ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

そうではなかったかもしれない世界

2013-03-27 13:59:18 | ヒビビ君
優先順位をつけ整理して、長期的にやらねばならないことと、目の前の煩雑な用事の隙をぬって、流行を過ぎた村上春樹の『1Q84』を読んでます(良く売れてたようで、今だと安く手入手可能、全3巻、みんなよく読んでる暇あるね)。

そこに描かれている
「こうであったかもしれない」世界
を考えると、私が生きている現在が、
「そうではなかったかもしれない」世界
であるのかと、ふと思いました。

もし今、東京で暮らしてたら?

思えば、退屈であっても割りといい生活をしていた東京。
退屈なのは、自らが忙しいのを望まない結果で、世間ではなかなかそんな生活も容易に出来ないと思うと、
やはり割りといい生活なのでした。

まず、「歩けるとこに飲み屋があるな~」
西荻の、音楽酒場に子連れでいってるオヤジや、オープンな焼き鳥屋で隣に子供をベビーカーに乗せて明るいうちから飲んでるオヤジの姿が頭に残ってます。
いやいや、そんなことじゃなく、、、

「良い音楽が聴けるな~」
やはり、東京は圧倒的に質の高い音楽に触れる機会が多いです。
ゴミの様な音楽もやたら多いけどね。
でも、とても子連れでアケタの店やゼンプッシーにゃ行けないな。フリーのイベントも沖縄のように頻繁にはないし。

「スカイツリーに行けるな~」
いや、人が集中する場所はやはり行かなわ。
ディズニーランドの類も、絶対に行かないし。
新宿や渋谷など、無駄に多い人ごみも行かない。
吉祥寺も近頃物騒だから行けない。
カフェも子連れ断るとこ多いし、行けない。当然マックなんか入らないし。

じゃ、いくところないじゃん。

「ああ、沖縄に居て良かった。」

割と、貧困な想像力でした。
これじゃ、話にならないね。


特定の主義主張による『精神的な囲い込み』のようなものは恐いもの。
多くの人は枠組みが必要で、それがなくなってしまうと耐えられない。極端なものでは、いろんな檻というか囲い込みがあって、そこに入ってしまうと下手すると抜けられなくなる。
原理主義や、ある種の神話性に対抗する物語を、立ち上げた村上さんを見習い、自分も社会に貢献すべき良いストーリーを送り出さねば。
人々に深く広い心を持たせるようなことを、少しでもせねばね。
広い心というのは、狭いところには入りたがらないものなんだと。




精霊の住む島インドネシア・スンバのおじさんと、沖縄読谷産のおじさん
どちらも結構怖い


そして、こちらは、世界最強の仮面、、、



やはり、世界で一番怖いのは、
「琉神~、ヒビビおばさん!!!」

注)これらの写真はストーリーとは関係がありません

タダほど安いものはない

2013-03-20 14:26:00 | ワールドミュージック
所得の低い沖縄では、何かと入場無料というのが定番です。そして、有料のものはよく考えてチケットを購入するべし。
思えば、失敗ばかりの人生。

週末は毎度イべントへ出かけてます。

今月は、

「航空自衛隊 南西航空音楽隊 定期演奏会」 コンベンションセンター
マンボNo.5、テキーラ、Sunny、Let's Groove、などのラテンもの。ゲストにカルロス菅野(熱帯JAZZ楽団)。こんな陽気で楽しい娯楽が、無料!

「カディ展と民族楽団ディンカドゥンクライブ」 パン屋水円
根元きこさんセレクトのインド布展、そしてギター、ムビラやカリンバ、バンブーフルートの3人の心地よい演奏。とにかく水円という、沖縄らしい風景に囲まれた場所が音楽聞くにも最高。

「楽しみながらこの地にあるものをつなげていく」 読谷村商工会館
岩手県葛巻町の「森と風のがっこう」吉成信夫氏の講演会。自然エネルギーの利用、地域の食や文化など、環境、教育、地域活性化を融合した活動の話しが聞けました。


そして!
音楽の町コザ(沖縄市)での「沖縄国際アジア音楽祭 musix 2013」
街のあちこちで、無料のライブが見られるんですが、私のメイン狙いは
「鼓drum 声voice 舞dance 情熱-アジアと世界の鼓動」という、今一イメージがつかないけれど、音楽際のなかで唯一ワールドミュージックなイベント、2,000円也。ストリートで演奏してるのは、パーシャクラブや紫、ほとんどすべて沖縄のバンドや民謡ばかりで、唯一「アジア国際」の名前にふさわしいイベントはこれひとつ。

