ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

2009年冬眠の季節の予定

2009-10-25 14:47:23 | 音楽
永遠の夏から冬へ。
ちょいと前まで半袖でがんばってましたが、すっかり寒くなってしまいました。
季節というと、ワタシの中では「永遠の夏」と「冬眠時間」のみ。

戸山公園でやる「しんじゅくアジアの祭り」
(ちんどん演奏、タイ舞踊、琉球八重山民謡、防災ゲーム、歌謡曲ショー、綱引、インド舞踊、バリ舞踊、中川五郎、サムルノリとプンムル、八丈太鼓、河内音頭)
という、てんこ盛りなイベントを見るつもりで起きたけれど、どんより寒空にくじけて再び布団にもぐって図書館で借りたばかりの坂本龍一「音楽は自由にする」をペラペラめくり夢の中へ。
ふと、阿佐ヶ谷でジャズ祭りがあった事を思い出し、急いで(しかし)歩きで阿佐ヶ谷へ。駅前の噴水前で、渋谷毅(P)今村祐司(per)他の豪華メンバーのライブが無料で見られましたが、着いたのが遅く1曲だけで終了~。14時頃から延々とやってたようです。パールセンター方面で可愛らしいジャグバンドを見てから駅近くで人間ジュークボックス(写真)を発見。200円入れるとラッパとタンバリンでリクエスト曲を演奏してくれる仕組みでなかなか楽しげです。子供たちが不思議そうに見ていました。



今んとこお出かけの予定は、

11月9日  DRIVE TO 2010 <ギャラリー・オブ・ロック> 新宿ロフト
       恒松正敏グループ/あふりらんぽ/OPTRUM/ドラびでお


11月16日 内橋和久 生誕半世紀記念 3DAYS 新宿ピットイン
       内橋和久(G,Effects)芳垣安洋(Ds)外山 明(Ds)
       吉田達也(Ds)本田珠也(Ds)
 
11月18日 内橋和久 生誕半世紀記念 3DAYS 新宿ピットイン
       内橋和久(G,Effects)ナスノミツル(el-B)
       芳垣安洋(Ds)UA(Vo)

だけなんだけれど、ブロスで知った冬フェス「温泉音楽」が気になって仕方がありません。なんせ、「千と千尋の神隠し」のモデルになった渋温泉の金具屋と、閉鎖されていた幻の旅館臨仙閣が舞台ですから。

渚ようこ、ASA-CHANG & 巡礼は見たいけど、後はよく知らんから迷いに迷ってます。まあ、いつもながら真剣に通してライブを見ることはないから、渋温泉外湯巡り目当てに行っちゃおうか~

あと、唯一見ている深夜テレビ番組「深夜食堂」(主演:小林薫)の出だしの曲「思ひで」聞きたさに、鈴木常吉さんのライブも見てみたい。この方は西荻辺りの飲み屋でもよく歌ってるようだから、近々行ってみようと思います。
ところで、高田渡の常宿?NOROが今月閉店。いせや本店はずいぶん前に改装されてしまったけど、荻窪北口のオヤジのオアシス「鳥もと」一帯が消えちゃったのはがっかり~



ねぇ誰か聞いてるのかな これって誰かに届くのかな

2009-10-21 00:53:50 | 映画・読書
早稲田松竹で「フィッシュストーリー」を見ました。

1975年、セックス・ピストルズが世界中にパンク・ムーブメントを巻き起こす1年前…
知られざるパンクバンドが、日本に存在した。まったく売れずに解雇を余儀なくされた彼らの名は「逆鱗」(ゲキリン)。
最後のレコーディングの日、彼らは渾身の一発録りで“FISH STORY”を録音する。自分たちの音楽を信じている。今は理解されなくても、いつかきっと誰かに届くはずだと願って…。
売れないパンクバンドのその一曲を中心に、とりどりの登場人物が交錯し、やがて地球の滅亡をも救う、時空を超えた奇想天外でありかつ爽快なストーリーであります。

これは、バンドをやったことがある人、特に時代や流行と関係ないところにいた人、誰にどう思われたいかじゃなくて自分が何をしたいのかと考えていた人には必ずヒットする傑作です。
もしくは、敵は手の届かないところにあるけど、せめて自分の近辺からだけでも世の中を変えたいと思っているような人にも命中します。

2012年・オープニングの「彗星の衝突まであと5時間」から、1982年・気の弱い大学生の変身、1999年・世界の終わりの予言、1975年・バンド物語、2009年・シージャックと飛ぶのですが、時代をつなくキーワードは、バンド〈逆鱗〉が最後にレコーデイングした「FISH STORY」。
この曲の無音部分をめぐっていろいろな解釈や想像があり、他の時代のキャラクターが耳にします。

音楽を聴き始めた頃、逆回転をすると恐ろしい言葉に聞こえるとか、間奏の部分に悲鳴が聞こえるとかって本当に怖かったな~
呪われた曲の代表「ヘルター・スケルター」なんて怖くて夜聞けなかったし。特に最後のあの叫び声、ちびりそうでした。
「指にまめができちゃったぁ!!」とリンゴが叫んでると知ったのは随分あと。
今じゃチャールズ・マンソンのレコードなどは、好んで聴いてます。



代々木上原UFOクラブ

2009-10-17 00:44:02 | ワールドミュージック
あ!あれは何だ?

