ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

『PEACE BED アメリカVSジョン・レノン』 

2008-01-31 07:36:19 | 映画・読書
吉祥寺バウスシアターで見てきました。

チェゲバラを「世界一かっこいい男」と呼んだところのジョンレノンのドキュメント。
ジョン自身も、アメリカの敵とみなされ、国外退去命令までだされたんだから、そりゃかっこいいです。

そんな目に会っても、住み見続けたいと思わしめた70年代のN.Y.は、やっぱりイケてたんでしょう。個人的には、ヴェルベットアンダーグラウンドからパンクへ繋るシーンは特に憧れます。

もし、タイムマシーンでどこでも行けたとしたら、中原中也&小林秀雄の時代、トムバーライン&リチャードヘルの時代、ジョアンジルベルト&ナラレオンのアパートの時代かな。
しかし、ジョンの才能の無駄遣いともいわれたこの時期だけはね、、、口だけ達者な人ばかり。日本で言うと全共闘時代?ともかく歴史からは消せなくても、でまかせばかり言っている人たちの記憶からは消えて欲しいモンです。


ところで、小学生の時、大好きなビートルズを母親に「アイドル歌手」呼ばわりされ、憤慨したことを思い出しました。
後期のビートルズは、間違いなくロックですよ、おかあさん!
キャーキャー呼ばれてるばかりじゃなかったんですよ。実験的だったんです。音楽に革命を起こしたんです。主にポールの仕事の方でしたが。

「キリストより偉大だ」から始まるジョンのとんでもなさは、ゲバ棒や石を投げる代わりに「ピースベット」というアーティストらしい回答にも出ています。
時代を傍観視できないけど、皆と同じこともやらないのです。
その後、ジョンは、何もなかったかのようにあっさり就職してしまう人と同じように、あっさり子育て時代へ。生涯の中で、一番幸せな時期だったそうです。


この映画や、チェゲバラのドキュメントなどを見て、涙が出てしまうのは、歳のせいでしょうか?


2008年に入ってから、見た映画といえば、

新作
「パンズラビリンス」 ギレルモ・デル・トロ
「タロットカード殺人事件」 ウッディ・アレン
「アース」
「再会の街で」
旧作
「紅閨夢」
「墨東綺譚」
全部、中央線の映画館だ!

「アース」は例によって無料券をもらったから見たんですが、正月映画っぽく、何も考えず楽しめました。


The Only Onesの初来日に狂喜する一方で、、、

2008-01-23 20:43:58 | 音楽
スペイン語の学習が全然進まないまま、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)主催の異文化理解講座「中南米の音楽II:歌・踊り・祝宴を生きるひとびと」 へ、通い始めてしまいました。

もう、毎週“はな金”はワタクシ六本木で過ごすのですよ、ふふふ。
そう、外国語なんか現地で学べばいいんですよ、ははは。

場所は、森ビルというお高い(物価もビルも)ところ。
大会議室といった感じの会場を見わたすと、受講生の層はかなり幅広く、エスパニョールを話せそうなサルサ好き(多分)のオネエさま、リタイアしたおじさん(私も早くそうなりたい、、、)、以前中南米に住んでいたことのある人など様々です。比較的高齢な方が多く、妙に落ち着きます。
講座といっても、次々と映像や音楽を流すので、眠くなることなどなくノリノリ気分の90分が過ごせます。

話がまるでそれますが、
 渋谷O-NESTでの円盤ジャンボリーのバンドの転換時に、バナナメイツの「ホテル関西」が流れたそうです。
そして、
「サム・ベネットって人がパーカッションで合わせ出し 歌い出したので思わず ノリノリになってしまいました!」
という報告をいただき、かなりウキウキしてます。


講座のコーディネーターからのメッセージがこれ ↓
中南米の人びとは、その暮らしのなかで歌と踊りを欠かせません。にぎやかな歌と踊り・音楽とともに、人びとは集い、宴を張り、盛大な祝祭を催します。中南米の人びとが「陽気で明るい」と言われる由縁です。ところが、じっさいに中南米に足をはこび、そうした場に身を置いてみると、わたしたちの先入観は、裏切られないまでも一変することになります。一見にぎやかなダンス音楽の歌詞に、鋭い社会批評がこめられることもあります。耳には陽気なリズムと調にのせて、深い悲しみが歌われていることもあります。また、商業的な歌謡曲の愛の詞章のなかに、中世以来の口承詩の伝統がさりげなく生かされていることもあります。音楽を通じて、生活のよろこびと悲しみを表現し、社会の不正を告発し、身近なヒーロー・ヒロインを称える。こうした感情と思考を即興的に表現する人びとのたぐいまれなメディアであり交歓の場をつくる素材…それが音楽なのです。

キューバ最高の歌手として現在でも敬愛される ベニーモレーの「Como Fue」の映像を見ましたが、なんとも心に沁みる歌でした。
そうだ!まずは、こういう名曲を歌えるようにすれば、いつかスペイン語が話せるようになるかも!!


庭付物件

2008-01-20 17:37:49 | 
メキシコの伝説的人物のマリア・サビーナからすっかり離れて、ただ今頭の中「グアテマラレインボー」。

ちょうど行くのが3月のセマナサンタの混雑時期なので、宿を予約しなくては。
予定では、メヒコのサンクリストバル・デ・ラスカサスからその時期に入るんですが、はたして予約して予定通り到着できるのか、はなはだ不安です。
しかし、今回の旅のメインイベント・世界中から旅行者と、国内中からスリが集まるといわれる、グアテマラ最大の祭り「アンティグアのセマナサンタ」だけは宿を確保しておかないとなりません。

毎日、パソコンの画面でコロニアル調のホテルをチェック、庭の様子や、屋上の眺め、スタッフの顔、ロケーション、プライス等を見ています。
何十日もいるわけではないんですが、逆に滞在が短ければ短いほど宿や飯をハズしたくないと思いつつ、ホームページの写真の出来に左右されたりして、、、
今時は、ロンリープラネット以外に、このようにネットで旅情報が氾濫しているので、マメで暇な私は延々とPC画面を見るはめになり、もう頭がグルグルです。

グアテマラの本もあれこれ読みましたが、片桐はいり「グアテマラの弟」が出色の出来でした。
著者の顔がこんなに浮かんでくる本は他にないでしょう。



豆乳ラーメン最高デス

2008-01-01 14:19:01 | 
わざわざ、一乗の湯豆腐屋さんまで行きました。
一乗は、コじゃれたパンやさんやカフェが点々とある住宅街です。

そこにある湯豆腐屋の特別Menuがコレ・「豆禅そば」。
油の浮くラーメンとは違い、汁は全部ゴクゴク飲みほして、無駄ない食事。
また京都に来る時は立ち寄りたい店です。

ところで、今回京都に来て実に残念だったのが、あのタンゴ喫茶「クンパルシータ」が閉まっていたこと。なかなか出てこない珈琲とオバちゃまの会話が楽しみだったのに、、、、