ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

2013年の収穫

2013-12-31 16:26:43 | Weblog
今年は、農作放棄していたので巨大おイモは採れませんでしたが、多少の収獲はありました。

その1.
ワタシの知る限り全般にゆるくて、クオリティーや独創性に物足りなさを感じさせる沖縄の音楽シーン。そんな中で、コザのcafe&dining Threeで5月に行われたブラジル音楽の巨匠ジョアン・リラ氏のライブには、ぶったまげました。
微動だもしないのに、勝手にギターが弾かれていく(言葉の使い方ヘンね)。とにかくトランス状態でもないのに神が降りて来てるんです!凄すぎ~!
プロデューサーでショーロクラブの沢田穣治氏(B.)とのセッションが、また最高に素晴らしすぎでした。歌モノの演奏より、もっとソロや即興の演奏が聞きたかったです。「ミュージシャン」って、こういう人にだけ使って良い言葉にしましょう~
De João pra Pernambuco de João Lyra - Programa Época de Ouro Radio Nacional do Rio de Janeiro


その2.
夏季になると沖縄では様々なフェスが行われました。しかし、どれも沖縄観光旅行を兼ねて見るのはいいんじゃないかと思うんですがね。もし自分が内地や外国に住んでいて、単独で飛行機代を払ってでも見たいフェスはこれ、「キジムナーフェスタ」
こんな素晴らしい世界各地のローカルな芸能の数々、この沖縄に滞在しないと見ること出来ないですよ。
しかし、実に残念なことに来年は開催されないそうで、、、何をやってるんだ沖縄市!


その3.
小説は、ほとんど読んでません。唯一読んでるのは平成の無頼派・西村賢太。
しかし、本は数箇所の図書館を利用して借りまくり。絵本も結構読まされましたが、いいモンですね。浮島通りにえほんやさんを見つけて入ったときは、思わずホッコリしちゃいました。
収獲はいっぱいありますが、西村佳哲さんの
ひとの居場所をつくるを一番にあげたい気分。
西村さんの書物は何冊も読みましたが、今回は人と自然と社会の関係をつくるランドスケープ・デザイナーの田瀬理夫さんの仕事から「これからの日本でどう生きていこう?」の問いを考えていきます。


その4.
映画、、、特になし。
というか、週一以上で見ていた東京時代と比べ、もはや数えるくらいしか見てないが、思い出せない。テレンスマリックの「トゥーザワンンダー」もピンとこなかったし、灰野さんのドキュメンタリー位かな、、、
あ、クロクロの「最後のマイ・ウェイ」興味ない人でも楽しめる、いい映画だった!

子連れ狼、上京物語

2013-12-28 13:54:16 | 

2年振りに、行ってきました、一極集中「一人勝ちだぜ俺様は」のファッックな街・トーキョー。

そこは貴重な友達や、いかした多くの知り合い、面白い店や、今に繋がる近代の歴史等々が残る未だに興味深い街。東京の中の細部というか、トウキョウローカルには、果てしない魅力があることは確か。

が、久々に訪れた感想としては、旅人の「子連れ狼」には非常に動きづらい場所。
念願の「中央線で、気楽に飲んで、帰る」を、やってみましたが、しとしとピッチャンの冷たい雨の中、寝た子をリュックに挟んでおんぶして傘さして歩いたり、駅の階段を昇り降りってのはかなりの労力で、酔いも覚めちゃいました。もし、ベビーカーを持っていたとしても、遅い時間の電車に乗り込むのは迷惑な雰囲気。タクシー使ったりそこそこのホテル取ったりとか、それなりにお金をかけないと気ままな大人と子供が共に楽しむにはかなり不便だと感じました。
中野の安宿の重い扉を開け、狭い急な階段を登って、やっと部屋に着いたときはもうヘトヘト。

