ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

コロナついに北上

2020-04-14 22:14:00 | Weblog
とうとう来たか。沖縄の北部の田舎街、本部のお隣の名護市で感染者が発表された。

累計で77人の新型コロナウイルス陽性の数は少ないようではあるが、病床を既にオーバーしてるし、人口比率でいくと東京とさほど変わらない。

相変わらず、ステイホームで幼稚園は自主休校、学童保育も行かず毎日ニヤケ顔でハネを存分に伸ばしておりますチビ二人。

 

手前から、ラディッシュ、おくら、枝豆、ミニトマト


先月から小畑を始めたが、余りに小さ過ぎたかと思い、別の場所に増設。

ナスにピーマン。フェンス側には、パッションフルーツとゴーヤーとシブイ(冬瓜)





作業してると、何だか背中に妖精の笑い声のような、、、







やはり、なんかいる!




そこ、クローバー植えたばかりのところ、、、




 何故か、下の小屋のデッキでお休みしてる。

本部の小学校も、ゴールデンウィーク明けまで、休校延長になったことは、まだ知らせてない、、、





子供と台南小旅行。

2020-01-05 18:49:25 | Weblog
学校という場所には、どうやら居場所を見つけられないでいるヒビ(小3)と、この世の中に安住の地を見つけられないワタシと年末二人旅。
「服着させて」とか、「おんぶで運んで」とか、完全アマちゃんなヒビさんに、簡単な買い物や乗り物のやりとりとくらいはやらせようと、小銭とイージーカード(台湾のスイカ)にカメラとリュックを持たせるつもりで準備。学校に行くコースから外れるんだったら、せめて自分で何でもできないとね。
ウンコしたあと、必ずケツの穴を向けて「トーちゃん、キレイにふけた?」
と、確認するのはもう卒業してくれよ。


出発初日、朝飯のオニギリを食った途端にもよおしたヒビさん、、、腹とケツを抑えながらシートに斜めにうずくまったまま、本部発那覇空港行きのバス(トイレ休憩なしの特急)は定時に到着。
朝は必ず自宅でトイレ済ませなさい、座れば出るから、と言っても
「俺ご飯食わないと出ないんだよ」
と頑固な息子。

先ずは空港でゆっくり、うんこタイム。

離れ小島の倉庫空港から戻ってきたPeachのチェックインは預け荷物も無いので、機械に予約番号とパスポート番号入力のみで簡単。

しかし!ここへ来てヒビさんのデジカメが行方位不明なのが発覚。
バス会社に問い合わせしたらやはりシートに落ちてたらしく、JTBカウンターまで取りに行く。
そうこうしてたら、出発45分前。で、急いで入ろうとしたら、、、




 
この有様。





沖縄はアジア各国から観光客が集まる人気の場所というのを忘れていた!

3回くらい係の人に催促しては、そのまま並んでろと言われ、杓子定規なサービスのPeach(以前、目の前に飛行機いるのに乗せてもらえなかった経験あり)だけに不安になりつつも、出発時刻5分遅れで搭乗口へ。
飛行機の入り口は、まだ開いていた!


沖縄からは高雄へのピーチ便は、片道4,980円+α、就航セールの時も自分のブログを見たら2,980円とたいして変わらなかった。直前でも大体似たような価格なんで、思い立ったら台湾というのは結構良い。離島や内地へ行くより安い外国。




骨付き豚肉弁当


高雄の国際空港は小ぢんまりしていて、両替→携帯のSIMカード購入→日本のスイカのようなイージーカード購入、が半径15m以内で即完了。パスポートの番号を入れて、街のWiFiであるiTaiwanにも接続準備オッケー!

ただ、子供料金になる優待イージーカードは扱いがなかった。売り切れ?それとも元々取り扱いないの?ここだけは日本語が通じなく、自分の英語では説明しきれず、理解不能だった。セブンイレブンで買ってくれと言われ、何軒か入ったがどこも売ってなかったぞ。

空港から地下鉄で街まで直ぐなのも便利な高雄。まずは台南へ向う台鉄の「自強号(特急)」にて食す記念すべき台湾飯1号は、「台鉄弁当」。
鶏肉その他の入ったチョイ豪華なのをチョイスしたが、ヒビさんの買ったシンプルな豚の背骨弁当(60元)の方が美味かった。




fuqi hostel he ping(台南)






