
ザ・サウンド研究
他人が研究したものや当人が明かしたものを読んで「なるほどなぁ」と思うより、何度も音源を聞いてどうなってるのか想像力たくましく「こうに違いない」と、時には勘違いしていくのがベターだと思ってました。
勘違いや膨れ上がった妄想から新たな発明もあるんじゃないかと、、、
曲作りにおいても、自分で新しいギターのコードフォーム(総ては既出であろうが)を見つけた時の嬉しさって、音楽を頭で学んだ人にはないだろう、ざまぁみろ、と、、、
しかし、このごろ歳をとったせいか、書物やネットで調べるのがちょとした余生の楽しみになってきました。
ギターの音をとるのも、らくしてネットでほいほい。
きっかけはWILCOの最新アルバム(ラクダ)の1曲目のかっちょいいギターリフ。
単純な音ですが何度聞いても何故か合わせて弾けません。何も今さらギターコピーすることもないんですが、簡単そうなリフが弾けない悔しさったら。
最後にとうとう、PCを開いてコードを検索。
あったあった。
ありゃ~これ、変則チューニングでした。気づかなかったのね~。どうりでうまくいかないわけです。
以前、トム・バーラインのギターと同じ音色をとにかく出してみたいと思ってた時期がありましたが、全然うまくいきませんでした。解散直前のギターの音色は憧れでした。あの管楽器のような太くって甘くって色気のある音。
音質の悪いブートを何度も聞いて、最後には楽器屋の兄ちゃんにまでウォークマンで聞かせて、逆にとんでもないエフェクターを買わされそうになったり、、、
あの太い音はハムバッカーに違いないと言う人もいて、確かに78年のブートのジャケにはアンペグのクリスタルギターを弾く姿が写ってます。ただこのギター、ピックアップがカセット式でハムでもシングルでも取替え可能なんですね。しかもどのライブで使ってたかわからないし、真相は不明です。
自分でも、太い弦を使えば音も太くなるに違いないと色々試しました。ジャズ系の太弦(3弦が巻き巻きの)を張って、ジャズマスターのネックが横に曲がってしまったのには泣きましたけど。
会場の大きさとアンプの問題はかなりあるかとは思ってました。CBGBでトーキングヘッズのフェンダーアンプ借りたりしていた時代とは違いましたから。
最近になって調べてみると、リアのピックアップを使ってフロント側をピッキングしているとか、弦は.050 から .013で薄いピックを使用、チューニングはハーフステップかそれ以上下げているってかいてありました。
本当かねえ?