今回認識したんだけど、東京は大人や若者や幼児連れなど住み分けされているんですね。草食動物は、そのテリトリーから外れると、食われても仕方のない弱肉強食の世界(あ、でもわれらは狼だったか、、、)
片や沖縄は、大人も子供もお爺も婆も、共に夜更かしして呑めや歌えの共存共栄が当たり前の地。そんな田舎モンは、東京に出るときは狼に変身していかないと彷徨うことが出来ないのです。

まぁ、しかし、最近いつでも主役のHクン、いつでもどこでも楽しんでます!眠くない限り、どんなことをしていてもご機嫌で、生き生きマイペースです。3歳にして、空気を読んでるのか、空気を読んでないのか、空気を読んで無視してるのか、良く分かりませんが、その素直で大物的行動を見ていると、こちらも少々の苦労くらい笑い飛ばす気になります。

①母ちゃんと涙のお別れ直後、那覇空港の待ち時間キャワいい娘を見つけ、、、


②中野ブロードウェイで、ペコちゃんを撫で回すこと10分


③西荻の駄菓子屋でマーブルチョコを購入、翌日ライブ会場で女子のみに配る


④京王レイルランドで念願の運転席にはり付いて離れず。


⑤突然、中野の商店街にて、足を止め、遠くを拝みひざまずき、地面に頭をつけ拝む、そして数歩進む、の奇行を繰り返す。修行僧か?


⑥宿近くの銭湯は、Hくんの好きなオジサン天国


⑦「子供はお呼び出ない」的態度の頑固オヤジ店主には目もくれず、焼き鳥屋で大好物のレバーをガブリ。!


⑧〆は上野動物園。「下の動物園わぁ、どこにあるの~?」


ルー様、無事追悼

2013-12-27 17:11:02 | ライブ
2011年の夏に東京を離れて以来、初上京しましたよ。名目は「ルーリード祭り」
咳き込んだ息子Hクン(3歳)がゲロを吐き、2曲目で中断しそうになりましたが、温かいみんなのおかげで最後まで演奏し、良い追悼ライブとなりました。
ルーリードだけではなく、東京で係わった人のいろんな追悼をやりたかったのです。なるべく静粛な選曲で、自分はあまり出さず、あとは音楽の神様にお任せする歌と演奏。

《セットリスト》
先ずは、一人で弾き語り
1、「ハッピーさん」
何と、新曲です。打倒J-pop・バナメ用の曲。あまりに美しい曲が出来ちゃったもんだから、「NHKみんなの歌」に応募して儲けようかと。既にHクンは曲を覚えて歌えるようです。でもまだ、リードボーカルは譲れない。

2、「イン・ビトウィーン」
ジ・オンリーワンズの名曲を、ハッピーさん同様に美しいアルペジオの循環でアレンジ。

ここから清岡ギター入る
3、「レッツ・ステイ・トゥギャザー」
ソウルシンガー・アルグリーンの名曲をはねずにスローに。

4、「化石の魚」
スペシャル・ビューの名曲をカントリーフォーク調?にアレンジ。泣けます(自分が)

西野ベース入り3人で
5、「ファーストキッスの味」
キコリレコードから2作品リリースされている「S・E・N・Y・A」より

山崎ドラム入り4人で、曲間にインプロや微ノイズパートをはさんで此処からが本番・ヴェルベット大会!
6、「サッド・ソング」
7、「アイ・セット・フリー」
8、「ペイルブルー・アイズ」
9、「僕は待ち人」
最後は、ちょっと力が入りかけましたが、東京サイケデリックアンダーグラウンドのこのメンツでやるヴェルベットは、はまり過ぎ。素晴らしい出来だった~
あと、この会場のcafe U-haがとっても良い所でした。カレーは美味いし、生ビールは出演者250円!オリオンビアフェスタでも300円だよ。ケーキと自家焙煎コーヒーも美味いに違いない。そして、マスターの音楽に対する態度も素敵。音楽の面白さのつかみどころが壺を得てるし、辺境音楽への地産地消的な嗜好など非常に共感できます。週末以外のライブのない日にも行ってみたいお店です。


とうとう、やっちゃった

2013-12-26 19:40:22 | ライブ
東京行きの前日、コザのシャンソン酒場Gitaneで全国ツアー中の「犬風」の前座を頼まれ、急遽出演した時のことです。本番直前、ちょうどお寝むで天国行きかと思いきや目覚めてしまったHくん、仕方なくバックを務める相方のドラムセットの横に座らせて演奏しようとしました。
しかし、歌いだしたら、どうもいつもより音かずが多い。観客も、なんか後方に目線がいってる。
振り返って見てみると、なんとちゃっかりH君が、演奏してました!