台南はリノベ天国で、いにしえの内装をうまく残した宿も多数あるなか、倹約のためバックパッカー向けの宿にする。が、ここも格好良いレトロ宿。



何処でも自宅の様に寛ぐことができる才能

最高に居心地良かった。ヒビさんは共有リビングにあるスマートボールに夢中。夜市へ行くとソーセージ屋さんの店先にあって、点数でカスか何本か中るやつ。
鉄筋コンクリートで、壁の仕切りはレンガ積み、日本の長屋のように間口が狭く奥行きがあり趣き抜群。リビングの奥の外は坪庭みたいになっており、京都のレトロ喫茶を思い起こした。何故か屋内に井戸があり、覗き込むと金魚が泳いでいた。
台南の建築物は若い世代にリノベされるか、ぶっ壊されて味気ないビルに成り下がるのかの真っ只中。良い時期に来れたと思う。






部屋は狭いロフト式ツインの個室。秘密基地ぽくてかなり喜んでいた。2泊で6,500円!





pon pon woo hostel

高雄もレトロで趣のあるリノベ宿のドミを取ろうと思ったが、うかうかしていたら売り切れ。そこで、高層ビルの建ち並ぶ街中のビルのワンフロアにテントや小型ロッジを並べた変わり種ホステルを予約。
早速眠くもないのに布団に潜りご満悦の模様。
犬小屋がお似合いだねというと怒るヒビさん。





夜市三昧





台南では花園夜市、大東夜市。高雄では六合国際観光夜市はさけて、ゲームの有りそうな青年夜市へ。タピオカミルクティーをチュウチュウしながらレトロなゲームをご堪能。
ビンゴのゲームは店のオジサンの気前の良いサービスも嬉しく2日通った。


 十鼓文化村













廃墟になった巨大製糖工場をリノベした、アートと娯楽の施設。インダストリアルデザイン+アート+アクティビティ+ドラムパフォーマンス。
工場の屋上を結ぶジップラインのコースや、ウォールクライミング、アジアで一番高いと言われる巨大滑り台、トロッコ列車に汽車ぽっぽ、、、ドラムパフォーマンスの時間には疲れてワタシは居眠りしちまった。

ピンクのハナズオウの咲き乱れる施設内は、うるさいバイクを避けるストレスもなくいたって平和。まる一日楽しめた。

もうこれは、リノベ文化と言っても良いと思う。元々、ドラムパフォーマンス集団が練習場所としてここでやりだしたのが発端で、こんな面白施設になったのだ。
台南全体に良い空気が流れている気がしたよ、本当に。




小公園担仔麺

台湾名物肉そぼろめん、夜食にバッチシ。


康樂街牛肉湯
こだわりの無添加スープに生の牛肉を入れたもの。大一つに白飯2つ注文。朝から贅沢気分。


屋台の臭豆腐

これだけで腹が膨れてしまうので困る



台南武廟肉円

千と千尋の神隠しでも登場している肉圓(バーワン)
餡かけ小籠包みたいな。
何屋かわからず入って一皿だけ注文。中の肉だけ食ってこのフニャフニャの皮を残そうとするヒビさん、、、アホだね。有名店らしい。





肉圓屋の対面で愛玉子(オーギョーチー)を二人で分け分け、けっこう気に入った模様。ワタシは根津のレトロな甘味屋で食ったのが初めてだったな。


林百貨

豆花、これもシェア。

南豊魯肉飯

高雄へ移動、宿の近く自強夜市にある人気店。
魯肉飯は角煮が絶品!トロットロ〜



豊円小篭湯包 新光店

朝飯に小籠包を人気の屋台からワイダイ(テイクアウト)
お口にくわえると、熱々お汁がダクダク〜
もう、死んでもいい!!






雑多で生々しい市場に、古ビルを改装したカフェ、宿、日本人の作った林百貨、、、レトロ感満載な台南&高雄に大満足でありました。また行こう〜






 


「セクシーではナイト」三原じゅん子

2019-10-13 16:17:00 | Weblog
かげり系アイドルで、山口百恵や中森明菜は結構好きだったけど、金八先生で有名になった三原順子って、なんか好きになれなかった。
まぁ、あんまり可愛いと思えなかったっのがあるけど、今思うと、彼女からにじみ出る[幸の薄さ]を感じてしまっていたからなのかも。
セクシーって言われても、生き生きしてないヒトからはエロスを感じられない。

