ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

小沢昭一の放浪芸シリーズ唯一の映像作品

2012-12-31 16:10:20 | 芸能
有名人でその年に亡くなった人をテレビで見ると、年末だなぁと思います。旅行中だったのもあって知らなかった小沢昭一さんの訃報。

日本の放浪芸シリーズのCDのうち、唯一の映像作品がDVDとして出ています。かなり貴重な映像ばかりで、あるうちに買っておいた方がよいかと。
これに影響を受けて、インドラジャスターン地方へ行ったこともあります。

「新日本の放浪芸」~訪ねて韓国・インドまで~ [DVD]
<収録内容>[1]尾張萬歳(愛知県知多市)/三曲萬歳(三重県鈴鹿市)/阿呆陀羅経(大阪市西成区山王)/ちょぼくり(新潟県佐渡郡)/春駒(新潟県佐渡郡)/猿まわし(山口県玖珂郡周東町)/インドの猿まわし(インド・デリー)/熊つかい(インド・デリー)/人形あやつり(インド・デリー)/伊勢太神楽(三重県桑名市)[2]ナムサダン(男寺党)/いたこ(青森県青森市)/物売りなど・ソウル市街頭風景/ムーダンのクッ(巫女の祭祀)/絵解き『源義朝公の最期(野間大坊)』(愛知県野間町)/絵解き『聖徳太子伝(瑞泉寺)』(富山県栃波郡井波町)/ボーパその1(インド・ラジャスタン州ジョドプール)/ボーパその2(インド・デリー)/のぞきからくり『幽霊の継子いじめ』(新潟県巷町)/のぞきからくり『不貞の末路』(佐賀県鹿島市)/バナナ売り『ザ☆バナナメイツ』(ウソ)

2、インドネシア・スンバで行商人を泣かす

2012-12-31 14:01:42 | 
ティモール島からメルパチ航空でスンバ島へ。まずはワイガブバッに滞在。
ここは、標高600mで緑も多く夜は涼しく快適な気候。埃っぽいマーケットのある街は活気があってバナナから海岸部で獲れたらしい魚など何でも売ってます。そんな街の丘の森にも、巨大とんがり茅葺屋根のカンポンはありました。
でも最初は、外部の我々が観光で訪れるのは恐れ多い気がして近づけませんでした。



ロンプラを読むと、入り口で記帳して100円程度の寄付をして入村する体制がとられており、大体どこのカンポンでも歓迎してくれることを読み、カンポン巡りを始める。
これはカンポンの典型的なお家。運命共同体であります。精霊信仰、首長・平民・奴隷の社会構造、イトコ結婚、興味は尽きない。高台に位置する村多し。屋根のとんがった部分に精霊が住んでいる。
彼らにはとって、家屋そのものが小宇宙を表しており、家屋とは儀礼の場である。
家屋の内部が左右に分かれていて、右側が公的かつ儀礼的空間で男性の領域、左側は私的かつ世俗的空間で女性の領域。高床式住宅は天上・地上・地下の三界思想に通じ、天井裏は聖なる場所で非常食などが保管してある。床上は居住場所で、床下は豚や鶏など家畜や家禽の飼育場所。
一昔まえの沖縄も、豚便所だったよな~、見たこともしたこともないけど。
大家族制の集合住居は、敵の襲撃に対する要塞の機能をもつ。共同防衛作戦だ。首狩り(→のため隣村を襲ったり襲われたり種族では防衛のための構造が頑丈で、敵襲に対する防御の仕掛けがあるらしい。
しかし、彼らが首狩り族の敵の襲撃以上に恐れるのは魔物の侵入。家の装飾の彫刻や絵画や天国に繋がる生命の樹のモチーフは魔除け呪い。
プライクレンブン村~タルン村~ワイタバル村




街から2時間ほどで美しいビーチ「パンタイ・マロシ」へ。世界で沖縄の海が一番美しいと信じている私もびっくりの美しさ。1ミリ位のまん丸の砂が土産。貝殻も思わず拾ってしまう。


どこでも、女の子はかわいいね。パスガ村

ワイガブバッ滞在中は、街から徒歩圏内のカンポンと南のワイガリ村、カデンガ村(火事でトタン屋根へ変貌)、プライゴリ村へは工事中で行けず。東のパスガ村、ガルバクル村を訪問。中でもワイガリ村辺りは、近代文明からもっとも離れていてスンバらしい固有の文化が残ってるような気がしました。
さて、子連れ最大の難関、5時間の車移動。スンバの東の町ワインガプへ。手元にある地球の歩き方のコピーに載ってた「トラベル」と呼ばれるワゴン車を予約。普通のバスとさほど変わらない値段で、それぞれの家から家まで直接運んでくれて便利。
車が東へ進むにつれ、緑の田園から乾燥した痩せた土地の風景へと変貌していきます。しかし、道は急カーブと坂道の連続。前の席の地元の子供は、5時間「オエオエ」吐きっぱなし。可愛そうだが、どうしようもないね~


街からベモで5分の「プライリウ村」


スンバ最大の町の近郊にあるせいか、村の若者も英語が喋れたりして垢抜けている。
スンバ島イカットの中で売れ筋が、この髑髏(どくろ)の図。先祖の霊を表わす聖なる布だが、首狩りして首を木につるして並べる“首の木”が可愛いと、外国から買い付けにくる者が多いとか。