よく行くサイケデリックの東高円寺じゃありません、代々木上原です。
ごく普通の住宅街に、未確認物体と光り輝くロケット?を発見!

なんだなんだと近づいてみると、なんと、イスラムのモスク。東京にこんな立派なイスラム寺院があったなんてビックり!


文化の十字路・バルカン半島を旅してきました。といってもヤドランカさん出演のジャスラック講座の無料Eventイン代々木上原。古賀政男音楽博物館の中の立派なホールでの音楽レクチャーとコンサートです。

音楽的になかなかいい知識を得ました。
楽器の伝播は、ペルシャとバビロン(イラク)で使われていたものが、世界各地に広がっていった。
ジャズの「テイクファイブ」のルーツはマケドニアにあって、その変拍子の起源は踊りにある。
北アフリカ、ギリシャ、トルコに多い変拍子はアラブが起源である。等々。


薩摩琵琶と箏の日本人女性二人を引き連れたヤドランカさんのライブがえらくよかった。あ、でも楽器はサズーなど使ってるけどバルカン音楽じゃないな~。でも演奏がいいからいいや。

アンニョンハセヨ、プーサン!

2009-10-12 17:05:02 | 
ウルサンワールドミュージックフェスの中止、その他個人的な理由で意気消沈しながらの3泊4日の韓国ショートトリップ。

と言っても成田から2時間、初めて降りる釜山空港に来ると心わくわくの単純なワタシ。
深夜のためリムジンバスはなく、高級で値の張る黄色のランプの模範タクシーでなく、安い青いランプの一般タクシーへ。
フルスピードでとばすとばす、バスで1時間のところ20分でピカピカした橋や高層住宅を通り抜け南浦洞(ナムポドン)へ到着。
泊まる予定の宿の三原荘は、ちっちゃな旅館なんでカーナビじゃ探せず自分で探す事に。場所は大体フェニックスホテルの反対側当たりと覚えていたんですが、少しの時間うろうろ。

「あ、、、!ハングル語だよな、看板は」

三原荘と書いてあると勝手に思っていたので見つからなかったのでした。心当たりのある通りを戻ると、こじんまりとした宿がちゃんとありました。薄暗かったけど宿のおねえは感じいいし、部屋は狭いが清潔で文句なし。

まずは、深夜の晩飯(機内食我慢したもんね)食うために近くのチャガルチ市場方面へ。
ねらうは、ディープな釜山名物「コムジャンオグイ(ヌタウナギの炒め物)」
港沿いにずらりとコムジャンオ屋が28番、29番、30番などとナンバー付けて並んでます。パンチのおばちゃん一人につけ一店舗。メニューは一品のみ。ピンクのうなぎ。


こうなると店は、おばちゃんの顔で選ぶしかありません。好みのおばちゃん店へ座りこみます。値段だけ聞かされ後はお任せ。
水槽からいきのいい数匹犠牲者。まな板の上でさばかれた身が、くねくね動いて逃げようとしております。


出来上がり。内蔵も入った身はぷりぷり、アルコール20%の韓国焼酎もがぶがぶ進みます。八分どおり食べてポックンパプ(焼き飯)にして2度美味しい。


食後は深夜徘徊。国際映画祭と若者で賑わうPIFF広場方面へ。カラオケ、ゲーセン、ファーストフード店、渋谷・新宿の日本とあまり変わりませんが、ハングル文字の看板と屋台に若者が群がってる風景は異国情緒。


翌日は昼近くに起きて釜山タワー近くの大衆食堂ならぬ大衆食事とドアに書かれた「中央食堂」で、看板メニュー「ミョルチサンパッ(カタクチイワシ汁と生野菜ご飯巻き)」と、たらのスープをいただく。これは釜山名物というのではなく、完全にお袋の味。こんな旨いもんが安く食えるなんていいとこだな~。


腹ごなしに、急な坂道を登るとそこはオヤジ天国。タワーの下の公園のベンチは囲碁をやる人や、ぼそぼそしゃべるために3人がけしてるオヤジであふれていました。
電車の時間がわるかったのでバスでウルサンへ。
フェス中止のウルサンさんは、近代的なデパートが2つあるだけの日本にもありがちな地方都市。バブリーな町だけど、日本人観光客誘致に失敗して飲食店がやたら多いが、閑散とした感ありです。

まずはジャズフェスティバルのある会場へテクテク歩いていくが、結構かかりました。意外と広い町なんです。
きれいな会場近くの薄汚いモーテルへチェックイン。この国ではいわゆる「ラブホ」がふつうに旅館として使われているのです。

今回お目当てのニュージーランドの「Pacific Curls」
歌モノバンドと思ってましたが、ジャズフェスの名に恥じない演奏を聴かせるし、客と楽しもうともするし、リーダーの二の腕の太さからは原住民「マオリ」の力強さが、、、
これぞ、ワールドミュージックの醍醐味!