 
てっきりカレーの話だと勘違いしてた「中村屋のボース」がヒットし、報道ステーションのコメンテイター、そしてバナナメイツのライブを見に来てくれた(記憶に間違いなければ)こともある、政治学者の中島岳志がやってるファイヤーラジオ。
そこで、三原じゅん子をとりあげている。

子供の頃親が破産、高校中退、フライデー記者への暴行、癌を患い子宮を摘出、介護施設の経営、三度の結婚などなど興味深いけど、
「介護問題への取り組みから政界進出した」というところは重要。同じく芸能人政治屋・スピードの誰かさんとは大違い。
そんな彼女が、何故「八紘一宇」の言葉を使うのか。




「顔はヤバイよ、ボディをやんな」(金八先生)から、最近では「恥を知りなさい!」へ。
「八紘一宇」発言では、意味も分からず喜んでしまった右よりの政治家のオジサンも多いはず。

でも実は、イメージのような単なる婦人会のモーレツおばさん、とは違うんだということが分かった。この人、本気(マジ)なんだな。ゆえに危険。

今時のコスプレ右翼には興味ないけど、戦前の右翼思想の流れは非常に興味深い。
加えて言うと、右に曲がる所を左と言う、インド人や(偏見)や、
「左折かな~」と迷ってると
「そこは右!」と根拠なく言い切ってしまう、ウチのカミサンも興味深い。


右傾化が進む現代を生きる上で、「何故、短期間でデモクラシーからファシズムへ向かったか」位はちゃんと知っておきたい。





人類の歴史というのは失敗の連続、自分の人生にしてもまさにそう。
人間は不完全な生き物だから、理性に基づいて進歩していくと、必ずどこかで間違える。
多様性を認めて、他者の価値観に寛容になり、リベラルのバランス
(やがては秩序崩壊の新自由主義に向かう恐れのある「消極的自由」と、社会主義的独裁へ進む恐れのある「積極的自由」)
をとりながら、長い歴史によって作り出されてきた知恵を元に、時代の変化に合わせて物事を少しずつ変えていく。

という「保守」の立場が、今の自分には当てはまる。

多様性に、寛容、そして永遠の微調整ですね。












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平成最後の春休み2.「聖子とロックの小屋」

2019-04-02 23:38:00 | Weblog
愛知の渥美の実家のかたずけ。
父親が独り暮らしで、敷地の管理に手間が掛かるので、家の前の草ぼうぼうの農地を売ることにした。

田舎の長男の息子にとって、「家」とか「墓」は、面倒なことばかり。
まぁ、そんなことは、割愛。

土地を売ることに関して、自分が子供の頃使っていた離れの小屋も引き渡さなくてはならなくなった。
大工のじいさんが、ひとりで建てた7.5畳の小屋。小学生の頃から高校卒業まで過ごした部屋だ。50年近くなるから古民家と言ってもいいだろうが、痛みも少なくまだまだ使える。
既に土地は売れているので、買い主の方で取り壊すのだろが、父親の荷物もあるので、2年は処分を待つ書類を書いてもらってある。

入り口にはストーンズとツェッペリンのあまり見ないポスターが貼ってある、さすが小四でギターを始めたロック少年だ(ワシ)
ところが、部屋に入ると、ドラエモンのグッズやら手塚治虫の漫画、へき易したのが、松田聖子のポスターや写真集の数々!

ロックと漫画とアイドルが同居する少年時代。

ドラエモンばっか見てんじゃねぇ!と言ってる息子には内緒だが、この小屋では主に押入れで寝起きしていたのだ。








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孤独のグルメに救われる大晦日

2019-01-01 17:38:00 | Weblog
北朝鮮かこの国は?

渥美の実家での年越し。
お祖父ちゃんの画面のデカいテレビからは、NHKの紅白歌合戦。
大勢でそろって、踊ったり歌ったり、みんなで同じ方向を見る様は、北朝鮮の軍事パレード。
ポジティブ全開の歌には、何の現実実もない。他者を踏んづけて勝ち残ってきたようなこれら出演者にとっては、未来は明るく見えるのかもしれないが。





同じように、オリンピックや万博で国民が右肩上がりの世界を何の疑いもなく信じていた子供の頃を思い出す。
誰もが未来を明るく信じて疑わなかった頃の一般家庭では、テレビで団欒が普通であった。
そう、自分が小さい頃大晦日の夜は、レコード大賞、紅白歌合戦、行く年来る年、を見るのが定番だった。
唯一、子供の夜更かしが許された年に一度のイベント。
誰が大賞を取るか予想したり、紅白に誰が出るか、どんな衣装で登場するか、あの頃はとっても楽しみだった。





あが!番組表で、後半にはお国のためなら何でもやりそうな椎名林檎が出るのを見つけた。
これはもう、我慢ならんと、10時前には子供を寝かし、年寄りを風呂に行かせて、もう居間を消灯状態に薄暗くして、孤独のグルメへチャンネルチェンジ!