先祖の王を祀った巨石墳墓。王家の象徴のワニや水牛、村によって様々なものが彫りこまれている。一般家庭のお墓も庭先にあり、亡くなってからも共に暮らしているのだ。


首狩りや、奴隷売買などの風習も20世紀に入るまで行われていた。

村を何ヶ所も巡り、慣れてきたので、だんだん買い物モードに。宿の前にもイカットや刀やアクセサリー売りがやってきます。私は、牛の角で彫って作った人の顔をした魔除のアクセサリーに興味を持ち、そく値段交渉。
一番小さいので一個およそ1,000円のものを、買わずに帰る作戦など駆使して、最後に三個1,000円で落としました!
今回は、頑張ったと自分を褒めようと思いましたが、行商人の顔を見ると、どことなく悲しそう。売れたのにそんな顔するなんて、安く値切りすぎたか、、、、
部屋に戻ってから「彼らは、仕入れ値などより、その日の現金収入が大事で、生活のためについつい採算を度外視して売ってしまうのかも」と罪悪感にかられました。
ま、しかし、翌朝、その行商人はホテルの前へ来て、万遍の笑顔であれこ商品を勧めてきました。
やっぱ、ワタシいいカモかも、、、











角が下にぐるんと伸びて情けないお顔

1、インドネシア・東ティモールで早くもボラれ、、、

2012-12-28 08:02:35 | 
3週間のインドネシアの旅から沖縄へ戻って来ました。赤道直下、極暑の地からクリスマスの沖縄へ帰ると、生ぬるくもさわやかな天候。ほっとしました。


バリ経由で、旅のメインは独特のモチーフで彩られた「イカット」(絣織)が名物のティモール、スンバをアイランドホッピング。依然、多くの人々が「マラプ」という精霊信仰に基づく古代ながらの暮らしは、一昔前の沖縄の暮らしのようでもありました。

インドネシアというと、スリや押し売りが多く厄介なイメージがあったけど、そういうのはジャワ辺りのことで、うちらが行った英語も通じないような島々は、皆とってもフレンドリー。挨拶すれば必ず笑顔が返ってくるし、わが子を見ると話しかけてきたり、ほっぺを触ってきます。子供好きって土地は、たとえ貧しくても幸せなところです。



N.T.T.(電話じゃないよ、Nusa Tenggara Timur州)の州都クーパン、かっらっとしてるけどメチャ暑い。街では、大音量でヒップホップを流すベモ(ミニバス)が行きかう。車内はジミヘンやチェゲラバのポスター、フロントガラスには日本のゲーセンで取ってくるような少女趣味のぬいぐるみを飾るのがかっこいいらしい。
ちょくちょく来日しているザカリアスさんの工房は発見できず、ロンプラにも載ってる街から30分のOebeloにあるPakさんの楽器工房へ。
この幻の楽器「サザンドゥ」、言い値の7割の値段で商談成立したところ、この(左)ジイサン急にご機嫌になりました。
かなりの上機嫌、、、、
しまった、、、、



街は、けっこうゴタゴタ(インドほどじゃないけど)歩くのに神経使います。



でも、ボール蹴らせてくれたり



お菓子もらったり、ぶらぶらするだけでも楽しい!

インドのネシアの宿の状況

2012-12-01 11:36:15 | 
まだ息子が歩かなかった頃は、日本全国あちこち回って、紫の煙の香しいヒッピーコミューンのアジトや納屋みたいなところへ泊まったりと、割とどこへでも行けました。

今回、小さな円を描いてくるくる回ったりムーンウォーク(バック)して、普通に真っ直ぐ歩きたがらないよちよちの2歳児を連れての初海外。
ローカルな乗り物や原住民の村へ侵入するにあたって、せめて宿くらいは確保しておきたい。インドネシアは、微笑みの国タイやマレーシアと違ってスリも多そうだし手ごわそうな予感。

バリは国際的な観光地なんで、宿は高級なとこから、安宿まで数え切れないほどあります。宿研究と予算の関係で「ホームステイ」「ロスメン」などと名の付く個人経営の朝食付き民宿が主な候補。安宿とはいえ、ベランダ付きだったり、ライステラス(田んぼの眺め)が売りだったり、熱帯植物や苔むした庭がステキだったりとバライティーにとんでます。

可能な限り色んな所に泊まり歩きたいのですが、評判の悪いところは避けたい。しかし、バリの芸能の中心ウブドをトリップアドバイザーなどで見ると、世界一宿が多いんじゃないかと思われるほど高得点の宿がずらりとならんでる。仕方なく予算内(一泊3名で1000~4000円)の宿の写真と口コミを解読(英語苦手アルネ)、ホームページやbooking comなどの予約サイトも参考にしながら、立地と雰囲気がかぶらないようにピックアップして予約メールを入れました。
メインの秘境ヌサ・トゥンガラ諸島はさすがにネット予約できる安宿はわずか、ほとんどTEL予約か飛び込み。一軒だけ、ワイガプパッによさげな「mona lisa」というコテージがあったんでメールを入れました。
2件は当日返事が来ましたが、残りは(monalisaも)3日も4日たっても返事が来ない。すぐ返信のないところはまずだめですね、確率的にはおよそ4割と低いです。予約できる宿は限られますが、bookingcomやagodaなどの大手の予約サイトを使えば、その場で一方的に予約確定となるんですが、この様子だとやはり宿からの直接のメール返信をもらわないと不安ですな。

インドネシア到着初日から3泊は、バリのサヌールの「flash backs」(しょっぱなからフラッシュバックしっちゃってどうしましょ~)に決まってるので、そこから予約の電話入れてみましょうね。オフシーズンだから大丈夫でしょうが。


ベビーカー持って行かないから、田んぼに落っこちないよう真っ直ぐ歩行してくれよ~