思わずCDを購入。


次のアルゼンチンのバンドは、ステージバックスクリーン映る「キングコング」などの映像に合わせて演奏するというアートもの。
会場は、東京の夏音楽祭のようにお堅い雰囲気だったので、ペットボトルに移した焼酎を座高を低くしてがぶがぶしました。しまいに、眠くなってきちゃったので途中退出。街へ行って飯。


翌日は、ウルサン名物のへジャンク屋へ。
今時の老舗らしく儲かっちゃってキンピカの店舗に改装されてました。
牛の血を固めた「ソンジ」入りの「ヲンジョヘジャング」をいただく。


最後の夜は、再び釜山へ戻り、大道だよホルモン焼き屋へ。一つの屋根の下、10店舗近く(やはりおばちゃん一人に一店)どこもちょう満員、煙もくもく。


これ書いてるうちに、単なるグルメ紀行となってしまったことに気がつき、後半日記は省略して、再び意気消沈~

キャンセル料くれよ~と嘆いてみる

2009-10-07 23:24:16 | ワールドミュージック
パキスタンから来る「Faiz Ali Faiz 」を楽しみにしていたのに。

知らないアーチストも音源集めて、予習バッチしだったのに。

好かん音も、ワールドミュージックフェス楽しむために一生懸命聞き込んでいたのに。

おばハンやミーハーな人が行くイメージが強く行きたいと思わなかった韓国。
久々に、今週末行く予定のウルサンワールドミュージックフェスのホームページを開こうとしてみたが、重くて開かない。あきらめて翌週開いて見ると、「H1N1」の文字が、、、
そして、「キャンセレーション」の文字も!

ああ、なんとインフルエンザの影響で、フェスは中止のもよう。
中止のアナウンスの日付けを見ると開催日の1ヶ月前、しかしワタシが気がついたのは1週間前。
どっちにしても1ヶ月前じゃ飛行機キャンセルできなかったが、さて韓国行ってどうしよう?
ソウルだったら、そこに住み着いてる昔のバンドメンバーにずうずうしく観光案内させるって手もあったが、釜山じゃ市場観光するしかないな~
観光サイトを覗くと、なんとこの週末、釜山で有名な国際映画祭真っ只中ではないか。日本からキムタクも来ると、、、会いたくないよ~
こりゃ、釜山は日本のおばハンでいっぱいなんだろうな。

初日1泊だけ予約した釜山の三原荘に延泊をお願いするが、映画祭のせいか満室。韓国で温泉街やビーチに泊まってもしょうもないので、やはり旧市街の南浦洞近辺で探し、1泊2300円の太陽荘(地下に銭湯があるのだ)を予約。
が、不親切なウルサンフェスのホームページを良く見てみると、

「ウルサンジャズフェス」の文字が!?

そこをつつくと何故か中止になったラインアップが。ガセネタかと疑いながらも、Ulsan Jazz Festivalを一から検索、するとラインアップの中の2組(どうしても韓国に来たかったのかね~?)+韓国のアーティストでこじんまりとフェスをやる模様。
なにがジャズなのか不明ですが、やはりウルサンへ行く事にしま~す。

キューバとブラジルを見に行ってインドを聞く

2009-10-03 23:39:17 | 音楽
渋谷にて同時期に同ビル内で、キューバ映画祭とブラジル映画祭をやってるので見てきました。

キューバは革命50周年、不朽の名作「低開発の記憶」

ブラジルはオリンピック開催が決まったばかりで妙に盛り上がってます。
「ミステリーオブサンバ~眠れる音源を求めて」(本のタイトルからとったんでしょうが、どうなのこの邦題)


その間に向かったのは、道玄坂をあがってちょいと左に曲がったとこの雑居ビルにあるジャズ喫茶。
半開きになったドアの向こうからは、コテコテではない音楽の匂いが漂ってきます。シタールとタブラの音のうえに管楽器が。この店の存在は知ってたけど、なかなか渋谷でゆっくりする機会がなく、今回初入店。
客は一人もおらず、カウンターの椅子に座っていたマスターが瞑想から解かれたかのように眼を開けました。
山小屋のようなウッディーな店の壁にはLPレコードがびっしり。1万枚はあるんじゃ?かかってるレコードジャケットをみると、インディアナ・ジャズなんとか。石垣のジャズ呑み屋でも思ったけど、こういうのはもうJAZZと言わなくて良いような気がしますね。
続いてターンテーブルに乗せられたのは、エレキマイルス・アウトテイク集の「BIG FUN」こりゃインド音楽の流れですかね。


店の名は「JBS」(JAZZ,BLUES&SOUL )、ここがうっとおしい渋谷にしてえらく居心地良いところでした。永遠のジャズ素人のワタシが今一番応援したいお店でした。