これ、リアルタイムで一年の終りに観られて、本当に良かった。
危うく気持ちの悪い紅白歌合戦を見て、ムカムカした気持ちで、年越しするところであった。

ウナギにとりつかれながらも、別なものを食うはめになるが、ナイスな食堂ばかりへ入り大満足な井の頭ゴロー。松重豊は漫画とは全然違うが、グルメ人らしく大柄で大食いで良い味を出している。


最後、柴又でウナギ食うシーンが生放送の芝居。これが、なかなか粋な計らいだった。
ドラマだけど、なんだか良い年を一緒に越すような気分になれて、ほっこり幸せな気分になれた。







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半分、青い

2018-08-04 11:33:00 | Weblog
今、何が面白いかって?

それは、
SNS、でもない、
Youtube、でもない、
ましてや、映画でも、本でも、ない、

それは、、、


朝ドラ!



この、やんばるの森の中で、唯一電波が届くNHK
の「半分青い」
これが、今一番面白い。


もちろん、緊迫の朝タイムに見られるわけがない。
うかうかしてると寝床に戻ったり、その辺でごろごろしたり、妹をたぶらかせて遊び出すH君(8歳)を、車に乗せて学校(夏は学童)へ送るまでは気が抜けない。
ちょっとでも気を抜こうものなら、相方から矢のような催促のどなり声がこちらに飛んでくる。

おしゃべりで、だらだらのろのろ飯食うのを、促し、
食べ残しを口に押し込み、
ウンコさせるためにパンツを引っ剥がし、
うんちでたよコケコッコー!ケツ拭いて!!と、呼ばれて尻拭いの手伝いをさせられ、
着せて!と着替えするのを手伝わされる。

だいたい、妹の方は早く用意が済んで待っている。

そんなことおかまいなしで、ゆっくりゆっくり靴下をはいていたりする。
靴下の上部のゴムのところは、足に跡がつくからと丁寧に外側に折り曲げて、、、


そんなわけで、
「お、はよう!世の中🎵」
の、録画を夜な夜な見るのだ。

90年代から2000年代は、と言えば、どんなだったろうか?
自分の中では、ついさっきのようで未だまとめられないけど、テレビドラマでは、もはや一昔前みたいな時代になってる。


話は飛ぶが、ラジオを聞いてたらレッドツェッペリンの特集があった。
特集と言っても、このバンドのことを全然知らない若い男女の二人が、音源初めて聞きながら感想を述べるという趣旨。片方はフジロックにも出ているバンドリーダー。

いつの間にか、こんな時代が来てしまった。
しかも、バンドの写真を見て、お洒落とか言ってるし、、、


そろそろ、忘れないうちに東京在住時代の自分史と、世の中の歴史を整理したい。

キーワードは、バブル、阪神の震災、オウム、湾岸戦争、ニューヨークのテロ、東北の震災ってところか。
あれ?順番がわからんぞ、、、

青春の代名詞の中村雅俊がお爺ちゃん役で出ている「半分青い」
いつの間にか、時代は廻り、自分も浦島太郎。

いつもくよくよ悩んでいた青春ドラマの中の中村雅俊、嫌いだったけど、このドラマの若者たちには共感できる。
ホジティブ丸出しのヒトやJ-POPって本当苦手だけど、犯罪者の顔と似てると引き合いに出された星野源の曲も、何度聞いても悪い気しないし、
なんと言っても、
「自分の娘がこんな風に悩む年頃になったら、どうなんだろ」
と、
ついつい考え、涙を流してしまうのでありました。

なんだ、そんなことかい!









