ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

大友良英コレクティブオーケストラ@沖縄宜野座

2019-09-23 09:46:00 | 音楽
かれこれ7年前、、、


大友さんのギターをボーっと眺める2才のヒビビ君。
沖縄移住直前、大阪でのイベント。
東北の震災以降、北は北海道、南は西表島まで放浪家族してました。
農家の手伝い、牛のうんこ掃除、宿のヘルパー、楽しかったな~




そして、その7年後(ついこの間)




大御所相手に、指揮するまでになりました。







アジア諸国を回ったり、テレビドラマの音楽でなどで大忙しの大友さんが、やっと沖縄本島へもやって来てコレクティブオーケストラをやってくれた。
楽器弾けない子供も、平等に楽しめる即興のオーケストラ

簡単な合図で音を出す。
その合図も細かいキメごとはなく、誰でも合図を出す役をやれる。
無駄な音出したり間違えてもオーケー。



住んでる場所と年齢が同じという理由だけで、個性を押さえて同じ方向を向かされる学校の授業とは真反対、
オーケストラという形を目指しはするが、一人一人を尊重し個性を認めて音楽を楽しむ。

何度やっても出来ない逆上がりを、人前で何度もやらされコンプレックスを植え付けるのが、自分の小学校の頃の教育だった。
今は少しは変わっては来ているようだが、沖縄の片田舎の学校はどうだろうか。のんびりした校風ではあるけど。
ま、現首相の写真がやたら載っている教科書で学ばなくてはならない石垣よりはマシなはず。



がらまんコレクティブオーケストラと名付けられたこの企画は全三回で、まだ二回残ってる。
そして、12月の最後の回は、宜野座の道の駅で入場無料のお披露目会❗




もう一度観たい!ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

2019-09-03 20:53:00 | 映画・読書
タラのワンハリ、初日に観ちゃった。

本部はもちろん、人口の多い名護市にも映画館はなく、遠く離れた沖縄中部か那覇市まで行かないとならない。
 
時間もガソリン代もかかるので、なるべく他の用事と併せて観るのである。


「今、クエンティン・タランティーノのワンスアポンアタイムインハリウッドやってんのか、
じゃ、丁度時間が合うからこの際観ておくか、、、」
てな感じ。

比較的、新しいもの好きなワタシにとって、もはや今更な監督ではあるが、
この夏、容姿も雰囲気も含めタラの映画から飛び出してきたかのようなバンド
「クルアンビン」
が、ジャンルを問わず音楽を聴くような多くのグッド・ミュージック・ファンに、新しい価値観を打ち出してその影響甚だしいので、本家の方も見直しても良いかという気分だった。



1969のロック特集が、NHKFM.で色々やっていて(これらも今さらな感じではあるが)
2019の今年って、ちょうど+50年なんだね。
自分的には、パンクが同世代で、ヒッピーカルチャーは一昔前の話と思ってたら、
今の人から見たら、ロックのあの時期の変遷なんて、自分にとっての戦前の事柄のようなものなんだな。

1969と言うと米英では、ウッドストックを代表する若者文化の頂点で、その直後に様々な暗い事件で流れが変わり、ラブ&ピースの幻滅、商業主義の音楽台頭等、泥沼の70年代へ向かうという大転換の年。




映画は、そんな1969年の、ある三日間にハリウッドで起きた架空のお話。

まず、音楽と映像の中の世界に居るだけで楽しい。当時の若者の音楽、ファッション、車、、、
ヒッピーや夏フェスに憧れをいだくことのないワタシにも、何だか不思議と心地好い。

実際に、当時のハリウッドにいる気分なんだな。これ、もしや子供がデズニーランドに居るだけで楽しいのと同じかしら~




後で知ったが、映画を観に行く前に「シャロン・テート殺害事件」を予習しておくと良いと。

チャールズマンソンのアルバムはアシッドフォークと言う触れこみで買って、愛聴してた。特に最初の一曲目。でも本性は2曲目以降現れるんだな。狂気の名盤。
オウムの麻原彰晃の「しょ~こう♪しょこうしょうこう♪」と比べたらあきません。

そして、マンソンが女優とポランスキーを殺したんだっけかな、位の知識はあった、が。






あれ、そういえばポランスキー監督の映画って2000年代に観てるな、、、





ボタンの掛け間違いは、映画を観る前から始まっていた






主役が、ブラピにデカプリオという個人的には余り好みでない二人。まあ、ジョニデが後で出てくるからいいや、とか思って。



「王子様みたいな、金持ちのポランスキーめ、世の中から相手にされずテロ行為を起こさざるを得ないジョニーディップに、早く殺されないかな~ワクワク」と観てたわけで。

これ、もう、

「2019年、もう一度見たい映画ナンバーワン」に輝きました!






映画の解説などでは、音楽素人ライターによって、才能がなかったように書かれてたりしてるが、大間違い。今聴いてもゾクゾク鳥肌が立つ。
タラは、女優として活躍する前に無残にも殺されたシャロンテートに光を当てた。
が、カルト、狂人としてだけ扱われて、2017年刑務所で亡くなったマンソンの音楽的才能にも、光を当てたい。









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