいますが、とっても静かなところです。

オリーブ油のエキストラにバゲットつけて食べる喜びったらないです。

ここはバンコクかと思ったら、神戸空港着でした。

2011-09-18 21:03:23 | 
新千歳空港から約3時間南下、空港に降りたとたんに湿気とむっとする暑さ。
ああ、読みが甘かった!
9月も後半に入るとフリースが必要な位の寒さになるからと、涼しい北海道から大阪へ戻ってきたら、こちらは灼熱地獄であります。まだまだ、大阪は真夏でした。
1ヶ月半の旅の疲れもあるのか、こちらへ来てから一日でもう夏バテ状態。
沖縄では毎朝6時に起きて、ハイビスカスのみずやりをやっていた早起き自慢の私が、大阪ではいつまでも布団から起きられません。南国大好き男の名が廃ってます。


ダラムサラー→ノルテポトシ→カトマンドゥ
と回って来ました。
と、言うと海外旅行してたように聞こえますが、どれも北海道の宿名。
1ヵ月半の大半をWWOOFと宿のヘルパーで過ごしました。
どちらも孤立した感じのところだったので、若い移住者の中へあまり入り込めなかったことが少々残念なことでしたが、歴史的に移住の地であるのと、あらゆるジャンル(キャンプ、バイク、チャリ、列車)の旅の聖地でもある北海道放浪は、これからの自分の暮らし方を考える上でかなり有意義なものでありました。

あと、「とほ宿」の存在を知ったことは大きいです。
その多くは、70年代のユースホステルを経験した世代が北海道に住み着き、自分でやりだした小規模の宿なんですが、どこも個性が光るところばかり。そしてみな太っ腹というか、採算をあまり考えてない。旅行者に良い旅をしてもらうためにやってる慈善事業のようでもあります。
しかし、やや時代から離れてしまってる感があり、客の入りは全盛期と比べ格段に落ちているようです。旅行する若者が減ったと言われますが、とほ宿のターゲットの一人旅は、沖縄や安いアジアへ行ってるんじゃないでしょうか。あと、とほ宿の存在が見つけにくいことは大きいと思います。
銭湯、定食屋、ジャズ喫茶同様の絶滅危惧の文化である「とほ宿」、今や旅ガールもターゲットに若返っていく流れもあるようですがどんなもんでしょうね。

さて、北海道、印象としては自分さえしっかりしていれば、軽い気持ちでも住み付けるんじゃないかと思ってしまいました。
大自然や、その中で生きていくことのエキスパートでなくても、なんだか北海道の田舎暮らしは大丈夫な感じ。
多少不器用でも、自分の頭で考えて、自然の中で学びながら暮らしていける。そんな呑気な気分になりました。

そして、元々南国好き、寒いところは好きじゃない私なのですが、皆に口をそろえて言われることがありました。
それは、
「北海道は寒くない」
そう、よほどの廃屋住まいでない限り、どこでも暖房がしっかりしているので冬でも厚着をすることもなく快適に過ごしているそうなのです。
長野や、京都の方がよっぽど寒いと地元の人は言うのです。







森の生活、地球に感謝

2011-09-10 22:01:18 | 
北海道放浪もハイライト。

ついに来ました!十勝平野は帯広の近郊にあるミニゴルフ場跡地。
広大な敷地に湧水の池、奥には小川の沐浴所、高い木にぶら下がったブランコ、ハンモック、屋外のミニシアター、中で焚き火の出来るテント「ティピ」まであります。

ここの住人達は、焚き火して飯作ったり、改修の作業を着々と進める日々を過ごしてます。
あとは、一日中この世の存在の秘密についておしゃべりしてるか、本を読んでいるかしてます。
そして、みんなとっても早起き。前向きなんです。

ここは、いずれ新しい文化の発信地の一つになるようなエンドレスジャーニーな地球基地であります。

「根無し草の世界人」を目指す旅

2011-09-09 10:10:38 | 
やはり、音楽は生活から切り離せません。
それは旅の途中でも同じ。

日本人に生まれて育って、これといったルーツ音楽もない我が身には、マークリボゥのような音楽観がしっくり合います。
土から生えたような生活、土から生えたような音楽は、どうも自分には無理があるようです。

さてさて、農的暮らし体験のウーハー生活を終了し、少々北海道を旅して回ります。

先ずは、ダラムサラーとならぶ「とほ宿」の先駆的存在「ノルテポトシ」へ。
元豚舎を自力で立派な宿に作り上げたカルロスおっちゃんがフォルクローレを聞かせてくれました。チャランゴやケーナを演奏するおっちゃんに、伴奏はギターでワタシ。我が道を行くおっちゃんに、頑張って合わせるお客なのでした(この日は他に泊まり客なし)。

音楽と宿がどう結ばれるかが、ただ今の研究課題であります。