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村上春樹とホルガー・シューカイ

2017-11-18 18:23:00 | Weblog
毎度、だんだん年がおし詰まってくると思い浮かべるのが、愛すべき20世紀のカルチャーで活躍した偉人の死去の名前。

特に60年代から70年代に活躍したミュージシャンはみんないい年なんで、次々と天国の扉をノックする。

チャックベリーに

トム・ペティ

そういえば、リンゴも亡くなった、、、




沖縄こどもの国で飼育されていたライオンだけど。




一番ショックだったのは、やはり遠藤賢司。
年をとっても衰えず進化し続ける音楽家の死はなんというか、もったいないというか、もう一度見ておけば良かったと悔やまれる。

あとは、ホルガーチューカイ。
昔、サントリーのCMで採用されていたり、ピーターバラカンのラジオ番組の頭に流れていたりして、日本でもそこそこ知名度あるけど、
何といっても彼を中心に60年代後半に結成されたジャーマンロックのバンド、

『CAN』

現代音楽、民族音楽、実験音楽、フリージャズなどからヴェルヴェットアンダーグラウンドなどのロック、果てには雅楽までも取り込んだサウンドは、未だに旧さを感じさせない。

常々バントの中では、自発(spontaneous)が合言葉のように言われていたそうだ。

最近たまたま、川上未映子による村上春樹へのインタビュー「みみずくは黄昏に飛び立つ」
を読んだ。
その第一章「優れたパーカッショニストは一番大事な音を叩かない」で、小説の書き方について、
リズム、ボイス、フリーインプロビゼーションの感覚にプラスして、大事なのは

「自発性」だと。

それだけは。テクニックでは補えないと。

あと、あっち側に行っちゃう感覚、一種の天国的な領域に足を踏み入れることが感動的な小説や音楽にも不可欠だという。

先ずは書き上げてから、書き直す。その書き直しのすごさは、自慢らしい。

ホルガーチューカイも録音したテープを手作業で切って編集するという実験を繰返し、サンブリングの先駆者と呼ばれるようになった。

CANのアルバムの楽曲も長尺なインプロsessionの録音を、後でじっくり編集し直して作品に仕上げるという方法が多くとられている(と思う)

別に、二方の共通点がどうこうではないんだけど、自分の好きな作品には、似たような方法で出来上がったものが多いような気がしたんだな。
初めから全てを設定してしまうんではなく、大事なものを失わないように流れに身を任せて、、、



以前は、ペーバーハウス位しか映像がなかったけど、全盛期のライブ映像などが沢山フリーで見られるのはありがたい時代になったのか、
そうでもないのか、

"Can - Mother Sky" を YouTube で見る





記憶喪失者の日記

2014-08-26 16:13:56 | Weblog

つい最近、

「ブログのタイトルってどういう意味?」

と、ブログを読んだ人に聞かれ、イイ具合に説明できませんでした。

「ま、その、、、あの、、、琉球弧ってのがありまして、、、えーっと、えーっと、、、、あ、レゲエ特に好きってわけじゃないッス、、、」

記憶喪失症の自分のための記録として始めた日記(今ではS.N.S.中毒のカミサンへの覚書)ですが、もう少し長生きできれば10年選手となります。そう、10年も前に考えてつけたタイトル、当時の記憶は普通に失われ、覚えてる訳ありませーん。

そんなんで、ちょいと真剣に記憶のほそーい糸をたぐり寄せて、じっくり思い出してみようとかと、、、

 

「ヤポネシア」という言葉は、作家の島尾敏雄が考案した造語であります。簡単に言うと、「日本国」ではなく「日本列島」という意味。

 

ヤポネシアという着想は、インドネシア、ポリネシア、メラネシアといった大平洋の島々の連なりの中に日本列島があるという捉え方から生まれています。中央から見た日本と違ったもう一つの日本。

 

いやいや、

ブログのタイトルの由来はそんなんじゃなくね、そもそも「ヤポネシア論」で島尾の考えていたことから来てるのでした。

日本の社会には、「みんなが一色に塗りつぶされてしまう息づまるような何か」つまり「固い画一性」があり、それが「日本人というものを狭くしている」と感じ、こういったあり方から抜け出すにはどうすればいいのかと、長く島尾敏雄は考えていました。

そして、奄美に暮らすようになって、琉球弧の人たちには、そういう「固さ」がないことに気づき、『ナイーブな生命力のようなものが、この琉球列島の島々の生活にはひそみ、人々の挙措のあいだに、日本本土では 忘れられてしまった「やさしさ」を見つけだすことができた』。琉球弧の人たちの発想や挙措のこうした「やわらかさ」と本土の 「固い画一性」の違いはどこからくるのだろうか、と考えていったところから、「ヤポネシア論」は生まれてきたのです。