カピバラスの本番ステージで、2度も寝てしまいコーラスをやりそこねた彼にとって、これが念願の初舞台。
部屋で練習していたワタシの曲を覚えているようで、絶妙のタイミングで音が入ります。普段から、自作自演の即興の歌を歌っている彼にとって、ヒトに合わせるのは楽勝?
曲によって、ピアニカも手に取り、、、



マニアックな音楽を扱う『CD屋』店主のコメント
「息子さんのドラム。タイミング、抑揚など、偶然ではすまない音ががいくつもあって、だんだんとほほえましいではすまない感じになっておりました(笑)。」

東京から出張円盤に同行していた美女のコメント
「あんなに寝てた子が!初舞台がカピバラスじゃ不満だったんじゃないかな、、、大物だわ!」

遠くは、秋田県立角館のモクメさんのコメント
「祝初舞台!腕白でもいい、たくましくそだってほしい丸大ハム。俺も男の子ほしかったなぁあ。」

ホワイトさんのコメント
「嬉しいけど、くやしい。後日、彼が、何の楽器が好きかと聞かれ、ドラムでもギターでもなく、ボーカルと宣言していたのは俺に対する挑発だ!」

東京は、ぜんざい食べ放題の夢の町

2013-12-18 08:46:43 | 
来沖した無国籍インストバンド「カピパラス」のギターサポート2デイズ、土、日で終了しました。

昨日は、メンバーを連れて読谷の「やちむんの里」や神の島「浜比嘉島」など観光案内がてら、宿に出来そうな中古住宅物件の内見もちゃっかりしてみました。カピバラスは建築畑の人間なんで、これからもアドバイスを貰いながら理想の物件を探そうと思います。

そしてあとは、20日東京高円寺ウーハでのルーリード追悼ライブで今年は終わりと思っていたら、急遽、本日コザのシャンソン酒場Gitaneで全国ツアー中の「犬風」の前座を頼まれ、ソロ演奏をやることになりました。
まぁ、20日のために一人で練習してたので、ヴェルヴェトのカバー以外の曲、オリジナル曲やオンリーワンズを弾き語り用にアレンジした曲など数曲だけやってみます。2年分のブランクを何故かこの一週間でこなしてるかのような忙しさ。

そして明日の早朝は、いよいよ「子連れ狼2人旅」H君と成田へ飛びます。どうやら東京は、初雪が降りそうな予報。
H君、待望の初雪見の可能性にニヤニヤ顔です。だって、雪のない沖縄では、雪といえば、あの、「ぜんざい」の白くてフワフワの冷たくて甘いモノ。
ちなみに沖縄で「ぜんざい」とは黒糖などで煮た金時豆と煮汁を冷やして器に盛り、数個の白玉とふわふわのカキ氷を乗せたものです。

このヒト間違いなく、たらふく「ぜんざい」が食えると思ってるね~



カピパラスにコーラスで参加するつもりのH君、リハではワタシにまとわり付くだけ、、、
本番では、二日とも爆睡~

バイバイさよならルーリードの会・イン・東京高円寺

2013-12-12 09:48:59 | 音楽
今度こそ、、、(前回は風邪で直前に断念)
子連れ狼、2人旅。
2年振りに上京します。

3歳のヒビビと2人でバックパックを背負って、紅芋が売りのイモタウン読谷村からオリンピックを控える大都市東京へ。
そして、現地でギターとメンバーを調達して「ルーリード追悼ライブ」をやります。