出演は、
ウンジャミ(沖縄の民俗音楽 Show Choir group)
壱太郎(和太鼓)
北インド舞踊楽団「Tarana」
韓国打楽器チャンゴユニット・ファム
PUAHINANO(タヒチアンダンスチーム)

『太鼓と打楽器を「キーフレーズ」に日本、韓国、インドなどアジア全域と黒潮文化地域、さらに世界へつながる壮大な民俗コラボ』というキャッチフレーズでしたが、実際には、順番にステージへ登場してそれぞれ少しずつ演奏をお披露目するカタチでした。ま、最後にカチャーシーをそろってやってましたが、無理やりな感じでお粗末さまでした。
ウンジャミは男女16人の大所帯で沖縄民謡から、ブルーグラス、ケチャ、そしてヒップホップのダンスまでやってしまう集団。その雑食ぶりは過剰で、他とコラボする余地なし。が、個々の演奏能力は高く、ミュージカルのよう。
壱太郎はひたすら迫力のドラムソロ。
一番の注目が、北インド舞踊楽団「Tarana」なぜかフロム台湾。古典的な演奏から、曲に合わせた現代風でこっけいなダンスがかなり受けました。娯楽性も高く、これだけワンステージ見たいくらいでした。チャンゴは上品な太鼓でした。以前、富山のワールドミュージックフェスで見たチャンゴはやたら迫力があったけどなあ。韓国はやっぱ熱血な方がいいね。
タヒチアンダンスは、演奏がちゃんとバンドでやっていて良い感じでした。
これで、セッションが面白かったら文句なしですが。個々の演奏も良かったが、別枠でテーマごとに行われたセッションが最高だった、マレーシアボルネオ島のレインフォレストが恋しくなりました。



ストリートで、翁長巳酉さん率いる台湾原住民のチームが、とっても楽しい踊りと音楽をやってたけど、こちらは関連イベント。

裸のクッキング

2013-03-14 20:34:58 | ヒビビ君
「なんか!食べたーん!!」

まだ薄暗い朝もはよから、部屋中に響き渡ります。
ヒビビ君の最近の目覚めの一発は、毎回これ。

お昼寝からの目覚めの時も同じ。

「なんか!食べたーん!!」
時には強調して「なんか!食べたーん-んーんーっ!!」

もう、食べるのがお仕事だからしょうがないね。


「はーん!  これから、ヒビビのクッキングはじまるよ~」



「しゃもじでこう取って、手でこねるんだ」


「これが、噂のインビンビン。沖縄読谷あたりで大流行。オートミールにレーズンちゃんが入っててサクサク、ヒビビ大好き」




ところで、ヒビビの保育園で、なんと本格的フレンチの会がありました。シェフが園に来て、子供もプロのお仕事をお手伝い。

メニューは、

Entree(前菜)
季節の島やさいのケーク・サレ(塩ケーキ)
水納島のヤングコーン蒸し焼き添え

Poiison(魚料理)
勝連産マンボウの蒸し煮
金美人参のスープ仕立て

Viands(肉料理)
国頭産イノブタの煮込み
島米のリゾット添え

Dessert(デザート)
ダンカンのサヴァラン

伊江島小麦の自家製パン

調味料以外全ての食材は沖縄県産。
フルコース、2000円!!


たいそうな量だったらしいけど、「ヒビ君、完食しました」と、先生に言われました。
うちに帰って、
「何が出たの?」と聞くと。

「ん肉~!」

「後は?」

「あとは~、、、  まんま~!!」





ヒビビと過ごすアマン(甘い)サタデー

2013-03-10 10:18:04 | ヒビビ君
さて、この温暖で美しく恵まれた環境で、ヒビビべべとどう過ごせばベよいかを考えあぐねる、毎週土曜日

保育園は土日がお休み。日曜は相方が休日なのでいいとして、土曜は朝から二人きり。しかも今週は、職場飲み会があるとかで、ヒビビのご就寝まで二人きりであります。
この所、パーカッションが前面に迫ってくる初期サンタナが無性に聞きたくなる、夏を予感させる好天気続き。しかも、カラッとしてて爽やか。沖縄って、実は11月や3~4月の天気の良い日が一番気持ちいいんです。短期の旅行で来ると外ハズれる事が多いですがね。


朝はいつものように、早くから洗濯。終えたところで、デカパン一丁のヒビビが立ったままドシャーっとお漏らし。また洗濯。
朝は5時頃には起きていますが、部屋にずうっといるとこちらが相手しきれない。あり余った若いエネルギーを発散させようと、外出セットとお弁当をリュックに詰め込み、どこか運動できる公園へ車で出かけるも、車中でお寝んね。仕方なくアパートへ戻り、一瞬で乾いた洗濯物をしまい込み、メールチェックなどして昼飯を食いかけたところで、
「なんかタベタン~(食べたい)」と起床。