 島尾は、日本社会の 「固い画一性」は、近世の徳川時代の体制やその時代の武士道や儒教的倫理とのつながりが強いと考えています。

この肩肘を張った「固さ」は、さまざまな文化を受容 してきた中国大陸に対するコンプレックスを裏返しにした虚勢のようなものと結びついています。他方、琉球弧は、長く琉球王朝の支配下にあり、中国の影響も受 けているが、南の島々から入ってきた南方的な要素が強く、それが「本土(ヤマト)」の人たちのこわばった「固さ」のない「やわらかさ」を感じさせるのではないかと。

 あとねですね、レゲェという言葉は、まあ「ぼろ」とか「ぼろ布」みたいなフィーリングでしょうか。一応差別化するため小さい「ェ」でレゲェとしてます。ボブマーリーとかと差別してね、、、

そして!ジョナサンリッチマンの曲に「エジプシャンレゲエ」というインストの名曲がありまして、それに対抗すべく「ヤポネシアンレゲェ」としました。

あ!重大なことを喪失していました。「ヤポネシアンレゲェ」という曲を我が最愛のバンド・スペシャルビューで作っていたのでした。

曲が先か、ブログが先か?

もはや覚えてませーん。

 


家具職人入門その4

2014-03-22 15:43:39 | Weblog
家具作りに飽きて、次はお箸作りに挑戦。
まずは、ホームセンターで練習用に1センチ角の棒型材料を数種類入手。仕上げには、潰したクルミの液かアマゾンで蜜蝋を買って塗ればいいかと保留に。
手作り感を出すため、カンナでなくカッターで削ってみました。そして箸の頭の部分に、インドネシアのスンバ島で買ったアクセサリーの精霊の顔を、彫刻刀で真似して彫ろうと挑戦。
しかし、まるでうまくいきません。第一顔の形を彫るには1cm角は小さすぎ。もっと硬い材料と、繊細な道具でなくては無理と判断。一時断念、、、
Hクンのオモチャのつり竿がいっぱいになっちゃいました。

気を取り直して、ちょい主夫オヤジの「女子D.I.Y.」の余った材料で、キッチンワゴンを作成しました。
将来、お弁当屋になるのが夢のHクン、大喜び。


今更ながら、100均であの面倒な「ダボ棒」が袋売りされてるのを発見しましたが、今回はネジの頭を死角に潜ませ製作。
やっぱ、タボ穴あけたり、埋めたダボ棒を切り落としたりの作業がないので超簡単に組み立てられました。
ぱっと見のデザインは、IKEAの商品の写真を参考に。

家具職人入門その3

2014-03-06 08:44:37 | Weblog
3月3日、沖縄はある話題で大騒ぎでした。
お雛様じゃありません。
旧暦の3月3日は「浜下り」の大潮で、皆さん海に獲物を獲りに行くようですがね、、、

明け方5時頃、めったにない大きな地震が起きたんです。

もちろんワタシも目が覚めて、「このまま更に激しくなったらどうしようか」布団にもぐったまま考えました。
「あのこを守らなきゃ。あのでかくてもきゃしゃで、ちょっとでも押したらすぐにでも倒れてしまいそうな、可愛い本棚ちゃんを守らなければ、、、」

ちなみに、どっかで壊滅的な大地震が起きたのではないかと、テレビをつけましたが大丈夫でした。震源地は沖縄近海で、最大震度4。


前作のボックスは、時間かけての細かい作業の連続の割には、いま一つな出来映えと言うか、単にウチの部屋には似合いすぎてダサい実用品と成り下がってしまいました。
が、しかし!
第三弾の今回は、我ながらなかなかの出来。意外と簡単に出来上がっております。
「ビッグ絵本棚」ちゃん。


釘などは使わず、今時風にインパクトでネジを「ウイーーーン」と軽やかに打って組み立ててるんで、案外楽に出来ちゃうんです。でもネジの頭を隠す為に、下穴あけてからダボ穴も削って、タボ棒打ってその処理をするという細かい過程はなかなかに面倒。そのダボ棒を一個一個長い棒から作成する単純作業も面倒。ワックスきれいに塗るのも時間かかります。
小売価格5万円かな~

木工は回を重ねる度に、丁寧にやらなきゃと思わされます。実際ノコの引き方も上達しました。
ていげいにはやれません。これは性に合わんね。
木工家具職人は、これにて卒業。

家具職人入門その2

2014-02-27 20:34:32 | Weblog
そらいろえんへ行く途中のいつもの坂道
あ、あの崖の下の木になるのは?



