ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

いつだって、sakanaのファン

2019-01-25 08:38:27 | 音楽
いつまでも、あると思うな、親とバンド




もしかして、、、

幼少の時のこと以外思い出せない老人になる前に、自分の過去の行動の記憶をたどってみる。
 

やはり、そうだ。
sakana、だな。

人生の中で、ライブを見る回数が一番多かったバンドが、sakanaだった。
この番図けは、沖縄の過疎地へ移住した今、もはや不動であろう。

いつかは、沖縄へ呼んで「都会のローカルには、こんな素敵な音楽を奏でる者達が居るのだよ」と、訴えたかったが、今ではかなわぬ夢となってしまった。
誠に残念。



sakanaというバンドを、初期の頃、と言ってもポコペンさんが加入してからだが、知っていた。
不良ロックンロールバンドのthe god の怖い顔の人と、当時インディーズアイドル的なゴーバンズにいたきゃわいい娘が一緒にやってるというだけで、なんだかうらやましかった。因みにドラムの人も怖いルックスだったな。


数年振りにライブを見る機会があったが、洗練されたトラディショナルなフォークとでも言おうか、予想外にも座ってじっくり曲を聞かせるものをやっていて意外だった。
メンバーも当初とは変わって。シンプルで着実なドラムと器用なバイオリンが加わっていた。
自分の知ってるアバンギャルドでニューウエーブなポップスから、往年の大物女性シンガーであるかのように変身していた。
その後、ちょくちょく見に行くようになった。

アメリカの大道のS.S.W.やカントリーなどあまり興味が無かったので、正当なファンと言うわけではなかったが、やっている曲はさておき、その歌やバンドの音から滲み出てくるものは、何故かワタシを何度もライブ会場へ足を運ばせた。

毎回のライブが、ライブの意味があるライブであった。
長年の活動でダレることもなく、常に初々しさと緊張感が漂っていた。
新人なのに、やたら物知りで器用で堂々としている今時の若いミュージシャンにはないものを、彼らは持っていたのだ。










sakanaの傑作アルバム。世紀の最高傑作と言っても、誰も反対できぬであろう「Blind Moon」
おそらく、「個人的に思い入れの深い一枚」と挙げる人が、あちこちにいるだろう。

このアルバムとオンリーワンズのリメインズと暖炉があれば、山小屋で一冬雪に閉ざされたまま帰れなくなっても良い。



一曲たりとも捨て曲なし。全曲シングルカットしてもおかしくない
sakana / only one song / 2000(blind moonより)












全曲カバーの3曲入りミニアルバム。
カバーなのに何故か前作に非常に近い楽曲。
blind moonと同じく上質な音に、もううっとり。
やはり、雪の中に閉じこまれて聞きたい。
Released on: 2004-04-24
sakana - one more dollar



できたら、カバーだけで、フルアルバム出して欲しかった。
sakana - girl from the north country












この曲は、前と少し路線が変わり、
石垣島の安宿で、台風で閉じ込められた時に、良く聞いた。
Released on: 2004-09-11(ロコモーションより)








因みに、2番目に良く通ったのは、おそらく、、、西荻の仙人、故古澤 良治郎さんの「ね」
3番目は、渋谷毅オーケストラか。









.

戦場のハッピーニューイアー

2019-01-10 20:08:00 | 子育て

「マーマー!!マーマー!!
お馬になってーー!!!」

部屋で伏していると
泣き叫ぶ、娘の声。


「そんなこと、できねぇーよ!!!」

何故か、ボリュームが上がると突如東京弁になるその野太い声は、ウイルスが占拠するワタシの頭蓋骨を直撃、と同時に山の静かな集落にも響き渡る。







美味いもん甘いもん食い放題の、年末年始の内地巡業を経て、始業式の前日にH君、いきなり40度近く熱発。

翌日それに続けと、N姫さん、ワタシも40度近く熱を出す。H君はインフルA型と確定。

困ったことは、この後一週間は学校へ行かせられない二人を、翌日からどう世話していくか?




しかし!

杞憂であった。



「家族に感染症が出たら出勤禁止」と言われ、朝出勤したばかりのカミサンが家に戻ってきた。

子供はそれぞれ一晩で回復して、咳をしながらも元気をもて余している。

一方、子供のタミフルを奪って飲み続けた割りには回復が遅いワタシは未だ寝たきり。
もう四日目だし、陽気が良かったので、庭のシークァーサーの枝でも切ろうかと出たが、100才のおじいちゃん並の歩行しか出来ず、諦めた。



早く治して、地獄の黙示録でもみよう。

孤独のグルメに救われる大晦日

2019-01-01 17:38:00 | Weblog
北朝鮮かこの国は?

渥美の実家での年越し。
お祖父ちゃんの画面のデカいテレビからは、NHKの紅白歌合戦。
大勢でそろって、踊ったり歌ったり、みんなで同じ方向を見る様は、北朝鮮の軍事パレード。
ポジティブ全開の歌には、何の現実実もない。他者を踏んづけて勝ち残ってきたようなこれら出演者にとっては、未来は明るく見えるのかもしれないが。





同じように、オリンピックや万博で国民が右肩上がりの世界を何の疑いもなく信じていた子供の頃を思い出す。
誰もが未来を明るく信じて疑わなかった頃の一般家庭では、テレビで団欒が普通であった。
そう、自分が小さい頃大晦日の夜は、レコード大賞、紅白歌合戦、行く年来る年、を見るのが定番だった。
唯一、子供の夜更かしが許された年に一度のイベント。
誰が大賞を取るか予想したり、紅白に誰が出るか、どんな衣装で登場するか、あの頃はとっても楽しみだった。





あが!番組表で、後半にはお国のためなら何でもやりそうな椎名林檎が出るのを見つけた。
これはもう、我慢ならんと、10時前には子供を寝かし、年寄りを風呂に行かせて、もう居間を消灯状態に薄暗くして、孤独のグルメへチャンネルチェンジ!

これ、リアルタイムで一年の終りに観られて、本当に良かった。
危うく気持ちの悪い紅白歌合戦を見て、ムカムカした気持ちで、年越しするところであった。

ウナギにとりつかれながらも、別なものを食うはめになるが、ナイスな食堂ばかりへ入り大満足な井の頭ゴロー。松重豊は漫画とは全然違うが、グルメ人らしく大柄で大食いで良い味を出している。


最後、柴又でウナギ食うシーンが生放送の芝居。これが、なかなか粋な計らいだった。
ドラマだけど、なんだか良い年を一緒に越すような気分になれて、ほっこり幸せな気分になれた。







.