弁当を部屋で食べさせ、再び外出。正午の日差しはきついので図書館へ。その後、ぜんざい(金時豆入りのかき氷)を食べに鶴亀堂へ。甘過ぎない一杯のぜんざいを二人で分かち合い、しばしまったり。
店を出て、徒歩でイベント開催中のベーカリーカフェ水円へ。ちょうど、そらいろえんの仲良しの子がいて一緒に遊ばせる。子連れは移住組みがほとんどだけど、顔見知りがいる所はありがたい。

適当なところで、車で移動、海の眺めも良いセーラの森公園デビュー。こちらは初めてだしヤングママが多いので、父子ともに黙々と遊ぶ。スーパーかねひでで、癖になる味のチキン(何か悪い物質が入ってるに違いない)他を購入。日暮れに近づいたので、車で夕日を追っかけてサトウキビ畑からリゾート感あふれるホテルアリビラ周辺を抜けて、残波岬へ。この時点で、チャイルドシートで寝ていたのでこれにて本日終了かと思いきや、「寝たの?」と聞くと、「なんか、タベターン」と、再び目を覚ましてしまった。


残波ビーチに出ると、観光客が今年一番の出で日没のひと時を楽しんでました。

夕陽に向かって「おひさま、バンバー(バイバイ)!またアシタネ~。また、バスのろーねー」
〈彼の職業は、時としてバスの運転手〉

帰宅して、金バケツでお風呂して、晩飯。ミッフィーのカードゲームをちょっとやったら、眠そうだったので、寝室へ。おとなしく夢の世界へ降りていきました。良い子だね~



子育ての本や、躾の本とかは押し付けがましくて読まないのですが、最近、リビングワールド代表・西村佳哲
の本の「信頼の味わい」という項に、興味深い人の話を見つけました。
年配で3回離婚して4回結婚してるその人は、どの奥さんにも、「子どもが自分で『いらない』というまで母乳をあげてくれ」と頼んだ。そしてある子どもは、10歳になるまで母乳を飲んでいたらしい。
求めに応じて出る母乳も凄いが、飲みつづける子どもも凄い。しかしある日突然「いらない」といった子どもに母親が「なぜ?」とたずねてみたところ、「まずい」という答えが戻ってきたという。

大きな方針としては、親の押し付け(特に自分がなしえなかったことの)は止めようと考えてますが、、、
でも、先日ついにやっちゃいました。昔の沖縄のシングルレコードで、幼児が歌ってるめちゃくちゃ可愛い曲「ミケちゃんの歌」を歌わそうと調教を。


悩殺爆弾直撃

2013-03-01 20:51:05 | 映画・読書
私もランナウェイズのチェリーボン「悩殺爆弾~禁断のロックン・ロール・クイーン」で、アメリカから爆撃された男子の中の一人でした。
当時、ベイシティローラーズ、チープトリック、クイーン、キッス等々、日本だけで妙に大人気になっているバンドがかなりありましたね。限られたテレビや音楽雑誌により、日本のアイドル歌手と同列で来日のバンドが紹介されて、キャーキャーいわれてしまって、、、当時は、そんなビジュアルなロック好きな女子と、ミーハー嫌いなロック男子との対立があったり無かったりもしましたが、そんなヘンな流れも今となっては面白い。
未だに、キャーキャー日本女子の声援入りチープトリックのライブ・アット武道館は名盤だと思ってます。


沖縄読谷移住約10年のサーファーである友人が
「これで人生爆発したさぁ」と、貸してくれたのがこのDVD

映画「ランナウェイズ」2010年

生い立ちから、メンバーとの出会い、そして音楽業界での様々な葛藤や闘争。小さいクラブから飛び出し世界中をツアー、爆発的な人気を博し絶頂期を迎えた中での突然の終焉…
閃光のように時代を走り抜けた10代の少女が経験したものは?
結構面白かった、懐かしい気分にもなれたし、バンド物語にはあまいです。★4点あげます。



77年のNHKレッツゴーヤング、司会は都倉俊一。洋楽ではパンク全盛時代、日本では、キャンディーズからピンクレディーに移行する時代ですな。



そういえば、先日浦添テダコホールで講演会を聞かせてもらった安藤忠雄さん(ドイツ軍ヘルメット髪型)も

も双子ちゃんですが、ボーカルのシェリー・カーリーがまさかの脱退後、双子の姉妹で再起しようとしたのでした。
レインボーとどっちがダサいかって?どちらもかなりレベル高いです。