君達、パパイヤ、マンゴだね~♪
いや、パパイヤだね。パパいやじゃないけど、、、



もう数日待てば、もっとでかくなるけど、我慢できずに一個、モギッ。
今晩のおかずは、ソムタムかいな。ああ、楽しみ。



だまって台所に置いといたら、晩飯にトウガンみたく煮物にされました。
えっ?うっ、変な味、、、、、


さて、いきなりの木工熱もまだまだ続く、その第二弾。

女子DIY本をお手本に、野菜などを入れるポテトボックスを3個ほど製作しました。
本の写真では、カフェみたいな白いお部屋にこの木のボックスが飾り棚としてとってもオシャレに見えましたが、木の内装の我がアパートではなんだかな~

沖縄では、木造の集合住宅はほとんどなく、鉄筋の小さめのものを「アパート」、同じく鉄筋の大きめでエレベーターなどついていて高級なものを「マンション」と呼びます。高温多湿なため、安アパートでも床はクッションフロアではなく、本物の木のフローリング。壁もビニールクロスじゃなく、ウチなんかは合板の木が打ちつけられています。

だから、お部屋がなんだか全体にまっ茶色。そんなお部屋で、苦労して作った茶色いボックスは悲しくも埋もれていくのでした。

ネジの頭が見えないように、一つ一つ穴をほって木ダボで栓までしてね。
その木ダボも長い棒から一つ一つノコで切ってね。
今回使用した、安くて扱いやすいSPF材は、色が白くてワックス塗っても色が映えないんで、ステインの色つきを下地に塗っての二重塗りまでしてね。
とにかく面倒かけた割りに、なんだかぱっとしないんで、いつもの相棒Hクンを入れることに、、、

んんん、やっぱオシャレじゃないね。



そういえば、3年前。我が家は東京をバイバイし、国内放浪をしてました。
夏は北海道で、WWOOF。まだ歩けないHクンに野球帽かぶせポテトボックスに入れて、農作業。


このまま、ジャガイモとして出荷されるのではと不安げなHクン、1歳3ヶ月。


家具職人入門

2014-02-11 16:05:45 | Weblog
「きょうわぁ、ニホンのたんじょうびなんだよ~」
とHクンに教えられて建国記念の日と知りましたが、日本の植民地的な沖縄に住んでるとピンとこない祝日。

先日、図書館へリクエストした本(平田オリザ「新しい広場をつくる――市民芸術概論綱要」「この国はどこで間違えたのか~沖縄とフクシマから見えた日本」)の2冊、どうせ忘れた頃に届くかこんな地味な本のリクエストは落選と思っていたら、思いがけず同時に届きました。なんだか懸賞にでも当たった気分。
これはどうやら読谷の図書館はリクエストする人が少なく、頼めば簡単に入るってことではないかと思い、リストを作ることにしました。書評や那覇へ出たときに気になる新刊をチェック、小出しにリクエストすることに。これでもう、アマゾンで中古で安く出るのを待つ必要もなしだぜ!

本日、その2冊を片付けようと思いましたが、Hクンもお休みでした。
今日はお外は雨模様。
祝日は図書館もお休み。
行くところも無いので、先日やり始めた木工の続きを。Hクンを助手にして、特大絵本棚とオモチャを入れるボックス3ヶを作ります。

先日製作した第一号作品は、椅子でした。かなり満足の一点。


レッドシダー(米杉)に、蜜蝋や植物性の天然素材カルナウバを主原料にブレンドした「ブライワックス(ジャコビアン色)」\2300を塗りこんだ座面がお気に入り。格調高いアンティークの家具のようで、思わず頬ずりしちゃいました。もう、魔法のワックスですよ。
骨組み部の、牛乳のたんぱく質など天然成分を使用した「バターミルクペイント」のdressing table blue色も良い色出てます。開拓時代、農作物や土レンガの粉を顔料として塗料をつくっていた頃のアーリーアメリカンな色。私にとっては、昔の小学校の木造校舎の色、どうにも懐かしい感じがします。
これらは、最近沖縄にも出来た小さい東急ハンズへ行っても置いてないので、宜野湾のウッドビルハウスという店舗工事をやるショップで購入。

まだ、足がつきましぇん~


しかし、今度挑戦するオモチャボックス用には、安くて扱いやすいSPF材を使用。これが白くつるつるした木でワックスが良い感じにのらない。わざとらしい茶色になってしまう。
今日は、この問題を解決するためにあれこれ研究をする日となりました。