「バイバイさよならルーリード」
場所:高円寺カフェ ウーハ 
日時:12月20日 19:30開演
出演:上村泉也 with アナザー・ビュー(B.西野公二、Dr.山崎巌、G.清岡秀哉) /清岡秀哉ソロ /カピバラス
料金:1000円+1drinkオーダー

オリジナル曲等に加えて、ヴェルベットの「ペイルブルーアイズ」「アイセットフリー」「サッドソング」「ウェイティングフォザーマン」他をやる予定です。こんなカバーをやっても許されるのは、この日だけですな。
バックは、「ゴースト」「オーバーハングパティー」「アウトトゥランンチ」とジャパニーズサイケデリックアンダーグラウンドシーンを渡り歩いてきた、西野&山崎のリズム隊に加え、マークリボーの再来・清岡氏を入れた豪華メンバーであります。

3,000円で来れる、安い沖縄

2013-12-11 07:53:54 | ライブ
好天気続きの近頃、部屋にこもって何していたかと言うと、ギターのレッスンしてたわけじゃなく、1ヶ月も治らない風邪で外出を断念してました。
手洗いと、うがいを習慣付けていたんんですがね、だめですね。
保育園のお迎えでは、ワタシは毎日1時間以上そこで過ごすことになるんです。
遊びが楽しくて止められないHくんを待ちながら、鼻たらしのほかの子供達にもてあそばれてる間に、強力な風邪の菌を次々と貰ってるんでしょう。
Hくんもずっと鼻ぐしゅぐしゅで、くしゃみしてソーメンみたいに延びた鼻水下げて「はなでた~」と近寄ってきます。

12月14日(土)那覇泉崎Cafe cello、15日(日)浦添groove、無国籍インストバンド「カピパラス」のサポートでギター弾きます。
総ての自主制作もの、商業主義の中で埋もれてしまった「ちょっと良いもの」等を世に送り出す「高円寺・円盤」企画です。

こちらでは、来沖したバンドのサポートをするミュージシャンが結構います。だいたい、ライブや仕事で沖縄へ来るってのは、半分リゾート気分の人が多いに違いありません。そもそもメジャーなもの以外は、集客もあまり望めない世知辛いところだし。
で、バンドだと主メンバーは赤が出ても来たがるけど、自腹で交通費まで払うとなるとバックのメンバーだったらツアーを敬遠するのも当たり前の話。

でも最近、都会からはLCCが何種類も飛んでるので、うまくいけば1万円以内でらくらく往復できるから、みんな遊びに来てね!
わくわくバニラ、今なら東京→那覇3,000円だ。

沖縄は花粉天国の島

2013-12-07 16:24:50 | 沖縄
鼻グシュグシュが止まらないのです。
でも、身体がだるくて風邪のような気もするし、鼻水の止まらなさからして花粉アレルギーのような気もするし、、、

よく、沖縄へ移住する人が「温暖だし、花粉症もないし、いいところです」などと言うのを聞きますが、それは間違ってます。
確かにスギ花粉はありませんが、亜熱帯の沖縄は年中温暖で、常に何かしらの花粉が飛んでる花粉大天国なのです。

私の場合、毎年(と言っても2年目)暖かくなりだした4月から5月の梅雨入りまで花粉症で悩まされます。この時期の原因は、おそらく海岸線の防風林などに植えられた外来種の「モクマオウ」。昨年の大型台風のときかなり倒れて喜んでましたが、それでも今年もたいへんつらく、抗アレルギー剤のお世話になりました。

そして、この11月。鼻水だらだら止まらないけど目は特にかゆくないので、まあ風邪引いたかと思ったときから、はや一ヶ月。
しかも、確実に風邪による38℃熱発のカンカン照りの好天気の日、Hクンの運動会がありました。


親も子供といっしょに二人三脚や障害物などありました。あと、何故か父親だけでの本気の綱引きもありました。