2013年の収穫

2013-12-31 16:26:43 | Weblog
今年は、農作放棄していたので巨大おイモは採れませんでしたが、多少の収獲はありました。

その1.
ワタシの知る限り全般にゆるくて、クオリティーや独創性に物足りなさを感じさせる沖縄の音楽シーン。そんな中で、コザのcafe&dining Threeで5月に行われたブラジル音楽の巨匠ジョアン・リラ氏のライブには、ぶったまげました。
微動だもしないのに、勝手にギターが弾かれていく(言葉の使い方ヘンね)。とにかくトランス状態でもないのに神が降りて来てるんです!凄すぎ~!
プロデューサーでショーロクラブの沢田穣治氏(B.)とのセッションが、また最高に素晴らしすぎでした。歌モノの演奏より、もっとソロや即興の演奏が聞きたかったです。「ミュージシャン」って、こういう人にだけ使って良い言葉にしましょう~
De João pra Pernambuco de João Lyra - Programa Época de Ouro Radio Nacional do Rio de Janeiro


その2.
夏季になると沖縄では様々なフェスが行われました。しかし、どれも沖縄観光旅行を兼ねて見るのはいいんじゃないかと思うんですがね。もし自分が内地や外国に住んでいて、単独で飛行機代を払ってでも見たいフェスはこれ、「キジムナーフェスタ」
こんな素晴らしい世界各地のローカルな芸能の数々、この沖縄に滞在しないと見ること出来ないですよ。
しかし、実に残念なことに来年は開催されないそうで、、、何をやってるんだ沖縄市!


その3.
小説は、ほとんど読んでません。唯一読んでるのは平成の無頼派・西村賢太。
しかし、本は数箇所の図書館を利用して借りまくり。絵本も結構読まされましたが、いいモンですね。浮島通りにえほんやさんを見つけて入ったときは、思わずホッコリしちゃいました。
収獲はいっぱいありますが、西村佳哲さんの
ひとの居場所をつくるを一番にあげたい気分。
西村さんの書物は何冊も読みましたが、今回は人と自然と社会の関係をつくるランドスケープ・デザイナーの田瀬理夫さんの仕事から「これからの日本でどう生きていこう?」の問いを考えていきます。


その4.
映画、、、特になし。
というか、週一以上で見ていた東京時代と比べ、もはや数えるくらいしか見てないが、思い出せない。テレンスマリックの「トゥーザワンンダー」もピンとこなかったし、灰野さんのドキュメンタリー位かな、、、
あ、クロクロの「最後のマイ・ウェイ」興味ない人でも楽しめる、いい映画だった!

愛妻の日

2013-01-31 21:51:51 | Weblog
「人生は、インプロビゼーションだ!」
と叫ぶくらい、記憶力の乏しい私なので、何か思い出さなくてはならないときのために、メモとして残しておこうと始めたこのブログ。
今月は調子こいて沢山アップしていまして、そのせいか毎日の訪問者も100人近くになり、閲覧数もその倍くらいに増えてきて
「こりゃ、もう下手なことメモれないなぁ」
と思っていたら、

ウチの相方が熱心にP.C.見てニヤニヤしてました。
あんただったか、閲覧数グッと上げてたのは、、、、


今日のメモ:
<琉球新報で得た情報>

きょうは英字のI(あい)と31(さい)の語呂合わせで「愛妻の日」
今夜8時9分、あなたは何をしていますか。たまには夫婦でハグ(抱き合う)してみませんか。

ベトナム戦争時、天才ギタリストのジミ・ヘンドリックスはライブでこう叫んだ。「愛国心を持つなら地球に持て。魂を国家に管理させるな」

パティスミス、自伝「ジャスト・キッズ」出版記念来日。





蚕糸の森公園で待ってるわ

2011-07-12 14:40:37 | Weblog
東高円寺へ二日連続で行く事になりました。
(写真は、既になつかしの沖縄の基地近くの路上マーケット)


16日(土)は蚕紙の森公園でフリーマーケットに出店します。引越しもおよそ二週間に迫っているので、もう貴重な品々を格安で大放出!持ってけ泥棒!!
本やCD類は持って行きませんが、




当日取りに来れる方いたら持っていきますよ。あと、CD(NYパンク系~ボサまで)もかなり処分するつもりなのでリクエストください。

朝9時から15時までですが、暑いんで昼過ぎには退散するつもり。

翌日は、いつものUFOクラブよん。